なだらかな丘陵地。ここは、ガンマ団本部が置かれているこの敷地内で、もっとも静かで厳粛な雰囲気が漂う場所だった。
西から東側にかけてが一番緩やかな斜面を作っており、そこにはいくつもの見慣れた、けれど決して見慣れることなど望まないものが存在していた。
ここへ来るたびに、視線は下へではなく、上へ向けられる。
斜めを描く丘は、頂上を目指すようにすれば、自然と上を向くもので、それを理由に、慣れた道筋、危なげなく空を仰いでいられた。
今日は快晴だった。
視界を埋めつく色は一色。
そこにある色をどう表現しようか。
青の一族と呼ばれる者達が持つ、瞳のような色合いの空。
そんな言葉が浮んでくる。
深く濃い青。
けれど決して濁ることのない澄み切った青。
そこに燦然と主張するのは、目を細めるほどの眩しげな金の光に満ち溢れている太陽で、照らすその強い輝きは、全てを拭いとり消し去られるような気持ちにさせられた。
それでも、あくまでそれは『ような』がつくだけで、実際のところ、先ほどからずっとわだかまっている気持ちは、胸の奥にしこりのように存在していた。
それは、もしかしたら以前から存在していたのかもしれない。だが、それを認識したのは、今日が初めてだった。それは、この場所のせいであり、今日この日のせいであり、何よりも自分の前を歩く者のせいだった。
その姿を見るたびに、しこりのようなものは、疼きを感じる。
太陽の光よりも鮮烈な輝きと光を含むその金色の髪が、前で揺れていた。
梅雨入りしたての6月の風は、しっとりと湿気を含んでいるが、短いその髪を優しく包み込むように撫でていく。それは、まるで誘うような動きで、思わず触れたくなるが―――何度も触れたその髪の心地よい感触はすでに刻み込まれているし―――その誘惑を断ち切るように、胸に凝るものが、重みをました気がした。否、そうではない。それもあるが、相手の足が止まったためだ。
丘に緩やかなカーブを描きながら続いていた道も、ほとんどわずかしか残されていない丘の頂上付近に辿りついたのである。
前を歩いていたキンタローは、ひとつの石の前に足を向けていた。
下方では、それこそ隙間無くあったそれも、ここにくれば、僅かな数しかない。だが、そのどれもが下のものに比べて、大きさも違えば形も凝ったものになっていた。
太陽の光を反射して目を思わず細めるほどの白い石。手入れが行き届いているせいか、汚れがひとつも見当たらず、真新しさすら感じるそれに刻まれた文字を、丁寧に読み取る相手を、シンタローは、一歩後ろに下がったまま見つめていた。
それもわずかなことで、立ち尽くしたままのシンタローを置いて、キンタローは、その前に膝を折った。ずっと左手にもっていた白い花束を石版の上に置き、そのまま軽く首を垂れ、俯くような動作を加える。その一連の行動の間、こちらを振り返ることも、声をかけることもなかった。
そう言えば、キンタローと共にここに向かう時から、一言も会話を交わしてなかったことに気付いた。始終自分は、彼よりも一歩下がっていたし、あちらもそれを気にすることもなく、こちらを見ることなく、前を歩き続けていたのだ。
だが、たぶん話を交わそうとしても、上滑りするだけの気まずい会話だけで終わっていただろう。自然と零れるだろう話題は、今日この日のこの行動の意味で、けれど、それに対する自分の気持ちは、未だに整理などついていなかった。
それならば、なぜ、キンタローに付いてここまで来たのだろうか。
(今日が、ルーザー叔父の誕生日だからだけれど…)
今日は六月十二日。生誕を祝う言葉を捧げる日で、キンタローは、そうするために―――亡くなっていようとも、存在してくれたことを感謝することはできるし―――ここへとやってきたのだ。
彼がいなければ、キンタローは存在することはできなかった。
今日を祝うというのは、当然息子であるキンタローが行うべき行動で、自分にはまったく関係ないわけではないが、そうする必要性もない。だからこそキンタローも、今日の行動については、自分を誘うわけではなく、ただ報告の意味だけで、外出する直前に、今日のことを告げた。
けれど、いざ、外へ出てみれば、自分はキンタローの後ろにいる。
無意識だというつもりはない。そこには確かに理由があったような気がするのに、この場所へと訪れる合間に、その理由を手放してしまっていた。
それでも、よくよく考えれば、自分もここへいるべきだとは思っていた。
なぜなら、キンタローが存在していたからこそ、自分が存在するのであって、逆ではないのだ。
確かに自分の方が彼よりも24年間分ここに存在していたと言えるかもしれない。けれど、それはただ、彼のいるべき場所を自分が奪っていただけのことで、本来ならば、キンタローがシンタローとして、ここにいなければいけなかったのである。
それでも現実は、自分がいて、そうしてキンタローの名で彼がいる。
それは、自分が、キンタローという存在がいたからこそ生まれたためで、それならば、ルーザーという叔父の存在があったこそ、自分がいることができたのだと言っても間違いないはずだった。
(墓参りをしたかったのか?)
