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dfs
迷探偵シンちゃん



それは、いつもの日常の朝にやってきた。

事件勃発の朝。

-AM7時-自室にて

「あぁ~。もう朝か、あっという間だなぁ」
いつもの通り、ベッドの上で身体を伸ばすと、起き上がり、床に足をつけた。が、
なんか、いつもと目線が違う?

風景の違いに首を傾げながらも、足を踏み出すと、大きくつまづいた。
「うぉっ!なな、なんだっ!!」
なんで詰まづいたか分からない。
フローリングに顔からぶつかり、赤くなった鼻をさすりながら、足元をみれば…。
あれ?パジャマこんなでかかったか?
裾が大岡越前なみに長くなっていた為、足を取られたらしい。
ん…?
裾の問題じゃない。袖だってぶかぶかで…。手をみれば、
骨ばった、ごつごつとした男の手から、ぷにぷにとした紅葉のような手で…。
ぺたぺたと顔を触れば…。

………。

…………ιι

鏡のある洗面所まで、でかいゆるゆるのズボンのウエスト引揚げ、なんとか引きずって歩いていたがラチがあかない。その場でパジャマの下を脱ぎ捨てたが、下着のボクサーパンツまでウエストがブカブカで下がってくる。面倒だとそれも脱ぐと、パジャマの上が膝まできて、大事な部分は優に隠してくれている。
そのまま格好で洗面所へ向かった。
いつもなら、すぐにいける洗面所も、今日はやけに道のりが長く感じる。軽く息を見出しながら、洗面所の鏡をみれば…

顔映らないじゃん!

いままで当たり前だと思っていたことが、普通にできない。目線は蛇口で、頑張っても髪の毛が鏡に映るかどうかという程度だ。
持ち前の運動神経をもってしても、それまでもが子供の体力になっているらしく、ぴょんぴょんっとジャンプしても、顔までは移らない。
近くを見回し、手頃の台を見つけて、踏台がわりにして鏡を覗きこめば、
小学生ぐらいか?10歳ぐらいの子供が鏡に映し出されているではないが…。

長い髪も、短くなり襟足がすっきりとしている。
「オレ?…か?ってオレしか映ってないし…」
突っ込みをいれたところで、むなしいだけ…この顔、写真でみたことある。
親父があの時の素直なオレを!!っと嫌味かお前!!というような、写真の数々を部屋に飾っていたのを思い出した。
確か、こんな顔のやつが親父の隣りで、満面の笑みを浮かべたり、大泣きしている写真があったような…。

でもと…チラリと鏡をみれば…吊りあがったきつい眼差しも、幼さが加わって和らいでいる。が形のいい漆黒の瞳に、ぷっくりとした唇…愛らしい顔立ちだな~。
「やっぱオレって、昔から可愛かったんだなぁ~」などどいう余裕も出てきた。
なんせ、最近ネコになったばっかりだしな。さすがになれてくるぜ。
さて、どうしたもんかな。
踏み台から、ぴょんっと飛び降りると、腕を組んだ。

原因は分かってる。
今回も親父に間違いない!! 問題はそれをどうするかだ…。
この前と同じく、親父の知らないうちに解決しようとしても、見つかるに決まってる。ましてや子供の自分になにが出来るのか。
子供…。―――そうだ子供だ!!

…子供なら子供の特権てやつを精一杯使うしかない。

虎穴にいらずんば虎児を得ず!! ここは乗り込むしかねぇだろ!!
見かけは、ちょっと…かなり!!生意気そうだが、可愛らしいちみっ子が一丁前に腕を組むと、ニヤリと唇の端をあげて笑みを浮かべた。

―AM7時30分―行動開始

まずは…このパジャパから着替えないとな…。っと子シンタローが思案していると。(以下シンタロー)ノックも無しにドアが開く音がする。

きたっ!!

