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「シンタローはん、愛してはります。」
いつもそう言って、俺の回りをチョロチョロしていたから。
愛してる、なんて、言うから俺もその気になったりしてさ。
あいつが俺から遠ざかって行くなんて考えてもいなかった。
あいつは俺が好きなんだ、と、自惚れに似た確信。
だからあいつに俺はノータッチだったのだ。










「わて、今度結婚しますんや。」
昨日までの遠征を終えて帰ってきた第一声がそれだった。
いつもの調子でいつもの顔で。
違うのはいつもの言葉じゃないこと。
「シンタローはんには友人代表でスピーチやってもらわんとなぁ。」
ニコニコと幸せそうに、笑う。
ふわふわした羽みたいな笑顔から紡ぎ出された言葉にシンタローは少し黙った。
コイツ、こんな顔出来るんだな、なんて思う。
凄く幸せそうな、顔。
でもその顔をさせているのは自分じゃなくて、見た事もない誰か。
「……おめでと」
何て言ったらいいか解らなくて、一番無難な言葉を選んだ。
「へぇ、ありがとうございます!」
またニコッと笑って、アラシヤマはシンタローに背を向け来た道を帰っていく。
シンタローはその後ろ姿をただ呆然と見送った。

おめでと、なんかじゃなくて、もっと違う台詞を言えば良かった。
お前みたいなのがいいっていうもの好きよくいたな。とか、お前の本性ちゃんと相手が解ってるのか、とか。

全部シンタローが思った事はただのヤキモチからなのだが、シンタロー自身は気付かない。
回りの風景が鮮やかさを無くし、セピア色に彩られている事にもシンタローは気付かない。
ただただモノクロームの世界に一人心を置いてきていて。
脳裏に残る微かなアラシヤマの笑顔が残像のように写っているだけ。
「あ。」
今気がついた。
「相手は誰なんだヨ。」
別に知ったからといってどうなる事でもない。

アイツ、俺のストーカーやってるような奴なんだゼ。

そう言ってやろうか、と思ってハタと気付く。
これじゃまるでアラシヤマを好きみたいじゃないか。
それはない。絶対に、断じて。
恋人を取られた女でもあるまいし。
フ、と、自笑気味に笑って、シンタローは仕事に戻ってゆくのであった。










書類に目を通し、サインとハンコを押す。
今日はどうやら調子が悪いらしい。
ペンを紙に引っ掛けるし、印の場所ではない所にハンコを押したりするし。


「大丈夫か。」
補佐官のキンタローにも何度か気遣いをされる始末。
普段間違えないイージーミスを連発した所で、キンタローからタイムがかかった。
「少し休憩しよう。」
そう一言言うと、シンタローの返事も聞かず、さっさと立ち上がってコーヒーを入れてシンタローのディスクの上に置いた。
豆の香ばしい匂いが鼻孔をくすぐり、シンタローはモゴモゴと数回口を動かしたが、確かに今日は調子が悪いと認めて、ブレイクタイムにつく。
こんな時キンタローの気遣いは嬉しい。
特に何かを聞く訳でもなく、ただ黙っている。
どうした、とか何があった、とか聞かないで、こちらが話すのを待つ。
言ってもいいし、言わなくてもいい。
流石元同じ体を共有していた、という所か。
「あの、さ。」
コーヒーのマグから唇を離して、シンタローが呟いた。
「どうした。」
何でもない、という顔はしない。
と、いうよりはむしろ、今回は聞いて欲しいのか、助言が欲しいのか、とキンタローは思っていた。
「もし、グンマが急に結婚する、って言ったらお前どーする?」
何だ急に、なんて思わない。
キンタローは少し考えるようにカップの中のコーヒーを除く。
少しして、シンタローの目を見た。
「淋しくは、なるかな。だが、従兄弟だし、家族だから、そんなに悲しくはないと思うのだが。」
その答えを聞いて、例える相手を誤ったと気付く。
キンタローと交流があり、尚且つキンタローに好意を持っている血縁外の人間は……と考えて、ある人物が出てきた。
真っ赤な服を着たマッドサイエンティスト、ドクター高松である。
「じゃあ、高松。」
そう話をふると、キンタローはまた真剣に考える。
「そうだな……やはり淋しいかもしれない。」
「あンだけ犯罪行為されてンのにか!?」
そうつっこむと、キンタローはコクリと頭を倒し、肯定の意を示す。
「俺の為に始めて涙を流してくれた奴だからな。」
目を細めて言葉を紡ぐ。
パプワ島での出来事を思い出しているのだろう。
「そうか。」
そうシンタローは一言呟いてコーヒーを喉に流し込んだ。
独特の苦みが味覚をかすめる。
コーヒーを全部飲み干し、ダンッ、とカップをディスクに置いた。

