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mn*
パプワ島に来て、一体どれほどの月日がたったのだろうか。
何度も太陽を見て、何度も星を見た。
そんなある日。
奴が再び姿を表したのづある。
「やぁ、シンちゃん元気?パパはお前が帰って来たら元気になるんだけどなー!」
ガンマ団総帥、マジックその人である。
ニコニコ笑い、手なんて振って、無遠慮にパプワハウスへ入ってくる。
「おーきゃくさん!おーきゃくさん!」
「わーうわう!わーうわう!」
パプワとチャッピーが扇子両手にマジックの回りをクルクル回る。
マジックは、ハッハッハ!と笑い、パプワとチャッピーの頭を撫でようとした。
その時。
「触ンな!!」
ストップのポーズでシンタローが止める。
しかも、かなり大声だ。
いぶかしげにマジックがシンタローを見ると、シンタローはかなり不機嫌な様子でマジックを睨みつける。
「手!洗え!!パプワとチャッピーに病気が移るかもしんねーだろーが!!」
マジックが己の手を見てから、シンタローをもう一度見ると、シンタローの指先はある一点を指している。
その指されている方へ視線を移すと、そこには水瓶が。
マジックがそれに気を取られている隙に、シンタローはパプワとチャッピーを抱き抱えた。
「ダメだぞ!二人共。アイツ何の病気持ってるかわかんねーんだから!」
「シンちゃん、ソレ、パパに対してものすごーく失礼じゃない?」
行き場のない手をそのままに、マジックは固まりながらもツッコム。
パプワは、んばっ!と言わんばかりに扇子をポンッと広げた。
「マジック!」
シンタローが二人を連れて家に入る前に、抱き抱えられていたパプワがシンタローの頭ごしに話しかける。「何だい?」
笑顔でパプワに答えると、
「変なオッサンに声かけちゃダメでしょ!」
まったく、と、ため息をついて家に入る。
「手を洗ったらボクの家に来い!」
「パプワ!!」
メッ!と、叱るシンタロー。
シンちゃん、パパの事どー思ってるの?
私の勘違いかもしれないけれど、私だけ外してないかい?
マジックはとりあえずシンタローの言う通り水瓶の水で手を洗う。
水を杓で掬い、パシャパシャと少し温い水で綺麗にし、ポケットに常時入っている白いレースのハンケチーフで手を拭いた。
そして、ノックをし、中に入る。
「マジック!そろそろ昼飯だ!食べて行くんだろ?」
昼飯!?
台所を見ると、シンタローが慣れた手つきで調理している。

タタタタン、タタタタンと軽快なリズム。
いいなぁ、パプワくん。毎日シンちゃんのご飯食べれて…。
私なんて、シンちゃんの手料理数える位しか食べた事ないよ。
「パプワ!何で!!」
くる、と振り向いてシンタローがパプワに講義するが、パプワはシンタローに有無を言わせぬ口調で言い切る。
「ケチケチするな!」
あー…そんな事、そんな風に言ったらシンちゃん絶対怒るよ。
「チッ!はーいはいはい!わかりましたよー!」
!!?
アレ?私の聞き間違いかな?
そうは思うがシンタローが怒るそぶりはない。
黙々と料理にとりかかっている。
何この熟年夫婦の空気!
認めない!私は断じて認めないよッッ!!
お前のフィアンセはこの私だろう!?
まさか浮気!?こんなちっちゃい子と?
でも、シンタローのショタコン好きを考えると、否定もできない。
そんな事を考えていると、料理が出来上がったようで。
ご飯にお味噌汁に焼き魚と漬物。
パプワにはたーんと大盛。そして、自分、チャッピー、マジックには普通盛り。
「ほーらチャッピー、ちゃんと手を合わせて。」
何これ!?
チャッピー君は息子か何かのポジショニング!?
マジックの脳内では、
パプワ→夫
シンタロー→妻
チャッピー→息子
となっていた。
み、認めたくなぁい!!
呆然とそのやりとりを見ていると、シンタローと目が合った。
しかし、直ぐに反らされる。
そして、シンタローはガツガツとご飯を食べ始めたのだった。
「シンタロー!おかわり。」
「わーうわう!」
「はーい、はいはい。」
完全に出そびれた感じのマジック。
シンタローはこの中に完全に溶け込んでいて。
マジックはパプワを心底羨ましいと思った。
シンタローのこんな顔が見れたのは久しぶりかもしれない。
コタローを私が閉じ込めてしまう前の顔。
「シンタロー!行ってくる!」
「わぅーん!わんわん!」
「はいはい。あんまり遅くなるんじゃねーぞ!」
解った!と、遠くからパプワの声が聞こえた。
口元を緩めて二人を見送った後、シンタローは気付いてしまう。
もしかしなくても、俺、マジックと二人きりじゃねぇか…。
一度気がつくともう止まらない。
取り敢えず洗い物済ませたら帰って貰おう。
シンタローが台所に立つと、先程迄大人しかったマジックが隣に立つ。
ふ、と、マジックを見ると、困ったような笑みをこぼしていた。