本当はこっちから乗り込むつもりだったが、大方…うまくいったか様子を見に着たというところだろう。

戦闘開始だ。

深く息を吸い込むと、ゆっくりと息を吐く。そうして気持ちを落ち着かせると、表情も小生意気な子供の顔から、愛くるしい従順そうな表情へと一変させた。
シンタローの予想通り、迷わずに寝室にむかってくる足音が聞こえてくる。
そして、
「パパっっ!!!!」
とマジックの姿が見えるやいなやシンタローが、マジックに向かって飛びついた。
「し、シンちゃん!?………」
まさか飛びつくとは思ってなかったのか、マジックの腕が小さな身体の背中に手を回さずに固まっている。
「起きたら、パパがいなかったから…ボク…ボク…っ」
マジックのピンクのスーツのジャケットに顔を擦りつけると、グスグスとえづいた。
(どうだ・・・!!俺の演技も捨てたもんじゃねぇな)
精一杯、ジャケットに額をグリグリを押し付けながら、眼を見開いて瞳を充血させる。
そして、目の前がうっすらと涙でぼやけてきた所で顔をあげて、上目遣いにマジックを見つめると、マジックが柄にもなくうろたえているのが分かる。
(おもしれ~~!!)
本当なら、床を叩くほど笑い転げたい!!が、そうしたらバレてしまう。
口がひくひくと、引きつってしまいそうなのを歯を食い縛って耐えると、自然によってしまった眉間に皺を悩ましげな眼差しに変えて、顔でマジックを見つめる。
「シンちゃん…子供になっちゃったの? 今、いくつか分かるかな?」
シンタローの目線まで腰をおとすと、シンタローの涙で(充血して)潤んだ瞳を心配そうに、見つめる。
少しうつむいて、指を折って数えると控えめに「10歳?」とだけ応えた瞬間、自分の身体をぎゅっと抱きしめると同時に、小さくマジックが「おかしいな…」っと呟くのをシンタローは聞き逃さなかった。
(やっぱり!!)
たぶん、親父がドクターに頼んだのは身体だけが子供になる薬だ。いくらなんでも、記憶も子供の俺に手出しはしないはず。
親父と初めて関係を持ったのが、中学の後半だから…外見だけでなく中身も子供の俺には、手出しはできないに決まってる。
シンタローを抱きしめたまま、どこか考え込んでいるようなマジックに、シンタローが恐る恐る話しかけた。
「パパ?…どうしたの?」
「ううん、なんでもないんだよ。…それより、シンちゃんなんでズボンはいてないのかな?パンツもあんなところに脱ぎ散らかして…」
(ギクっ…!!やばい…どう誤魔化すか…)
自然とマジックの袖をギュっと掴むと、考えをめぐらせた。
「…分かんない。 トイレにいこうとして、脱いじゃった」と言い終えると、添えるように小首を傾げてマジックを見つめる。
都合が悪いときには、コレに限る!!

子供の特権だよな~。それに子供って訳わからんような行動するしなvvと心の中で思ってるとは思えない、愛くるしい表情で…。
「そっか~v分かんないよね~」
などと、マジックもつられるように、シンタローと同じ方向に首をかしげて、笑みを浮かべた。そして、改めてシンタローの頭からつま先までを目で追った。
ぶかぶかのパジャマ一枚を着込んでいる姿は、子供とはいえ…そこはかとない色香が漂っている。パジャマの上着から伸びる白いスラットした華奢な足。
どこもかしこも柔らかそうで、軽く歯を立ててしまいそうなほど魅惑的だった。
チラリズムは男の浪漫!!と、マジックが思ったが分からないか、シンタローの子供姿を懐かしむように凝視するマジックに「パパ……・・・」と子供特有の高い声で呼び止められる。
「…鼻血……でてる」
多少怯えを含んだ瞳とシンタローの声に、マジックは我に返ると、鼻血など気にならないのかシンタローを抱き上げると歩きだした。
「さ、ここじゃ不便だろう。パパの部屋にシンちゃんのお洋服用意してあるからね」


―AM8時15分―敵地進入(マジックの部屋)

けっこう、簡単だったな・・・。
きっとこの部屋のどこかに、大人に戻す薬があるはずだ。ぐるりと部屋の中を見回して、
…しっかし……あのアーパー親父は…ιι
用意された洋服を目の前にして、シンタローは一つため息を漏らした。
その洋服とは…赤い総帥服の子供バージョンで、ただ違うのはズボンが半ズボンだということだろうか。上のジャケットは2パターンあり、袖がるものとノースリーブで…。
子供に戻して何する気なんだか、こんな服まで用意して…バレバレじゃねぇか。 まっ、親父が犯人だとこれで決まったようなもんだ。
後はこの部屋のどこかにある薬を、俺の中身が大人のシンタローだとバレる前に見つければ…――――。
「シンちゃん。着替え終わった?」
ドアのノックとともに入ってきたマジックに対して、小さく舌を打つとクルリと振り向いて笑顔を振りまいた。
「ううん…迷っちゃって…。なんで、この服なの?いつもは普通のシャツだよね?」
「だって、前にシンちゃん。パパみたいな赤い服が着たいって駄々こねてたでしょ」
そう言われれば、ぐうの音も出ない。「そうっだったかな?」と笑顔で乗り切り、露出度の少ない袖まであるジャケットを手にとった。
マジックのあからさまな視線を感じながら、袖を通し全て着終わったところで、後ろからはしゃぐ声がする。
「シンちゃん、かわいい!!はやく、前向いて!!ほらほら」
しぶしぶ振り向けば、マジックには恥らってるように見えるらしく「照れなくていいよ!!似合ってる~」などと嬉しくもない励ましの言葉とカメラのフラッシュが飛んでくる。
「ほら、スマイル、スマイル!!」
バカ親父!!殺す!!絶対殺す!!っと心の中では思っていても口に出してはいけない…。なんせ昔の俺は親父大好きな素直なガキだったらしいからな。
口に出せなくても、親父にやり返す方法はいくらでもある。なんとかして、親父を部屋の外へ出さなくていけない。

