ご褒美もらっていいですか、と懇願にも似た響きで訊ねた声は、情けないが上擦っていた。
それでも自分で自分を、その勇気を褒めてやりたい。
眼を丸くして(この人は驚くと普段より少し、若く、失礼だけど幼く見えることを発見。大きな収穫)俺を見つめたシンタローさんは、すぐに憮然とした表情で口元を引き締めて。
息を吐き出して、笑った。
実は子どもとか、動物とか、そういう類のものに弱いのを知っているから、そこにつけ込んでみました。
ごめんなさい神様、ごめんなさいシンタローさん。
でも、後悔なら後でしたほうがずっといい。
「ご褒美、って、何歳だよヤンキー」
その言葉は許可、の、意。
明らかに油断していた肩に手を乗せる。
文句も鉄拳も、今ならうまく回避できるという根拠のない自信があった。
そして冗談みたいに軽い、キス。
それでも自分で自分を、その勇気を褒めてやりたい。
眼を丸くして(この人は驚くと普段より少し、若く、失礼だけど幼く見えることを発見。大きな収穫)俺を見つめたシンタローさんは、すぐに憮然とした表情で口元を引き締めて。
息を吐き出して、笑った。
実は子どもとか、動物とか、そういう類のものに弱いのを知っているから、そこにつけ込んでみました。
ごめんなさい神様、ごめんなさいシンタローさん。
でも、後悔なら後でしたほうがずっといい。
「ご褒美、って、何歳だよヤンキー」
その言葉は許可、の、意。
明らかに油断していた肩に手を乗せる。
文句も鉄拳も、今ならうまく回避できるという根拠のない自信があった。
そして冗談みたいに軽い、キス。
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