ここへ来たのは、酷く久方ぶりではあったが、初めてではなかった。小さい頃は、何度かここに足を運んでいた。それはいつも父親や叔父と共にで、静粛な雰囲気が漂う中で、笑い声をあげていたこともあった。それはただ、無知と無邪気なだけの行動で、その上、自分にとって、そこに眠るものは、ほとんどが見知らぬ存在であり、この墓石の中で眠る叔父とて、一度として会ったこともない、いわば、自分にとって他人と同様のものだった。正直に言えば、自分に『ルーザー』という叔父がいることも、日常生活ではほとんど忘れていたのだ。
けれど、そんな会うことはない叔父と対面する日が来るとは思わなかった。
あの島で、自分は確かに叔父の姿を見ていた。
今は無きパプワ島。そこで巻き起こった数々の信じられない出来事、辛すぎる真実。
『進め! 怖がらずに進め』
彼の言葉が耳の奥でトゲのように突き刺さっている気がする。
それほど、力強い言葉であった。
すでに亡き人であったにもかかわらず、アスによって蘇らされ、けれど意識は閉じ込められたまま、肉体を操られた人。それでも、彼は強かった。それに、甘んじることなくアスから逆に身体を奪い返し、最後には、アスを消し去った。
もっともその時の状況を把握できたのは全てが終わった後だったが。目まぐるしく変わっていったその情景で理解できたことは、彼が息子であるキンタローに、言葉と思いを託して逝ってしまったということだった。
(結局、俺は一度も言葉を交わしてないんだよな)
グンマも叔父と会話したはずである。けれど、自分だけはそんな余裕もあるはずがなく、遠目で、その光景を見るだけが精一杯だった。
それについて後悔しているつもりはなかった。そんな状況でもなかったし、何よりも、自分が叔父と交わす言葉は見つからない。
自分は、彼にとって肉体を支配した忌まわしい青の番人の影であり、そして何よりも、彼の息子であるキンタローの身体を乗っ取り24年という時間を奪い取った人間なのである。言葉を交わすことなど仮に出来たとしても、怖くて恐ろしくて何も言えなかっただろう。
自分は、そんなに強くない。
強くあろうと常に心に刻みこむ言葉は、未だに弱さを抱く自分を叱咤するもので、決して強さを得ているわけではない。自分が強く見られるとしたら、それはただの虚勢であり、はったりであり、その必要があるために、見せているだけの偽りだ。
弱さは常にここにあり、一歩足を進めるだけでも震え、怯える自分は存在する。
『ルーザー』に対しても、自分はそんな気持ちを持っていた。
心のわだかまりは、自分の中にある罪悪感が、そう感じさせるのだ。
(俺は……謝りたかったのだろうか)
両手を組み合わせ、祈りを捧げるキンタローを前に、視界を狭めるように目を細めた。
息子の身体を乗っ取ったことに対する謝罪を、ここでしたかったのだろうか。
(いや――)
そうではない気がする。その言葉は、ふと浮んだもので、自分の中から元々あったものとは思えなかった。
確かに、謝りたい気持ちはある。けれど、それは『ルーザー』に言うべきものではない気がする。第一、今更そのことを蒸し返したとして、誰も喜ばない。決着がついたのだとは言わない。全てが終わったことだと承諾するわけではない。ただ、謝罪は、謝る言葉を告げるだけのものではなく、そんな言葉はここには必要なかった。誰もそれは求めていない。謝罪の言葉は、もういらない。
(ただ、ここで叔父に会いたかっただけなのか?)
