忍者ブログ
* admin *
[39]  [40]  [41]  [42]  [43]  [44]  [45]  [46]  [47]  [48]  [49
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

* だってパパの日だもん。*
--------------------------------------------------------------------

2005.06.19.sun

 季節は梅雨に入り、傘が手放せなくなった6月の第三日曜日
日曜日だというのに、所要のために出かけたシンタローが自室に戻ると・・・そこは
部屋が部屋じゃなくなっていた・・・。
否・・・確かに部屋には間違いは無いが、出て行った時の室内の作りとはかけ離れていた。

「何だ・・・コレだ・・・・・・」
午後はゆっくり休もうと思いながら、ドアを開けた瞬間に目に飛び込んでくる部屋の異変に、後ずさると外に出て扉を閉めた。
キョロキョロと周りと見渡して、閉めたドアを見つめれば、確かに自室の扉に間違いない。
その扉を10秒間は見つめただろうか、目蓋を閉じて深呼吸を2・3繰り返すと再びドアに手をかけた。

「あのバカ・・・・・・」
まず目にはいったのは、やや不機嫌な顔をレンズに向けて、オヤジの膝に座っている幼い自分の写真。
それだけでも、軽い眩暈に襲われるのに、リビングへと向かう廊下の壁には、幼い頃の自分とオヤジとが一緒に写った写真が、ご立派な額 に納められ・・・年齢ごとに並んでいる。
これがいつ、どういう時に撮ったかなんて、考えたくもない。
リビングのドアを開ける頃には、壁の写真もずいぶん成長したものへとなっている。
きっと、この先にはまた目を見張る光景があるに違いない。
そして、こんな馬鹿なことをした張本人もいるに違いない。
引き返すことが出来たらどんなにいいか・・・
しかし、ここは自分の部屋で唯一安らげる空間だ。意趣返しにオヤジの部屋の内装も変えてやろうか・・・
そんな考えがシンタローの中をよぎるも、そんなことをして懲りるような奴ではないことを自分が一番知っている。
意を決したようにのドアを開けると
やはりそこにあるのは・・・
変わり果てた自分の部屋だった。
シンプルな作りでゆったり座ることができるソファーは、上質な革張りの真っ赤な椅子に変わり、ドーンとリビングの中央に置かれている 。
その前には、カメラが数台設置されいて。
そして、本来あったはずのテーブル・テレビ等の家具は一掃され、跡形も無い。
ここが自分の部屋だったかも怪しくなってきた・・・。よろよろと、歩を進めればフカフカとした絨毯の感触に目を落とすと、これまた真っ赤な絨毯にすり替わっていた。

もちろん、革張りの真っ赤な椅子には、この仕業の張本人が座していて・・・
「やあ、シンちゃんおかえり」
にこやかに微笑む、マジックの姿があった。
「・・・・どういうつもりだ」
部屋を出るまでは、替わった痕跡など一切なかった。と、すれば自分が出かけた数時間のうちに勝手に部屋にはいり、あまつさえこのよう な内装ができるのは、計画的な犯行の何者でもない。
なぜ、そんな行動にでるのか・・・全くわからない。
「なにが?」
優雅に足を組み替え、顎に親指を添えながら楽しげに微笑を浮かべるマジックと視線が絡み合う。
無言で「このことだ」と言わんばかりにシンタローが顎をしゃくると、
「これのこと? だって今日は『父の日』だよ。ちょっとぐらい勝手してもいいだろう。さあ、昔みたいに写真を撮ろう」
ときた・・・。

・・・ちょっと? これがちょっとのレベルかつぅーの!!
おまけにいつも、好き勝手にしてる奴が、それを言うな。
「おい、父の日がどんなもんか知ってんのか」
「日ごろの感謝の気持ちを父親に表す日だろう。つまり、父親である私はシンちゃんから日頃言えないような、感謝の気持ちを身体で示し てもらえる。というシンちゃんがパパにご奉仕する日だね」
・・・なんで、体限定なんだよ!!アーパー親父!!
「誰・・・が、てめぇに感謝なんか、するかっ!!」
ぐっと脇でにぎり締めた拳を開くと、手の平をマジックに向けて眼魔砲を一発。
しかし、悔しくもそれは弾かれ、室内の壁に当たった騒音と、目の前を覆うほどの煙が室内に漂う。

やはり、ダメか・・・。
室内の様子は砂埃で未だ確認することは出来ないが、予想できる惨状に短く舌を打つ。
イライラと乱れた髪を掻きあげようとした時、突然伸びた手によってシンタローの腕が捕らえられた。
「いけない子だ。いくらパパのお膝に乗って、写真を撮るのが恥ずかしかったからって・・・これはダメだよ」
「っ!離しやがれ!!」
抗うシンタローをよそに、無理やりシンタローの腕を引き・・・
「うわっ!」
っというシンタローの声とともに、マジックへと倒れこんだかと思うと、気づけば椅子に座るマジックと向かいあうようにして、男の腿を またぐようにして座るシンタローがいた。
「な・・・・・・ッッ」
いくら不意を突かれたとはいえ、屈辱的すぎる自分の格好にシンタローは目を大きく見開いた。
その唖然とした、驚きのあまり動きが静止した様子に、マジックは目を細める。
「可愛いよ。私のシンタロー」
そう言ってシンタローの腕を掴んでいた手を離すと、背中へと腕を回し拘束を強めた。マジックの上機嫌とは裏腹にシンタローの怒りのボ ルテージはあがる一方で
「離せ! オレは疲れてるんだ!早くゆっくり休みたいんだよ!!」
自分の格好への羞恥心と、マジックのあまりなご都合主義な考えに、どうにかして膝から降りようともがくも
「休む前に『父の日』だろう。昔みたに写真を撮るまで離さないよ・・・・・・まぁ、昔とはだいぶ違う写真になるだろうがね」
そう言ってシンタローを離すどころか、腕の拘束を強めると荒々しく唇を重ね合わせた。

2005.07.02.sun

「っ!?」
どうにかして、マジックを引き剥がそうと両腕で男の肩を押しやろうとしても叶わず、それどころかますます拘束が強まった。
生暖かい舌が、シンタローの閉じた唇の表面を入れてくれとばかりに、なぞり上げ舐めまわる。
辛うじて動く首を左右に振りながら唇を離そうとするも、執拗に唇が追いかけてきて、息苦しさにシンタローは眉を顰めた。
とうとう息苦しくなってシンタローが口唇を開くと、マジックはその隙間から舌を忍びこませてきた。
 その舌に歯を立ててやろうとするも、男は一枚上手で・・・
「・・・・・・っ、う・・・ん」
シンタローは呻くだけで、歯を立てることが叶わなかった。
マジックの指が顎の噛み合わせの部分をガッチリと押さえこみ、それを許さなかったからだ。
「んっ・・・・・・、んぁ」
舌を絡めとられて、軽く甘噛みされながら、強く吸われるとシンタローの背筋に電流のような快感が何度も走る。
傍若無人な舌の動きに、いやらしい水音が響いた。
意識まで絡めとられそうな巧みな動きに朦朧としつつも、このままキスに溺れたくなくて、両肩に置いた腕に力を入れるが力が入らない。 それどころか、
「・・・・・・っや・・・・・・っ」
キス以外は何もされていないというのに、下着の中のシンタローの性器が窮屈そうに自己主張をしはじめて・・・
自身の性器が濡れる感覚に身震いすると、シンタローは上擦った声を漏らした。「まずい!」というように力を振り絞っ て男を突き放す。
「おっ、と・・・暴れると落ちてしまうよ」
マジックは背中に回した腕でずり落ちそうになるシンタローの腰を抱えこむと、さらに抱き寄せる。
「も・・・よせっ!」
息を乱しながらもきつい眼差しを向け続けるシンタローに、マジックは唇の端を吊り上げて笑いながらシンタローの耳朶に顔を近づけ る。
「なぜだい?」
鼓膜に響く低い声が、シンタローの官能を掻き立てる。
「キスだけでこんなになってしまったから?」
背中に回していた手を離すと、シンタローの軍服の膨らみをソロリと撫でた。厚い軍服の上から狙いすましたように、先端をなぞりあげ シンタローを追い詰めるように。
「あぁ・・・・・っ」
全身を走り抜ける快感に、マジックのジャケットに縋りつくようにして身を屈ませた。
「随分と窮屈そうだ・・・溜まっていたのかな?」
男の口唇がシンタローを耳朶を包み込む。ぴちゃぴちゃとわざと濡れた音を立てながらシンタローの耳朶に吸い付く。
「・・・・っ・・・う・・・」
シンタローは呻くように唇をわななかせるも、下着の中の性器が硬くなり始めるのに、身を強張らせた。
(嘘だろ・・・冗談じゃない。たかがコレぐらいで・・・)

