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■男情浪漫着■
突然ですが、オレ様ピンチ!!
「早く、早く、早くしないと、パパが着せちゃうよ~」
「うるせぇ~。着るからだまってろっっ」
なんで、こうなったのか…。白いレースの布着れを握り締め、パンツ一枚の姿でシンタローは佇んでいた。
そもそも、ごつい野郎の裸エプロンなんて見て何が嬉しいっていうんだ。
「早く、しないと時間制限30分から伸ばしちゃうよ~」
「着るって言ってんだろっっ。黙って見てろ」
「そう言って、もう5分経ってるよ」
「っ………」
図星を指摘され、シンタローは顔を余計に赤く染めて俯いた。
「じゃあ、10のカウントダウン終わるまでに、着なかったらお仕置き決定!!」
「おいっ……っっっくそ!!」
そういうと、追い詰められて渋々とその白いレースのエプロンを身につけはじめた。
「…3…2…1…終了っ」
「終わったっ」
マジックの言葉とほぼ同時に、シンタローが着終わった。が、
「お仕置き決定~vv」
「ふざけんなっ!!着ただろ」
納得がいかないと、噴気するシンタローの後ろに回りこむと、紐をきちんとリボン結びに結びなおした。
「結び方が雑だったからね~。ここまでしてから、着るっていうんだよ。だから…お仕置きvv」
「………おいっ」
これからの身の危険を感じて、青ざめるシンタローを尻目にマジックは鼻歌まじりの満面の笑みを浮べて言い放った。
「どりあえず、シンちゃんのおいしいコーヒーが飲みたいな」
なんでこうなったのか、事の始まりはマジックの思いつきから始まっていた。
「シ~ンちゃんvパパお願いがあるんだけど」
「何だよ?」
自室でゆっくりしている所へ、突然マジックが入ってきた。
「聞いてくれるかな?」
「だから何だよっ」
イライラと持っていた雑誌をシンタローは乱暴に投げ置いた。
「コレ着て欲しいんだけど」
背後に持っていた袋をシンタローへと差し出した。それを掴み、中をのぞくとそこには…。
「……てめえ、これを俺に着ろっていうのか、あぁ?」
「うんvvvシンちゃんならきっと似合うと思うなぁ」
中には白のレースのエプロン…新婚さんエプロンといえば分かりやすいだろうか、ヒラヒラとしたエプロンが入っていた。
シンタローは袋からそれを出さずに、ぐしゃぐしゃと丸めるとゴミ箱に投げ捨てた。
「あああぁ!!!!それ、高いんだよ!!特別にシルクで作らせたんだからっっっ」
「ばーか。くたばれ、くそ親父」
床に膝をついて、嘆くマジックを尻目に、フンっと鼻で笑うとソファに座りなおした。
「でもね…まだあるんだな~。これがvvv」
そう言うと、どこに隠し持ってきたのか、大量の新婚さんエプロンを取出してきた。
「着てくれるまで、パパぜぇ~ったい!!諦めないからね」
「そんなの、俺に着させて、どうしようってんだ、テメエっっっ」
シンタローはグッと拳を握ると、額に幾重にもタコ筋をつくり、眉をよせながら地の這うような声を出した。
「そりゃ~。ね~vvv裸エプロンでしょ!!男のロマンだよ~。そして……ぐっ」
シンタローは我慢の限界だとばかりに、眼魔砲をぶっ放してマジックの言葉を遮ると、部屋の外へ摘みだしてドアを固く閉ざした。
ドアの外には、息子にやられて少々痛々しい元総帥の姿が…。
「パパは絶対、諦めないんだからね。 フフ…フフ…フフフ」
鼻血を垂らしながら、ほくそ笑んでいた。
そんな出来事があって、しばらく経ったある日。シンタローをピンチへと招くことが起こる。
