絶望の中の希望(マジック→シンタロー。マジシン)
絶望にまみれた私の人生の中で唯一の希望はお前だけ。
私はいろんなもので汚れているからお前だけは汚したくないのに、
綺麗なものに惹かれてしまう。
words empty of meaning 意味のない言葉(マジック)
死者に対して祈るのだ。
「どうかお守りください。あなたの息子達とその家族を」と。
亡き者に何かが出来るとは考えていない。
だけど今の私に縋れるものは唯ひとつ。
神ではなく亡き父に、私達家族のことを祈るのだ。
神を殺す(マジック)
「私の邪魔をするのなら、たとえ神であろうとも許さない」
出会わなきゃよかっただなんて、言わないでよ(シンタロー→マジック)
「アンタにまで否定されたら、俺はどこにも行けないのに」
やっぱり俺はあいつの影で、ただの人形に過ぎないのかな。
ここに生きていることを、アンタだけは認めてくれると思ってた。
仮初めの平和(サービス→マジック)
黒髪の甥が兄に与えた小さな平和。
いずれ暴かれる罪は大きな混乱と絶望を兄にもたらす。
僕と彼から貴方へ贈る、ささやかな報復。
どうやって抱き締めたらいいの(マジック)
今までほとんど触れたことのない子供を前に、
私の腕は躊躇いながらもゆっくりと彼に近づく。
弟たちの時はどうしていたっけ。あの子はどうやっていたかな。初めてのことじゃないのに。
難しいことではないはずなのに出来ないのは何故?
この子はこんなにも私を欲しているのにね。
どんなにくだらない世界でも(マジック→シンタロー)
君がいるなら、私はこの世界を壊さないでいられるよ。
I can’t do everything. I’m only human.
何でもかんでもできるわけじゃない。神ならぬ身なのだから(マジック)
無力だよ、私は。
悲しいことがあれば泣く。頭を撃ち抜かれれば絶命する。
最初から在ったものを無かったことには出来ないし、元々無いものを造りだすことなんて到底無理だ。
それでもお前には何でも出来るように見えるかい?
愛してるって言ってよハニー(マジック→シンタロー)
「生きてるうちに聞きたいよ」
赤い傘の男の子(マジックとシンタロー)
鬱陶しい雨の中、遠征から戻ってきてタラップを降りると、見覚えのある小さな傘が見えた。
大切な大切な、目の中にいれても痛くないシンタローだ。
「パパをおむかえにきたの!」
水色のレインコートと、同じ色の傘。片手に大人用の大きな傘を引きずって。
我が子のあまりの可愛さに、マジック総帥は部下の前にも関らず派手に鼻血を噴き、
シンタローのお気に入りの傘を汚したため、しばらく口をきいてもらえなかったという。
きみを殺すのは僕でありたい(マジック→シンタロー。マジシン)
お前を奪うのは私だけ。お前を傷つけていいのは私だけ。
光に透ける髪にキスをする(シンタローとコタロー)
なんて綺麗な色だろう。
空気に溶けてしまいそうな金髪にそっと唇を触れさせた。
幼子独特の甘い芳香にうっとりと目を閉じる。
焦がれた色はあの人の色。
I really do like you. Honest.
本当に君が好きだよ。うそじゃないよ。(マジックとコタロー)
「風邪をひくよ。こっちへおいで」
雨宿りに入ったのはパパのコートの中。くっついた体は意外と温かい。
バケツをひっくり返したように降る雨が地面で跳ねてしぶきをあげた。
ばちばちと何かを叩くような音がそこらじゅうに響いている。
「やまないねえ」
にごった空を見上げてぽつり。
「そうだね」
お迎えの車が着くまできっとこのままなんだろう。でも、嫌じゃない。
共有できるってことはひとりじゃないってことだから、
何だってパパと一緒に見たり聞いたりしてみたい。
だからこういう時間は嫌いじゃないよ。
嘘だらけのキス(マジジャンサビ前提マジシン)
このキスは誰のため? 少なくとも俺のためじゃないことは確実。
アンタの心に巣食うその人は今も現実に。
やさしくしてくれるかな、もうちょっとだけでいいから(マジックとシンタロー)
「ふう…シンちゃんの愛情表現っていろんなものが壊れるから困るんだよねえ。
ほら、マイセンのお皿も粉々だよ。ファンが贈ってくれたものなのに…」
「お前がセクハラとか控えて余計なこと言わなけりゃいいんだよ!」
seas of blood 血の海(シンタロー、マジック、ハーレム)
「パパぁ、鼻血汚いよう」
「世の中にいろんな性格の人がいるように、これはパパの個性なんだよ」
「それは許容範囲外だろ」
自分の背後で鼻血に怯える甥を庇い、兄にティッシュの箱を押し付けた。
あなたは上手にはぐらかして(グンマ、マジック、キンタロー、シンタロー)
「どーしておとーさまってそんなに変人なのー?」
「うーん、よくわからないけど……その変人の子供がグンちゃんであることは確実だよ!」
「あ~、そっかぁ!」
「……どのへんに納得したのか問い詰めてもいいだろうか」
「やめとけ。」
ほんとうはきみをあいしたかったんだ(マジック→コタロー)
「だけどあの時の私にはああする以外思いつかなかった」
ほら、早く行って。泣きそうな顔であの子が待っている。(シンタロー→マジック)
「もう、逃げるなよ」
絶望にまみれた私の人生の中で唯一の希望はお前だけ。
私はいろんなもので汚れているからお前だけは汚したくないのに、
綺麗なものに惹かれてしまう。
words empty of meaning 意味のない言葉(マジック)
死者に対して祈るのだ。
「どうかお守りください。あなたの息子達とその家族を」と。
亡き者に何かが出来るとは考えていない。
だけど今の私に縋れるものは唯ひとつ。
神ではなく亡き父に、私達家族のことを祈るのだ。
神を殺す(マジック)
「私の邪魔をするのなら、たとえ神であろうとも許さない」
出会わなきゃよかっただなんて、言わないでよ(シンタロー→マジック)
「アンタにまで否定されたら、俺はどこにも行けないのに」
やっぱり俺はあいつの影で、ただの人形に過ぎないのかな。
ここに生きていることを、アンタだけは認めてくれると思ってた。
仮初めの平和(サービス→マジック)
黒髪の甥が兄に与えた小さな平和。
いずれ暴かれる罪は大きな混乱と絶望を兄にもたらす。
僕と彼から貴方へ贈る、ささやかな報復。
どうやって抱き締めたらいいの(マジック)
今までほとんど触れたことのない子供を前に、
私の腕は躊躇いながらもゆっくりと彼に近づく。
弟たちの時はどうしていたっけ。あの子はどうやっていたかな。初めてのことじゃないのに。
難しいことではないはずなのに出来ないのは何故?
