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今日はチョコレートを大好きな人に上げる日。

って、誰が決めた!

明治か?

森永か?

はたまた、バルギーか?

俺は一年でこの日ほど嫌なものはない。

確かに奴の誕生日もうざいがな、この日はあの馬鹿がチョコを求めて俺を追いかける。

そして、クソ忙しい俺はこの日ばかりは何故か暇になる。

それも、休日付き。

台所には、食材は全てチョコレートに変わっている。

嫌でも、口に入れたら最後。

あいつが…

「シンちゃん、キスしよう」

って、今年もまた口伝いでチョコをあげる羽目になってしまった。




終わり


甘くしてみましたが不発
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シュンっとドアが軽い音をたて開く。
 と、同時にドアが開く時間すら惜しむ勢いで人が飛び込んできた。

「高松ーーっ!!」
 恵まれた体格、黒く長い髪の非常に整った顔立ちの男性が怒鳴る。
 新生ガンマ団総帥の若きカリスマ、シンタローその人だ。

「どぉいうことだよ!コレは!!」
 彼が、ビシっと指した先には、ついで姿を現した
 コレと呼ばれた青の一族特有の金髪碧眼の容姿をもった男性がいる。
 シンタローに負けず劣らずの容姿だが、身長は僅かに高い。

 ガンマ団の不思議現象の源その一。こちらも長髪黒髪、タレ目が特徴の科学者だ。
 ちなみにその二はシンタローの従兄弟であるグンマだ。
「なんですか、総帥ともあろうものがそんなに慌てて。」
 示しがつきませんよ?と眼を向ける。
「・・・。そちらの方マジックさまの若い頃にそっくりですね?」

「『そっくりですね?』」
 とどこか人を食った物言いを意外にもうまくまねし、
「じゃねーよ!マジックだよ!マジック本人!!」
「ほぉ~、じゃあ成功ですね。さっそく経過をレポートに纏めなくては。
 ・・・おや?でも使う人間間違ってませんか?マジックさま。」

 今まで大人しく静観していたマジックは尋ねられ口をひらいた。
「ところで君は誰だ?なぜこのシンちゃんが成長したらこの姿かな~vと
 思う男性は総帥服を着ているのかな?」
「う~~ん、思っていた効果と違いますね。記憶はそのままに肉体だけ若返らせる
 薬だったのですけどね。記憶まで肉体年齢になっちゃってますね。」
 いやはや失敗などとつぶやく。
「高松っ!んなことどうでも良いからさっさと戻せ!色々と問題が起こる前に!」
「ああ、そのままほっといて大丈夫ですよ。試作品ですからね。
 効果は精々2日~1週間ってとこじゃないですか?」
 シンタローが怒鳴るより早く
「解毒薬を作るより、ほっといた方が早いですよ。きっと。
 そんなことより、マジックさまに今の状態を説明したらどうですか?
 その色々と起こる問題の前にね。」
 いけしゃあしゃあと言い放つ。
 あまりの高松の言いように、肩が落ちたシンタローが疲れたように呟く。
「お前が元凶じゃねーかよ・・・。」

 今はちょっと手が離せないんですよ、と高松に体よく追い出されたシンタローは、
 まさかこの状態のマジックを野放しにも出来ず、
 今日の仕事は切り上げると、頼れる副官と側近二人に連絡し自宅に戻った。

「いまの状況を説明しよう。」
 不気味なまでに静かなマジックに説明を始めた。
 俺は、あんたの息子のシンタロー。
 正確に言えば息子ではないのだが事態がややこしくなるのでそこは伏せる。
 現在27歳。怪しげな科学者の怪しい薬によってアンタは若返ってしまったのだ、と。

「そうか。じゃあ君は間違いなくシンちゃんなんだね?
 私は引退し、ガンマ団はシンちゃんが引き継いだ。」
 そうだと、首肯するシンタロー。

 息子の前では頭が腐ったとしか思えない行動をしていてもさすがは元総帥。
 いやこの頃は現総帥か。落ち着いて現状を受け止めている。
 と感心して若返ったマジックを眺めていたシンタローは油断していた。

