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ニャンコでゴメン
また、俺さまピンチです。

朝起きたら頭の上に耳が生えていた。普通の耳じゃない。
ちゃんと耳はある…。耳の上…頭のてっぺんと耳の間にそれがある。
それだけでなく、下半身に違和感があるなと思うと尻尾も、もれなく生えている。

寝ぼけてるのかと寝直した。が、起きてもやはり。
あいかわらず、生えている…ι

「この耳と尻尾ってまるで…」

そう、何故かシンタローの頭には、まるで猫のような耳と尻尾が生えている。
ベットの上で、恐る恐る手を上にもっていけば、やわらかい三角の耳がついている。
「いて…っ!!」
試しに引っ張ってみたが、痛みが走る。本当に生えたみたいだ…。恐ろしくも現実である。

「ってぇー…と、取れない…ッ!!」
手で黒い尻尾も引っ張ったが、外れることはなかった。
一体自分に何が起こってしまったのか、シンタローが混乱するばかりである。が、二度寝したおかげで出社時間が過ぎている。遅刻である。

猫に恨まれるようなことなどしていないはずだ。たとえ恨まれていたとしても、耳と尻尾が生えるものなのか?
変な薬を飲んだ覚えもない。
「…薬………!!」
薬を飲んだ覚えはないが、そんな馬鹿げた薬を作れるようなやつには覚えがある!!

「ドクター…か…?」
いや、ドクターにそんなことする理由は……ある!!親父だ!!
親父がドクターに作らせて、それを何らかの形でシンタローが飲み、猫のようになった。
それをドクターに詰め寄れば、実験成功とばかりに親父が飛んでくるハズだ。

「ドクターはダメだ、ダメだッ!!!」
ベットの上で、ぶるぶると顔を左右にふると寒気に身体を振るわせた。
もし、親父にこの姿が見つかったらと思うと…想像が容易い。
ドクターに劣らずに、頭が切れて作れそうなやつは…。
「あ!! いるじゃん」

シンタローの脳裏に頭が切れて、作れそうな人物が浮かんだ。それに親父の頼みを聞くような奴じゃない。やつならなんとかしてくれるかもしれない。

思いたては行動あるのみ、
ティラミスとチョコレートロマンスには、遅れる。もしくは場合によっては休みと告げる。

目立つ赤い総帥服は避けて、もしもの時の為に用意した一般用の隊員用の軍服に袖を通す。セットで帽子がついてるので、耳を隠すことが出来る。

「よし、これなら…バレねぇだろ。 早くしねぇとな」
そう早くしなければいけない理由がある。ティラミスからシンタローが休みだと聞きつければ、間違いなく飛んでくる男がいる。

ましてや、今回のコレがその男の仕業だとするならば、自分から問い詰めに行くのも危険すぎる。飛んで火にいる…ってやつだ。
鏡の前で入念なチェックをして、耳も尻尾も出ないことを確認するとその人物へと急いだ。

やけに威圧感のあるオーラーをまとった平隊員は、多少の人目を浴びつつ正体がばれることなく、とある研究施設にたどりついた。

「おい、入るぞ」
軽くノックをすると返事を聞かずにドアを開ける。後ろ手にドアを閉めると、キョロキョロと室内に目を配らせる。

「シンタローか…どうした?その格好…総帥クビになったのか?」
「クビになるわけねぇだろ。相変わらず、つまんねぇこと言ってんなよ、キンタロー」
そう、シンタローが向かった先は、キンタローの研究部屋。
キンタローならば、どうにかしてくれるかもしれないと思い、訪れたというわけだ。
「で、どうした? 今日は体調が悪いんじゃなかったのか?二人が血相かいてたぞ」
「ティラミスが血相かくかよ。 お前に頼みがあるんだよ」
「…頼み?お前が、このオレに?」
「実は…………」
そういって帽子を脱ぐと、さしものキンタローもぎょっとして、その部分に釘付けになる。
「…………面白い趣味だな」
「…っっつ!! これが趣味にみえるか!!」
バンっと机を手で叩くと、置いてあったビーカーやフラスコが倒れる。そしてシンタローの怒りを表すかのように、ネコ耳もピンと立ち上がっている。
「冗談だ。 そう怒ると本当に、毛を逆立てたネコみたいだぞ」

