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My dear ruler










バサリ。









広い室内に相応しい大きさの黒卓に、紙の束が放り投げるように置かれる。



「アラシヤマ」

「へえ」

「今度の任務だ」



長い黒髪の紅い御人が平淡な声で告げた。

普段は常に何らかの感情が其処に篭められているが、この時だけはいつもこうなので特に気に留める事

もない。

視線で書類に目を通すように言われ、手にとってパラパラと捲った。










沈黙。








これも、いつもの事だ。



この瞬間に、常駐している彼の側近がいない事も。




自分の時だけなのか、他の連中もそうなのか。



どちらにせよ、関係のない事だ。



此処にいないのが本当なのだから。























紙を捲る音がピタリと止んだ。



「特AAA、どすか。

ほんまに在ったんどすなあ、初めて見ますわ」



【特AAA】。


それは最高難易度を示す。

難易度と共にするのは死亡確立。

彼で三代目になるこの組織、生還者は片手が埋まれば良い方だろう。



「ああ」



死の宣告に等しい其れを確認する自分の声に、事も無げに応える目の前の彼。

じいっと目は目から逸らさずに。


(色事中は、可愛らしく逸らしなはるくせになあ?)





 く、と咽喉で一つ笑いを。








「恋人であるわてに、死ねと仰る?」









常だったら歪むだろう瞳が









「関係ねぇな。その任務はどうしても外せねえ。

お前が一番適任だった。

それだけだ」









ひたり、と見てきらり、と静かに瞬いて









「如何してわてが適任と思われなはったか、お訊きしても?」









ああ、









「お前がお前だからだ」









タマラナイ。









































一人、小脇に書類を抱えて広い通路を歩く。

足音が響かないのは幼い頃の修行の賜。

少し縒れた胸元を一撫でしてから感触を思い出す。



胸倉を引かれて、ガツリとぶつかりながら重なり合った。





『帰って来い。テメェにやらせなきゃなんねえ事は未だ山の様にあるんだよ』







目を閉じて、黙祷するように、






「Yes,sir」



















If it's with you,
   it's by the hell,too.





































サッパリってなんですか。
とりあえず5050hit有難う雪刃嬢。
感謝・・・・!
雪刃のみお持ち帰り可で。
因みに最後の英文は

『貴方となら、地獄まで。』です。

ついでにタイトルは

『愛しい支配者』なり。

『Yes,sir』は『イエッサー』だけど、
綴りがあってるかどうかはかなーり謎。(ダメじゃん)







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