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sma

夢の中で


『……親父……実は聞いて欲しいことがある…………』
『どうしたんだいシンちゃん? 改まっちゃって』
『……紹介したい人がいるんだ。』
『…………』
なにぃ!? イカンぞシンちゃん! まだ成人式もやってないというのに恋人なんてッ!!
イヤしかし、ここはシンちゃんの幸せを考えて本当に好きな人とつきあわせるのも父親の勤め。
だがッ今まで大事に大ー事に育ててきた息子を、どこの馬の骨ともわからんヤツにやるのも…………
『………………親父?』
『はっ…イヤちょっといきなりだったからねぇ、で、シンちゃんのハートを射止めた人は誰だい?』
『ガンマ団の……』
職場恋愛か。成る程確かにガンマ団のコンピュータプログラマーあたりには器量◎の娘さんがそろってるし、
他の部署にも結構…………
『しばらく同じ場所で一緒にいて何となくコレが恋愛感情だって分かってきたんだ……』
…………? 同じ場所? シンちゃんがいるのは戦闘員の…… 女性なんていたっけな…………
『最初のうちは……ナンバー1とナンバー2でライバルと言うより敵だったんだが…………』
『ちょっと待つんだシンちゃん……ちょぉっと待ってくれないかぃ』
『へ?』
『その女性の名前は?』
『女性? ガンマ団の戦闘員に女なんて滅多にいねーだろ』
『さっき同じ場所でって……』
『ああ、だから……その……相手って…………アラシヤマだよ、アラシヤマ』
『なっ』
『長い間ずっと敵だと思って戦ってるうちに……いつの間にか…………その……』
『いやぁ、総帥すんまへんなぁ、息子さんは頂いていきますわ』

「シンちゃぁあああああぁぁぁんッッ一体アラシヤマなんかのどこが気に入ったんだぁぁぁあああああぁッッッ!!!!
 あんなネクラ パパは絶対絶対絶対絶対ずぇええったい認めんぞおぉおおおおぉぉぉぉぉぉっっ!!!
 それともパパの方に問題があったのかああぁぁァッ!! 悪
 かったぁっパパが悪かったから戻ってこぉぉぉおおおおおおいいっ!!!」
「うっせぇっっ!! 草木も眠る丑三つ時にオレの部屋まで届くでけぇ寝言言ってんじゃねぇっ!!」
 私の部屋のドアを力一杯開き、駆け込んできたのは、先程までアラシヤマと手を組んでた我が息子。
 ウサギさんパジャマがとってもプリティ。
「はっシンちゃんっ
 よかったぁッ!あんな男なんかより やっぱりパパの方を選んでくれたんだねッ!!」
歓喜ここに極まり。両手を大きく広げてシンちゃんに抱きつこうとすると……
みりっ
「訳のわからんコト絶叫すな。」
「シンちゃん……寝起きの顔面キックは寝耳に水より辛いよ。」
「てめぇがおかしなコト言ってるからだろーが。」
「おや……ということは……さっきのは夢か……恐ろしい夢だった…………」
「…………どーゆー夢かは詳しく聞かんがな。」
大きく安堵のため息をつき、改めてシンちゃんの方を見る。
親のひいき目もあるのだろうが、それを抜かしてもかっこよく育ったと思う。
他の戦闘員と比べてもまさに月と鼈!(欲目ひいき目ありまくり)
にしてもほんっとうに辛すぎる夢だった。アレが現実になると思うだけで胃が痛くなりそうだ。
だいっじな息子をあんな変態にやってたまるかっ
はっ…………イヤ、シンちゃんの方から惚れることはないだろうが、もしも相手の方から言い寄ってきたらどうなる!?
優しいシンちゃんのことだから抵抗も出来ずに…………(本人真剣なので、笑ってはいけません)
いかんっ! それだけはいかんぞっ!!
「……シンちゃん……」
シンちゃんの肩にぽんっと手を置き、様子をうかがう。
「あんだよ」
帰ってきたのは不機嫌な返事。よし!油断しているなっ
そのまま腕に体重をかけベッドの上に押し倒すっ
「なんっ……?」
「シンちゃん…………他の男に汚されるくらいならいっそパパがッ!!」
………………………………………………ぷち
「えー加減にせんかぁ――――ッ!! くぉの脳天ピンク親父ッ!!!」

そして今日もまた、ガンマ団本部に爆発が起きる。
息子を気遣うのは父親の役目だっ(反省無し)


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というわけで、マジックパパの親バカ話でした。
同時に“寝起きの人間は不機嫌か、のーみそぷーさんかどちらかである”
と言う格言を小説の形で表現してみました。(ウソウソ)
じっつは書いててたのしぃですこのカップリング…と言うよりも親バカ話が。

――――シンちゃんのお相手はアラシヤマv――――
別に誰でも良かったです(ひでぇ)
ただ、この話では後半のマジックパパの暴走が書きたかったので、
アラシヤマさんがでてきたのは……単にナンバー1,2だからです。
アラシヤマさん好きなんですけどねぇ。

――――それともパパの方に問題があったのかああぁぁァッ!!――――
ありまくり(笑)

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