「うるせぇ…ネコみたいじゃなくて、ネコなんだよ!!」
「まぁまぁ、いいから座れ。 最初からどうしてこうなったのか、分かる限りでいいから話せ」
一時は、驚きを示したキンタローも、すぐに冷静を取り戻すといつものように淡々と話だした。
そんなキンタローの様子に、シンタローは小さく舌うちをすると、渋々キンタローの向かい合わせになるようにイスに腰をおろし、朝からの顛末を語りだした。

「実に興味深いな」
用意したコーヒーを口に運びながら、話しを聴き終えて関心したように、キンタローが呟くと、
「興味深いで、片付けるな」
机に頬杖をついて、ぶすっとガラスに移る自身の姿を眺めていたシンタローがつっこむ。

「で、それをオレに治せっていうのか?」

「そうだ。お前なら、なんかわかんだろ」

「ま、オレに分からないことはない。このオレにかかれば…いいか、このオレに…」

「ごたくはいいから、早くしろ」

「せっかちな奴だな。 まあ、いいだろう」

そう言ってキンタローは席をたつと、戸棚からなにか箱のようなものを取り出してきた。
「なんだそれ?」

「メスだ。これでお前の耳を切るんだよ」

「は…!?」
訳が分からず、これか?とネコ耳をひっぱった。

「そうだ…。調べて分かるようなものだとも、思えないからな。てっとり早くその耳を切れば済む話だ。それに切り取った耳を調べて原因を突き止めてやろう」
淡々と告げながら、机を回り近づいてくるキンタローに、シンタローはゾゾっと身が凍るような思いがした。

「動物虐待だ!! ちょっと引っ張っただけでも、すッげー痛かったんだぞ」
机を回り近づいてくるキンタローを避けるように、キンタローが間合いを詰めるだけシンタローも机を回り、キンタローとの距離を広げる。
「動物じゃないだろ。それに、お前なら多少のことしても死なんだろう」
そういう問題!!?
白衣を身にまとい、メスを弄びながら、笑みを浮かべて近づいてくるキンタローは、顔が整っているだけに迫力がある。
迫りくる身の危険、動物の感なのか、ガタガタと騒々しい音を立て、棚にある物を床に落としながらドアへと向かった。
「いい!!遠慮する!!…自力でなんとかするからッ!!」
ドアに手をかけそれだけいうと、乱暴にドアを閉めると慌しくキンタローの部屋から飛び出した。

だめだ!!あいつは変態だ!!やっぱり変態だぁぁぁ!!
しっかり帽子で耳を隠しながら、研究施設を駆け抜けながら、
「仕方がない!! 次はあいつのところだっ」
行きたくはないが、一応科学者の端くれだ、もしかしたら…万が一、千に一の確立だが行くしかない。

