コトコト煮込む(マジシン)
愛しい彼のために時間をかけて煮込んだカレー。
帰りは深夜が当たり前。
「パパ、寂しくて死にそう」
「そんなにやわじゃねぇだろ」
どんなに忙しくても、疲れていても。必ず私の元へ帰ってきてくれる。
明日もこうして帰ってきてね。
灰になる(シンタロー→マジック)
俺も一緒にいきたいよ、
なんて言ったら怒るかな。
それとも一緒に連れて行ってくれるかな。
お願いだから、もう二度と俺を置いていくだなんて言わないで。
あなたを殺して私も死ぬ(マジック→シンタロー)
誰にも殺されてはいけないよ。私以外の誰にも。
お前は私のものなのだから。その髪から爪、命までも。
真夜中の庭(マジック→シンタロー)
桜舞い散る日本庭園に静かに立たずむひとつの影。
色の濃い金髪が月光に照らされ淡く輝いていた。
「早く帰っておいで」
小脇に抱えたシンタロー人形を目先まで抱き上げ、こつんと額をぶつけて。
そっと目を閉じ、今はいない人を想う。
お前がいないと私の世界は未完成なままだよ。取り残されて、干からびてしまう。
一時とて忘れはしない大切な人。必ず見つけてみせるから。
孤高の戦士(シンタローとマジック)
「アンタはいっつも独りで前を走ってる」
「俺たちはアンタの足跡を辿るだけで精一杯なんだ」
「そんなに強いのに、どうして―――」
強いからって、独りに耐えられるわけじゃない。いつになったらわかってくれるのかな。
きっと私は誰よりも儚くて、脆い人間だよ。
後始末(マジシン)
「ギャー! 触んなクソ親父!!」
「後始末をしてあげてるだけじゃない。大人しくしなさい」
「ひゃっ……後始末どころかヤる気満々だろッ! 眼魔―――」
「どうしてお前はそんなに凶暴なんだろうね?
パパはお前を乱暴な子に育てた覚えはないよ」
「てめぇっっ取りあえずそのいやらしい手をどっかにやれ! 話はそれからだ!」
危険を察知(マジック、シンタロー、キンタロー)
「今日はシンちゃんとメイドさんプレイ…ふふふ…」
握り締められたメイドさんグッズ(マジックのハンドメイド)を目の前に
いろいろと体液を垂れ流す変態親父。一方その頃の息子は。
「キンタロー。何だか今すぐ遠征に行きたくなった。」
「は? いきなり何だ」
「半年くらい帰ってきたくない。どこか遠い国に行きたい。スゲェ嫌な予感がする」
首輪(マジシン)
「シンちゃん似合う似合う~」
「外せ!!!!!」
「だめだよ。今日は父の日でしょう? パパの為にシンちゃんが色々ご奉仕してくれる日」
「違う!!!!!!!!」
背負うものの重さ(シンタロー)
欲しい資料を探して親父の本棚を漁っていたら、はらりと一枚の写真が落ちた。
見覚えのある四人の子供が写っている。一番右で笑っているのがマジックだろう。
ガキの頃はこんなに賢そうで無邪気で、穢れを知らない正に俺好みの少年なのに
何をどうすればあんな変態冷血親父に育つのか不思議でならない。
写真を裏返して日付を見てみれば、祖父が亡くなる1ヶ月前だった。
こんなに小さな子供が総帥という責務をその小さな背に負うという事。
三十近い自分でさえ、周りの人間に助けてもらいながらも
責任の重さに四苦八苦しているのに
マジックは十代の時からそれを果たしてきている。三人の弟を抱えて。
―――……今度から、ちょっとだけマジックに優しくしてやろうと思った。
悲しき性(マジシン)
「シンちゃんを見るとところ構わず押し倒したくなるよ」
「去勢しろ。」
天秤にかける(マジック)
世界が欲しい。漠然とした野望が巣食う。
でもあの子はそれを望まない。
得られるものはどちらかひとつ。
何かを得るために何かを失わなければならない。
どちらを選べばいい? タイムリミットはもうすぐそこに。
コーヒー党(マジックとシンタロー)
「シンちゃんにパパが超おいしい紅茶を淹れてあげるよ!」
「俺コーヒー党だからいらない。」
「……………………………」
責任者、出て来い!(シンタローとキンタロー)
「なんだこの部屋は。誰が破壊したんだ? 責任者出て来い!」
「お前だ」
「……………………」
「詳しく言おうか。つい先程までマジックと大喧嘩をして暴れていた、シンタロー。お前だ」
「えっと……修理費は、親父のポケットマネーから出させるから………」
嗚呼(シンタロー→マジック)
青。蒼。藍。
俺が欲した色。
俺にはない色。
この瞬間にでも、アンタが望めば。
俺を塵に還すことだってできる。
それこそ蟻を潰すように、一瞬で。
嗚呼、アンタはどうしてその色を俺に与えてくれなかった?