後ろ姿を見せるキンタローの短めに整えられた髪が、南天に向かおうとする太陽の日差しを受け眩しげな光を放つ。ルーザーの髪も同じ色をしていた。四兄弟とはいえ、微妙に金色の髪は色合いが違っているが、キンタローの髪の色は、あの時見たルーザーと同じ色をしていた。顔も似ている。息子なのだから当然だ。キンタローがこちらに戻ってきた後、その似通った容姿に、驚愕するものや涙を浮かべるものが大勢いた。
キンタローの中には、ルーザーがいる。
それは決して悪いことではなくて、むしろキンタローを安定させる礎の一つにもなっているように思えた。それはたぶん、彼が息子に与えた言葉ゆえだろう。
刻み込まれた彼からの言葉は、しっかりとその心に根付き、前へと進む指針の役割も担っていた。
だから、キンタローの中に彼がいると言っても間違いではない。もちろんキンタローの中だけではなく、彼を知っているものの全員の中に『ルーザー』は存在しているけれど、一番その姿を投影しやすいのはキンタローだろう。
そんな彼に、いつも自分は会っている。それなのに、今更彼に会いたいと思うのも何かおかしい気がした。
(わっかんねぇ)
とうとうシンタローは、思考をめぐらすことを放棄した。
どう考えても、自分がキンタローについていき、ここにいるべき意味がわからないのだ。
全てを投げ出して、キンタローやその前に刻み込まれた名前から目をそらすように、身体を捻らせ、別の方向へと顔を向ければ、その気配に気付いたように、ずっとその前に俯き黙祷を捧げていたキンタローが振り返った。それに、自分も顔を戻す。
青い視線が眼に映る。
「その顔はなんだ?」
「はあ?」
久しぶりに交わされた会話は、間が抜けたものになってしまった。自分の顔を見るなり、唐突に告げられたその言葉を理解することは不可能で、とりあえず自分の顔に手をやり、さすりながら、シンタローは尋ねた。
「どんな顔をしてるんだ? 俺は」
「分からないのか」
「ああ」
さっきまで、自身の感情が分からず戸惑っていたし、今はその全てを放置していた。そこから浮ぶ表情などわからない。
自分はどんな顔をして、キンタローの前にいるのだろうか。
鏡でもあれば確認できるのだけれど、生憎そんなものは身につけてないし、周りにもそれに代用できるものはない。
もう一度、顔をてらりと撫ぜてみるが、やはり自分の表情を読み取ることなどできなかった。
「何か言いたいことがありそうな顔をしているぞ」
言いたいこと……あるのだろうか?