俺にとってアラシヤマはそんな御大層な間柄じゃない。
むしろ昔はお互い反発しあっていたし、ガンマ団No.1の座をかけて張り合っていた。

ライバルといえばライバルかもしれないが、今となってはライバルというより戦友……。

いやいや、と、シンタローは頭を振った。
長い髪がぱさぱさ揺れる。
友ではない。それはない。
アイツはミヤギやトットリ、コージとは何か違う部類なのだ。
友ではない。かといってただの部下でもない。
酷く曖昧で不安定な場所の奴なのだ。
シンタロー考え事をしている最中に、キンタローはさっさと自分の仕事についていた。
パラパラと紙をめくる音と、サラサラと文字を書く音にシンタローは現実に引き戻される。
そしてシンタローもまた仕事に戻るのだった。










「査定が終わった書類です。」
秘書課の人間はそう言ってアラシヤマに書類を渡した。
「へぇ、確かに受け取りましたわ。」
パラパラと分厚い書類を見ながらそう言って、口元を手で押さえる。
それは笑顔を隠せないから。
サインの仕方、ハンコの押し直し、普段からは考えてられないイージーミスに、アラシヤマはにやけそうな顔を必死に抑えた。

あのシンタローが心を乱している。

それは自惚れに似た確信。
この報告書を持って行った時の「結婚する」発言が引き金だろうと思う。
秘書課の人間と別れた後、自分のディスクに座り、口角を少し上げる。

「これであの人も自分の気持ちが解りますやろ。」
ガタンと引き出しを開けると、そこには隠し撮りしたシンタローの写真。
今まで取った中でも1番出来のいいものである。
ククク、と笑うアラシヤマは不気味過ぎて。
「まぁーたキモい笑いすてるべ。」
「ミヤギくん!目を合わせちゃ駄目だっちゃよ!」
しかし、日常茶飯事なので誰も気に止めないのであった。

結婚する、というのはアラシヤマの真っ赤な嘘。
早くこの気持ちに気付いて欲しくてついてしまった狂言。
自分は……充分過ぎる程待った。
体の関係を持ってから4年。
好きになってからは5年。
今だ自分ばかりがシンタローを好きで、言葉さえシンタローからはかけてもらえない。
好きだ、愛している、と自分から何度も言い、態度で示しても依然相手は曖昧模糊の態度を崩さなくて。
体を抱きしめて、貫いて、その時だけは縋り付いてくれるのに事が終われば素知らぬ顔でさっさと乱れた服を直しドアを閉める。
パタンというあの時の音程アラシヤマを寂しくさせる音はこの世に存在しないだろう。

シンタローも自分を好きだ、とは解っている。
だが、シンタロー自身は解っていないのだ。
あの、ガードの固いシンタローの事である。
肌と肌との触れ合いを好きでもない相手とはできないだろう。
初めて彼を抱いた時も初めてのようだったし。
まさか体だけの関係を持てる程彼は大人側ではないはずだ。
ふふ、と笑い、また引き出しに閉まってあるシンタローの写真を見始める。
愛するシンタローを見つめ、今日は早く帰ろうと思う。
シンタロー側から何かアプローチがあるはずだ。
アラシヤマはそう確信していた。
ダラダラと悩むより、悩みの根源、つまり自分をバッサリいきたいはず。
士官学校時代から良い悪いは別として、顔見知りでクラスも同じであったし、嫌でもシンタローは目立つ存在であったから、アラシヤマの方はシンタローをよく知っている。
女々しいタイプではない。
むしろ雄々しいタイプである。
まだ一度も使われていない自分用の団の携帯電話を取り出し、中を見る。
勿論画面設定はシンタローで。

早くかかってこないどっしゃろか。

ウキウキとした気分の中、アラシヤマは仕事を終わらせる為に、さっさとパソコンのキーを打ち始めるのであった。









アラシヤマの思惑通りシンタローは今日の仕事を早めに切り上げアラシヤマに会う気であった。
アポなんて必要ない。
例えどんな重要な用事があったとしてもアラシヤマにとってシンタロー以上の用事なんてないのだ。
ミスが多い今日だからこそ、なのかもしれない。
「今日の書類はこれだけだ。」
キンタローがそう呟いた。
明らかにいつもより少ない量であるとシンタローは勿論解っていた。
が。
だからといって、今日のイージーミスの多さは自分でも理解している。
なので、もっと出来る!などと責任感のない上っ面の言葉は言えなかった。
ガンマ団は正義のお仕置き集団に生まれ変わった。としても、武力団である事に代わりはない。
団の総帥である自分のサイン一つでとんでもない事になる事だってあるのだ。
総帥に回ってくるディスクワークの仕事は団員達の判断では解りきれない事の判断を総帥にしてもらう、というのが殆どで。
シンタロー直属の部下である伊達集のみ報告書を読んでいる。
それ以外はキンタローや、ティラミスやチョコレートロマンス等の秘書科に任せてあった。