2005.07.17.sun

直に触られたわけでも無いのにこの状態・・・。
自分の体が恨めしくて仕方が無い。どうしてこんなにも、感じてしまうのだろうか。
このままだとまずい。
今までの経験からすると、かなりやばいパターンだ。
せっかくゆっくり休めると思ったのに冗談じゃない。
おまけに明日は勤務がある。
万が一軍服を汚したとしても、替えはある。だからといって、この軍服を汚すわけにはいかない。
「どうする?このままだとゆっくり休むどころの話じゃないよ・・・ここを高ぶらせたままではね」
マジックは服の上から性器を鷲掴みにすると、やわやわと揉むように指を蠢かす。
「っ・・・はっ、ぁ・・・・・・」
シンタローは、悔しげに表情を歪めて呻き声を漏らした。
「それとも、このまま出してみる?」
「・・・・・・・・・ッ」
じんわりと広がる感覚に、先走りの液体が下着を濡らしているようで、シンタローは羞恥心と怒りで頬を紅潮させるとマジックを睨めつけ た。
(冗談じゃない!!そんなふざけた真似など、できるはずが無い)
「嫌?それなら自分でしてみたら・・・・・・ほら、もう収拾がつかないほど硬くなってる」
「あぁっ・・・」
「子供みたいにお漏らししたくは無いだろう?・・・・・・ああ、子供の頃はよくお漏らししてたよね。今みたいに目を潤ませて、下着を 隠そうとしたっけ」
「あぅ、やめ・・・触るなっ・・・ひゃ」
「ほら、どうする?もう下着に染みができてるかも・・・シンちゃんのいやらしい染みがじっとりと・・・ね」
服ごとシンタローの性器を掴むと、揉みこむように上下に抜き差しを数回繰り返したかと思うと、マジックは手を離した。
すぐそこまできた快感に身を震わせながら、額をマジックの肩口にこすり付けると、荒い甘い呼吸を繰り返す。
「っはぁ・・・あぁっ・・・・・・くっ、ん」
どんなに呼吸を繰り返しても、一度灯ってしまった火は消えそうになく、油断すると射精してしまいそうで・・・。
それだけはしたくない。
このまま下着の中で射精してしまう事だけは避けたい。
それなのに、それは着実は迫っていて。
シンタローはやや悲痛な面持ちで、唐突に手を離してやんわりと、ただ抱きしめる男の顔を見上げた。
「シンちゃん、脱ぎたいだろう」
シンタローの言いたいことは分かっているよ。とばかりに、男はシンタローの耳元でゆっくりと囁く。
「このまま、下着の中で出したくはないだろう。さぞや、気持ちが悪いだろうからね」
「あっ、あぁ・・・・・・はっ」
背に回った手がゆっくりと下がっていったかと思うと、シンタローの後孔で止まり、思わせぶりな動きをはじめる。
こみあげる射精感に、ごくりと口内に満ちた唾液を飲み込むと、マジックの袖口を力いっぱい掴むと爪を立てた。
いくら服ごしだといっても痛みは感じるはずなのに、マジックは眉一つ動かさずに笑みを浮かべると、シンタローを見下ろす。
「脱ぎたくは無いのかな」
男の指は後孔を服ごしに撫でるだけで、シンタローのズボンを脱がすような動きは見えない。
シンタローが嫌な予感に身を振るわせると、正にそれは当っていて。
「シンタロー・・・前をくつろげてもいいんだよ」
男は淫猥な笑みを浮かべて、最後通達だというように囁いた。

2005.08.14.sun

悔しい。
男はどうあっても、自分で下を脱ぐまでは許す気がないようだ。
いつもは勝手にする癖に・・・。
このまま熱を発散せずにいる事のできない事を分かってて、追い詰める。
こんな風にしたのは、すぐ目の前で冷静な顔をした男のせいなのに。

「・・・・・・っ、離してくれ!」
シンタローはマジックの袖口に置いた手を離し、押し寄せる快感に耐えるように軍服の腿辺りを握りしめた。
「どうして?」
「どうしッ・・・・・・脱げないだろうが」
自分で脱げといいながら、後ろに回った手を外そうとしない男を睨みつけるも
「このまま出来るだろう、前をくつろげるだけだ。腰を浮かしてやるだけだよ。・・・それとも手伝って欲しい?」
「ち、きしょう・・・・・・クソ親父」
握り締めた手を一層強くしてから指を離す。快感に微かに震える指を、自分の前に持っていくと金具を外しファスナーをおろしてゆ く。
「・・・・・・あ、ぅっ」
すでに限界を迎えつつある性器には、ファスナーとの摩擦でさえ痛いほどの快感で、最後までおろす頃には荒い呼吸を繰り返してい た。
「まだ、終わりじゃないよ。この後はどうしたらいいのかな」
たかが、ファスナーを下ろすという造作も無いことでさえ辛いのに、腰を浮かせてズボンを下げるなんて事を出来るとは思えない。
ともすれば、すぐにでも開放してしまいそうな程なのだから。
シンタローは勘弁してくれ。というように、力なく頭をたれると乱れた髪を左右に振る。
「ギブアップ?シンちゃんはいつまで経っても甘えん坊だね。」
マジックは仕方が無いと苦笑を漏らすと、シンタローに自分の首に腕を回させてる。そのまま引き寄せると、男に抱きついた膝立ちのよう な体制になった。
「残念・・・遅かったみたいだね、シンちゃんの下着にシミが出来てる」
マジックの手が器用に、シンタローの下半身を露にしていく。下着ごとズボンを膝まで下げると、片手をスーツの腰ポケットに忍ばせた。
「・・・・・・シンちゃんそのまま首を後ろに回せる?」
訝しげに、言われるがまま首をなんとか左方向へと回した瞬間、
「・・・・・・っ!!?」
まばゆいばかりの、閃光が走った。それが、カメラのフラッシュだと認識するには随分かかって、その間にも何度か一瞬の光が目に入る。
「・・・いい眺めだね。 シンちゃんも、いい写真ができたと思うだろう」