当のシンタローはすっかり、日常の出来事と忘れていたが、マジックはそうはいかない。
着々と計画を練っている。
いつものように、仕事が終わり。金曜日ということもあって、休日前に足取りも軽く帰ってきた。
そのまま軍服を脱ぎ捨てると、汗を流すべくバスルームへと向かい、さっぱりして戻ってきたところで、シンタローは異変に気付いた。
下着を身に着けて、バスローブを身にまとおうとしても、それがない。いくら探しても、一枚もバスローブが出てこない。
バスローブの代わりとばかりに置いてあるのは、いつぞや見た白いエプロン。新婚さん仕様だ。
おかしいなと首をかしげながら、じゃあTシャツでもと探しても、それもない。
やはりあるのは、新婚さんエプロン。フリフリのレースである。
「…まさか……な」
嫌な予感がする。
シャワーを浴びたばかりなのに、嫌な汗が体中からじんわりと出てくるようだ。
全てのタンス、クローゼットをあけてもあるのは、エプロン・エプロン・エプロンばかり…。
何の冗談か、色もピンクから青・黄色様々ある。
クローゼットの軍服までもが姿を消している。
意地でも俺にあれを着せようってのかよ。
頭がおかしくなりそうだ。呆然とその場に立ち竦んでいたシンタローだが、ハッとして動きだした。
脱いだものを着る趣味はないが、このままパンツ一枚でいるよりはましとばかりに、先ほど脱ぎ捨てた軍服の元へと歩を早めた。
が、…。それを手にしようとして、寸前で奪われる。
「おしいっvこれで、着るものはエプロンだけになっちゃったね」
苦々しく顔を上げれば、そこには自分の軍服を手元に抱いたマジックがニヤニヤとした笑みを浮べて立っているではないか。
「テメエ、俺の服をどこにやった!!」
マジックの胸倉に掴みかかると詰め寄ったが、マジックはそれを余裕の笑みで返し…。
「シンちゃんがエプソン姿を披露してくれたら、返してあげる」
などと言葉を続けた。
「ふざけんなっ!!だれがあんなもの着るもんかっっ。あんなの着るぐらいならパンツ一枚で過ごした方がましだっ」
「ふ~ん。じゃあ、その姿でお仕事するの?それにその姿を晒すってことは…パパに触って下さい。弄ってって言ってるようなものだよね~」
シンタローのその言葉を聞いて、意味深な笑みを口元に刻みながら、指先をあらわになっている乳首へと滑らせ、まだ立ち上がっていない突起物を爪先で軽く引っ掻いた。
「ア、ァ、っ…やめ」
慌ててシンタローが身を離そうとするのを、許さずに掴まれた腕を逆に掴むと引き寄せ抱き寄せた。
そして片足をシンタローの膝へと割り込ませると、膝で下着ごしに刺激する。もちろん空いた手で乳首を弄ぶことも忘れない。
「もう…シンちゃんの乳首、立ち上がってきたよ。いやらしいね」
それでも、直接的な刺激は与えず、わざとじれったいような愛撫をマジックは繰り返した。
「パパの一生のお願い。一回でいいからシンちゃんの裸エプロンみたいなぁ~」
「ふざ…け、ろ…よっ…」
「パパの一生のお願いって言ってもだめなんだね。じゃあ、このままパパと濃い一夜を過ごすか、コレを着るか…二つに一つだよ。どうする?」
「……ッ両方、却下っていうのは…」
マジックに片腕を捕らわれ、シンタローの足の間にはマジックの片足が…がっちりとシンタローの股間を捕らえている。
その足をそろそろと動かしながら、マジックはゆっくりとシンタローを追いつめる。
「あると思うかい?」