「私も手伝うよ。」
そう言って洗い物を始める。
いいよ、帰れヨ。とか、邪魔だから座ってろ。とか、シンタローの口から出なかったのは懐かしさのせい。
昔はこうやって父のようになりたくて料理を教えてもらったんだっけ。
シンタローはマジックが嫌いではない。
嫌いになれないからこそ苦しいのだ。
弟のコタローを幽閉したことは許せない事で。
そして、その理由をはぐらかすマジック自身も又シンタローは許す事が出来ないのだ。
「シンタロー。」
真顔で自分を見つめるから。
咄嗟にそちらを見てしまう。
「あんだよ。」
目を直ぐに伏せてぶっきらぼうに答えると、マジックは濡れた手のままシンタローの肩を掴む。
ビクリ、と、反射的に体が強張った。
「お前はパプワ君とどうゆう関係なんだい?」

は?

意味の解らない質問に思わず脱力する。
「お前の恋人はパパだよね!?パプワ君とは肉体関係は持ってないよね!?」
「ハ?恋人?パプワとにくた…あ、あったりまえじゃぁぁあ!!なーにトチ狂った質問しやがるんだテメーという奴は!!」
真っ赤になって全否定すると、マジックはホッと胸を撫で下ろす。
とんでもねぇ親父だな!ったく!
マジックに対して無視を決め込み、シンタローはガチャガチャと食器を洗う。
「もー寝る準備するからさっさと帰れ!」
せっかく人がセンチに浸ってたのに、この馬鹿親父のせいでぜーんぶ台なし!
シッシ!と動物を追いやるように片手ですると、マジックが抱き着いてきた。
そして、シンタローの唇にキスをする。
「ンーッ!!ン、ンンッッ!!」
いきなりの事で抵抗のでかないまま床に捩伏せられる。
「よかった☆パパ以外とはドッキングしなかったんだね!」
「テメッ!!」
腕で唇をゴシゴシ拭く、
「シンちゃん、だーいすき!」
そして、今度は舌を入れてくる。
余りに久しぶりな性的快感に、シンタローは思わず身震いした。
今、コイツは俺に欲情している。
そう思うだけで、シンタローの下半身はズクリと疼く。
でも、まだ片手で掴んでいる理性はあって。
許してはいけない、コタローの事も、心も、体も、と、ぐるぐる螺旋のように頭の中で回っていて。
「や、やめ…ンムッッ、ヤメロ…ッッ」
否定の言葉を吐く自分の声色のあまりの弱々しさにゾッとした。

俺の心とか、意思って、そんなに弱いものなのか?
こんなキス一つで許してしまう程?
そんな事はない。あってはならない事だ。
「やめろよ!!」
グイ、と、マジックを渾身の力で押し返す。
「どうしたの?シンちゃん。」
「どーしたもこーしたもあるかっ!俺は!俺はッッ!!」
ほてらされた体が熱い。
中心がじゅくじゅくしてるのがわかる。
パプワが帰ってくるまでにこの熱を押さえなければ。

嫌われてしまうかもしれない。

そう想像すると死ぬ程怖かった。
俺はパプワに会えて本当に良かったと思ってる。
ガラじゃねーけど、友達になれて本当に嬉しい。
アイツは俺を裏切らないし、俺だってアイツを裏切らない。
初めて会えた心を許せる友に、こんな醜態はさらせない。
「やっぱり、ね。」
マジックの顔付きが冷たいものへと変わっていった。