この子はこんなにも私を欲しているのにね。
どんなにくだらない世界でも(マジック→シンタロー)
君がいるなら、私はこの世界を壊さないでいられるよ。
I can’t do everything. I’m only human.
何でもかんでもできるわけじゃない。神ならぬ身なのだから(マジック)
無力だよ、私は。
悲しいことがあれば泣く。頭を撃ち抜かれれば絶命する。
最初から在ったものを無かったことには出来ないし、元々無いものを造りだすことなんて到底無理だ。
それでもお前には何でも出来るように見えるかい?
愛してるって言ってよハニー(マジック→シンタロー)
「生きてるうちに聞きたいよ」
赤い傘の男の子(マジックとシンタロー)
鬱陶しい雨の中、遠征から戻ってきてタラップを降りると、見覚えのある小さな傘が見えた。
大切な大切な、目の中にいれても痛くないシンタローだ。
「パパをおむかえにきたの!」
水色のレインコートと、同じ色の傘。片手に大人用の大きな傘を引きずって。
我が子のあまりの可愛さに、マジック総帥は部下の前にも関らず派手に鼻血を噴き、
シンタローのお気に入りの傘を汚したため、しばらく口をきいてもらえなかったという。
きみを殺すのは僕でありたい(マジック→シンタロー。マジシン)
お前を奪うのは私だけ。お前を傷つけていいのは私だけ。
光に透ける髪にキスをする(シンタローとコタロー)
なんて綺麗な色だろう。
空気に溶けてしまいそうな金髪にそっと唇を触れさせた。
幼子独特の甘い芳香にうっとりと目を閉じる。
焦がれた色はあの人の色。
I really do like you. Honest.
本当に君が好きだよ。うそじゃないよ。(マジックとコタロー)
「風邪をひくよ。こっちへおいで」
雨宿りに入ったのはパパのコートの中。くっついた体は意外と温かい。
バケツをひっくり返したように降る雨が地面で跳ねてしぶきをあげた。
ばちばちと何かを叩くような音がそこらじゅうに響いている。
「やまないねえ」
にごった空を見上げてぽつり。
「そうだね」
お迎えの車が着くまできっとこのままなんだろう。でも、嫌じゃない。
共有できるってことはひとりじゃないってことだから、
何だってパパと一緒に見たり聞いたりしてみたい。
だからこういう時間は嫌いじゃないよ。
嘘だらけのキス(マジジャンサビ前提マジシン)
このキスは誰のため? 少なくとも俺のためじゃないことは確実。
アンタの心に巣食うその人は今も現実に。
やさしくしてくれるかな、もうちょっとだけでいいから(マジックとシンタロー)
「ふう…シンちゃんの愛情表現っていろんなものが壊れるから困るんだよねえ。
ほら、マイセンのお皿も粉々だよ。ファンが贈ってくれたものなのに…」
「お前がセクハラとか控えて余計なこと言わなけりゃいいんだよ!」
seas of blood 血の海(シンタロー、マジック、ハーレム)
「パパぁ、鼻血汚いよう」
「世の中にいろんな性格の人がいるように、これはパパの個性なんだよ」
「それは許容範囲外だろ」
自分の背後で鼻血に怯える甥を庇い、兄にティッシュの箱を押し付けた。
あなたは上手にはぐらかして(グンマ、マジック、キンタロー、シンタロー)
「どーしておとーさまってそんなに変人なのー?」
「うーん、よくわからないけど……その変人の子供がグンちゃんであることは確実だよ!」
「あ~、そっかぁ!」
「……どのへんに納得したのか問い詰めてもいいだろうか」
「やめとけ。」
ほんとうはきみをあいしたかったんだ(マジック→コタロー)
「だけどあの時の私にはああする以外思いつかなかった」
ほら、早く行って。泣きそうな顔であの子が待っている。(シンタロー→マジック)
「もう、逃げるなよ」
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