「シンちゃーん!!」
 と鼻血をながしつつ、突然マジックが抱きついてきた。
「ぐぇっ」
「ああっ、小さいシンちゃんも勿論可愛いけど、大きいシンちゃんも可愛いっ!
 パパは嬉しいよ!!」
 さあ、シンちゃん!いざ行かん!と抱きついていたシンタローを離し、
 ひょいっと身長192センチの大男を俗に言うお姫様だっこをした。
 そのまま寝室へむかって歩き出す。

 慌てて抵抗を始めるシンタロー。
 膝裏と背中にまわったマジックの腕はまるで吸盤がついているが如く離れない。
 シンちゃんは照れ屋さんだなvvなどとハートマークを乱舞しているマジック。

「アンタ何考えてんだよっ!」
「何ってナニだよ?」
 とよくある下品なことを真顔でサクっと言い、歩を進める。
「俺が子供の時からアンタそんな目で見てたのかよ・・・」
 行き過ぎた親の愛情だとは思っていいたが、そこまでとは、と全身が総毛立つ。
 よく俺今まで無事だったな、とも。

 シンタローがトリップしている間に、いつの間にかドアの前だった。

 その後のシンタローの行方は、マジックのみぞ知る。

H16.4.16
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ガンマ団本部の最上階。
ドーム型のこの部屋はマジックの私室となっている。
全てが見渡せるように、という何ともマジックらしい理由で壁・屋根共に強化ガラス張りだ。
夜ともなれば天も下も光の海となる。
人の暮らす光なれど、それは遠く他に人間は存在しないかのような錯覚を起こさせる。
この部屋に入る事が出来るのは、マジックを除き一人のみだ。

その唯一の人物が広いベッドの上、マジックの隣に横たわっている。
黒髪の人物は、ただ上を見つめている。
視線の先は空。

夜の終わりと朝の始まりが同居している。
左を向けば絶望が、右を向けば希望が待ち受ける。
黒が深い青に飲まれてゆく。
深い青は明るい青、薄い青、そして白くなり、赤くなり、黄色が差し込み、再び鮮やかな青が浮かぶ。
ゆっくりと世界が流れてゆく。
青と赤とは光の下に対となる。

そこには、黒は存在しない。

「シンタローは私との未来は存在しないと?」
逆光でマジックの表情は伺えない。
ただどこか楽しげな揶揄したかのような声が乱れたシーツに吸収される。
その声色はシンタローが自分から逃れられぬ事を確信しているかのようだ。
「いや、そんなことは言っていないだろ。」
それをシンタローも自覚しているのか、軽く否定する。
「今からは、希望だ。」

・・・またすぐに絶望がやってくる。

4.28
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崩れ落ちた家。
所々まだ煙が上がっている。
だが、残骸が残っているだけましなのかもしれない。
その瓦礫の中心にはただぽっかりと穴が開いていた。
土すら抉れている。
まるで最初から何も存在しなかったかのようだ。
焦土を前に男が一人佇んでいる。
金と赤のコントラストが鮮やかに目に残る。
その鮮やかさとは裏腹に彼を見るものは恐怖しか覚えないだろう。
そこでの生を奪い、望まぬ死を贈ったにも拘わらず顔には何の色も浮かんでいない。
彼は、この世界で知らないものは居ないだろう、ガンマ団総帥マジックだ。