さて、どうしたもんか…―――。

マジックへひきつったような、笑みを浮かべながら、次の作戦を考えた。

―AM9時―同じく、敵地マジックの部屋

丈が膝ほどある黒のブーツを履き、赤の半ズボンに、同じく赤のジャケット、シャツは白・・・子供にしてはやや開襟すぎやしませんか?との突っ込みをいれたい・・・。
あつらえた様にぴったりのサイズにも・・・。
が、ここは黙認するに限る。
そして姿見を見て、やっぱ俺って最高!!と親父の「シンちゃん最高!!」っという言葉に酔いしれそうな自分を叱咤すると、任務に戻る。

シャッター音と、次に控えられている洋服の数々に終わることのなさそうな写真撮影に頭を抱え・・・ふぅ~っとため息をつくと、それを疲れたと察したマジックがシンタローに声をかけた。
「うん、お腹空いちゃった…」
マジックの言葉に便乗すると、お腹のあたりを押さえて瞳を伏せた。
「ごめんね!!もうこんな時間…すぐにご飯にするからね。何が食べたい?」
いそいそと赤い布地にマジックっとプリントされたエプロンを身に着けると、キッチンへと向かう。そんなマジックの後姿にオムライスとプリンをリクエストすると、マジックは困ったような顔をして振り返った。
「う~ん…プリンはちょっと…すぐには出来ないよ」出来合いのものじゃ嫌だろう?と困ったように眉を寄せて訊ねるマジックに、「嫌だ!!プッ●ンプリンとかじゃなくて、パパの手作りが食べたい!!出来るまでは何にも口にしないし、パパとも会いたくない」っとどこかのちみっ子のような口ぶりに手足を振り回して駄々をこねる。とマジックは了解っと肩をすくめて、キッチンへと姿を消した。
よしっ!!プリンの生地が固まるまで、少なくとも2時間以上はかかる。それまでに、探検と称して調べまくってやる。

どこに用意していたのか、虫眼鏡のようなものを片手に持つと、気分は名探偵。
作戦開始!!とばかりにまずは書斎へと足を踏み入れた。


―AM10時10分―マジックの書斎

とはいえ、疑わしい文献は出てこない。何か手がかりがあればっと思ったが、あるのは小難しい本から、自身の著書ばかり・・・。不便ながら小さい体を使って、はしごに上り隅々まで探したが、何も手がかりは得られなかった。仕方がない、次の部屋にいくかと、はしごを降りようと片足をかけたところで、遠くで自分を呼ぶ声がするではないか…。
夢中になって気付かなかったが、そんなに時間がたってるのか!?キョロキョロと周りを見回して時計を探す。
と再び、名前を呼ぶ声がする。
「は~い!!今、行く~」
おざなりに返事をして、仕方なく虫眼鏡をポケットにしまうと、はしごからひょいっと飛び降りる。そして、余計な詮索をされて怪しまれないようにそそくさと、マジックの声がするキッチンへと向かった。
キッチンにはエプソン姿のマジックが、出来たばかりのオムライスがのっていると思しき皿を片手に持っていた。
「先に、これだけでも食べてなさい。お腹すいちゃったでしょ?」
「パパ~っ」
そいう言って振り向いたマジックの懐に向かって、体当たり・・・じゃない。抱きついた。
片手に皿を持つという不安定さと、不意打ちにマジックの身体が微かにだがバランスを崩しているのを見計らって、強くエプソンにしがみつく。
「こら、こら。シンちゃん危ないよ。お皿落っことしてしまうよ」

落とせよ。てめぇっ!!っとばかりにグイグイ体を押し付けても、所詮はチミっ子。マジックの身体は最初はふらついたにしても、すぐにビクともしない。

それどころか自分の身体を片手で抱きかかえた。

「チっ・・・」

抱きかかえられながら、思わずギラリっと睨みつけた、瞬間…マジックと視線がぶつかり、すぐに笑みを浮かべると可愛らしく首を傾けた。

…落として時間を稼ごうと思ったのに…作戦失敗か。っと心中は穏やかではないが…。


―AM10時10分―ダイニングテーブルに連れてこられる

「ほら、あんまりおいたしちゃダメだよ」

そのまま、片手で抱き上げたまま、テーブルに座らせるが、何分背が小さくなってるため、普通なら差支えがないが…

「パパ…テーブルが高いみたい」

大人用のイスに座ると目線がテーブルをやや超えるぐらいで、前に置かれたオムライスの皿とお見合いするような形だ。これじゃ、満足に食べることは難しい。

「おや…困ったね。子供用の置くイスはないし…クッションじゃ、不安定だよね」
顎に手をやってしばらく考えこむと、いい案でも浮かんだのかポンっと手を打った。
…なんだか、すっげー嫌な予感がする。親父が口を開く前に、イスから飛びおりた。
「いいや…お腹そんな空いてないし、プリンが出来たら呼んでね」
クルリとイスに背を向けると、キッチンから離れるべく足を踏み出したが…気付けばイスに逆戻りしていた。
「ふぇ…?」
違っているのは、今度はオムライスの皿が見下ろせるって事と…座ってるクッションがいやに人肌というか…背もたれもいやにがっしりと硬く暖かいのは気のせい…―――じゃない!!
こ、これって…膝に座ってるって!!!
いきなりの展開と、まさかの格好に思わず、「ふざけんなっ」っと罵倒する言葉が飛び出そうになったとき、親父の嬉しそうな声が後ろから聞こえてきた。
「ほら、これなら丁度いいだろう」という言葉とともに、両手がしっかりと前で組まれていて、抜け出せそうにない。