「ヤ、やめろ!ふざけんな!」
秘石眼の力でシンタローはもう一度床に捩伏せられた。
重力が重くのしかかってくるような感覚に、シンタローは顔を歪める。
マジックは自分の上着を脱ぎ捨てて、シンタローの腕を縛り、ズボンを無理矢理脱がし、足をM字に開かせる。
そして、熱の納まりかけたソコに舌を這わせたのだった。
「ン!ヤ、やめろ…って!!」
久しぶりなのにいきなりそんな所を舐められて、シンタローは頭をイヤイヤと振った。
離して欲しいのに、マジックは舌でねっとりと舐め上げる。
先端をチロチロ舐め、裏をつつ…と舌先で舐める度、シンタローはビクビクと感じなければならなかった。
「ふざけんな…ッッ!この、変態ッッ!!」
今自分に自由がきくのは口だけなので。
思いっきり罵声を浴びせる。
すると、ふ、と秘石眼の力が無くなる。
やめてくれたとホッとしたのだが、シンタローはマジックの顔を見て顔を引き攣らせた。
マジックの目がとても冷たくて。
蔑むようにシンタローを見ている。
「私にそんな口の聞き方をするなんてね…。悪いコはどうなるか、身を持って知りなさい。」
すると、マジックは、まだ慣らしていないソコに、指を思いきり突っ込んだ。
「ひぅぅあ!!いっ!!いたァッッ!!」
濡れていないので滑り難いソコ。
無理矢理なので、ギチギチと指を締め付けるのがシンタローにもわかった。
気持ち良くなんて全然ない、痛みだけの行為。

痛さのあまり涙が出る。
「おやおや、シンタロー。お前の性器はだらしないね。」
すっかり萎えてしまったソコを、ピン!と、指で弾く。
「ッッ!!」
涙で視界がぼやける中、シンタローはマジックを見た。
彼の表情は相変わらず固いもので。
恐怖すら覚える。
助けて欲しくて、止めて欲しくて。
「パ…プワ…ッッ!!」
思わず今出掛けている親友の名前を呼んだ。
すると、マジックの目が一瞬見開き、その骨ばった大きな手で、シンタローの口を塞いだ。
苦しくて華で息をする。
「私とシている時に他の男の名前をお前は呼ぶんだね。」
何を言っているのだろうか。
何故怒っているのか。
シンタローには解らなかった。
ただ、父の抱く腕が、手順が、優しさが、全て異なる。
それが怖くて、悲しかった。
マジックが、指の動きを早める。
勝手知ったシンタローの体の1番良い所を指でグチグチと掻き回せば、シンタローの中心は熱をおび、ビクビクと天を仰ぐ。
「いやらしいコだ。」
指からはシンタローの愛液が垂れ流される。
だが、まだ十分ではないソコにマジックは己の高ぶりを捩込む。
「ひゃあぁああぁあ!!」
大きくのけ反り、声を張り裂ける。
喉仏がコクリと上下に動いた。
マジックが数回揺さぶると、シンタローは快感に堪えられなくなり、甲高い声を出して精を吐き出した。
久しぶりの行為に体が痙攣し、ビクビク震える。
マジックはそれを見て、不覚にも欲情してしまった。
が、しかし、顔には一切出さず、無表情のまま、激しく付き動かした。
「や、もぉ…やめ、てぇ…」
弱々しくマジックに縋り付く。
しかしマジックは動きを緩める事などしない。してなんか、やらない。
汗で髪が額や頬に張り付き、長い黒髪を見出してマジックに助けを求めても、マジックは知らない顔。
「淫乱。そうやってパプワ君も誘惑したのかい?いやらしく腰を振って、発情期の雌猫のように!」
そう言って最奥をガンガン付かれる。
そして、混入したまま、シンタローを後ろに向かせ、腰をガッチリ掴み、動きを再開させる。
「あ、あ、あんっ、あ、パ、パプワとっ…そんなことしてなっ…ンンッッ!!」
「どうだか。お前は男を煽るのは一人前だからね。」
振ってくる言葉は冷たいもので。
俺に欲情する馬鹿はテメー位のもんだと思う。