2005.08.15.mon

マジックは、ニヤリと笑った。
シンタローのズボンは膝までおろされ、下半身がむき出しの状態で、カメラには浅ましく腰を突き出したような格好になっていることだろ う。
羞恥のあまりに目眩がする。
「っ!?・・・・・・悪趣味だぞ!」
何とか、腰を落とそうと暴れてみても、快楽に力の抜けた体では全く歯に立たない。それどころか、肩膝を肘掛にかけられカメラにむかっ て大きく開く形となった。
「私は、何事も記念を残さないと納得できないタイプなんだよ」
今更だろう。と淫猥な笑みを浮かべて、シンタローの首筋に紅い跡をふらした。
「・・・・・・く・・・ぅ・・・」
「折角だから、このまま出しておこうか」
羞恥に怒り狂うシンタローを無視して、綺麗に折り畳まれているハンカチを取り出すと、それでシンタローの性器を包み込んだ
「あうっ」
限界まで張り詰めた性器には、布に包まれる感触でさえ刺激的で、ブルリと体が一層振るえあがった。
「すごいよ、ハンカチで覆ってるだけなのに、シンちゃんのいやらしい汁で、ヌルヌルしてる」
やわやわとハンカチごと、性器を揉まれるな愛撫に溜まらず、シンタローはマジックの顔をかき抱くようにして抱きついた。
「あっ、は・・・・・・ああ!」
シンタローは大きな声をあげながら、自身からどくどくと精液が流れるのが分かった。
「たくさん出したね・・・直接飲めなかったのが残念だ」
そう言うと、力なくマジックに縋り付いたままのシンタローを膝に戻した。
ハンカチでは受け取ることが出来ずに、指についたシンタローの精液を、一本ずつ丁寧に舌で舐めとる。
「そんなの・・・舐めんなよ・・・キチガイ」
その様子が嫌でも、視界に入りボソっと呟いたうんざりとした声さえも、マジックは聞き流さない。
「シンちゃんのは、甘くてとっても美味しいよ・・・」
わざとシンタローに見せびらかすように、指の根元から指先へと舌全体を使ってねっとりと舐めとると、口に含んでチュウっと音を立てて 吸い付いた。
「ほら、シンタローにも分けてあげる」
唐突にその指をシンタローの歯列を割り、口腔へと押し込む。


2005.08.21.sun

「むっ・・・う、んんっ・・・」
マジックの長い一指し指と中指が、シンタローの口腔を動き回り、追い出そうとする舌を指先に捕らえて絡ませた。
舌先に触れた指先から、じんわりと苦味のあるものが広がっていくのが分かる。
それを避けるように、顔を振って男の指に歯を立ててやろうとするのに、もう片方の手がシンタローの噛み合わせの部分をがっちりと押さ え込み叶わない。
「っぐ・・・んぅ」
男の無遠慮な指先によって視界がぼやけた頃、ぴちゃりと濡れた音ともに、指先が離れた。
「どう?自分の味は・・・」
「最低・・・・・・」
変態的な行動と親父に向けて放った、地を這うようなシンタローの声に、濡れた指先をシンタローに見せびらかせながら、マジックは愉し そうに笑みを浮かべる。
そして、シンタローの唾液で濡れた指を、露になった下半身へと忍び込ませた。
「ふふ・・・そうかい? でも、気持ちよかったんだろう?」
マジックの指がいたずらに、蕾の縁を何度もなぞりあげる。
「ん・・・この変態!もういいだろうが、離せよ!」
屈辱的だが、マジックの望むようにカメラにおさまったはずだ・・・。
あんな体勢をとられて、思い出したくもない。
なのに、目の前の男は一向に離す兆しが無い。それどころか、下半身にまわった指が怪しく動いている。
「口が悪いね・・・。全く、お前の口の悪さは誰に似たんだろうね。今日はパパの日だからね、シンちゃんから労いの言葉をもらうまでは 、離さないよ」
「んっだと!・・・ふざけろよ、テメェ!・・・あっ」

*2005/06/19 * Father's Day *

☆To be Continued・・・☆近々、お会いしましょう~。明日と言えないのが悲しいです。。
--------------------------------------------------------------------------------
 ↑本当、微妙すぎてすみません。
  まとめてUPせんかい!っとお叱りの言葉と、石が投げられそうです。ごめんなさい。
  一応、頑張ってるよ。と誠意を見せてるんです。はい。
  どうも、パパンが勝手に動くものだから、話が思っていた方向からズレはじめてしまいました。
  このままだと、奉仕が奉仕が・・・。くぅぅぅ、とはいえ、今更奉仕といっても、一度はやっている事になったり。
  悩まされます。というわけで、今回もやはり言葉責めです。す、すみません。。。
  もう、構想が台無しです・・・。あそこでイかせなければ良かった。

  毎日更新します!と大きなことを言いましたが、私には無理でした。ごめんなさい。
  出来る限り、更新しますので気長にお待ちいただけると嬉しいです。
  微妙な更新ばかりで、申し訳ないですが・・・お付き合い頂けたら幸いです。
  
  
【この小説について】
 ちなみにこの小説は、「GATE」の蒼野さんのチャットに参加させて頂いた時にでた扉絵記念企画です。
 ガンガン7月号の扉絵が父の日にちなんだ、パパとシンちゃんの扉絵でしたので、それを記念して父の日は紫のバラのTOPでといいう ことになりました。
 (あれ、違うかな?)
 父の日にいくつかのサイトさまが紫のバラのTOPで、驚いた方も多いかもしれませんね。
 うちも1日だけバラTOPさせて頂きました。


PR
ニュ-イヤ-★ランデブ-


『新妻』生まれた時から・・・途中家出を経験したものの一緒にいるので新妻といえるかは別として、無事(?)結婚して一応新妻という位置に落ち着いた。

現在のガンマ団総帥であり、前総帥の『奥さん』という肩書きをも得たシンタロー。

本人は、はなはだ納得いかないという感じだが、シンタローのハートを射止めた『旦那様』のマジックは積年の思いを叶えたとばかりに笑顔が耐えない。

全く対照的な夫婦。

どうやって結婚までこじつけたかは、別の話として今日はそんな二入が結婚して初めての新年というわけで・・・。

さぞや甘い空気が漂っているかと思いきや・・・



「おい!起きろよ、起きろってば・・・ッ」

前日は夜遅くまで新年を祝い・・・少し羽目を外して、もちろん年越しの夫婦の営みもしちゃったりしてと、シンっと静まる朝の空気にはそんなけだるさが残っている。

そんな朝と言うにはやや遅く、針が9時半をさそうかというころ・・・新年のおめでたさとは少々かけ離れた。

ましてや結婚してから数ヶ月・・・初めての新年を迎える夫婦のというには、おせじにも蜜月とは言いがたい新妻の声が寝室に響いていた。

「起きろよ!!おいっ!!起きろ~~~っ」

パジャマから、黒のパンツとベージュのインナーに着替えたシンタローがキングサイズのベットで眠るマジックの上に跨って、身体を上下左右に揺さぶっても全く起きる気配ない。耳を引っ張って耳元で大声を張り上げてもピクリとも動かない。

そんなマジックの姿に焦れると、おもむろにベットから降りて黒のハーフコートに手をかけながら、最後通達だというように口を開いた。

「今日、福袋買いに行くって、行きたいって前から俺が言ってただろ!!その後、映画と初詣に行くって言ったのは、テメェじゃねぇか。もう知らねぇからな、俺一人で行ってくるから!!映画だって一人でみてやる!!」