バカ親父…。

いかん、いかん。俺は素直な可愛い俺を演じなければいけないんだ。
はぁ~…。
一つこっそりとため息をつくと、仕方がないとばかりに渋々スプーンを手にとり、オムライスを眺めて眩暈を起こしそうになった。
美味しそうだからじゃない…否、旨そうはうまそうだが…本当、俺の趣味を分かってる。卵は半熟だし、食欲をそそる匂いにゴクリと喉がなる…
が、オムライスの上のハート型とその真ん中の日の丸の旗…その下に「パパ大好き」というケチャップで書かれたかものを除けばだ。
しばらく、その文字とハートを見つめていると、またもや浮ついた声で、「パパが食べさせてあげようか?」とスプーンに手が添えられて、大丈夫だからと首をふるとスプーンの裏で文字を消してから、一口に運んだ。
「うまい…」
思わず、ポツリと呟いた。が、「うまい?」というやや疑問の声にハッと我に返った。
やばい、やばい…。えっ…と、素直な可愛い俺なんだから「うまい」はダメだよな。

「とっても美味しいよ、パパ」
エヘっと後ろをむくと、「パパも食べる?」っとスプーンに一口のせてマジックに向かって差し出した。
「ダメだよ、そんな悪い口のきき方したら」
メっと軽く睨むと、すぐに顔をにやけさせてシンタローが差し出したオムライスを食べた。
「ごめんね、パパ」
申し訳なさそうに、瞳を潤ませればこっちのもの。
いや~楽じゃねぇ?これ。
使えるな、うん。
この調子で薬頂戴っていったらくれねぇかな?
いや、ダメだよな。そんなことしたらバレちまう。今は10歳の(本当に10歳かは分からないが…)子供なんだから、記憶があるってことがバレちまうからな。
なんとかして、親父をこの部屋から長時間離れてもらわねぇと。
今後の作戦を立てながら、黙々とオムライスを食べ続けた。そして、食べ終わる頃「そろそろ出来たかな?」っと俺をいったんイスから下ろしてキッチンへ向かうと、親父はプリンをもって帰ってきた。
また、膝の上で食べされちゃ~かなわねぇ。なんとかして、逃れるべく咄嗟に親父にねだった。
「ね~、ソファーで食べてもいい?いいでしょ~?」
親父のズボンを摘んで引っ張ると、上目遣いに思いっきり甘えた声を出して駄々をこねる。
う…気持ち悪い!!辛抱だ、辛抱だ、俺!!
自分で言っておきながら、自らの声色に込上げてきそうな吐き気を抑えながら、おねだりすると「お行儀が悪いよ」とごねていたマジックも、承諾してくれた。
ソファーに座りながら、プリン…プリンアラモード(さすがだ。ただのプリンだったら、あれこれ文句をいうつもりだが、文句のつけようもない、見事なデザートだ)にパクついていると、内線がなる。
「おや、無粋だねぇ…ちょっと待っててね」
そういって、うっとりと俺を見ていた親父が、短く舌を打ってコードレス電話の内線をとると、リビングから自室に行ってしまった。
マジックが自室に入ったのを確認して、急いでソファーの前のテーブルに皿をおき、会話を盗み聞きすべく後を追うとドアにピッタリと顔をつけ、耳をそばだてた。
「そうか…分かった。すぐにいく」
誰と話していたかは分からなかったが、親父は短くそういうと、電話を切ったらしかった。
それを確認して、急いで元いたソファーまで走ると、何食わぬ顔でスプーンを握る俺に、申し訳なさそうな顔した親父が戻ってきた。
「ごめんね、パパちょっといかなきゃいけないから、ここでお留守番してられるかな?」
シンタローの隣に腰をおろすと、背中に手を通して肩を抱くように手をおいた。
こんなに好都合な事は無い。二つ返事でOKすると、マジックがチラチラとこっちを見ている。
なんだ?バレたか…ここは寂しいそぶりをするべきだったのか?ギクリとスプーンを握る手にも力が入り、じんわりと手が汗ばんでいるのが分かる。そんなシンタローにマジックが声をかけた。
「シンちゃん…」
「…………なに?」
ゴクリとプリンを飲み次の言葉を待った。つるんとした食感のハズなのに、喉のあたりでつかえるような、硬い固形物のようだ。
「いつものやつを言ってくれないかな?」
「え……」っと言葉を詰まらせるシンタローに、ほらほらいつもの「パパ大好き」ってやつ。っとシンタローの柔らかい頬を突っついた。
いつもそんな事言ってたかぁ?そんな記憶はさすがに、これっぽちもない!!だが、親父がいうのならばそうなのだろう。早く早くと急かす様な、マジックの視線に覚悟を決めると、
「パパ…だ~い好き!!」
マジックにもたれかかると、上目遣いにマジックを見上げる。「シンちゃんっ!!パパも愛してるよ~」っと頬にスリスリと顔をよせ、名残惜しそうにぎゅうっと抱きしめるとため息をついて離れた。
「じゃあ、たぶん一時間ぐらいで戻ってこれると思うから」
はぁ~っと更にため息をつくと、「いい子してるんだよ」と言い残し出て行った。
プリンを食べ終えて、マジックの去ったのを確認すると、ドアに内鍵をかけて作戦再開!!とばかりに腕をまくった。