マジックに近づく一人の青年。
彼の妻が亡き後、愛している数少ない人間、彼の二人の息子の内の一人だ。
まだ幼いもう一人の息子は青の一族の特徴を色濃く受け継いだが、
今マジックに近づいている青年はその特徴を一切持たないで生まれた。名をシンタローという。
マジックはこの場にそぐわぬとても綺麗な笑みを見せ近づくシンタロー手を広げ迎えた。
が、シンタローは抱きしめられる一歩手前で止まる。
今シンタローの眼前に広がる光景。
それをもたらしたのは間違いなく父親。
自分を溺愛する普段の姿からは想像できない父親の顔。
それはシンタローにとって初めて見た総帥マジックの姿だった。
声を掛けようとしたが、喉から声がでない。ヒュっと空気を切る音が生まれただけだ。
そんなシンタローの様子に構わず距離を詰め抱きしめるマジック。
シンタローの耳のすぐ横に口を近づけ低く囁く。常と変わらない優しい声色で。
「どうしたんだい、シンタロー?」
『どうしたんだ』
シンタローは、なぜこんな事をしておきながらそんな台詞が出るのかと正気を疑う。
呪縛が解け、声が出る。
「『どうした』って何でそんな事言えるんだよ!」
両手でマジックの胸を押しやり抱擁から抜け出し、距離をとる。
「シンタロー、何時も言っていただろう?もう子供じゃないって。
 だからパパのお仕事の様子を見てもらったんだけど、まだ早かったかな。」
「早いとかそういう問題じゃないだろ、これは!」
マジックはやれやれと幼い子供の我が儘にあきれたかのように首を横にふると
「困った子だなぁ。」
言うがなマジックの拳がシンタローの腹にめり込む。
「ぐっ」
シンタローの肺からいやな音をたて空気が漏れる。同時にぐったりと体から力が抜ける。
マジックは拳を抜き完全に力の抜けたシンタロー胸に寄りかからせ、背中に手を廻す。
シンタローは意識が遠のくなか、マジックの言葉が耳に残った。
「私はお前さえいればいいのだよ、シンタロー。」
完全に気を失ったシンタローの髪をいとしそうに梳きながらなおも言葉を紡ぐ。
「そう、お前さえ・・・」

暫らくそうしていたマジックに声が掛かる。
「総帥!出発の準備が整いました!」
「ああ分かった。」
「あの、シンタロー様は」
気を失っているシンタローを見、思わず口に出す団員。
「私が連れて行く。構うな。」
マジックは鋭く言い放つとシンタローを抱きかかえ、軍艦へと消えた。

5.4
mn.






生まれてきてくれて、ありがとう







「生まれてきてくれて、ありがとう」


不意に真面目にそんなことを言う。
折角丁寧に煎れていた紅茶は俺の手元でダバダバと零れ。
振り返った先のあんたはそれでも穏やかに笑っている。



なんで俺の誕生日なのに俺がお茶を用意しているのだろうかとか。
折角焼きたてのパンケーキは紅茶が染みてぐっしょりだとか。






どうでも良いと思うくらい、あんたは満ち足りた顔で笑ってる。








「……なんで、いきなりそう言うこと言うかね」
「だってシンちゃんとお誕生日過ごせないって思ってたし、色々あったしねぇ……。奇跡なんて信じないけど今私がシンちゃんと一緒にいるのってすごい確率だと思ったから言っておこうかと」


なんとか言葉を口にすれば、そんな俺の心境など知らぬと言わぬばかりにさらりと更なる言葉を紡いだ。



確かに遠征先での揉め事が一気に片が付いて。
グンマと高松の恐ろしい帰れコールに急いで帰ってきて。
一族幹部入り交じっての誕生会は凄かった。

シャンパンシャワーを死ぬほど浴びせられた俺とアイツは風呂行きを余儀なくされ。
あがってくれば全員潰れている始末。
主役なのに今日の片づけをしてようやく一息ついたのがこの時刻だ。
誕生日の終わる30分前。


カモミールのミルクティーでなぜかこの男と二人きり。
アイツは高松に連れられていったが大丈夫なのだろうか。




そんな取り留めのないことをぼんやりと考えていれば、ポットから出るお茶は全て無くなっていた。
その様に、声を上げて笑う男。





「なにシンちゃん、そんなに私にドキドキした?やー嬉しいなぁ、やっぱりシンちゃんは私のことがだいす「……ちっげーよ!!」






ちゅどんと。
右手から飛ばす眼魔砲。
壁がガレキと化して男は埋まった。
ああそれでもあんたは笑っているんだろう。
次の瞬間には酷いだのなんだのいつものペースで起きあがって。



だから聞こえないうちに言ってやろう。







「生まれてきたのがあんたのところで、ほんと」











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シンちゃん誕生日おめでとう!
と、いうことでハピバ作品をお題で消化してみようと思います。
全部かけるか分かりませんが。
途中で原稿にはいるかも知れませんが。

キンちゃんもちゃんと祝うぞ~。
出来ればグンちゃんも。(すまんかったグンちゃん…!)
今回はマジシンでした。
パプワ島でのことを考えると生まれてきてくれてありがとうってかなり重いよなぁとか思ったので。


06/05/24


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