それでも、全く起きるない。動いたかと思えば、のんきに寝返りをしたりして・・・

「だから、昨日言ったじゃねぇか!!」

クソっと床に落ちていたクッションを拾い上げると、ベットに横になっているマジックに向かって投げつけた。

柔らかいそれは、目標物にぶつかっても“ぼすっ”とした音しかしなくて、大したダメージにはなっていない。

ドアに手をかけて、起き上がらない男に一瞥するとドアをあけたまま、シンタローは出て行ってしまった。



シンタローがドアを閉め、機嫌を表しているような騒々しい足音がしたかと思うと、これまた派手な音を立てて玄関のドアがしまった。

そのドアが閉まると同時に、寝室ではムクリと起き上がる人影が・・・先ほどどんなにシンタローが起こしても動かなかったマジックがベットの上で身を起こしていた。

チラリとドアに向けると不適な笑みを浮かべて、床に足をおろした。





「チっ、クソ!!バカ野郎っ」

怒り心頭、激昂とはまさにこのこと、街を行きかう人々が思わず振り向いてしまう程に、シンタローは怒りを露にしている。

今、血相かいて後から追いかけてきたら、眼魔砲1発に(もちろん至近距離)、初詣で最前列につくまで一人で並ばせるだけで許してやろうかな。っと思ってたのに・・・来やしねぇ!!

立ち止まって振り返るも、派手な赤いマジックの車も、マジックが走って現れる気配も全くない。

「映画観たいって言ったクセに・・・」

チッっと短く舌を打って、足元の小石を蹴り飛ばすと前に向き直って歩を進めた。



『シンちゃん』

大掃除も終わって、さぁ~これからおせちに取り掛かろうかと、シンタローが重箱を出していると、ダイニングテーブルで昆布巻きに勤しんでいたマジックが話かけた。

『なんだよ』

一端、手を休めてマジックを見れば、終了っ言うように巻き上がった混布の鍋をもってキッチンに移動しながら、唐突に

『映画、観にいこっか』

と笑みを浮かべてシンタローを見た。

『はッ!!?』

今の現状分かってんのか?おせちはどうすんだよっといわんばかりにジロリと睨みつけると、相変わらずの笑みを浮かべて言葉を続ける。

『ほら、仕事ばかりで昔みたいに、特別にどこかに出かけたってこと無いだろう?たまには普通のカップルみたいにデートもいいじゃない』

除夜の鐘を聞いて、近くの神社でお参りして・・・。次の日に、シンちゃんが行きたがってた福袋買ったら、映画でも観にいこう。

ほら、映画雑誌も買ったんだよ。っと見せびらかしていた記憶は新しい。

大体、不本意ながらも夫婦は、カップルって言わねぇんじゃねぇっと冷ややかな眼でマジックのことを見たが・・・。



「それが、コレだよ!!」

あんだけ、はしゃいで映画一つ決めるのに、どれだけかかったっと思ってんだよ。

年甲斐もなく、夜もはしゃぐから起きれねぇんだよ!!

腹が立つ!!っとコートのポケットに勢いよく両手を突っ込むと、右手にくしゃりと紙がつぶれるような感覚がする。

レシートとも違う感覚に、首を傾げながらその紙と思しきものを引っ張り出すと

「あ、前売り・・・」


To be continued

mcv
■ハッピー☆ヴァレンタイン■

どこかそわそわとしてしまう、2月14日。
例えば、少し早起きして髪をセットしたり・・・
身なりを整えたりしてしまう。
なんだか空気も桃色に見えてしまったり。
・・・そんなものは高校生まで。
二十歳を超えたら、チョコがもらえようが、もらえなかろうが関係ない。
と思っている。のに・・・二十歳をとっっっくに過ぎたオヤジが朝からなんかやってやがる!!

「てめえ、何してんだよ」
確か、朝は白のスーツを着てた・・・お昼近くにはベージュ。そして昼過ぎ・・・今身につけている色はピ ンクときた。
胸には赤いバラが刺さっていて。
そんな浮き足だった様子にイライラと髪をかきあげて、ギロリと見やれば・・・
「何って・・・何が?」
姿身の鏡の前に立つと、ハテなとばかりに首を傾げて、親父が俺を見やる。
「だから、何色めきたってんだって言ってんだよ」

次に出る言葉はきっと、「バレンタインだから」に決まってる。っと思いながらも問いかけると案の定、思 った通りの答えが帰ってきた。

「だって、バレンタインだよ」

(そら、きた!!ビンゴ!!)
表情は変えずにやっぱりと・・・
どこまでも季節イベントを味わうやつだなぁっと感嘆としつつも、シラっとした気持ちで冷たく見やった。

(まだ欲しいのかよ・・・)

部屋の中には執務室だっていうのに、足の踏み場が無いほどチョコレートで埋め尽くされている。
こんなにまで、もらってまだもらう気でいるのかと思うと、呆れを通り越して感動さえ覚える。
「そんなに、あんたが甘いもの好きとは思わなかったぜ」
金・銀・赤など色々なリボンと見るからに、高価だと分かる豪華なラッピングが見たくなくとも、目に入る 。
それらを見回して、言葉を漏らした。
どうにもトゲトゲしい言葉が口からついてでる。が、それが嫉妬からだとは思いたくない。
あれだ・・・親父のが俺よりも、チョコが多いから・・・そうに決まってる。
張りあう気など、1ミリたりとも無いが・・・どこか負けているようで、感に触る。
できればこんな日は、親父と顔を合わせてたくない。
・チョコをせびられるか
・チョコをくれるか・・・
・親父のFanの多さを思い知らされるか・・・

3つに1つ。どれも当てはまるから、しゃれにならない。

それでも、親父に用がある・・・なんとか、3つの考えを頭の隅に追いやると、いざっ出陣!とばかりに親 父の部屋に来てみれば、
執務室は、チョコレート部屋にかわっていた。
文字通り、部屋中チョコで埋め尽くされている。これほどまでとは、露にも思わなかった・・・。
もし、部屋がこんな現状だと知っていたならば、絶対来なかったな・・・
こういうときは、あれだ・・・『とにかく、早く用件を済ませて戻るに限る』改めて心に思うと、決意を込 めてマジックを見れば。
目の前の男は、手鏡で前髪の調整をしながら、誇らしげに上目づかいに俺を見つめていて・・・

「あ~これは、置き場所が無いからココに置いているだけ、せっかくのバレンタインじゃないか・・・ね」
などと誇らしげに笑いやがる。

なんで、こいつは一つ一つの動作がこうも気障ったらしいのか。っと頭の隅で思っていると。更に
「別に甘いものなんか、欲しくないよ。どんなにたくさんのチョコや贈り物を貰ったって・・・」
言葉をいったん切ると、俺の右手の指先を手にとって軽く握りしめた。
それは、腕を引けばたやすく振りほどけるほどの力しかなくて・・・その仕草が気障ったらしいのに、なぜ か映画のワンシーンのようで・・・見入って次の言葉を待っていた。

「シンちゃんから、愛の印がもらえなければ意味は無いよ・・・だからこうやって、一番いい姿を見て欲し くて一日に何度も着替えたりして・・・全てシンタローに良く思われたい。と思うからこそだよ。 可笑し いだろう?」
そう言って、手の甲に軽く唇を落とされた。
ひんやりとした、柔らかい唇の感触にハっと我にかえる時には、しっかり手が握られていて強く引いてもガ ッチリと捕らわれていた。
「離せよ・・・・・・」
どんなに腕を引いても抜くことができなくて、腹ただし気に睨み付ければ、やんわりと笑みを浮かべながら 、視線を俺に向けたまま、今度は指先に唇を落とされた。