―AM11時45分―作戦再開、マジックのプライベートルーム

再度、書斎をぐるりと見回して、キッチンの戸棚などあらゆるところを調べてみた。もしかしてと思い、バスルームも覗いたが、薬らしき粉末もネコの時のような液体もでてこない。
残すはこの、プライベートルームと寝室のみ―――。
絶対あるはずだっ!!あの親父が薬を用意していないハズはない!!…もしかしたら、持ち歩いているのでは?という不安もよぎるが、その時はその時だ。出来る限りのことをしなければ納得できない。
へたれそうな自分を叱咤すると、引出しに手をかけた。すると
「ん?何だこれ?」
小さい茶封筒が、引出しの奥に転がっている。その中には、5粒ほどの錠剤とメモ書きが入っていた。
「もしかして!!」やった!!と小躍りしてしまいそうだ…手が緊張で震えている。ドキドキと胸の鼓動を抑えるとその走り書きを読んだ。
『解毒剤は3錠をそのまま噛み砕いて飲み込むか、水かぬるま湯で飲ませて下さい。10分程度でもとの大きさに戻ります…高松。』
元の…大きさって!!しばらく考えこんで、確認をもつと、これだ―――!!グッと拳を握りその場でガッツポーズした。逸る気持ちを抑えながら、その錠剤をまずは一つ口に放り込んで歯をたてた。
ガリっと噛み砕くと、口の中に甘い知ったような味が広がった。なんだ…?不思議に思いながらもう一つ口に含むと、甘いのと酸味の効いた味がする。
「これって…ラムネ?」
疑いたくは無いが、どうみてもラムネの味がする、更に一つ口の中に含みながら茶封筒の中を調べてみると、奥に紙が四つ折になっている。
訝しげにその紙を開くとその紙の真ん中には、デカデカと手書きで…
「は、ハズレ~っ!!」ふざけやがって、どういうつもりだと、紙をぐしゃぐしゃと丸めると、後ろに放りなげた。すると、
「残念だったね~」っと笑いを押し殺した声がするではないか。
ハッとして振り向けば、マジックが紙を拾い上げて丸まった紙をのばしていた。
「お、親…、パパ…っ」

引きつった笑みを浮かべて親父を見上げると、傍までよってきてシンタローの身体を抱き上げた。そして、同じ目線にすると、「もう、お芝居はいいんだよ。イヤ~うっかり騙されるところだったよ」と笑みを浮かべているが、今後のことを考えるとその笑みが空恐ろしい。
「可笑しいと思ったんだよ。パパはね、身体だけを元に戻す薬を頼んだのに、お前ときたら記憶までもが戻ってるじゃないか?ドクターが失敗したのかと思ったけど、どうにも昔のシンちゃんとも違う行動が節々にあったから、ドクターに確認をとってもらってたんだよ」
「………なんでこんなこと…」
こうなったら大人しくするしかない…、そして隙をみて逃げ出してやる。っと強く心に念じるが、それは叶うことはない。
「なんでだろう?子供のシンちゃんが見たかったからかな」
しれっとしたマジックの口調に、シンタローは呆れた声をやっとの思いで、搾り出すことしかできなかった。そんなシンタローに、急に顔を引き締めて、マジックは寂しげに呟いた。
「子供の時はよかったよ、お前は私の手の中にいて…でも、今はどんどん立派になって、私のことなんか必要ないぐらいだもんね」
ちょっと、昔にもどってみたかっただけだよ…。またどこかへ行ってしまうんではないかと、不安になる時もある。蒼い瞳を伏目がちに閉じて、そう言葉を続けると、言葉がでなくて…
「親父……」
と呟くことしか出来なかった。

