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ハロウィーン(シンタロー・パプワ・リキッド・トシゾー・ウマ子)


「シンタローさん!!お菓子をくれないとイタズラしますよ!」

リキッドは朝から張り切っていた。
シンタローの手作りお菓子を食べられるかもしれない!
貰えなかったら・・・シンタローさんにイタズラができる!!
シンタローさんにイタズラと言えば、あんなことやこんなことも!
ウヒヒヒヒ~。そんな自分勝手な妄想のために。

「ほほう・・・俺にイタズラを仕掛けるつもりとは・・・
その度胸だけは褒めてやらんでもない。」
手作りお菓子をあげる気持ちは最初から微塵もないシンタロー。

「そんなお前のために1つだけ大切なことを教えてやる。
なにごとにも先手必勝だということを!!」

「え゛!?」なんとなく嫌な予感が走るリキッド。

すると、突然ねっとりした視線がパプワハウスの窓から感じられた。

「リキッドはん、わてにはシンタローはんと言う王子様がいるんどす。
そやから、あんさんの気持ちには応えられまへん。
どうしてもと言うんやったら・・・友達やったらよろしおすえ~。」

「ちょっと待った~~!!」

某番組(←古すぎてわからないかな?)でよく使われていたセリフを
叫びながら勢いよくドアを開けてトシゾーが入ってきた。

「リキッド!俺はお前の気持ちにシッカリと応えるぞ!!
これからもお前を24時間体制で見守るから安心しろ!!」

「・・・え~と・・・お二人とも何のことでしょうか・・・?」
不安げに訪ねるリキッド。

「おまえら人の家でうるさいぞ!!騒ぐなら外で騒げ。」
パプワの一声でリキッドはとりあえず外に出ることにした。
ドアから外に出ようとした瞬間に「あ、そうそう」と
思い出したようにパプワが言葉を続けた。

「前にも言ったが、おまえは僕の好みじゃないぞ!」と。

振り返ったリキッドの目に、ニンマリと笑うシンタローが映る。

「・・・ま・・まさかシンタローさん・・・・
さっき言ってた先手必勝って・・・・・・」

「ようやく気付いたか。鈍いヤツだな~。今日俺が会ったやつ全員に
『リキッドがお前を愛してると言ってた』と言ってやったんだ。」

「シ・・・シンタローさん!!ひ・・ひどいッス!!
それに俺が愛してるのはシンタ「リッちゃ~~~ん!!」

「ほら!ちょうどヒロインも現れたことだし!
とっとと外に出て好きなだけ騒いで来い。」

そういってリキッドはシンタローにポイっと外に放り出された。

「たぁ~すぅ~~けぇ~~~てぇ~~~~~!!」

リキッドの渾身のSOSの言葉も虚しく、
その日パプワハウスの外では大騒ぎがずいぶん続いていたという。
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