「シンちゃんから愛の言葉をもらったら、この手を離してあげる」
簡単だろう?っと悪戯に笑う親父が・・・こんなにもチョコをもらいながら、俺からの言葉を欲する親父が ・・・不覚にも可愛いとさえ思うのだから・・・全っっくもって俺も手に負えない。



それでも、甘いに香り酔ったふりして、甘い言葉をつむんでも・・・バレンタインならば許され る。

こんな日だからこそ、たまには・・・・・・な。


2005/02/14
   Happy Valentine


@EnD@

---------------------------------

あ、甘い・・・甘いじゃん!!
そうでもない?
恥ずかしくて、裸足で逃げ出したいので余計ないいわけは言いますまい。
これは、2月バレンタインということでメルマガにてお送りさせて頂いたものになります。
当初メルマガ限定ということでしたが、楽しんで頂けるならばUPしようと、半年以上もたってからのUP です。
確かこれを配信した足で、秋葉原に向かった覚えがあります。
友達の結婚式の二次会にDVDのコメント集を贈ろう!ということになり、編集ソフトを秋葉原まで買いに いきました。
全く何を買ったらいいか、検討もつかず・・・
『簡単できれいにできるのを下さい』とお使いを頼まれた子供のようなことを、ひたすら店員さんに訴えて いたのを覚えています。
あのときの店員さんありがとうございます!おかげで、無事完成しました☆
それでは、そんな思い出とともに(?)気に入って頂けたならば幸いです。
幸央
2005/09/22-UP

zxd
■そろそろスーツのお年頃■


(・・・・・・やっぱりな。)
校門へと向かう足取りが、急に重くなるのがあからさまに分かる。
訓練が辛かったからなじゃい。
学校帰りの一番楽しい時間に、気分をぶち壊すような目の前の状況に、シンタローは俯くと深くため息をついた。
足を止めて、チロリと前を見やりまた、ため息をつく。
ここで踵を返し、校舎へ引き返すことができたならばどんなにいいか。
シンタローにそう思われる元凶真紅の軍服を身にまとった男が校門でシンタローの名を大声で呼び、頭上で大きく手を振っている。
「っバッカ野郎・・・・・・!!」

昔は今日という日が一番好きだった。そして、クリスマスと正月が次に好きだ。
なぜかって、子供なんてみんなそんなもんだろう。誕生日は1日自分の自由にできるし、プレゼントも山ほどもらえる。クリスマスも正月似たようなもんだ。
ようは、なんでも好きなものが手に入るからだけしかない。
いつからか、今日という日が嫌いになった。俺をそう思わせるようになった、元凶は毎年毎年歳を重ねるごとに、俺の気持ちと反比例するように実に楽しそうで。
そんな感慨に耽っていると、またもや自分を呼ぶ男の声。
周りの同級生や後輩たちが、ジロジロと自分を見ているのが痛いほど分かる。
その好奇にも羨望にも似たぶしつけな視線に、チっと短く舌を打つと、慌てて校門に向かいたい気を抑えて、殊更ゆっくりと歩を進めた。

校門から出ると、通行の邪魔という言葉を知っているとは思えないと、確信するほどにドーンと遠慮もなく、艶のあるリムジンが止まっている。
いくら、理事長様だといったって非常識にも程があるだろう。
「シンちゃんおかえり。今日はどうだった?」
呆れ顔の息子に、にこやかな笑みを浮かべて、元凶の男総帥服のマジックがシンタローの肩に片手を置くと
「別に・・・・・・」
そっけなく答えながら、シンタローが肩に置かれた手を払い、リムジンのフロントを回り込んで通り過ぎようとするのを、マジックはシンタローの肩を抱いてリムジンの後部座席に押し込んだ。
「おいっ・・・・・・!!」
シンタローの抗議の言葉を遮るようにして、マジックがシンタローの隣のシートに滑り込むと、ドアを閉めて・・・
運転手に向かって、小さく頷くと車はゆっくりと走り出した。
そして、運転席との仕切りガラスを閉まるのを見てから男は、シンタローの方へと向き直る。

「忘れちゃった?今日はシンちゃんの誕生日だよ。パパとお祝いしようと言っただろう」
「忙しいんだろ。そんなことで、帰ってくんな。だいたい・・・あんなところに乗り付けて、恥って言葉を知らないわけ」
窓の流れ行く情景を見ながら、吐き捨てるようにシンタローが言うと、それをどう勘違いしたのかシンタローの腿に手を置くとゆっくりと撫で上げる。
「パパのことを思ってくれる、シンちゃんの気持ちは有難いよ。でも、パパがシンちゃんが生まれた日に仕事なんて出来るわけないじゃないか」
うっとりと、いい息子を持ったなぁっと呟くマジックの姿に、腿を這うマジックの手を払いのけて、「違げーよ」とシンタローが力なく呟いた。

走り出すこと、数十分・・・
始終無言なシンタローと顔を緩ませたマジックが向かった先といえば、とある有名ブランドで・・・
「お前もそろそろいい年だろう、スーツの10着や20着もっていてもいい頃だと思ってね」
そういって、士官学校の制服を身に着けたシンタローの腕を掴んで、店の中へ入っていった。
「別にそんなのいらねーよ。だいたいいつもは、何かあると呼びつけてる癖に・・・」
シャンデリアに大理石の床・・・豪華な絵画がうるさくなく飾られているフィッティングルームを完備したVIPルームへと通されながら、シンタローが聞こえないほどの小さい声で呟いた。
・・・先日も家具が見たいと言って、家具屋を呼びつけた。
最近ではすっかり、親父がいる時は必ずどこかの業者が集まる始末・・・。
そんな奴がわざわざ自ら足を運ぶなんて・・・と胡散臭そうに背中を見つめるシンタローの視線に気づいたのか、はたまたシンタローの呟きが聞こえたのか、数歩前を歩いていたマジックが振り向いた。
「たまにはいいものだよ。ショッピングというのも・・・ね」
そう言って、楽しくてしょうがないといった気持ちを露に男が微笑んだ。


シンタローは、渋々と上質なゆったりとしたソファーに座ると、運ばれてきた紅茶に口をつけて、シンタローの意向などそっちのけでネクタイからジャケットの色、形を決めていくマジックを見やった。
(誰の誕生日か分かったもんじゃねぇーな)
親父があーでは、やることもない。みるとも無しに、店の装飾に見回すしかなくて・・・しばらく、そうしていると自分を呼ぶマジックの声がする。

「とりあえず、着てみてね。ワイシャツもスーツもオーダーするけど、このまま出かけたいから、感じがみたいな」
渋るシンタローの腕を掴むと立ち上がらせて、スーツ一式を胸に押し付けて、これまたフィッティングルームというには広い・・・入り口以外は全て鏡ばりの空間に無理矢理押し込んだ。
外を隔てるのがドアではなくカーテンというのが、なんだかそぐわないなぁっと無理矢理、持たされたスーツをフックにかけながらふと思う。
こういう部屋なら普通、鍵のついたドアが普通なんじゃないだろうか。
と首をかしげつつも、無理矢理連れて来られた苛立ちが勝るもので、八つ当たりとばかりに力をこめてカーテンを閉めた。