「私にはそんな感情は皆無なものだと、そう思ってた?」
その言葉に、ためらいがちに頷くと「そうだろうね」とマジックが一人ごちた。
なんと声をかけていいか、分からなくてチラリとマジックの顔を盗み見ると・・・。
「なんてねvvだって、退屈だったんだもん」
手の平を返したような、マジックの態度に唖然…絶句という方がいいかもしれない。
「さ~て、パパを騙して薬を盗もうとした、悪い子にはなんだと思う?」
さっきの、雰囲気はどこえやら、ニヤリといやらしく口元を緩めて歩を進めるその方向は…………―――。
「ショタコン野郎!!こういうの、幼児虐待っていうんだぞ」
ばたばたと手足を動かして、マジックの髪の毛を引っ張ってみても、効果なし。その足は寝室へと止まることなく進んでいる。
「パパのことをショタコンなんて、いう子にはお仕置きだよね」
そのまま、シンタローの罵声を聞きながら、寝室に着くとベットに腰をおろし、その膝の上にシンタローを腹ばいにさせる。膝の上にちょうどお腹がくるような格好だ。
まさか…この格好って…ιιι全身の毛穴という毛穴から汗が噴出さんばかりの緊張で、心臓が波を打っている。
「ふざけんな!!くそ親父!! 離せ、離しやがれ」
マジックの膝の上で、ジタバタと身体を動かしても、「素直なシンちゃんもいいけど…。やっぱりそうこなくっちゃ、シンちゃんじゃないよね」とよけいにマジックを歓ばせるだけで終わった。
それでも、ばたばたと諦めの悪いシンタローに、マジックの振り上げた手がシンタローのお尻に向かって振り落とされ、パンっと乾いた音が室内に響くのと同時に、
「いっ…てぇ!!、痛い、痛いってば、ふざけろ!!いくつだと思ってんだ」
とシンタローの悲鳴にも似た、悲痛な声が漏れる。
いい歳して…外見は置いてといて、実際は大の大人がお尻ぺんぺんというのは、屈辱という言葉以外ない。そんなシンタローに対してもマジックは
「え、10歳なんでしょ?子供を叱っているだけだよ」と全く取り付く暇もない。
どれくらい続いたか、うっすらと涙が滲み、抵抗が止んだ頃…やっとそれは終わりをつげた。
「痛いだろう?でもシンちゃんがいけないんだよ」っと何度も刷り込むように耳もとで囁くと、ズボンを脱がせる。
ズボンの上からだったにもかかわらず、桜色の柔肌はマジックによって痛々しく赤みをおびていた。それを優しく撫で上げて、一つ唇を落とすと、そのままベットに仰向けに寝かせて、
「あの頃は、まだパパとこういう関係になってなかったもんね。昔のシンちゃんがどんなだったか教えてね」

そう言って、子供に戻った時から味わいたいと思っていた、真っ白な2本のほっそりとした足に手を伸ばした。
「…っ、な、なに!?」
あとを引く痛みのせいで、ぼんやりとなすがままになっていたシンタローは、足元からくる味わったことのない感覚に、ひりつく尻を押さえながら身体を起こして、身をこわばらせた。
いつのまにか、ブーツは脱がされ床へと転がっていた。
そして、気付けばマジックが、シンタローの左足の踵を両手で捧げ持ち、親指を口に含んでいたからだ。
マジックはシンタローの指を口に含んでおいてから、舌の先端で、親指と人差し指の間の部分を何度もゆっくりと舐め回す。
「ひゃっ、やだぁ!! ぁぁっ」
まさか、そんなところを口に含まれるとは思わなくて、必死に支えた腕に力をこめると、足を引っ込めようとするが、マジックは踵をつかみ逆にグット引っ張ると、ぴちゃぴちゃと音をたてながら人差し指と中指の間に舌を走らせる。
「あ――っ、やめろ!!」