「ほん、と!ホントだってばぁ!あ、あぅ、」
「さぁ。口ではなんとでも言えるよシンタロー。お前は酷く淫乱だからね。男の癖にさっきもホラ。」
ピン!と、又性器を弾く。「ああ…ん!」
「ココ、じゃなくて、今私が出し入れしている所だけでイった。本当にだらしの無い子だ。」
「ホントにしてなッッ…んん!」
信じて、と、涙で霞んだ瞳でマジックを見る。
すると、マジックの動きが少し緩んだ。
「じゃあ、何で私を拒んだ。何故彼の名前を呼んだ?」
ピンポイントから少しズレた所をつかれながら、シンタローはままならぬ呼吸をしながらたどたどしく答える。
コタローを幽閉したマジックと体を繋げたくなかった事。
親友のパプワにこんな姿を見られたら嫌われてしまうかもしれない事。
「………。」
「………。」
「………パパの勘違い?」
「………そう。」
「………パプワ君とはそうゆう関係じゃないの?」
「………当たり前だろ。それにアイツにゃ、クリ子ちゃんっていうフィアンセもいるんだヨ。何度も言わせんナ。」
「……………………。」
「……………………。」
「…………。」
「…………。」
「……。」
「…。」
「シ、シシシシシンちゃん!ごめんなさいっっ!」
理解出来たのか、長い沈黙の後、凄く必死にシンタローに謝るマジック。
そりゃそうだろう。
ただでさえ嫌われてる(と思っている)シンタローに、勝手にお門違いに腹を立てて、好き放題ヤリまくってしまったのだから。
そんなマジックに、シンタローはかなりご立腹なようで。
「早く抜けヨ!!」
潤んだ瞳を腕でゴシゴシ擦る。
直ぐに抜くかと思ったが、流石マジックというところか。
抜きゃしない。
しまいにゃ、
「ね、パパね、まだイってないんだよ、だからね、シンちゃん、後ちょっと我慢して?」
「ハァ!?ふざけンンン~~ッッ!!」
抗議の声はマジックの唇に吸い込まれてしまったのだった。
そして、律動開始。
ガクガクと体を揺らされ、横向きにされて方足を持ち上げられ、目茶苦茶動かれる。
「やだやだ!!や、や、やぁああ!あん、あ、あ、」
「シンちゃん、スゴーイ!キュウキュウ締め付けられるよ!」
「ば!いき、できなっ!死ぬ!死ぬってば!」
なのに、マジックはラストスパートと言わんばかりに動きを早める。
「パパ、お前と腹上死が夢。走り続けろ!ラララ天国列車!!」
「テメーだけ乗りやがれ!!」
「あ、パパ、なんかイキそう。」
「逝ってろ!!ん、あ!」
いきなり前を擦られて、シンタローはなまめかしい声を上げた。
ちゅく、ちゅく、と先端から溢れる愛液。
舌先で乳首をコリコリと嘗めまわし、ちゅ、と音を立てて強く吸うと、シンタローは体を海老剃りにして、自分の腹の上に精を吐き出した。
マジックは二、三度腰を動かすと、荒い息をしているシンタローの口に無理矢理自信を捩込ませ、精を吐き出した。
当然シンタローが飲むなんて事が出来るはずもなく、全て唇から流れ落ち、シンタローはむせた。
「ゲホ、ゲホ、テ、テメー!!」
殴ろうとしたが、アレアレおかしい。
力が入らない。
寧ろ…座れないし、立てない。
「シンちゃん、もしかして足腰立たなくなっちゃった?!かわいー!かわいー!」
身動きの取れないシンタローをいいことに、マジックはシンタローに凄いスリスリしまくった。
今まで出来なかった鬱憤をはらすべく、スリスリスリスリ。
「テメ!ンな事してる場合じゃねーだろーが!パプワとチャッピーが帰ってくるんだぞ!もし、この事がバレたら…俺は生きて行けない!生きて行けないッッ!!」
バレたらって…。
シンタローの体はお互いの体液でベトベトだし、部屋はイカ臭い臭いで充満している。
「親父…1分以内でどうにかしろ。そうじゃねぇと、俺は金輪際体をアンタと繋げないし、イヤ、寧ろ別れる。」
どんよりと目を光らせるシンタローに本気だと理解したマジックは、一目散に綺麗に仕上げ、来た時よりも美しく!のキャッチコピーを本気でやってのけたのだった。
綺麗になった部屋で、マジックは雑巾をにぎりしめ、腕で汗を拭いた。
基本的に家事が好きなので、何だか清々しい顔をしている。
そんな時、見計らったかのようにパプワとチャッピーが帰って来て、
「きれーきれー!」
「わうーわうー!」
と、扇子片手にぴょいこらびょん!と踊っている。
シンタローとマジックが内心ホッとしていると、踊っていたパプワが何かに気がついたように、シンタローを指差した。
「シンタロー!凄い虫刺されだぞー!」
「は?むしさ…」

ま・さ・か!!

タンクトップを持ち上げると、マジックが付けたキスマークが。
「親父ィ…ちょっくら表出て久しぶりに親子の会話しようや…」
「シシシシシンちゃん!その手!眼魔砲撃つ気でしょ?殺意あるでしょ!?」


「ウッセー!さっさとこの島から出ていけ!眼魔砲ッッ!!」
ドゥッ!と撃つと、マジックはお星様になりましたとさ。
そんなシンタローを見て、パプワとチャッピーは扇子を両手に翳す。
「んばっ!」
今日も一日パプワ島は平和なのでした。









終わり






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