(面倒くせぇ!!)
自分の誕生日というのに、丸っきり親父のペースだ。
こんなのオカシイくないかっ!!っと一人になって、状況が把握できて来ると沸々と怒りがこみ上げる。
せめてもの仕返しにとばかりに、ワザとゆっくりとした動作で制服の襟もとのフックに手をかけた所で、早くも催促する声がする。
「シンちゃん、着れた?」
マジックの弾んだ声を無視して、制服に当たるように乱暴に上を脱ぐと床に投げ捨てた。
そうやってマジックの催促する声を無視しながら、トランクス一枚になると白いワイシャツに袖を通して、下から4段目までボタンを閉めたころで、またもやマジックの声がしたかと思うと・・・・・・・・・
「なっ・・・・・・っ!!!」
「着ごごちはどう?パパがネクタイ締めてあげる」
そう言って、シンタローの返答も待たずにカーテンが開けられマジックが中に入ってきた。
下はパンツだけの、上はワイシャツ姿で驚いて目をみはるシンタローを見ても、マジックは外には出ようとせずに、かけてあったネクタイを1本抜きとると、慌てふためくシンタローの背後に回りこむ。
「おいっ・・・まだ着替えてんだろッ」
後ろを振り向いて、肘を相手に出しながら距離をとろうとするも、シンタローの身体に腕を絡めて、自分に向かって繰り出された肘を掴むと手首にネクタイを巻きつける。
「ふっ・・・スーツ姿も魅力的だけど・・・こうした方がもっといいよ」
シンタローの首筋に顔を寄せて、鼻をすり寄せる。
「どこか、スーツ姿だって・・・!ふざけるのもいい加減にしろっ!」
シャツ一枚の情け無い姿をみて、よくもそんな言葉が出るものだ。背後とられたからといって、大人しくなんてできない。

身体を反転させて、自由のきく腕で殴りかかろうとするシンタローの片腕をなんなく掴むと、その手首もネクタイの端を先ほどと同じように巻きつけた。
そうすると、シンタローの身体の前で両腕の手首が拘束されたような形になる。
「ふざけてなんかない。私は本気だよ・・・いつでもね」
前に回した両腕のうち片方を、シンタローのシャツの中へ・・・もう片方は後ろからシンタローの顎を掴んで固定した。
「ほら、シャツ一枚の姿で乱れるシンちゃんの姿・・・素敵だろう」
前面の鏡に姿をうつして、ねっとりと耳元で囁いてはぴちゃりと音をたてる。

「や、やめろ・・・っ!!」
シンタローの視界には、下にはパンツだけの、だらしなくシャツを着た自分のシャツの胸元から、マジックの腕が忍び込んで自分の乳首を摘む指の動きが見て取れて・・・羞恥心に俯きたいのに、マジックの腕がそれを許さない。
「・・・シンちゃんは敏感だね・・・もう乳首が立ってる。分かる?ほら、パパの指を押し返そうとしてるだろう」
身体を捩り抵抗を示すシンタローの体を真後ろから固定したまま、胸元の指がシンタローの乳首を摘みあげては、捻るといった事を繰り返し・・・耳元では囁かれ続ける卑猥な言葉。
そんな、苛めにも似た愛撫に、どうにか耐えようと、けなげにも身体を震わせて我慢するシンタローが愛しい。

「こんなに敏感で、大丈夫かな。ちゃんと女の子相手にできるのか、パパ心配だよ」
いかせるよりも、先にシンちゃんが達しそうだよね・・・。そう意地悪く笑うと、胸元の手を脚の間に滑らせた。
「あっ・・・・・・」
っとシンタローが思った時には既に遅く、マジックの手が下着ごしにペニスを握りこんでいて・・・手に感じるシンタローの質量にマジックがほくそ笑んだ。
「やめろ、触るな・・・離、せっ」
「本当に、身体は正直だよ・・・私に触られてこんなに反応してる・・・」
顎を固定していた、手が外されシャツが胸元までたくし上げられる。そうすると、それまで隠れていたものが鏡に映し出されて・・・
マジックによって、下着を押し返すほと立ち上がった自分の欲望が痛いほど目に入る。
「や、やめ・・・・・・!みるな・・・みるなーっ」
「ダメだ、シンちゃんの成長の証をちゃんと見せて」
そういってシンタローの下着を下ろすと、わざと音を立てながら上下の抜き差しを繰り返し、シンタローを追い上げた。
鏡に映る、自分の姿に目を離したいのに離せない。
マジックの瞳に鏡ごしに視姦されているようで、抵抗したいのに身体が思うように動かず・・・自分の液で濡れるマジックの動きから目が離せない。

「ほら、分かるだろう・・・シンちゃんの濡れて・・・くちゅくちゅって音がしてる」
「やだ・・・っ、そんなこと いうな・・・っ」
「滴って、絨毯に幾重にも染みが出来てる。いけない子だね」
そういって、鏡ごしにシンタローの黒い瞳をとらえたまま、親指の腹を赤くむけた亀頭に押し付けながら、開放を促す。
「ひ・・・っ、あぁ・・・・・・っ」
敏感な先端に爪を立てられ、どうにか逃れようとシンタローの身体が前のめりなった。結果的には、縛られた腕を鏡について、下半身を突き出すような格好になり・・・まるで誘っているようにしか見えない。
「ヤダ・・・みるな・・・みる・・・な」
鏡にうつる自分の上気した頬に、欲望を含んだ潤んだ顔・・・見たくなくて、鏡に額を押し付けるとぎゅっと目をつぶりシンタローがかぶりを振る。
そんなシンタローを後ろから抱きしめると、マジックがシンタローの首筋に鼻をすりよせては唇を落とし、赤い跡を残す。
手は変わらずシンタローの欲望を刺激したまま、シャツをたくし上げていた手が、そろりとシンタローの奥まった部分に指を滑らせる。
「ほら、素直に出していいんだよ。腰が揺れてる・・・イキたいんだろう」
そういって、自分の唾液とシンタローから出たもので指を濡らすと、ゆっくりと指を奥に潜り混ませた。
「うぅ・・・、や・・・あっぁあ」
「ほら、いきそうだろう」
 ピクピクと震えている欲望から滑りを、指ですくい取り周辺をなぞっては縁爪を立てながら、節だった手で緩急をつけてシンタローを抜きあげた。
「あ・・・っ、ひぁっ、あ・・・っああああー」
頬を涙に濡らして、鏡に欲望の証を吐き出すと縛られた手を支えてにして、ずるずると背を鏡にしてしゃがみこんだ。
ぼうっと目元を潤ませながらも、怒りと羞恥を露にマジックを睨みつけるも・・・

「なんで、って思ってる? でも・・・これで、スーツを身に着ける度、パパのことを思い出すだろう・・・今日の誕生日もね」

1年、1年・・・シンちゃんが絶対に忘れられないような、誕生日にして上げる。
そう囁いて、唖然とするシンタローを抱き上げた。


☆EnD☆
2005/05/24 ****Happy Birthday******
-------------------------------
シンちゃんの誕生日に、メルマガで配信したものです。
すこーしだけ、修正を加えさせていただきました。
なぜ、今か・・・
それは、PCへは1週間したらUPしよう。としてたのを、すっかり忘れてしまってまして。
今回、色々と整理していてUPしてないものを見つかりました。
そして、なぜか中途半端なところで終わってました。。。じゃあ、元のファイルからっと思ったらファイルがない。
パソコンが壊れて無くなったんですねぇ。
パソコンが壊れての痛手を今更感じてます。
誕生日ものは、メルマガ配信のみの限定で・・・。
メルマガのBNにもPCサイトにも無いのですが・・・。
パソコンが壊れて、自分のPCのメールに送られていたメルマガも全部ない。
そうなると、自分の作品が自分の手元に残らない。という自体に・・・。去年のシンちゃんの誕生日もパパも誕生日も記憶の中へと・・・。
今回は、文字化けが無いかテストで送っている携帯に残っていたので、携帯のを転送して編集しました。運がよかったです。

