キミと共にあるために
お前と共に笑いたい。
お前と共に泣きたい。
喜びも悲しみも全部全部お前と一緒にありたい。
それは叶う事などない願い。
『さよなら』
あの時、僕はお前の手を離した。
お前が喜ぶならなんだってできた。
僕に色々なものを与えてくれた友達。
後悔などしていない。
ただ辛かった。
お前と別れるのは、とても辛かった。
お前と共に笑いたい。
お前と共に泣きたい。
喜びも悲しみも全部全部お前と一緒にありたい。
そんなこと無理だと知っている。
お前には大切なものがいっぱいあるから。
僕はお前の手を離した。
お前は言ったことは全て守ってくれた。
今度は僕がお前を守る番。
後悔などしていない。
ただ辛いだけ。
そう…ただ辛いだけだ。
それは叶う事などない願い。
だから今度出逢ったときは、いっぱいわがままを言おう。
ずっとずっとへばりついて、どこに行くもずっと一緒で。
泣いて、笑って!!
もう二度と手を離さないと、お前が僕の一番だと叫んでやろう!!
そう、それは叶う事などない願い…
「お~い、ヒーロー…って待ちくたびれて寝ちまったか?」
夕暮れ時大きな樹の下、自由人と呼ばれる人間界の王者は愛息子を抱き上げ、帰路につこうと歩き出した。
「…パーパ?」
その暖かい腕の中で幼い少年は父親の存在に気づいた。
まだ寝ぼけているのか、微かに目を開けて自分を呼ぶ息子にシンタローは笑顔を見せる。
「起きたか。寝ていてもいいんだぞ?」
「パーパ…」
「?」
ヒーローはシンタローにしがみついた。
「どうした?怖い夢でも見たか?」
「…パーパ、どこにも行かないか?」
シンタローは驚いたように目を開き、そしてやさしく細めた。
「どこにも行かないよ。ヒーローがパーパと一緒にいたいって思う限り、パーパはお前と共にいる。」
その言葉を聞いてヒーローはシンタローに抱きつく。
「ヒーローはパーパが一番大好きだぞ!!」
シンタローはヒーローを抱きとめながら笑った。
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だったらいいなぁって…(またかよ)
同ネタ多そう(またかい)
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