指を舐められているだけというのに、ゾクゾクとしたものが全身を貫いていく。

顔を仰け反らせて、天井を見上げると目を強く閉じて、なんとか自分の足をマジックの口から離そう力をこめるが、両の手でしっかりと固定されて、薬指と小指の間の部分をも舐め回された。
「思ったとおり、柔らかくて…噛り付いてしまいたいほどだよ」
そう言って、左足の指を口から離すと足の甲に唇を落として、吸い上げた。白い柔肌はすぐにマジックの所有の証とでもいうような赤い痕を残す。
そして、左足をシーツの上にゆっくりとおろすと、右足を包み込むように持ち上げる。
「さあ、今度は右足だよ」
左足のときと同様に、それよりも激しく音を立てながらむしゃぶりつく。
逆に今度は小指のほうから、飴玉でもしゃぶるように口の中で転がし、ときおり歯をたてながら、指の間の股の部分に舌を這わせる。
「あぁぁっー!やめろ、やめろっ!」
顔を左右に打ち振るって、イヤイヤしながら逃げようとして、シンタローは身体を後方へ傾けた。次の瞬間、シーツの上に膝をたてた状態で、再び仰向けに倒れた。
両足の間の付け根の男性のシンボルが小さいが、ピョコンと天井にむかって立ち上がっているのが見えた。
その眺めに、マジックは身体が高揚していくのを感じる。心の端で、子供だという事実が歯止めをかけていたが、やや舌ったらずで普段のシンタローの声とは違う高音というのも、自分を煽るのは十分だった。
それに、中身が大人だというと、昔は感じることのなかった愛情ではない、欲情を意識せざるおえない。
マジックはしっかりと、右足の踵を掴むと、指の間を走らせる舌に力をこめた。
「やだ、それやだぁ!」
執拗な愛撫を嫌がるように、身体をねじって逃げようとすればするほど、マジックの征服欲が煽られる。それに、身を捩る度に赤いジャケットと白いシャツの間から、チラリチラリと立ちあがったものも垣間見えて…。
その赤と白と色合いに、チラリと見える角度がなんともなまめかしく、マジックの劣情を誘う。
「もう、やだぁ…」
敏感な子供の身体には、マジックの愛撫は酷だったのか感じすぎて、ひっくひっくとえづき、喉を震わせてマジックに哀願するシンタローの顔はぐっしょりと涙で濡れている。
「足の指が感じるなんて、思わなかった?」
身体を起こして、肩を震わせているシンタローのこめかみの辺りに、ちゅっと唇を落とすと、「それだけじゃないんだよ」と笑みを浮かべて、シンタローの右足を掴むとぺロリと足の裏を舐め上げる。
「ん、ふっくぅ…っ」
くすぐったいのか、ピクリとシンタローの身体が吊り上げられた魚のように背をしならせる。それでもかまわずに、吸い上げたりチロチロと舐めあげて、反応のいいところを探し出す。
ひとしきり舐め回すと、舌を踵の部分に走らせてアキレス腱から、ふくろはぎと膝の裏を経由して太もものあたりまで、ゆっくりと舌の全体を使って舐めると、シンタローは全身をくねらせて、マジックを楽しませた。
そして、そのまま足の付け根に向かって、ツツーっと舌先端を走らせると、「あぁ―――っん!」と甘えたような声をシンタローが漏らす。
そしてこちらも、右足を舐めつくすと、左足に移る。
なおも舐めあげると、嬌声を通り越したような、荒い息づかいを繰り返して喘いだ。
「小さくても、ちゃんと濡れるんだね、シンちゃんの」
腿に向けていた視線を少しそらすと、やや布を押し上げて立ち上がっている部分の先端からぷっくりと蜜を滴らせている。
「この、時はもう精通あったの?」
そう言って、指でピンっとはじくと、面白いように腰がはねた。執拗に、質問を繰り返し片手でおさまるシンタローのモノを掴んで、ゆるゆると揉みしだくと、途切れ途切れに否定する。
「そう…この時はまだだったんだね~。でも濡れてるよ…シンちゃんたら、可愛い顔してこの時から淫乱だったんだね」
マジックがわざと追い詰めるような言葉を使うと、シンタローは両手で顔を覆って、イヤイヤというように肩を揺らした。
「どうせなら、試してみようか」
シンタローの足首を掴むと手前に引き寄せて、大きく開く。目線がちょうと閉じられた蕾の前になるようにすると、顔を近づけて舌の先端を突き出す。
やすやすと挿れない抵抗感はあるが、舌を2センチほと蕾に埋め込んだ。
「さすがに、まだまだ青いって感じかな」
「やだ、やだー!!」
なおも、顔を振ってシンタローは羞恥心に耐えている。自分の身体であっても、感覚もなにもかもが、まるで他人の身体のようで、素直な身体に心がついていかない。
「さっきから、ヤダヤダばかりだね」
ふ~。っと困った子だとばかりに、マジックがため息をつくと、自然とその息が蕾にふりかかり、シンタローは嬌声をあげて小さい身体全体で仰け反る。
「身体はこんなにも素直なのに…ね」
「あ、あっ!やだぁ、やっ―――-!!!!」
面白がるように、何度も息とふきかけては、嬌声と身体を跳ね上がらせる。すると、徐々にだが硬かった蕾がピクピクと収縮を繰り返す。それを見計らって、舌を奥まで突きたてて粘膜をなぞるように舐めまわすと、手の中にあったものが、ピンと硬くなり先から微量だがサラっとした液状のものが飛び出して、マジックの頬を濡らす。
「これも顔射というのかな?」
おやおやと顔をあげて、全身を弛緩させ快感の余韻に振るえるシンタローを見つめると、見せ付けるように頬に手をやって精液を拭き取った。
「ちがっ…はぁ…こんなの…」
荒く全身で息をつくと、マジックの頬にうっすらと残る白い液体を目に止めて、顔をそらした。
「何が違うの?薄いけど、シンちゃんの味がするみたいだけど…」
クスクスと喉で笑うと、手についたものを舌で舐めとって笑みを浮かべる。
「さ~、次はどこを可愛がってあげようか?」そういって、ジャケケットに手を伸ばすと、ボタンを外して、白い解禁のシャツごと脱がすと床へ放りなげた。
途中、シンタローが手足をばたつかせたり、マジックの袖を掴んだが、子供の抵抗など無いに久しい、ベットの上には子供の身体のシンタローが全裸で仰向けてになっている。
好色そうな笑みを浮かべて、シンタローに腕を伸ばすと、抱きしめた。

