「この花をあなたに」
え?と驚きの表情を見せる。
マーカーは静かに笑い、シンタローに花を渡した。
薄いピンクを基本として、赤や黄色、白などが入り混じったカラフルな花だ。
マーカーに渡された花を眺めるシンタロー。
花の名前はわからないが綺麗な花だ。
「…ありがとよ」
ふわりと笑う。
その笑顔に満足したのか、マーカーは一度頭を下げて退出した。
「おや?どうしたんですか、この花」
書類を持って高松が入ってきた。
机のうえに飾られた花に首を傾げた。
「さっきマーカーがくれたんだ」
名前とか知ってるか?
首を傾げるシンタローに、もちろんです。と一言。
植物なら任せなさい。と。
「名前は《リナリア》別名、ヒメキンギョソウといいます」
へぇ~。と感心しながら花を眺める。
シンタローを見ながら花言葉は教えないでおこうと高松は思った。
「“私の恋を知って”ですからね」
そんな事、教えてやる義理はない。
誰がわざわざ告白の花言葉など教えるものか、と。
END
思い付きの結果、こうなりました。
いやいや、何このマイナーまっしぐら人選。
楽しいけどね!
06.6/11
え?と驚きの表情を見せる。
マーカーは静かに笑い、シンタローに花を渡した。
薄いピンクを基本として、赤や黄色、白などが入り混じったカラフルな花だ。
マーカーに渡された花を眺めるシンタロー。
花の名前はわからないが綺麗な花だ。
「…ありがとよ」
ふわりと笑う。
その笑顔に満足したのか、マーカーは一度頭を下げて退出した。
「おや?どうしたんですか、この花」
書類を持って高松が入ってきた。
机のうえに飾られた花に首を傾げた。
「さっきマーカーがくれたんだ」
名前とか知ってるか?
首を傾げるシンタローに、もちろんです。と一言。
植物なら任せなさい。と。
「名前は《リナリア》別名、ヒメキンギョソウといいます」
へぇ~。と感心しながら花を眺める。
シンタローを見ながら花言葉は教えないでおこうと高松は思った。
「“私の恋を知って”ですからね」
そんな事、教えてやる義理はない。
誰がわざわざ告白の花言葉など教えるものか、と。
END
思い付きの結果、こうなりました。
いやいや、何このマイナーまっしぐら人選。
楽しいけどね!
06.6/11
PR