次にシンタローが向かったのは、
「おい、バカ!!」
乱暴にドアをあけると、PCに向かっている、バカ…もとい紙一重バカ…もとい!グンマの肩を掴んだ。

「シンちゃんじゃない。 こんなところまで来るなんて、珍しいね~」
あくまでマイペース、シンタローが総帥服でないことも気にならないのか、久しぶり~。などと挨拶を投げかける始末…。
やっぱ…バカだ。
こんな能天気なお子様ランチに一体何ができようが…。
「あ、あ~…。なんだ……。なんでもない」
ぽりぽりと頭を掻くと、グンマに背をむけた。
「何?何か用事があるんでしょ?」
イスから立ち上がると、背向けるシンタローの腕を両手で掴んで、引き止めた。
「なんでもね~…。気にすんな」
「気にすんなって…気になるよ~。何か心配事?そうなんでしょ?ね、ね~」
黙りこくるシンタローに、しつこく言い募ると掴んだ腕で、大きくシンタローを揺さぶった。
「何でもね~…っあ!!」
「あっ!!!???」
大きく揺さぶられ、苛立ちからネコ耳も立ち上がり、その反動で帽子が床へと転がった。
「……………」
「……………」
お互い無言で見つめあるが、すぐにグンマの視線はシンタローのネコ耳へと注がれる。
今度はシンタローが黙りこくるグンマに耐え切れずに、口を開こうとしたが、
「かわいいぃぃ!!!!」
グンマの歓声がシンタローの鼓膜を大きく揺さぶった。まさに耳を劈くような声に、頭の中で声が鳴り響く、そしてネコ耳といえば…驚きにペタンと伏せてしまっている。
だが、
「かわいい?」
予想にしないグンマの答えにシンタローは、聞き返したが、もっと予想しない答えが返ってくることとなった。
「シンちゃん、かわいい~!!かわいい!! その耳どうしたの?作ったの?よくできてるね~!! ね、触っていいでしょ」
そう言って、シンタローを引っ張り無理矢理同じぐらいの身長にすると、シンタローのネコ耳を興味深そうに、触ったり撫でたりしてはしゃいでいる。
「すごい!!まるで本物みたいな手触りだよ~。すごい!!どうやったの?」
キラキラと瞳を輝かせながら自分を見るグンマに、自分じゃなくてグンマに耳ができていたなら、悩むことなんて無いんだろうな。などと感じて、
、ある種の尊敬のようなものが沸いていた。
「ここに来たのって、まさかその耳が原因?」
「……………」
無言でいるシンタローを肯定をとって、一度深く頷くとポンっとシンタローの肩に手をおいた。
「ボクに任せて!!ボクが治してあげる」
「え………お前が?」
グンマのまさかの発言に、間の抜けたような声がこぼれた。
「大丈夫!!昔、高松が似たようなことしてたから、薬があるはずだよ」
胸を張って、どうどうと応えるグンマの後ろに、後光がさしているような気さえしてくる。
「探して、もっていくから、シンちゃんは部屋で休んでてよ。もしその姿がバレでもしたら、大変ができちゃうよ」
落ちた帽子を、シンタローの頭にかぶせて、ドアの前まで押し出した。
「いいのか?」
信じられずにシンタローが、グンマをみるとグンマは力強く頷き、シンタローを部屋の外へ押し出す。

グンマはシンタローを部屋の外へ追い出すと、よしっと気合をいれて薬品の置いてある戸棚へと向かった。
「さて、どこにやったんだっけ?確か……」
すぐに薬を見つけるとことができた。それを袋につめると、あることを思い出した。
「あっ!!いけね、ボクこの後会議だったんだ!! キンちゃんも一緒に会議だし…誰かに頼まないと…」
やっぱりグンマはグンマなわけで…。それでも、なんとかしないといけないという事は分かるらしく、腕を組んで唸っていたが、
誰か信頼できる人物が思い浮かんだのか、ポンっと手を打った。
「適任がいるじゃないvv さ、頼みにいこう!!」

そそくさと、袋を抱えるとその人物のいる部屋へと向かっていった。

一方、シンタローといえは…。
「グンマもたまには!!役にたつもんだぜ」
帽子をとり、征服の襟元を緩めてソファーに倒れこんだ。
やっぱ、バカと天才は紙一重って本当だったんだな。などと事件解決!!とばかりに、煎れたてのコーヒーに口をつけながらゆったりと目を閉じた。
が、その安らぎはすぐに壊されることとなる。

「シンちゃん!!大丈夫かい?パパがきたからもう大丈夫だよ」
ドアが開いたかとおもうと、騒々しい足音とともに、よく知った声がするではないか。

「……………っ!!!??? あちっ!!」
ソファーから身を起こすと、慌てて起きたためにカップのコーヒーがズボンにこぼれた。
思わず出た声を手で塞ぐと、退路を探す。といっても、広いといっても所詮は部屋だ。
入り口から入ってきたマジックとかち合わずに、この部屋から出る手段はない。
キョロキョロと見回しても、逃げ道などあるはずもなく、マジックの自分を呼ぶ声がだんだんと近づいてくる。
くそっと舌をうつと、部屋の奥まった場所にある寝室に逃げ込んだ。
そしてベットに横になると、布団を頭からすっぽりと被る。