そんなわけで、今更なながらUP。どこかにUpしていないと、また壊れた時が怖い。。。
今回は、去年とは違って、士官学校時代です。これも一回やってみたかった。久々のセクハラが書けて楽しかったですー。
(んん、いつもセクハラ?)
では、かなり遅くなりましたが、楽しんでいただければ幸いです。

-2005/09/18-UP


m
●amorous affair●

 
「あかりをつけましょ ぼんぼりに~、お花をあげましょ 桃の花~・・・ッ・・・!!」

執務室をなんだと思っているのか・・・執務室とは文字通り【事務を取り扱う部屋】で・・・
決して歌なんぞ歌って、大工仕事をする部屋じゃない!!
それなのにこの・・・この男。
ウキウキと特大の階段のようなものを設置している。隣りには赤い布が転がっていて・・・。
ま、まさか・・・雛壇??まさかと思いたいが・・・幅が2m奥行きが1m強の階段が何段か出来上がっている。

親父の執務室を訪れて、一番に眼に入ったのがこの光景。
一瞬、場所を間違えたのかと疑うほどだ。が、間違いなくここは親父の部屋でその男は俺に背を向けたかたちで、『ひな祭り』の歌とともに作業は進んで行く。
ドアによりかかってたっぷり5分、唖然という言葉がぴったりの面持ちで親父をみていたが我慢の限界。
思わず、持っていた書類を筒状に丸めて親父の金髪の頭めがけて振り下ろした。

スパーン!!

小気味のいい音が室内に響き渡る。
「イタタ・・・。急に叩くことないじゃないか、乱暴な子だね~」
「てめぇ~何やってんだよ!!!」
俺は持っていた書類で目の前の雛壇を指差すと、親父は叩かれた部分に手を当てながら苦笑して、俺に向き直った。

「え・・・何って?雛壇でしょ・・・少し大きいかもしれないけど」
サラリと事も無げにいうと、再び階段・・・雛壇作りに没頭しはじめた。
こいつにはついていけない。毎回、毎回思うけど・・・この親にして、この子あり。俺と親父のことじゃない。
グンマと親父のことだ。この突拍子もない発想は遺伝子の何ものでもない。本当に思いやられる。

「大きさの問題じゃねぇよ。ひな祭りをなんだと思ってる。桃の節句・ひな祭りは女の祭りなの。男の家族には関係のない行事!!」
大人気ないっと思いつつ、声を荒げずにはいられなかった。息を荒くする俺に親父は「そうだよ」っと笑みを浮かべてうなづいた。
「だったら・・・」
分かってるならやるんじゃねぇよ。あ~頭が痛くなってきた。最近の偏頭痛デビューは8割がたコイツの責任だ。
頭の奥でズキズキと訴えてくる痛みに、左手でこめかみの部分を押さえると・・・もうまともに言うだけ無駄だという気になってきた。
出直そう。っと俺が親父に背を向けると、いきなり手首を捕まれた。
ぎょっとして振り向く俺に、膝をついて作業をしていた親父が、拘束していない手でスーツのホコリを叩いて立ち上がる。
そうなると、悔しいが親父の方が幾分・・・俺を見下ろすような形になる。身長差なのだから仕方がないといえばその通りだが・・・なんだか小バカにされているようで自信たっぷりの口元に腹がたつ。

「なんだよ。邪魔しないから、勝手に続けてろ」
親父に背を向けて、手を振り解こうとするも・・・ますます握られた手首に力が加えられ、後ろから手が伸びたと思ったら抱きすくめられるような体勢になっていた。
「シンちゃんがいなければ始まらないんだ」
耳元で急に真剣な声で囁かれて、ビクリと身体が強張ると、その態度に後の親父が喉の奥で笑うのが聞こえる。
ムっとして、言い返そうと思ったが、どうせ聞いちゃいないどろうと、手に拳を握りなんとか平静を装った。
「だ・か・ら!!女の子の節句なの。男でとっくに成人した俺には全っっっく関係無いわけ」
いい加減にしろっと、足を前に踏み出すのに・・・実際には足が前に出るだけで床につくことができない。
いい歳して、馬鹿力な奴・・・ッ

「パパね、女の子が生まれたら、ひな祭りのお祝いしたかったんだ。キレイな格好させてね。 でも・・・もう無理だろう」
耳元で囁き吐息がかかる度に、身体が微か反応してしまう。
どうにか抑えようと思うのに、軽く噛まれて舌を差し込まれると、甘い刺激に抑えることができないそれでも、抗わずに入られない。。抵抗したって、こいつが離すわけがないと分かっていてもだ。

「やめろ!! 離せッッ!!なら、せいぜい今から頑張って、勝手につくれっ!!運がよければ女が生まれるかもな」
手足を動かして・・・っといっても片手は握られてるから実際は片手しか動かせていないが・・・それでもできる限り身体をバタつかせて、悪態をつく。
「ダーメ。パパの奥さんは生涯一人だけって決めてるの」
以外に一途な面があるんだなぁっと思いつつ、この手はなんだこの手は!!
「こら、手を入れるな・・・!!なら、養子ってのがあるだろうよ・・・ッ」
いつの間にか、腰を拘束していた手でジャケットのボタンが外され、シャツがズボンから引っ張り出されたかと思うと次の瞬間には、その隙間をぬって器用な手が素肌に触れた。
唯一、自由の聞く腕で親父の腕を掴んでも、歯止めにもならず・・・関係ないとばかりに動きまわるばかり。
「う~ん、それもなかなかイイ案だね。でも・・・もっとイイ考えがあるんだな~」
なんだと思う?と囁きながらピチャリと水音がして耳から唇が離れたかと思うと、耳たぶを甘噛してまた耳に戻る。
鼓膜に響く卑猥な水音に、まともな思考ができるはずもなく、顔を左右に振ることが精一杯で
「・・・ん・・・ッ、なんだよ?」
どうにか顔を背けようとするのに、追うようにして親父の顔も寄ってくるから避けたくとも、避けられない。
「なんだろうね~」
「あっ・・・ふざけろよ・・・てめぇ」
おちょくってんだか、ただ悪戯したいだけなのか・・・どっちなんだよ。たぶん両方なのかもしれないが・・・まったく行動を読むことができない。
腹部を這い回る手を避けるように、身体が徐々に前のめりになると、余計に身体を密着させられるハメになった。
心なしか、腰のあたりにカタいものが当たっているような・・・気が・・・気のせい・・・だよな・・・。
そんなことを考えていて、一瞬身体が硬直してしまうと、
その隙にとばかりに、わき腹を弄っていた手が這い上がって、胸のあたりにいったかと思うと指先が胸の突起を掠めた。
「ねー、なんだと思う?」
何度か指先が胸の突起を、触るか触らないかといった動作を繰り返して、突起の周りをクルクルと円を描きはじめた。
「ん・・・ッ、しるか・・・よ」
もどかしいその動きに、下半身からジワジワと来るものがある。
頭の中で警告する声が聞こえるが、火がつき始めた身体は、強い刺激を欲し始めているようで、薄い皮膚は何度も擦られるのに、いっこうにその中心には触れようとしない指の動きがひどく焦れったい。
やめて欲しいと何度も思うのに、もどかしい指先の動きに掴んでいた手に力をこめた。それでは抵抗というよりも、むしろすがっているようで・・・。
親父もそう思ったのか、耳元で微笑を浮かべた気配がする。