理不尽大爆発(マジシン)
「ねぇシンちゃーん。たまにはパパと遊ぼうよ~」
「ヤだよ」
「酷いよシンちゃん! お仕事ばっかり構っちゃってさッ!
パパストレス解消にそのへんの国に当り散らしてこようっと。
秘石がないから力のコントロールが難しいんだよね」
「ご近所迷惑なことはやめんかッ!」
「じゃあパパとにゃんにゃんしよう?」
「遊ぶんじゃなかったんかいおのれはッッ!」
泣き腫らす(シンタロー→マジック。マジシン)
「お前のすべてを私にちょうだい。」
体はとうの昔にアンタにやった。
心はすでにアンタのものだよ。
俺にはもう何も残っちゃいないんだ。
それなのに、これ以上何を欲しがるの?
専属料理人、兼~(シンタローとマジック)
「ストレス発散器具」
「………アレ? 目がかすんでシンちゃんの顔がよく見えないや…」
「老眼だろ」
「……………」
親の顔が見てみたい(グンマとシンタロー)
「シンちゃんはどーしてそんなに暴力的で素直じゃなくて意地っ張りなの!?
親の顔が見てみたいよ!」
「お前の父親だよ。」
愛しい彼のために時間をかけて煮込んだカレー。
帰りは深夜が当たり前。
「パパ、寂しくて死にそう」
「そんなにやわじゃねぇだろ」
どんなに忙しくても、疲れていても。必ず私の元へ帰ってきてくれる。
明日もこうして帰ってきてね。
灰になる(シンタロー→マジック)
俺も一緒にいきたいよ、
なんて言ったら怒るかな。
それとも一緒に連れて行ってくれるかな。
お願いだから、もう二度と俺を置いていくだなんて言わないで。
あなたを殺して私も死ぬ(マジック→シンタロー)
誰にも殺されてはいけないよ。私以外の誰にも。
お前は私のものなのだから。その髪から爪、命までも。
真夜中の庭(マジック→シンタロー)
桜舞い散る日本庭園に静かに立たずむひとつの影。
色の濃い金髪が月光に照らされ淡く輝いていた。
「早く帰っておいで」
小脇に抱えたシンタロー人形を目先まで抱き上げ、こつんと額をぶつけて。
そっと目を閉じ、今はいない人を想う。
お前がいないと私の世界は未完成なままだよ。取り残されて、干からびてしまう。
一時とて忘れはしない大切な人。必ず見つけてみせるから。
孤高の戦士(シンタローとマジック)
「アンタはいっつも独りで前を走ってる」
「俺たちはアンタの足跡を辿るだけで精一杯なんだ」
「そんなに強いのに、どうして―――」
強いからって、独りに耐えられるわけじゃない。いつになったらわかってくれるのかな。
きっと私は誰よりも儚くて、脆い人間だよ。
後始末(マジシン)
「ギャー! 触んなクソ親父!!」
「後始末をしてあげてるだけじゃない。大人しくしなさい」
「ひゃっ……後始末どころかヤる気満々だろッ! 眼魔―――」
「どうしてお前はそんなに凶暴なんだろうね?