ドクンドクンと、逸る心臓の音が耳に大きく響く。そして、頭に浮かぶのはグンマのことだ。
『あのばか!!やっっっぱ、ばか!! くそバカグンマ!!』
親父に頼みやがった。よりにもよって、なんで親父なんだ!!
ばか野郎~!!・・・などと毛布の中で、悪態をついてもマジックの声はだんだんと近づいてくる。
「シンちゃん~? いないのかな~?」
『いない、いないぞ。とっとと薬だけ置いて帰れっ』
と胸の中で愚痴っても、マジックが帰るはずがない。そして、
「み~っけたvv シンちゃんパパだよ~」
寝室に足を踏み入れて、マジックが近づいてくる。シンタローはぎゅうっと毛布を握る指に力をこめた。

「シンちゃん?寝てるのかな」
ベットの縁に腰をかけると、そっと布団のふくらみの上に手をおく。
その感触にシンタローの身体がビクリと反応を返した。そんなシンタローの仕草に、にやーっと満面の笑みを浮かべると、しらじらしくも
「毛布から顔が出ないほど、具合が悪いのかい?」
とシンタローの頭あると思われる部分を布団の上から撫で付ける。
そんなマジックに焦れたようにシンタローは口をひらいた。が、
「具合が悪いんだよ。だから薬だけ…」
薬だけ置いて帰れといおうとして、マジックの言葉に遮られた。
「本当に?」
知っていることを隠しながらも、確信を感じされるものの言い方に、たじろくがココはどうにかしてマジックを欺かなくてはいけない。
布団の端をしかと掴むと、意を決した。
「本当だ・・・」
これ以上聞くんじゃねぇぞ!!と言葉に棘をしこんでも、
「じゃあ、顔色がどうなってるか見せてくれないかな?」
と返してくる。それに対してシンタローが、
「嫌だ」
と応えれば
「なぜ?パパはシンちゃんに熱がないかどうか、額に手をおいて確かめたいだけだよ」
と相手も負けてはいないが、シンタローも譲るわけにはいかない。更に
「熱はない。だから、ほっといてくれ。あっちにいけ!!」
と言葉を返す。二人の押し問答も、マジックの次の行動で均衡が崩れることとなる。
「せめて、可愛い顔だけみせてね」
「あ“……っ」
後頭部の布団を掴むと、無理矢理引っ張った。引きずられうような形で、シンタローは布団を握ったまま顔だけが毛布から出てしまった。
それにより、うつ伏せの体勢をとっていたため、顔よりも頭のぴこんと主張するネコ耳がマジックとご対面することとなった。
「シンちゃん…これどうしたの?」
恐る恐るといった感じで、マジックがシンタローの黒いネコ耳を撫でるつけると、くすぐったいのか耳がパタパタとマジックの指を押し返す。
「これは…その、その…新しいセンサーだ。うん、そう!!これつけるとよく、聞こえるんだ!!」
「そう…よく聞こえるためにね~」
もう一度、優しくネコ耳…シンタロー的に言えば、最新式のセンサーだそうだが。それを撫でつけると、やはりくすぐったいのか今度は耳とシンタローが反応をしめした。
「じゃあ…もっとよく見せてくれてもいいよね」
布団の中のシンタローの両脇に手を差込むと、自分の方向へと引き上げた。そして自分の顔の前にネコ耳がくるようにして、後ろにまわした手に力をこめた。
「あっ…ぅ…ん」
ハムっと耳の先端を甘噛みされ、シンタローの口から甘い吐息がこぼれた。

「そんなとこ…噛むなよっ……あっ…?」

シンタローの耳に軽く歯をたてては、引っ張ったりとマジックがじゃれつくと、シンタローがくすぐったさに身を竦めた。

そして、神経をそっちにやっている瞬間を見逃さずに、マジックは手に隠し持っていた鈴のついた真っ赤なリボンの首輪を素早くシンタローの首につけた。

シンタローが首への違和感に気付いた時にはもう遅く、チリンっと鈴の音色が寝室に響いた。

「な、なんだよ、コレ!!」
マジックの身体を押し返すと、両手の指を首輪と首の中にいれて引っ張った。が、
生地はただの布なのにいっこうに緩まない。イライラと力いっぱい引っ張っていると、笑いを噛み殺すような声がふってきた。

