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黒髪









スルリ スルリ スルリ



「何してんだよ」
「シンタローはんの髪に触っとります」
「やめろ」
「嫌どすか?」
「別に」



スルリ スルリ スルリ



「楽しいか?」
「へぇv」
「こんな黒いだけの髪のどこがいいんだよ」
「シンタローはんの髪は夜の空みたいに黒うて、滝みたいに真っ直ぐで「もういい、それ以上言うな」
「そうどすか?これからやのに」




スルリ スルリ スルリ




「好きどすえ」
「髪が?」
「シンタローはんの髪も好きどすけど、シンタローはんが好きなんどす」
「あっそ。じゃ、俺会議あるから」
「シンタローはんっっ」




指に心地よかった髪は離れて、あなたも離れて。
掴み損ねた己の手だけが宙を彷徨う。





あなたの黒髪は夜そのもの 深い夜闇の黒に星の輝きを持って輝く

あなたの黒髪は黒い滝 冷たくただまっすぐに流れ落ちる

あなたの髪はあなたそのもの 掴もうとすればスルリと指の間を抜ける

髪すら掴めぬこの私に あなたを掴むことなどできるのでしょうか











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----- 管理人のコメント -----


掲示板に書いてくださったポエムから、小説仕立にしてもらえました!
ありがとうございますv

アラシヤマに、物申す!
もうすでに心を掴んでいますから、問題ありませんッ!!!

そう言いたくて、たまらない小説です。
なぜならば、シンちゃんがそんなに簡単に他人に髪を触らせるとは思いませんから♪
「好きどすえ」と言われて、「髪が?」とすぐに聞いてくるような可愛い態度を取ってくれる相手が、アラシヤマを嫌っているわけがありませんからね。しかも、自分が好きだと言われたとたん、満足したように、出かけるシンタローさんの可愛さと来たら…鼻血ものです。

素敵なポエムを、さらに素晴らしき小説まで作り上げてくださってありがとうございました!














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