シンタローの肌を楽しむかのように、空いた手で胸元の突起を弄んでいた手が舐めるようにゆっくりと這っていくと、皮膚の薄い臍のあたりでビクリとシンタローの身体が強張った。
「ふふ…パパはどっちでもいんだよ~。ただ、着るものがないと…困るのは誰だろうねぇ」
耳元で暗示をかけるように、殊更ゆっくりと囁くと、掴んでいた手を離してシンタローの腰へと回す。
「んッ、ぁ…あッ…はな…」
特に強い刺激は与えられずに、肌の上を滑るいやらしい手の動きだけで、ビクビクっと細かい反応を繰り返した。
「そうだね~。1時間…いや、30分だけでいいんだけどなぁ。そしたら、洋服返してあげる」
「………っ、ぁぁ」
「それに、パパは優しいからね~。特別にパンツは身に着けてもいいよ。 悪い話だとは思わないけどな~」
どう?っとシンタローの臍のあたりを、指先で円を描きながら囁かくと、この生殺しのような愛撫よりかは、着た方がましとばかりに、シンタローが頷いた。
……そして、冒頭へと戻る。
「はぁ~…」
足元がスースーする。
なんで、こうなったのか…。シンタローはキッチンに立ちながら、時計を見ては何度目かになるため息をついた。
5分も経ってない…。
自分の姿を考えないようにはしていても、動くたびに布がヒラヒラと素肌に触れて、否応無しに自分の格好を認識させる。
だからといって動かないようにしても、後ろで結んだ布が風に揺れて意識してしまう。
おまけに、後ろからはマジックの張り付くような、ねっとりとした視線。
こんな格好するなら、まだ素っ裸でいるほうがマシかもしれない。ゴツイ身体に似合うはずが無い!!
想像するだけで吐き気がこみ上げてくるようだ。
「変な目でみんなよ…。テレビでもみてろ」
我慢できずに振り向けば、キッチンの後ろのカウンターにひじをついて座り、満面の笑みでマジックがシンタローの姿を見つめている。
「あ、コーヒーに蜂蜜いれてくれるかな?ミルクもね」
「…………」
何を言っても無駄だとばかりに無言で前をむくと、冷蔵庫から蜂蜜のボトルと牛乳を取出した。
牛乳を小鍋に移して、ガスをつける。すると。
座っていたマジックが、シンタローの傍へ寄ってきた。
「牛乳のがいいんだろ…?」
マジックの手がガスを止める。疑問に思う前にシンタローの腰はマジックの両手に抱き寄せられていた。
「…ちょ…おい親父っ…」
マジックの行動にシンタローの心臓が跳ねる。
背後から抱かれ、うなじに口付けられてシンタローはうろたえた。
「…だめだ」
「な、にが…」
一応口は開いたが、マジックの話す場所が場所なだけに、ますますうろたえてしまう。
吐息が首筋にかかるたびに、ぞくぞくする。
先ほど中途半端に煽られて放ておかれた熱が、尾てい骨のあたりから再び疼きを起こしている。
やばい。知った下半身の感覚に、シンタローはぎゅっとシンクに置いた手に力をこめた。
「シンちゃんの後ろ姿みてたら…変な気分になっちゃった」
「何いって…好きでこんなっ…ふっぁぁっ」
首筋をゆっくりと舐めあげられて、左手が腿をなぞり、思わず嬌声が漏れた。
「シンちゃんのエプロン姿があまりにも、可愛いから」
「どこが、可愛いいっていうんだ。気持ち悪いだけだろ」
「…確かに…可愛いじゃない。可愛くはないね」
うん。っと頷くマジックの様子に、一気に高ぶった熱が急激に冷めていくのが分かる。
「……っ!?…可愛…く、ない…?」
「ああ、可愛くはないね。間違ったよ」
自分で痛いほど分かっていても、マジックにいわれると辛い。別に可愛いと言われたいわけじゃない。…が。
勝手に無理矢理、脅して着せたくせに。好きできたんじゃない!!