「う~ん、パパの腕の中にすっぽり入っちゃうねvv」
ベットの上で胡坐をかいて、シンタローを抱き上げるとすりすりとシンタローの柔らかい頬に頬をよせた。が、なんだが肌が固くなっているような…。
気のせいかっと首を傾げて、背中に回した手に力をいれたが…やっぱり先ほどよりも骨ばっている気が…。
まぁ…いいっかvv
と軽くながすと、抱きしめたままシンタローをベットに押し倒した。
するすると、可愛いウィンナーをもう一度いじっちゃおうかなvと手をシンタローの下肢へ伸ばしたところで、手首をがっしり掴まれた。
さすがに、異変に気付いたのか顔をシンタローへ向けようとして、鼓膜に声変わりがすんだ男の声が響く。

「よぉ~。 パパ…」
唇の端をややあげて、冷ややかかに見つめる漆黒の瞳がマジックをとらえた。
まじまじとシンタローの姿をみれば…
さきほどの愛らしいものではなく、キリリと切れ上がった眼に変化し、ぽてっとした柔らかみのある唇は、情が深さそうなやや厚みのある唇となっている。
そしてなにより、短かった髪が肩を越すほどの長さに変わっていた。

「し、しっ…シンちゃん!!」
幼かったシンタローが、すっかり骨格もがっちりとした男へと変貌しているではないか!!
これにはさすがのマジックも驚きを隠せない。

なぜなら、ドクターからは薬を飲まなければ戻ることはない。と聞いていたからだ、そして。
先ほどシンタローが飲んだのは間違いに決まっている。本物は自分の内側のポケットに入っている。

念の為それを確かめて、もう一度手首を握っている手から、視線を移してシンタローをまじまじと観察した。
まだ、完全というわけではない…やや幼さが残るその顔立ちは士官学校を卒業したあたりという所だろうか、
「どうやら…一定時間を過ぎると自動で戻るみてえだな」
じょじょに、元の大きさに戻る自身の骨格を確認しながら、余裕たっぷり…なおかつ、地を這うような声がする。

(あんなに素直で、可愛かったシンちゃんが~~~っっっっ!!!!!!)
言葉にならない声を、飲み込みながら、後ずらろうとしても、がっちりと手首を掴まれてままならない。

お、怒ってる。怒ってるね。完全に怒ってるね~!!!

シンタローの顔は見たい、が、怖い。でも、シンちゃんの顔をみたい!!

いくら見ていたって飽きないんだから!!それに普段ならこんな至近距離で、シンタローから腕を掴まれるシチュエーションなんて、早々無い。
こんなに喜ばしいことは無いのに、今はその顔を見るのが恐ろしい。が、でもなんとかなるかもvv

といつものように、なし崩しでこのまま押せば…大丈夫!!いけいけドンドンだ。
と、どこからその自信が沸いてくるのか…マジックはチロリと上目づかいにシンタローの顔を見て、即座に顔を伏せた。

前言撤回!!!!!!

怒りを通り越したのか、冷ややかな侮蔑を含んだ瞳でじっとりと自分を睨みつけるシンタローと目があった。
そして、その顔の横には、そんな大きなの至近距離でくらったら、さすがのパパもあの世行きだよ…
と思うような特大の眼魔砲が…控えていて。


「―――ッッッッ!!!!!!!? ……」

後には爆音だけが残ったとか。


**********


「たっく、ろくなことしねぇんだから」
瓦礫の下敷きになっている父親の、その瓦礫の上に腰をかけて足をくむと組んだ足に肘をつき、頬杖をついた。
一つため息をつくと、どこか思い当たる節があるのか、しばらく考えた後、

「どこにもいかねぇよ…」

とだけ小さく呟いた。
それがマジックの耳に届いたかどうかは分からないが…。


今回はネコのリベンジになったのか!?
少しは成長したのか?
何故途中で戻ったか!?謎はお蔵入りのまま、今日もいく迷探偵シンタロー!!
頑張れ新総帥!!君の未来は明るいぞ!!

@おわり@
あれ…ιιι終わってない??

ということで、ご来読ありがとうございましたm(__)m
アヤさま、10000番キリリク。シンちゃん幼児化!!パパに悪戯されちゃいました。
こんなんでよかったのか!? 
はぁ、はぁっと息もあがります。
なんせ、初のショタ。いえ、2回目ですが前回はエロはなかったので…。
ショタは難しいですね…なんせ筋肉フェチなので、子供のムチっぽっちゃっとした、柔らかさを出すのは
想像が非凡なので、いつも以上にゴロゴロのたうってました。
甥っ子をジーっと観察したりと…怪しい伯母さんです。

少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
ありがとうございました。

幸央__〆(=・ェ・。=)




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