今回の事はキンタローの暗黙の気遣いなのだろう。
それに、と、シンタローは思う。
自分もアラシヤマもいつも同じ支部や本部に居る訳ではないのだ。
またいつ顔を合わせるか解らない。
それまでずっとこのモヤモヤを持って生活するのはシンタローにとってマイナスでしかない。
ならば。
「悪ぃナ。」
シンタローはそう言ってキンタローを見ると、気にするな、というようにキンタローが微かに笑った。
プシュン、とドアが閉まる。
キンタローの姿を総帥室に残して、シンタローは早足でエレベーターに乗り込んだ。
こんな時、無駄に高い建物が恨めしい。
苛々するようにブーツを数回カツカツと音を立ててみたが、やった所で早く進む訳でもなく、壁によりかかった。

何で俺こんなにあいつの事で焦ってンだろ。

脳裏に浮かぶのは心底嬉しそうなアラシヤマの顔。
『結婚する。』
その言葉のそのフレーズだけが耳から離れない。
チン、と、間抜けな機械音がして、ようやく目的の階についた。
そのままカツカツと一目散にアラシヤマの居る部屋に行く。

プシュン、とドアが開き部屋に入ると、電気が消えていて誰も居なかった。
定時はとっくに過ぎていたから。
今日たまたま一緒だったミヤギとトットリはどうせ何処か二人で出掛けたのだろう。
だが、アラシヤマまで居ないというのは不思議だ。
ミヤギのベストフレンドであるトットリはアラシヤマが苦手なので、多分アラシヤマは誘わないだろう。
だとすると帰ったのか。

「そーだよな。結婚するって相手が居ンのに残業していく馬鹿なんて居ねぇよナ。」

暗闇のオフィスで呟いた言葉は光には溶け込めず、闇に消えた。
呟いて、ぼうっと焦点を定めずオフィスを見渡す。
言葉にしてしまった事で、全ての出来事を認めてしまった。
この気持ちって、何て言うんだっけ……心がスースーするのって何でだっけ。
「シンタローはん…?」
プシュンといきなりドアが開いてシンタローは、びく、と体を震わせた。
振り向かなくても解るお国言葉と独特の声色。
アラシヤマだ。
「あー…忍者はん電気消していかはったんどすなー。全く嫌がらせのつもりなんどっしゃろか。阿呆くさ。」
辺りを見回して面倒くさそうに呟く。
少しシンタローの返答を待ってみたが、言葉も、態度も何も変わらない。
「シンタローはん。どないしはったんどすか?」

声をかけてみるが返事は、ない。
「………もしかして泣いてるんどすか?」
「泣いてねぇよ。」
くる、とアラシヤマに向き直り、睨み付ける。
黒い髪は暗闇に溶け込んでいた。
電気を付けて確認してやろうと意地悪心がムクムクとでてきたが、シンタローがいつから此処に居たか解らないアラシヤマは、シンタローの目の事を考えてあえて電気はつけなかった。
「そうでっか。で、何の用事どす?忍者はんも、ミヤギはんも、もうとっくに帰りましたえ?」
暗闇に二人佇む。
目が馴染んできたのか、シンタローの顔がぼんやりと見えてきた。
が、真意は見えない。
ただただいつも見ている顔がそこにあるだけで。
怒りなのか悲しみなのか、喜びなのかさえ解らない。
「もしかして、わてに会いに来てくれたんどすか?」
体をしならせ媚びるように頬を染めると、シンタローは少し眉を上げ嫌そうな顔をした。
いけずなお人やなぁ~なんて冗談めかして言うと、シンタローの眉間の皺が深く刻まれる。
思い切り不快感の現れ。
「テメーに会いに来る訳ねーだろ!たまたま通りかかっただけだッツ!」
「へぇ?総帥室から遠いこの部屋まで、たまたま…どすか?」
「報こ…」
「報告書はもう出しましたし、秘書課の方にシンタローはんのハンコとサインを既に頂いとります。」
「くぅ…!だから、その報告書に間ち…」
「間違いがあるわけあらしまへんやろ。何人もがチェックするんさかい。」
「だ、だから!そーだ!ミヤギ!ミヤギと会うの久しぶりだからこれから会おうと…」
「それ、本気で言ってますのん?嫉妬通り越して溜息しか出まへんわ。忍者はんがおるのに出し抜いてまで会うてどないするん?」
「う……」
いくつかの押し問答の末そう言われると、もうぐうの音も出ない。
ミヤギとは当然士官学校からの知り合いではあるが、トットリ程のベストフレンドという訳でもなければ格別仲がよかった訳でもない。
一時はシンタローを倒してガンマ団No.1の座を狙っていた程の男である。
そう言ってしまえば伊達集全員がそうなのであるが。
「素直にわてに会いに来たといえばいいのに。」
そう言って笑うアラシヤマに不覚にも目を奪われた。
こいつは時々冷めたように見せ掛けた熱い目をする。
冗談めかしているのに。
まるで獲物を捕る為に興味ない振りをする肉食動物の目。