そういわれても、戸惑いの感情しかわかなかった。顔の表情がわずかに動く。困ったように眉が少しばかり中央に寄せられた。
(言いたいこと…か)
何か自分の中にあるのだろうか。考えても分からなかったのに、そう指摘されても、頷くのに躊躇われる。
「言いたいことってなんだよ」
そう呟けば、
「俺が知るわけがなかろう」
あっさりと言葉を返されてしまった。
確かにその通りだ。自分でも分からないことを尋ねたからと言って、相手が知るわけが無い。それはそうなのだが、こちらも困惑しているのである。気持ちが決まらない。自分の想いがみつからない。
「でも、俺もわかんねぇんだけど」
こうして再び考えても、言いたい言葉は浮んでこなかった。
「そうか。それなら仕方ないな」
シンタローの言葉に、キンタローは深く考え込むこともなく、そう流した。
「仕方ないって…」
「分からないならば、そう割り切るしかないだろう。少なくても、俺にはお前の今の気持ちは読み取れない」
「それはそうだが――」
顔が不貞腐れるように歪む。そうきっぱりといわれたとたんに、無性に腹が立ったのだ。
けれど、その怒りをキンタロー自身に向けるわけにはいかなかった。浮んだ感情は、明らかにただの癇癪だある。子供のダダと同じだった。自分の気持ちが分かってくれなかったことにたいする身勝手な怒りを、自分のエゴだけで、キンタローにぶつけるわけにはいかないだろう。
理性が働き、それは止められる。
その葛藤を読んでいたのか、そう結論付けられるのと同時に、キンタローが口を開いた。
「それじゃあ、行くぞ」
キンタローは踵を返す。自分の横を掠めるように通り抜ける。
「まてっ」
とさっにそう声をかけた。その声に引かれるようにキンタローは振り返ってくれた。
同時に風に煽られて、金色の髪が頬に触れる。
幼い頃、無邪気に太陽の光を手に翳し、掴むようにその髪に手を伸ばして、握り締めた。
当然髪を引っ張られる形となった相手は、その痛みとともに、動きを静止させられた。
「イタッ…何をするんだ、シンタロー」
「あ、いや…その」
自分の行動の意味がわからずに、掴んだばかりのその手をすぐに離した。けれど、先ほどの不審な行動が忘れ去られるわけがない。怪訝な顔をする従兄弟に、シンタローは、どう説明すべきかと考えようとした。だが、それよりも先に身体が動いていた。
衝動。
それが一番相応しい。
目の前で揺れる金色と青色の存在に、シンタローは突き動かされるように求めた。
腕を伸ばして、目の前の存在に飛びつくようにそれを絡める。気がつけば、腕の中に掴んだ相手をしっかりと抱きしめる形になっていた。
「――何がしたいんだ、お前は」
それをなんなく抱きとめた相手は、拒絶することもなくその身体を受け入れてくれる。
その心地よさに甘えながら、ふわりと頭を掠めて行ったものに、シンタローは、反射的にパチッと目をしばたかせた。
答えが不意に湧き出したのだ。
(ああ、そうだった)
そう思ったとたんに、すとんと気持ちが落ち着いた。
「分かった」
「何をだ」
「ここで何を言いたかったのか思い出したんだ」
厳密に言えば、思い出したというのとは少し違うのだけれど。
思い出したというよりは、思いついたというものだろうか。それでも、その言葉はずっと自分の内にあった気がする。
「それで、何を言いたかったんだ?」
理解不能な行動を先ほどからとっているにもかかわらず、訝しげな表情を見せるものの、激昂するわけでもなく、優しくこちらに声をかける存在に、シンタローは、抱きしめていた身体に力を込める。
「お前を―――――」
「俺を?」
腕の中にある存在を感じる。
「ください……と」
「シンタロー?」
唐突な自分の告白に戸惑うその声を耳にし、シンタローは、力を緩め、キンタローの身体を解放した。身体を捻り、背を向けていた墓石へと真っ直ぐに向いた。
ルーザーの墓。
ここに、キンタローの父親が眠っている。彼の一部が存在している。全てではないために、ここでこれを告げることが正しいのかはわからない。それでも、これも彼の一部というならば、本体というものが存在しない以上、ここに告げてもおかしいことはないはずだった。
