ハロウィーン(ガンマ団の方々)
シンタローは朝からお菓子作りに忙しかった。
未だ眠り続けるコタローの部屋に手作りのお菓子を
抱えきれないほど持ち込んだ後、その寝顔を眺める。
「コタロー早く目を覚まして思いっきりイタズラしてくれよ。
イタズラは子供のうちにたくさんやっておくものだぞ。」
眠ったままのコタローに語りかける。早く目覚めることを願って。
名残惜しさを振り切り、コタローの部屋をでたシンタローは
総帥室へ向かうと、そこにはすでにキンタローがいた。
「シンタロー、お菓子をよこさないとイタズラするぞ!
いいか、今すぐにお菓子をよこさないと・・・」
「わかった!わかったから2度言わんでいい!!
ほれ!もってけドロボー!!」
そう言ってキンタロー用に用意したお菓子を投げ渡すと
眉間にしわを寄せたキンタローが口を開いた。
「俺はお菓子を貰い受けたのであって、奪ったわけではない!
したがってドロボーなどではないっ!!」
「わかった・・わかったから・・言葉のあやだろ?」
「言葉のあや?あやとは・・・」ガショーンガショーン
まだまだキンタローの話が続くと思われたが、遠くからなにやら
怪しげな音が近づいてきたために話がそこで途切れた。
そしてその音は総帥室の前で止まり、ドアが開いた。
「シンちゃ~ん!!お菓子をくれなきゃイタズラするよぉ~!」
「私はお菓子を頂いてもイタズラしますよ。」
やってきたのは変な乗り物に乗ったグンマとドクター高松だった。
「おめぇ~らは普段からイタズラと言えないレベルの
イタズラをしてるじゃね~かっ!!!」
そう言いながらもきちんとお菓子を手渡す律儀なシンタロー
今度は何処からともなくどんよりとまとわり付く視線が・・・
「シ・・シンタローはん・・わてにお菓子を・・・」
「テメェ~は存在自体がイタズラなんだよっ!!!」
お菓子ではなく眼魔砲を素早くお見舞いする。
その騒ぎの中、聞き覚えのある美声が聞こえてきた。
「シンタロー、お菓子をくれないかい?」
「サービス叔父さん!!叔父さんには最高級の材料で作った
特別なお菓子を用意しておきましたっ!!」
嬉々として渡すシンタローの顔が横にいる人物をみて曇った。
「チンも一緒かよ。一応テメェ~にも用意してやったぜ。ほら。」
今度はそれを受け取ったジャンの顔が曇った。
「このクッキー、どうしてこんなにコゲッコゲなんだ・・・?」
「いちいちウッセ~な~。ココア味だと思えばいいだろ?
お前の好きな塩をふんだんに使ってやったからありがたく思えよ!」
メソメソ泣き崩れたジャンを踏み付けてピンクスーツが現れた。
「シンちゃーーん!!シンちゃんをくれなきゃ
パパ、シンちゃんにイタズラしちゃうよ~~~~~!!!」
「うせろぉぉぉぉ~~!!」ちゅど~ん
「うぉ~い!イタズラの限りを尽くしてから来てやったぜぇ~!!
とっとと酒と金よこせ~!!」
「テメェ~らはもう来るな!!」ぜはぁ~ぜはぁ~・・・・
マジックとハーレム登場に疲労の色を隠せないシンタロー。
周りのドタバタに無視を決め込んで机の上の溜まった書類を片付け始める。
だが、ふと手をとめ机の上にある渡せなかったお菓子の袋に視線を合わす。
「お菓子はやれないけどイタズラするなよ。パプワ、チャッピー」
そっと呟いたシンタローの声は誰にも聞こえることはなかった。
・・・・あの~俺は?
涙目で訴えるリキッドがいたとか、いないとか。
シンタローは朝からお菓子作りに忙しかった。
未だ眠り続けるコタローの部屋に手作りのお菓子を
抱えきれないほど持ち込んだ後、その寝顔を眺める。
「コタロー早く目を覚まして思いっきりイタズラしてくれよ。
イタズラは子供のうちにたくさんやっておくものだぞ。」
眠ったままのコタローに語りかける。早く目覚めることを願って。
名残惜しさを振り切り、コタローの部屋をでたシンタローは
総帥室へ向かうと、そこにはすでにキンタローがいた。
「シンタロー、お菓子をよこさないとイタズラするぞ!
いいか、今すぐにお菓子をよこさないと・・・」
「わかった!わかったから2度言わんでいい!!
ほれ!もってけドロボー!!」
そう言ってキンタロー用に用意したお菓子を投げ渡すと
眉間にしわを寄せたキンタローが口を開いた。
「俺はお菓子を貰い受けたのであって、奪ったわけではない!
したがってドロボーなどではないっ!!」
「わかった・・わかったから・・言葉のあやだろ?」
「言葉のあや?あやとは・・・」ガショーンガショーン
まだまだキンタローの話が続くと思われたが、遠くからなにやら
怪しげな音が近づいてきたために話がそこで途切れた。
そしてその音は総帥室の前で止まり、ドアが開いた。
「シンちゃ~ん!!お菓子をくれなきゃイタズラするよぉ~!」
「私はお菓子を頂いてもイタズラしますよ。」
やってきたのは変な乗り物に乗ったグンマとドクター高松だった。
「おめぇ~らは普段からイタズラと言えないレベルの
イタズラをしてるじゃね~かっ!!!」
そう言いながらもきちんとお菓子を手渡す律儀なシンタロー
今度は何処からともなくどんよりとまとわり付く視線が・・・
「シ・・シンタローはん・・わてにお菓子を・・・」
「テメェ~は存在自体がイタズラなんだよっ!!!」
お菓子ではなく眼魔砲を素早くお見舞いする。
その騒ぎの中、聞き覚えのある美声が聞こえてきた。
「シンタロー、お菓子をくれないかい?」
「サービス叔父さん!!叔父さんには最高級の材料で作った
特別なお菓子を用意しておきましたっ!!」
嬉々として渡すシンタローの顔が横にいる人物をみて曇った。
「チンも一緒かよ。一応テメェ~にも用意してやったぜ。ほら。」
今度はそれを受け取ったジャンの顔が曇った。
「このクッキー、どうしてこんなにコゲッコゲなんだ・・・?」
「いちいちウッセ~な~。ココア味だと思えばいいだろ?
お前の好きな塩をふんだんに使ってやったからありがたく思えよ!」
メソメソ泣き崩れたジャンを踏み付けてピンクスーツが現れた。
「シンちゃーーん!!シンちゃんをくれなきゃ
パパ、シンちゃんにイタズラしちゃうよ~~~~~!!!」
「うせろぉぉぉぉ~~!!」ちゅど~ん
「うぉ~い!イタズラの限りを尽くしてから来てやったぜぇ~!!
とっとと酒と金よこせ~!!」
「テメェ~らはもう来るな!!」ぜはぁ~ぜはぁ~・・・・
マジックとハーレム登場に疲労の色を隠せないシンタロー。
周りのドタバタに無視を決め込んで机の上の溜まった書類を片付け始める。
だが、ふと手をとめ机の上にある渡せなかったお菓子の袋に視線を合わす。
「お菓子はやれないけどイタズラするなよ。パプワ、チャッピー」
そっと呟いたシンタローの声は誰にも聞こえることはなかった。
・・・・あの~俺は?
涙目で訴えるリキッドがいたとか、いないとか。
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