「いけずなシンタローはんも勿論好きどすけど、素直なシンタローはんも大好きなんどす。」
そう微笑まれてシンタローは少し頬を染めたが、すぐ、いつもの仏頂面になる。
値踏みするようにアラシヤマを上から下まで往復しながら見遣った。
「何だそりゃ。これから結婚するって奴が言う台詞じゃねぇゼ。」
「そう……どすな。」
肯定されて、ああ、本当にコイツは結婚しちまうんだ、と、シンタローは改めて思った。
今日、仕事が出来なかったモヤモヤはその肯定の言葉でスゥッと消えていったのだが。
新たに心に浮かび上がるモヤモヤ。
「独身最後に…酒盛りでもしまへんか?昔みたいに。」
「………」
沈黙は肯定とばかりにアラシヤマはシンタローの手を引いて部屋を出た。
いつもなら眼魔砲なのにそれをしないシンタローをアラシヤマは心の中でクスリと笑う。
部屋を出るといつもなら気にならない照明が暗い部屋から出てきたせいで眩しい。
目を細めるのはシンタローだけで、アラシヤマは平然としている。
何故なんて聞かない。
知りたくもないし、ましてやアラシヤマだし。
なんて、意味不明の事を思ってしまう。
そうこうしているうちに、もう目の前は本部のアラシヤマの部屋。
そういえばアラシヤマの部屋なんて士官学校以来入った事がない。
あの頃は学生寮の為、ボロイ部屋であったが、今は幹部の一人であるだけあり、しっかりした扉が構えてある。
ドアには金のプレートで“ARASIYAMA”と入っており、ここが彼の部屋だと主張していた。
「そういえばシンタローはんがワテの部屋に来はるんて士官学校以来やなあ。」
自分が思っていた事を言われて、何とも心を透かされているような気がして落ち着かない。
「そうだな。」
無難な言葉を一言吐いた。
アラシヤマがカードキーを差し入れると、解除音と「警備を解除しました」との解除アナウンスが流れ、プシュンとドアが開かれる。
部屋は当たり前だが真っ暗で。
掴まれていた手を離され、先に中に促され、その促されるままシンタローはアラシヤマの部屋に入る。
後からアラシヤマも部屋に入って来たようで、背後から扉の閉まる音が聞こえた。
暗闇でよく部屋は見えないのではあるが、シンタローは辺りをキョロキョロ見回す。
鼻孔をアラシヤマの匂いがかすめていった。

パチ、という音と共に部屋の照明が煌々とつけられ、シンタローは眉間にシワを寄せたのではあるが、すぐに言葉を失う事となる。

「……なんだ、これ。」

ようやく絞り出せた言葉はこの五文字。
呆然と立ち尽くすシンタロー。
アラシヤマは別段なんでもない態度。
なんなんだよ。なんだよ。これ。
血の気が引いた。
部屋にもアラシヤマにも。
電気のついたアラシヤマの部屋。
その部屋の至る所に自分の写真。
しかも撮られた覚えのないものばかり。
こんなものを見せ付けてなお、普段の態度と変わらないアラシヤマを見ると、自分がおかしいんじゃないかという錯覚までおきてくる。
「よく撮れとりますやろ。」
冷蔵庫から酒を取り出しながら笑顔で言う。
罪悪感のカケラもない言葉。
「お前……結婚すンだろ…?なのになんでこんな……。」
「ハハ。嘘に決まっとりますやろ。そんなの。わてがあんさん以外の人間に好意を抱く訳あらしまへん。」
心配かけてみたかったんや、というアラシヤマの瞳は普通で。
それが逆に怖かった。
そこまでやられて、そこまでされて。
もう自分は逃げられない所まで来てしまったらしい。
ああ。無情。











終わり











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