だから、シンタローはその前で告げた。
自分の中にあった形をもたなかった想いを。
否、形にすることを恐れていた思いを真っ直ぐに偽りなく、言葉として紡いだ。
「俺は、お前の24年間を奪ってきて、それを言う資格なんてないことはわかっているけれど、俺にはキンタローが必要だから……ここで報告したかった。俺は――これからも、貴方の息子の時間を奪います――と」
確定の言葉。『たぶん』や『きっと』はつかない。確かな事実。
だからこそ、ルーザーと刻まれた石の前で、シンタローは頭を垂れた。
深く、強く、地面までつきそうなほどに、身体を折り曲げる。
それは願い。
それは祈り。
『どうか、自分にキンタローをください』
自分の中にある想いは告げたから、後は許しを得るだけ。けれど、すでに亡き人の許しなど、どうやって得ることができるのだろうか。
分からない。
それでも、黙ってはいられなかった。
自分は咎人なのだ。
24年という時間を奪った罪人。
それを忘れたことはない。それでも―――その罪を受け入れても、自分は望むものがあった。赦して欲しかった。
いつまでそうしてただろう。
「いいそうだ」
背後から聞こえてきた言葉に、頭をあげる。ゆっくりと振り返れば、太陽を背にしたキンタローが、こちらを見つめていた。
太陽の影で、表情が暗く見え辛い。けれど、そこに浮んでいるのは、穏やかな笑みで、そうしていると、小さい頃見せてもらった写真に写っている生前のルーザーとよく似ていた。はっきりと細かなところまで顔が見えず、なおかつ、自分の眼には痛いほど陽光が差し込んできて、余計にそれを区別することが難しい。
「ルーザー」
思わず漏れた言葉に、相手の眉尻が軽く上がり、それから再び笑みが戻り、しっかりとした口調で、一言言われた。
「赦す」
それは、確かにルーザーの言葉で、そう信じたくて、信じることにして、シンタローはその瞬間、顔をくしゃりと歪めた。ジワリと瞳に浮ぶのは涙。嬉しいという感情が胸を熱くし、喉を焼き、さらに水を生み出し涙となって零れ落ちる。
自分は、罪深き言葉を言い放った。けれど、それを彼は赦すと言ってくれたのである。それは、喜ばずにはいられないものだった。
口元が左右に開く。けれど、開けば嗚咽が零れ落ちそうで、俯いた顔で口元を覆った。
(赦す)
耳をすり抜けていくその言葉は脳に滲み込み、血液の流れとともに全身を駆け巡り、胸に凝っていたしこりもゆっくりと溶かしていく。
「本当に赦して…くれるのか?」
とんと額が、相手の身体に触れる。それはたぶん肩。体重をかければ、がっしりと力強いそれで、受け止められた。
背中に回された手が、宥めるように叩かれる。
「ああ、赦す。だから―――」
叩く手が止まり、身体が前かがみになるように引き寄せられた。腕が背中を回り、全てを包み込むように抱きしめられる。
肩についていた顔は、滑るようにして相手の顔の横をかすめ、額の変わりに顎が、肩の上に置かれていた。
そんな体勢の中で、耳元にしっかりと言葉が吹き込まれる。
「お前はその言葉どおり、俺の時間を奪い続けろ」
『赦し』を得たのだ。
それならば、シンタローは自分の思うが侭にすればいい。自分の時間などくれてやる。
一言一句をその中に刻み込めというように、ゆっくりと言葉を紡ぐ相手に、シンタローは、相手の背中を同じように抱きしめて頷いた。キンタローの肩が邪魔で、しっかりとは頷けなかったけれど、それでも何度も頷いて、
「――――ありがとう」
最後に感謝を込めて、金と青が混ざり合う空を仰ぎ、それを見つめ、礼を告げた。
---------------------------------------------
6/28
ようやく完成……長かった(汗)
わけのわからぬ話です。思いつきから書き始めたために、最後どころか話の筋すらも決めてませんでしたので…。
それでもルーザーの誕生日だから! と書いていたはずなんですが……いや、誕生日関係ねぇ。
自分の話にしては、珍しくうだうだと心情を書いてみました。だから妙なものになったんですがね(涙)
PR