羞恥心と緊張していたものが、プツリと音を立てて切れた。
「なんだよ!!勝手に着せやがってっ!?最初から分かってただろっ!!」
シンクを拳で殴ると、シンタローはマジックから離れようと暴れだす。
マジックはうっすらと目元を赤くしながら、暴れだすシンタローを押さえつけると、首筋から肩にかけてキスを繰り返す。
「違うよ。可愛いんじゃない。シンちゃんは綺麗なんだ」
ちゅ、ちゅっとワザと音を立てながら、背中にキスを降らしながら囁くとシンタローの動きがぴたりと止んだ。
「この滑らかな首筋から背骨へのライン。むしゃぶりつきたくなる背骨に、引き締まったお尻。そこから伸びるすらっとした長い脚。どこもかしこも綺麗だよ」
「そんなはずない……」
「似合ってるよ」
きっぱりと言い切ると、マジックが腰を押し付けてくる。
「パパの…もうこんなだよ」
すでに固くなったものを、下着ごしに双方の狭間に触れられて、シンタローの身体が再び熱くなる。
「なに言って…あぁ、んんっ」
腿を這っていた手が、前へとまわり下着の中へと手がすべりこんだ。
「シンちゃんも、その気なんだね。もう先っちょが、先走りの液で濡れてるよ」
「やん…あぅっ」
先端を指でぐりっと刺激されて、仰け反った。
そのままシンタローの身体をシンクの上へと押し倒した。
シンクの上に上半身をうつぶせに倒され、シンタローはマジックが何をするか見ることができない。
神経をそばだてていると、張り詰めた肌の上に…何か冷たい、ねっとりとしたものが肩口に落とされた。
「っ!?つめ…っ…何?」
次に首筋・背中となにかが垂らされて滴を作っているようだ。
その感触に、滴が出来る度にびくり、びくりとシンタローの身体が震えている。
「何かわかるかい?」
それを人差し指と中指に少量を垂らすと、シンタローの口の中へと差込んだ。
口腔へと差込まれた指を、舌を使って音を立てながら舐めとる。ねっとした、濃厚な甘い味…。鼻につく甘ったるい香り。
思い当たるものは一つしかない。
さきほど冷蔵庫から取りだしてきたものだ。
「…蜂蜜?」
「正解」
そういうと、特に念入りに神経の集中する背中では、滴をおおく垂らすと下着へと指を伸ばした。
「あぅっ…ん」
下着がおろされると、布がシンタローの先端をかすめ、それだけでも鼻にかかったような甘い声をもらした。
そして、背中から双方の尻の上にも蜂蜜を落とす。
滴をつくり終えると、マジックは満足気に笑い少し残った蜂蜜のボトルを傍らへ置いた。
「どうすると思う?」
訝しげに身体を起こそうとするシンタローの身体を、両肩をシンクに押し付けるような形で押し戻す。
そして、チュッと一番最初に滴を落とした肩口に唇を落とした。
マジックは蜂蜜の道筋をたどるように、ねっとしりとした、濃厚な蜂蜜をわざと時間をかけて綺麗に舐めとっていった。
「くすぐった…い…」
最初はクスクスと笑っていたシンタローも、マジックの舌が移動するたびに荒い吐息へと変化していった。
ただ舐め取るだけなら、どうにか我慢はできる。ただ舐め取るだけならば…。
まるで溶けかけたアイスクリームを舐め取るような、舐め方をしたかと思えば、急に舌で肌を弾かれる。
そして、唇が離れたあとで冷たい息を吹きかけられた。
その時間をかけた巧妙な舌技に、シンタローの身体も溶けだしてしまいそうだ。
「あ…ッ、や…やめ…」
直接的な刺激は何一つされていない。それにも関わらず、シンタローの前は立ち上がりエプロンの薄い生地を押しあげている。
じりじりと、身体の奥底から火とつけられるような愛撫に、耐え切れずシンタローが先に根を上げた。
「ン、も…だめ…耐えられない」
もぞもぞといやらしく、腰をふってねだるシンタローにマジックは薄く笑うだけだ。
どうやら、全部舐め取る気にいるらしい男の様子にシンタローは気が遠くなるような思いだ。