「そうして嫌がっている姿は…本当にニャンコちゃんみたいだね。 最初はみんなそうやって、首輪を嫌がるんだよ」

「誰がネコだってっっ!!誰だって嫌に決まってる」
まだ諦めがつかないのか、首輪を外そうと躍起になりながらも、マジックの言葉にシンタローは厳しく睨みつけた。
怒りに耳が立ち上がり、切れ上がった漆黒の瞳がキラキラと強気に濡れて、マジックの顔を映し出している。

そんなシンタローの姿にマジックは溜飲を下げると、無理矢理腕の中に抱きしめた。
「離せよっ!!」
暴れるたびに、首の鈴がチリンチリンと音を奏でた。
そんなシンタローの背中に置いた手の右手だけを、そのまま下にズボンの中に滑り込ませると、お目当てのものを掴む。
すると、その刺激にシンタローの身体が硬直する。
「うっ!! ぁっ……っっ」
そろそろと、ズボンの中から黒いしなやかな尻尾を取り出すと、ズボンの中では窮屈だったのか伸びでもするように、意思をもって尻尾が揺れている。
そんな尻尾の先を弄びながら、マジックはシンタローのネコ耳を軽く噛むと問いかけた。

「尻尾がある。やっぱりニャンコちゃんだね。ネコ耳型のセンサーと尻尾では、誰が見てもネコに見えるけど…?これ、尻尾じゃないのかな」
敏感なネコ耳を口に含まれながら話されると、時おり歯があたり…震え上がりそうな快感に肩をが震えてしまう。
それでもどうにかして耐えようと、マジックの白いスーツの肩口をぎゅっと掴むと、顔を埋めて歯を食いしばった。
「ねぇ…コレはなんなの?」
「あっ…噛む、な・・・それは……」
「それは?」
シンタローの答えを急かすように、尻尾の根元を掴むとツーッっと先に向かって指を走らせた。
「んっぁ!!」
ビクリと背を仰け反らせて、足元から駆け上がっていくような快感に震えあがった。
「尻尾も感じちゃう?どこもかしこも感じちゃって…。淫乱なニャンコちゃんだね、シンちゃんは」

執拗に尻尾をまるでペニスでも扱うかのように、上下に抜き差しを繰り返すと我慢できないのか、モジモジとシンタローの下半身が揺れ始めた。
「なんで? あ、あっんっ」
意志とは反して素直すぎる体に、思考がついてきけない。それでも、ソコを擦りあげられると正常に考えることが出来ないほど、快感に頭の中が朦朧としてくる。
快感に身をゆだねようとしている、シンタローの喉から顎先をネコにするかのように、尻尾を扱っていない指の腹で撫で上げると、シンタローの濡れた睫毛が気持ちがよさそうに揺れた。

「どうやら、完全にまわったようだね」

何度も指先の往復を繰り返しながら、抵抗の止んだシンタローの姿にマジックは笑みを浮かべた。

「っは……っ、なにを、っ…した?」
なんとか聞き取れたマジックの言葉に、息をつくのもやっとな程に切ないと息を漏らすと、顔を傾けて情欲に潤んだ瞳をマジックへむけた。

「知りたい?」
手の中にある尻尾を弄びながら、ずるずるとマジックにもたれかかるようにして倒れると、胡坐をかいているようなマジックの膝に膝枕をされるような形でシンタローはマジックにしがみついた。
そんな、切ない呼吸を繰り返す、シンタローの髪を優しく撫でながら、
「その鈴だよ。ネコにまたたびってね。こんなに聞くとはおもわなかったけど」
特殊な成分を鈴の中に含ませてあるからっと言葉を続けると、首の鈴を指で弾いた。
小気味のいい鈴の音が響く。

「腰をあげて…。もっと気持ちいいことしてあげる。 薬もほしいだろう」
その言葉に、快感に閉じかけられていた瞳がなんとか半分ほど開かれると、やっぱり!!という確信を秘めた眼でマジックを見つめる。

「素直に、パパのところに来たらすぐに薬あげたのに…残念。そんな可愛い姿をグンちゃん達に見せたと思うと虐めたくなっちゃった」

『そんなの、嘘だろ。最初からこうするつもりだったくせに…』と疑惑を目線で訴えると、マジックは軽く肩を竦めて「どうかな」っと答えた。

「ま、今日はいつもと変わったことしようか。たまには動物的に体をあわせるのもいい」
そういって、シンタローの双丘のあたりにズボンの上から手を置くと、嘗め回すように撫で上げた。

