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シンタローと話していると、実に疑問に思う事がある。

キンタローは、隣で勢い良く酒を注ぐ従兄弟にちらりと視線を向けた。

今日はマジックが、あの例のファンクラブの活動とやらで自宅で何か催し物があるらしく
夜まで家に帰れない。
二人はそれまでの暇つぶしで電車に乗り、色々と外を出歩いて大分空が暗くなってから
その辺の居酒屋に足を運んだのだがシンタローはカウンターについてからと言うもの、
‘オヤジが’‘あの馬鹿は’‘アイツって’と、マジックの事ばかり話している。
眉間にしわを寄せたかと思えば、ふと、照れくさいような、何だか言い表しがたい表情をつくる。
キンタローは、暫らく何も言わずシンタローの話に耳を傾けていたのだが、ふと、一言つい口に出してしまった。

お前はそんなに伯父貴が気になるのか、と。

ぶっ、と。
シンタローが口から酒を噴出した。
汚いぞ、とキンタローが冷静に注意するとシンタローは咳き込みながら‘誰が!’と答えた。
顔がほのかに紅いのは明らかに、酒のせいではなかった。
‘そんなに好きなのか’‘好きだろう’‘どうなんだ’
そんな質問を何回繰り返しただろうか、シンタローは‘だぁー!もう!’と力強く机を叩いた後
‘うるせェよ・・・’と目を伏せてしまった。
キンタローは、何となくそれ以上は聞けなくなり、黙って酒を注いだ。
難しい男だな、とキンタローは思った。





すっかり酔いつぶれてしまったシンタローを何とか電車に乗せる。車で来なくて正解だった。
幸い席はすいていて、電車に揺られて、シンタローの頭がキンタローの肩に乗る。

‘父さん’

と、掠れた声をキンタローは聞き逃さなかった。

・・・シンタロー

オレの事をよく、子供だな、とお前は言うが
シンタロー。お前だって子供だ。
そんなに、いつも、考えているくせに。お前は。
肝心な時にははぐらかしてばかりで、
本人の前では自分の気持ちさえ言えない。
大人って、そうじゃないだろ?
だから、お前も子供だ。





シンタローを支えながら、何とか家に辿り着く。
ドアを開けると、音に気付いたのか廊下からマジックが出迎えに来てくれた。

「おかえり」

風呂に入った後のようで、マジックは既に寝巻きを着ていた。
・・・良い香りがする。

「ただいま」

キンタローが微笑むと、マジックも微笑んだ。
シンタローをマジックに預けると、キンタローは‘今日はいつもにも増して、よく伯父貴を呼んでいた’
と言った。
「いつも?」
「いつも言ってる?この子」
マジックの問いに
あぁ、とキンタローが素直に頷く。
「そう」
「嬉しいよ」とマジックは返事をした。
預けられたシンタローを抱き上げて、寝室へと向かう。
部屋についても、電気はつけなかった。


着ていたジャケットを脱がして、ベッドの上にシンタローを静かに降ろす。
少しの間、マジックはシンタローの寝顔を眺めていた。
長い指で、僅かに開いた唇に触れる。
嫌なのか顔を背けるので、ちょっとだけ強引に顎を向かせる。
下唇を舐めると、熱いため息が、肌に触れた。
舌をゆっくりと差し入れると、‘んー・・・・ん・・・’と声を漏らして、シンタローはマジックのキスに答えた。
舌と舌が押し合って、離れると糸を引いて、近い吐息に融けてしまいそうになる。
あんまりしつこくするものだから、
シンタローは口を離してしまった。
もう一度、マジックがキスを求める。
シンタローは目を閉じたまま、小さく、嫌、と言った。
それが余計、止められなくなってしまって、マジックはシンタローの唇を無理やり奪った。
激しいキスの合間につく息が、たまらなく熱い。
シンタローの着ていたシャツを下から胸までたくし上げて、性急に、マジックは彼の胸にあるものに吸いつくと
シンタローの身体は敏感に反応を示した。
咄嗟に嫌だと拒絶するが、酔いが回っているせいか抵抗らしい抵抗もできない。
マジックが、舌で、乳首を嬲る度に、
指でもう片方のものを抓る度に、
シンタローは拒否を示した。すると、

「ヤなの・・・?ホントに・・・?」

じゃあ、やめちゃうよ・・・とマジックはシンタローの耳元で低く囁いた。
シンタローの顔がカァーっと赤くなる。
恥ずかしさで死んでしまいたい。
思わず顔を隠そうと腕を上げて、それを、マジックに防がれた。
離せよ、と言っても離してくれない。
相変わらずムカついてしょうがなくなる。
シンタローが黙ってしまったので、マジックは掴んでいた手を離して、再び、
彼の胸に顔を埋めた。



「はぁ、あ・・・ッ」

胸にある突起の先を強く噛まれる。痛い。
一糸纏わぬ姿にされてから、どれ位経っただろうか。
身体中を触られてシンタローの中心は既に熱を持っていた。
それに躊躇いもなく、マジックは舌を這わせた。

「はぁ―――・・・ッん、はぁ、あ・・・」

「イイ・・・?」

そう尋ねても、シンタローの口から出るのは嫌だばかりで、
マジックはさも、おもしろくなさそうに

「シンちゃんは嫌しか言えないのかな・・・?」

と、シンタローのものに、少しだけ歯を立てた。
父さん、と甘い悲鳴が上がる。
呼ばれた事が嬉しかったのか、マジックは握っているそれを扱いたり、
吸ったり、舐めたりを繰り返した。
シンタローは何度も、父さん、と彼を呼んだ。

「もう出る・・・ 出る・・・!」

「まだだよ。我慢しなさい。」

冷たく言われて、シンタローの目元が怒りで熱くなった。
こんな、誰のせいで出そうになってると思ってるんだ、とか
そんな文句で頭がいっぱいになる。
ちゅ、とそれにキスを落とされて少しだけ出してしまい、
‘ダメだね’とため息を打たれた。
後ろに指を挿れられて‘痛い’と訴えると‘今はね’と付け加えられてしまう。
一本から、二本へ。二本から、三本へと指を徐々に増やされる。
前立腺のあたりを激しく擦られ、シンタローは堪えきれず吐精してしまった。
出した後も、ぐちゃぐちゃと音を立てる程中を掻き乱される。
内壁に爪を立てられて、指で擦られて、頭の中が真っ白になっていく。

「はぁ、ん・・・は・・・ぁ・・・」

バカになってしまいそうだ。
次第に自分からも腰を揺らしてしまって、恥ずかしいのに止められなかった。

「父さぁ・・・ん・・・っは・・・」

指が抜かれて、待ち望んでいたものが中に埋め込まれていく。
シンタローは夢中で腰をふった。

「可愛いね」

首元を噛みつかれながら、そんな風に口説かれる。
キスがしたくて、たまらなかった。

中で出されて、ビクビクとシンタローの身体が仰け反る。
シンタローもまたお互いの重なった腹に、白濁した液体を飛ばした。
マジックのものが身体から引き抜かれると、狭い内部で放たれたものが太腿を伝って、
それさえも感じてしまって、喘いでしまう。
離れるのが嫌で引き止めるように相手の唇に自分の唇を合わせると、
‘酔ってるんだね’と頭を撫でられた。

シンタローは、無言のままでいた。
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