「・・・シンちゃんがおひな様になるってどう。きれいな着物を着て、楽しませてくれないかな」
そう言って耳のすぐ下をやや痛みを覚えるほどの強さで、吸いついた。
「そんなの・・・無理に・・・決まってんだ・・・ッぁん」
反論しようとして、突然乳首の先端に爪を立てられた。待ち望んでいた刺激に、自分でも驚くほど甘ったるい声が漏れた。
「イイ考えだろう? もちろんパパがお内裏様だよ。シンちゃんだけに恥ずかしい格好させないから・・・ね」
唇が耳から首筋に移動して・・・不規則にあたる唇と歯の感触に、足元からゾクゾクとしたなんともいえない快感が沸き起こる。
ふざけるな!!と叫べたらどんなにいいか・・・。
ともすると、変な声がでてしまいそうで精々、唇をかみ締めることぐらいしかできない。

「ほら、あそこ見てごらん・・・十二単用意がしてあるだろう」
親父の言う先に顔を向けると、巨大な雛壇の横に金屏風その後ろに下げられている艶やかな着物の数々が見えた。
「着るわけ・・・ないだろっ!! 」
俺がそういうと同時に、乳首の先端を爪ではじき上げて、親指と中指で固くシコリのできた乳首をこね回された。
こねくり回された所から、まるで電気が走ったような感覚が駆け抜ける。
その刺激に膝がガクガクと震えてしまうと、後ろの親父の体重もあって耐え切れずに崩れ落ちた。
あわや床と正面衝突かと目をつぶると、衝撃はなく・・・恐る恐る目をあけると少し毛の長い絨毯が目に入った。
どうやら親父が支えてくれたらしく、衝撃という衝撃はなく・・・ゆっくりと床に膝をついた。
それでも、ほうっと息をつく暇もなく、前に回った手が乳首をこねくり回す。
「危なかったね・・・。パパがいて良かったでしょ。 着る気になった?」
「誰のせいだ、誰の!! どけよ!!重いだろうがっ」
この体勢はまずい。膝をついて両手は床についている。四つん這いのような状態だ。これじゃ、何とでもしてくれっと言っているようなものじゃないか
まずいと思っているのに、どうすることも出来ない。俺の葛藤をよそに、親父の手はどんどんとエスカレートしていく。
ズボンに手がかけられ、カチャカチャと金属音がしたかと思うとベルトが緩められて、空いた隙間に手が滑り込んだ。
「ひゃっ・・・あ、あん」
ベルトを外されただけの窮屈な状態で、手が薄い布ごしに俺のペニスを扱きあげる。窮屈な場所で押し付けられるように手を動かされると、一気に熱が高まる。
どうにかしなければっと思うのに、気だけが焦り・・・うまくこの現状から逃げ出す術が浮かばない。
「着る気になった? 雛壇は丈夫に作ったからね、パパとシンちゃんが乗ったところで壊れないよ」
抜きあげられて、乳首を刺激されると自然と震える腰の動きを止めることが出来ない。そんな中でふとあの巨大な雛壇が頭に浮かぶ。
確か・・・階段になってたよな・・・。二人だけでいいなら、あんなにでかくするのか・・・
やっとの思いで首を左右に振るのに、親父の手は容赦がなく、たえまなく刺激が与えられる。嫌でも昂ぶっていくのが良くわかる。快感に目の前が滲んでいくようだ。
「ほら、早く「うん」って言わないと・・・シンちゃんの好きなサービスが入ってきちゃうかも」
「あ、はぁ・・・ん、んんっ・・・やっ なんて、言った?」
先端の一番敏感な部分に爪を立てられて、甲高い声が漏れた。そのせいで親父がなんと言ったか分からなくて・・・ただ分かるのは、この身体のもどかしさ。
そうして、俺が頷かないかぎりこれ以上強い刺激は与えられない、ということ。
その証拠に、強い刺激を与えた後は、軽く擦る程度のゆるゆるとした緩慢な動きに戻り・・・それでは、物足りなくて不自然に腰を擦り付けてねだってしまう。
「ほら、「うん」っていえばいいんだ。簡単だろう?」
耳元での卑猥な音に、鼓膜から犯されているようで、頷けば楽になるのだと・・・顔が動いた気がする。
自分が頷いているのか、左右に振ってるのかなど分からない。
ただ、この熱を解放したくて・・・。
そうするには頷くしなくて・・・
「さっさとイかせろよ」
気づけば、せかすように怒鳴っていた。
そんな俺の様子に、もうすこし色っぽい声を出してもいいのに。っと親父が苦笑して俺の身体を仰向けにすると、足を抱え込んだ。

「さ、シンちゃんの甘酒飲ませて」
そう言って、ズボンを下げられるジッパーの音がやけに耳に響いた。


*************


シンタローとマジックが盛り上がる部屋の外には、二人の兄弟がどうしたもんかと、たたずんでいた。
「ったく、兄貴のヤロー」
ハーレムがそう言って、ガリガリと頭をかくと、部屋の状況など気にならないのか、平然とサービスが言葉を返した。
「本部を離れるんじゃなかったのか?」
そんなサービスの言葉に「お前もな」っと一瞥すると顔をドアに戻してカラカラと豪快に笑い
「ただ酒飲めるって聞いたからな」
じゃなきゃ来ないぜ。っと自慢気にサービスを見る。
そんな兄弟の言葉にやっぱり。っと思ったのか一つため息をついて肩を竦めると踵を返した。
「おい、どこ行くんだ。 用事があんだろうがよ」
「この様子じゃ、相当かかる・・・お前も諦めた方いいぞ」
とだけ呟くと、既にサービスの姿は無く・・・。確かにっとハーレムが一人、笑みを溢した。




ははは・・・。何が書きたかったのか、ひな祭りだからです。それに限ります。幸央にしては珍しくシンちゃん視点です。
ひゃぁ~難しい
なんせタイトルが【桃色遊戯】ですから~。遊び心万歳です。。。つもりです。
サービスとハーレムは難しい。もっと絡ませたかったです。ちぇっ。
ちゃんとひな壇Hも考えてたのに、たどり着けませんでした。
パパは人間ひな祭りをやりたかったわけです。自分とシンちゃんが一段目で、ハーレムとサービスが右大臣と左大臣(二人だから)かな~なんて思いました。
違うかな?実はちゃんと三人官女と五人囃とか考えてたのに、出てきません。
三人官女はティラミスとグンマとか・・・あれ違う?すみません、想像が非凡なもんでご想像にお任せします。
またまたイベント小説。実はイベント好きみたいです。バレンタインもやりましたし・・・
実はWeb拍手にUPしようとして、思ったよりも長くなったので止めました。

ご来読ありがとうございました。お楽しみいただけたら、嬉いです。
突発なので、誤字脱字がいつもの3割ましかと思いますが、ご了承下さいませ<(_ _)>
2005/03/03.









BACK HOME NEXT
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新記事
as
(06/27)
p
(02/26)
pp
(02/26)
mm
(02/26)
s2
(02/26)
ブログ内検索
忍者ブログ // [PR]

template ゆきぱんだ  //  Copyright: ふらいんぐ All Rights Reserved