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たい手に宿る力(マジック→シンタロー)

奪い取ることしか知らない両手に小さな命を抱いた。
お前だけは殺さないように、お前だけは護れるように、自分自身に戒めを。



カルテット(マジック)

たった四人の兄弟。父が死んでからはたった四人の家族。
僕が守らなければならない、失い難い弟達。
だから僕は誰一人として欠けることは望まなかった。


異論は許さない(シンタローとリキッド)

「今日の昼メシはオムライスです。意見のあるひとー」
姑の左手には今にもこちらへ向けて放たれそうな眼魔砲。
本音はパスタを食べたかったのだが、怖くて何も言えず黙って皿洗いを続けた。



二度とお前はここに帰らない(マジック)

主を待ち続ける部屋がある。
彼が愛用していた実験器具も、大切にしていた書籍もそのままで。
かすかな残り香は彼の死の現実味を遠ざける。
戦地で死体の確認すら出来なかった、すぐ下の弟。
彼自身に決着をつけさせたやりたくて戦争へ送り出したのに、
骸はともかく服の切れ端すら戻ってこない。
「…ルーザー…」
あぁ、私はどうすれば良かったのだろう。

苦渋の決断(シンタロー→ハーレム。ハレシン)

切り捨てたのは自分の決断。誰も責めることなんて出来やしない。
言ったことを覆すのは思ったよりも難しくて。
だけど、どうしても戻ってきて欲しいんだ。
たった4人離反しただけなんだけどそれでも手痛い。
……これは表面上の理由。嘘じゃないけどこれだけじゃない。
あれからやっと家族になろうとしてるのに。アンタだって家族だろ。
何度も「戻って来い」って言ってるのに、
「リストラしたのはてめえだろうが! 誰が戻るか―――ッッ!!!」
リストラしたからって血縁関係が消えるわけじゃない。
でもアンタはいつ何処で命を落とすかわからないような人間だから不安なんだよ。
親父だってアンタのこと、表情には出さないけどすごく心配してるんだ。
『昔から無茶しかやらない子だったから、遠征中はルーザーと二人で心配ばかりしていたよ』
うちの親父もう歳なんだよ。涅槃に旅立つ数ヶ月前なのかもしんないだろ。
だから帰ってきて欲しいんだ。頼むよ。
アンタがいない環境に俺が耐えられそうにないから。



それではお言葉に甘えまして(マジックとシンタロー)

「少しは甘えて欲しいなあって思うんだけどどう?」
「あっそ。じゃあ洗い物して洗濯物たたんで明日の朝飯の支度頼むわ。
んで総帥服クリーニング出しといて」
「…それは甘えるっていうか雑用…」
「あーン? 甘えろって言ったのお前じゃねえかよ」
「……………………うん…そうだね……」

目は口ほどに(マジックとシンタロー)

イヴにマジックと二人で食事に出かけた。
マジックが選んだだけのことはある。なかなかおいしかったし、雰囲気も良かった。
帰り際、マジックが「今度は3人で来れるといいね」と言った。
お前がそれを言うなよと思ったけど声にはならず、
代わりにマジックの目を見つめることしかできなかった。
目は口ほどのものを言うと聞くが、
あの両目には星空が映るだけで何の感情も見出せなくて。
いつまで経ってもこの人の本心がわからないから不安になる。

アプリオリ(シンタロー)

「片目でもいいから、あの眼が欲しかったんだ」
どれだけ外見が似ていなくても、秘石眼さえあればあの人の子だと証明できるのに。

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