目の色を変える(シンタローとマジック)
光を宿す青い両眼。
ひと睨みで切り裂かれる体。
手加減されたのか絶命には至らないものの、負傷したことに変わりはなく。
「秘石眼も持たぬお前が私に勝てると思うか!!!」
そんなこと知ってるさ。昔から力の差は歴然としていた。勝率なんてゼロに近い。
それでもアンタを止めなきゃならないから、護りたいものがあるから、
たとえ死んだって戦い続けてやる。
僕を恐れないで(マジック→シンタロー)
「その目が何より私を傷つける」
お前になら何だってあげるよ。私のものはすべてお前のもの。私はお前のもの。
だからそんな目で見ないで。お前まで離れていかないで。
お前の望みなら何でも叶えてあげる。だからこの手を放さないで。
もう一度言って、好きって言って(マジシン)
「聞こえなかったからもう一回」
「お前が死んだら墓掃除のついでに言ってやるよ」
あんな奴、理想でもなんでもないよ(シンタロー)
「あいつは俺のコンプレックスの象徴だ」
wish for the moon 不可能なことを求める,無い物ねだりをする
(ハーレム、シンタロー、キンタロー)
「はい、どうぞ」
受け取った黄色い風船が、目線よりもだいぶ高いところで浮かんでいる。
「手え離すんじゃねーぞ」
「うん! ありがとう、獅子舞!」
「ハーレム叔父様だろ!」
喜びの感情がこちらにまで伝わってくる。
羨ましくなって声を発した。
「ハーレム叔父さん、お腹がすいた」
意に反して飛び出た声に慣れた絶望感。
自分の思いとは違う言葉が流れていく。
「あー、なんか食うか」
金色のたてがみのような髪を揺らし、彼は自分の手を取った。
こんなに近くにいるのに。
左手に持っている赤い風船。自分のものであるはずなのに、そうではない。
『僕もほしい』
思いはやはり音にはならず、変わりに二人分の声が聞こえただけだった。
ふたりで歩きましょ(マジックとコタロー)
「買い物に行きたいんだけど、一緒に来てくれない?」
「えー。ひとりで行って来なよー」
「おやつにショコラ・グリオティーヌとガトー・オペラを作ろうと思ったら卵が足りなくてね。
おひとり様1パック90円って広告があったから、そこに買いに行こうと思ってたんだけど…
コタローが着いて来てくれないのなら、どっちかひとつだけしか食べられなくなるよ」
「…一緒に行ってあげる」
嫌いじゃない嫌いじゃないでも好きでもない(キンハレ)
嫌いでもない。好きでもない。答えはなんだ?
「愛してるってことだろう? ハーレムが俺を憎むはずがない。
肯定も否定もしないのは俺の言ったことが正しいからじゃないのか」
無表情に近い笑顔が愛しい。
proud as Lucifer 魔王のように傲慢な(マジック)
私は神など信じない。
目に見えるものだけを信じるわけではないのだが、私にとって神という存在は
極めて不明確であり、無情であり、非科学的なものだからだ。
子供たちが喜ぶ顔が見たいからクリスマスやイースターを祝うことはあれど
率直に言って神の子供の誕生などどうでもいいし、
全人類のために犠牲となったらしいがそんなことに興味はない。
忠誠たる者だけを救うのならばそれもいい。私はそんなものに救われたいとも思わない。
しかしあの子たちは別だ。
血を分けた子供もそうでない子供も、四人とも私の大切な息子たち。
神よ。前述したとおり、私はお前を信じない。
だがもしもお前が現実に存在しているというのなら。
こどもたちだけには、祝福を。
光を宿す青い両眼。
ひと睨みで切り裂かれる体。
手加減されたのか絶命には至らないものの、負傷したことに変わりはなく。
「秘石眼も持たぬお前が私に勝てると思うか!!!」
そんなこと知ってるさ。昔から力の差は歴然としていた。勝率なんてゼロに近い。
それでもアンタを止めなきゃならないから、護りたいものがあるから、
たとえ死んだって戦い続けてやる。
僕を恐れないで(マジック→シンタロー)
「その目が何より私を傷つける」
お前になら何だってあげるよ。私のものはすべてお前のもの。私はお前のもの。
だからそんな目で見ないで。お前まで離れていかないで。
お前の望みなら何でも叶えてあげる。だからこの手を放さないで。
もう一度言って、好きって言って(マジシン)
「聞こえなかったからもう一回」
「お前が死んだら墓掃除のついでに言ってやるよ」
あんな奴、理想でもなんでもないよ(シンタロー)
「あいつは俺のコンプレックスの象徴だ」
wish for the moon 不可能なことを求める,無い物ねだりをする
(ハーレム、シンタロー、キンタロー)
「はい、どうぞ」
受け取った黄色い風船が、目線よりもだいぶ高いところで浮かんでいる。
「手え離すんじゃねーぞ」
「うん! ありがとう、獅子舞!」
「ハーレム叔父様だろ!」
喜びの感情がこちらにまで伝わってくる。
羨ましくなって声を発した。
「ハーレム叔父さん、お腹がすいた」
意に反して飛び出た声に慣れた絶望感。
自分の思いとは違う言葉が流れていく。
「あー、なんか食うか」
金色のたてがみのような髪を揺らし、彼は自分の手を取った。
こんなに近くにいるのに。
左手に持っている赤い風船。自分のものであるはずなのに、そうではない。
『僕もほしい』
思いはやはり音にはならず、変わりに二人分の声が聞こえただけだった。
ふたりで歩きましょ(マジックとコタロー)
「買い物に行きたいんだけど、一緒に来てくれない?」
「えー。ひとりで行って来なよー」
「おやつにショコラ・グリオティーヌとガトー・オペラを作ろうと思ったら卵が足りなくてね。
おひとり様1パック90円って広告があったから、そこに買いに行こうと思ってたんだけど…
コタローが着いて来てくれないのなら、どっちかひとつだけしか食べられなくなるよ」
「…一緒に行ってあげる」
嫌いじゃない嫌いじゃないでも好きでもない(キンハレ)
嫌いでもない。好きでもない。答えはなんだ?
「愛してるってことだろう? ハーレムが俺を憎むはずがない。
肯定も否定もしないのは俺の言ったことが正しいからじゃないのか」
無表情に近い笑顔が愛しい。
proud as Lucifer 魔王のように傲慢な(マジック)
私は神など信じない。
目に見えるものだけを信じるわけではないのだが、私にとって神という存在は
極めて不明確であり、無情であり、非科学的なものだからだ。
子供たちが喜ぶ顔が見たいからクリスマスやイースターを祝うことはあれど
率直に言って神の子供の誕生などどうでもいいし、
全人類のために犠牲となったらしいがそんなことに興味はない。
忠誠たる者だけを救うのならばそれもいい。私はそんなものに救われたいとも思わない。
しかしあの子たちは別だ。
血を分けた子供もそうでない子供も、四人とも私の大切な息子たち。
神よ。前述したとおり、私はお前を信じない。
だがもしもお前が現実に存在しているというのなら。
こどもたちだけには、祝福を。
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