パパはお前を乱暴な子に育てた覚えはないよ」
「てめぇっっ取りあえずそのいやらしい手をどっかにやれ! 話はそれからだ!」
危険を察知(マジック、シンタロー、キンタロー)
「今日はシンちゃんとメイドさんプレイ…ふふふ…」
握り締められたメイドさんグッズ(マジックのハンドメイド)を目の前に
いろいろと体液を垂れ流す変態親父。一方その頃の息子は。
「キンタロー。何だか今すぐ遠征に行きたくなった。」
「は? いきなり何だ」
「半年くらい帰ってきたくない。どこか遠い国に行きたい。スゲェ嫌な予感がする」
首輪(マジシン)
「シンちゃん似合う似合う~」
「外せ!!!!!」
「だめだよ。今日は父の日でしょう? パパの為にシンちゃんが色々ご奉仕してくれる日」
「違う!!!!!!!!」
背負うものの重さ(シンタロー)
欲しい資料を探して親父の本棚を漁っていたら、はらりと一枚の写真が落ちた。
見覚えのある四人の子供が写っている。一番右で笑っているのがマジックだろう。
ガキの頃はこんなに賢そうで無邪気で、穢れを知らない正に俺好みの少年なのに
何をどうすればあんな変態冷血親父に育つのか不思議でならない。
写真を裏返して日付を見てみれば、祖父が亡くなる1ヶ月前だった。
こんなに小さな子供が総帥という責務をその小さな背に負うという事。
三十近い自分でさえ、周りの人間に助けてもらいながらも
責任の重さに四苦八苦しているのに
マジックは十代の時からそれを果たしてきている。三人の弟を抱えて。
―――……今度から、ちょっとだけマジックに優しくしてやろうと思った。
悲しき性(マジシン)
「シンちゃんを見るとところ構わず押し倒したくなるよ」
「去勢しろ。」
天秤にかける(マジック)
世界が欲しい。漠然とした野望が巣食う。
でもあの子はそれを望まない。
得られるものはどちらかひとつ。
何かを得るために何かを失わなければならない。
どちらを選べばいい? タイムリミットはもうすぐそこに。
コーヒー党(マジックとシンタロー)
「シンちゃんにパパが超おいしい紅茶を淹れてあげるよ!」
「俺コーヒー党だからいらない。」
「……………………………」
責任者、出て来い!(シンタローとキンタロー)
「なんだこの部屋は。誰が破壊したんだ? 責任者出て来い!」
「お前だ」
「……………………」
「詳しく言おうか。つい先程までマジックと大喧嘩をして暴れていた、シンタロー。お前だ」
「えっと……修理費は、親父のポケットマネーから出させるから………」
嗚呼(シンタロー→マジック)
青。蒼。藍。
俺が欲した色。
俺にはない色。
この瞬間にでも、アンタが望めば。
俺を塵に還すことだってできる。
それこそ蟻を潰すように、一瞬で。
嗚呼、アンタはどうしてその色を俺に与えてくれなかった?
理不尽大爆発(マジシン)
「ねぇシンちゃーん。たまにはパパと遊ぼうよ~」
「ヤだよ」
「酷いよシンちゃん! お仕事ばっかり構っちゃってさッ!
パパストレス解消にそのへんの国に当り散らしてこようっと。
秘石がないから力のコントロールが難しいんだよね」
「ご近所迷惑なことはやめんかッ!」
「じゃあパパとにゃんにゃんしよう?」
「遊ぶんじゃなかったんかいおのれはッッ!」
泣き腫らす(シンタロー→マジック。マジシン)
「お前のすべてを私にちょうだい。」
体はとうの昔にアンタにやった。
心はすでにアンタのものだよ。
俺にはもう何も残っちゃいないんだ。
それなのに、これ以上何を欲しがるの?
専属料理人、兼~(シンタローとマジック)
「ストレス発散器具」
「………アレ? 目がかすんでシンちゃんの顔がよく見えないや…」
「老眼だろ」
「……………」
親の顔が見てみたい(グンマとシンタロー)
「シンちゃんはどーしてそんなに暴力的で素直じゃなくて意地っ張りなの!?
親の顔が見てみたいよ!」
「お前の父親だよ。」
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