「んん、……っ」
ただ撫でられているだけどいうのに、反射的にシンタローの腰が浮け上がる。それを、両手で固定すると素早く下着ごとズボンを足から引き抜いた。
そして脱がせたものを床へと放り投げる。

「さあ…どうやって可愛がろうか」
下半身をむき出しにされ、上半身は軍服を着ているとなんとも、奇妙な格好のシンタローを見やり…手に持った薬の瓶を揺らしながら、これからのことを考えてかマジックの瞳に怪しい光が灯っていた。


* * * * *


『自分で広げなさい…ほら、しっかり広げないと、薬が零れてしまうよ。ずっとネコのままではいたくないだろう?』

そう言って、クッションの上に肩をつかせて両手で自分の秘部を広げるように促すと、シーツと軍服が擦れるような音をたたせながらゆっくりと、手を後ろにまわす。
『ひゃっ…、あぁ!!』
自分で広げさせられた中に、冷たい液体が徐々に入り込んでくる感覚に背を仰け反らせた。乱れた髪がぴったりと首筋に絡みつき、扇情的な姿を現している。
『中で出されるの好きだろう…』
心底、楽しそうに笑う声が頭の中でこだまする。涙で真っ赤にはらした眼をぎゅっとつむると、枕に額を擦りつけた。
『そうだ、この尻尾で慣らしてあげようか』
そういうと、ローションでたっぷり濡らしたピクピクと揺れるシンタローの尻尾を掴むと、秘処に運びゆっくりと差込んでいった…。
『あぁん!! とう…さんっ!!l』
尻尾と粘膜を当時に擦られて、自由のきかない体を精一杯仰け反らせ―――・・・。


「やだぁっっ!!」
割り開いていた手を離すと、力の入らない腕で起き上がった。はずだったが、目の前には白い天井と明るい日の明かりがあたりを照らしている。
「あれ…? おれ…あ!! 耳っ!!尻尾はっ!?」
マジックの身体を押し返したと思ったのは、自分の布団で…。
思い出したように、急いで耳に手をあてると、昨日まであった柔らかい弾力のある耳は姿を消していた。同じく、そろそろ下半身に手を伸ばせば…。
「よかった~っっっ!! あれは夢だったんだ」
ほっと息をついて、布団をかけなおしたところで声をかけられた。
「何が夢だったの?」
「えっ…だからおれがネコになっちゃう夢だよ。耳と尻尾があって…って………」
一人で寝てるはずなのに、隣から声がするのはおかしいだろうと、隣に顔をむければ・・・
「夢でもネコになってたの?」
身体を横向きにして、肘をたてその上に頭をのせたマジックと目があった。
「なんで親父が………!!」
自分が夢だと思ったことが、現実に起こったことだと思い出したくもない…徐々に浮き上がってくる記憶に蓋をするように、布団を被った。
「昨日のニャンコなシンちゃん…とっても可愛かったよ。たまには、おもちゃでいいから頭につけてくれないかな?」

そんなシンタローに追い討ちをかけるマジックの言葉と、ぽんぽんと自分の布団の上に置く手の重みを感じながら、もうニャンコなんかゴメンだ!!っと胸の中で叫んだ。


@End@

ご来読ありがとうございました。
6000の神楽さまリク。ネコ耳シンちゃん。コスプレ?オプション尻尾付です。
楽しかったです。マジシンならなんでも楽しいんですが…これは特に楽しかったです。ついシンちゃんと打ちこもうとして、シンにゃんとなってしまいます。
。。。未だに治らず、ちょっと困りものですι

キンちゃんやグンマがでてきました。いつも二人の世界なので楽しかったです。
ただ、もっと出したい~っと歯止めが聞かなそうだったので二人で止めておきました。
尻尾ももっと最大活用したかったですね~。バ●ブかわりにもっと挿ちゃうような、表現したかったです。
終わってから、あぁ~ちょっとぬるかったかぁって思ってしまうんですよねι反省。
コスプレシリーズも次回でひとまず休憩。
次回は、シンちゃん子供になる!?(コスプレっていうのかな?)

ありがとうございました。


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