こんなのまるで拷問だ…。自身の熱をごまかすように、手の甲を噛んでやり過ごそうとしたがそれは叶わなかった。
「シンちゃんの、声がききたい。だめだよ、そんなことして…お行儀が悪い」
シンタローの手を口から外す。
「縛られたくなければ、齧っちゃだめだよ」
「でも………」
恨めしそうに、情欲に濡れる瞳をマジックに向けると、目を伏目がちにシンクへ落とした。
「でも…我慢できない?ってトコロかな」
「…分かってるだろ」
上目遣いに見上げてくるシンタローに、マジックは愛しいそうに目蓋にキスを降らした。
「どうしてこんなに可愛いんだろ。今日は特に甘ったれだね…ここも」
そういうと、布を押し上げて主張するシンタローを軽くなぞる。
「仕方が無い…。シンちゃんのおねだりに免じて、仕上げといこうか」
シンタロの身体をシンクに押し戻すと、片足をシンクの上へと乗せた。そうすると奥まった部分の陰唇が露になった。
そこへ傍らに置いてあった、蜂蜜のボトルを手にとると、尻の狭間と陰唇へと蜂蜜を垂らしていった。
「でも、我慢のきかない子にはペナルティーだよ」
入り口が尖っている、蜂蜜のボトルを陰唇へし当てると、ゆっくりと差込んだ。
「…はっ、んっあ…何…?…!!? やだっっ」
ねっとりした液体が、ドロドロと奥へと注ぎ込まれてくる。そのなんとも表現しがたい感覚にシンタローは身体を起こそうとしたが、余計にボトルを奥へと招き入れる結果となった。
「ぁん、やだっ…そんな、っいれ、な…。っっ…入っ くる」
「大丈夫、無害だからね。たっぷりと味わうといいよ」
ボトルの残りを全て、シンタローの中へと食べさせると、それを引き抜いた。
「おいしかった?…って聞くまでもなかったね」
指で陰唇をなぞるとピクピクと収縮を繰り返して、物足りないとマジックに訴えている。
「あ、あ…はぁ…っっ!!」
注ぎこまれて飲み込めなかったものが、トロリと腿をつたう。その感触にシンタローの背がしなった。
「もったいない…ちゃんと閉じてなさい…」
軽くシンタローの尻を叩くと、シンタローがその手を掴む。身体を起こすと、その手を自らの口元へ運び、マジックの指先に歯を立てた。
「も、も・・・だめ。欲し……ね」
「っつ………」
ゾクリとした、快感がマジックの背を駆け抜けた。
表情には一切ださないが、希にみる予想外のシンタローの姿に、一気に下半身が重くなるのを感じる。
本当に今日は予想外のことがよく起きる。
それもこれも、このエプロンのせいかな?
新婚エプロンとは言うけれど…シンちゃんの場合は初々しい奥さんというより、淫乱な小悪魔奥さんだね。
よく振り回されるというけど…私の方こそシンちゃんに振り回されてる気がするよ。
惚れた弱みってやつかな。
だから、本当に手放せない。このままどこか人目のつかないトコロへ、閉じ込められたらいいのにね。
「本当に今日は、甘ったれ屋さんだね~。ここ、シンちゃんの蜜と蜂蜜でトロトロだよ」
シンタローから流れ出た先走り液が、竿を伝い陰唇で蜂蜜と交じり合っている。
指で軽く入り口を弄ぶと、シンタローの手をシンクへと置いた。
「はっ、やく…父さんので…かき混ぜて」
自ら足をマジックの腰へと絡ませる。マジックはそのシンタローの片足を、肩へとかけると自身の昂ぶったものを押し当てた。
「悪い子だ。いつから、そんなにやらしい体になっちゃったのかな?」
いいながら、ゆるゆると陰唇から竿へと自身の肉棒で擦り上げる。触れる度に、クチュクチュと湿った音がキッチンに響く。
「親父のせいだろ… 責任とれよな」
そう言って、悪戯っぽく瞳を揺らすとマジックの唇を塞いだ。
歯列を割って、舌を滑り込ませると口腔を貪る。
お返しとばかりに、マジックの猛った肉棒がシンタローの中を割りは入っていくと、反動にシンタローの唇が離れ。
変わりにあられもない嬌声がキッチンに響きわたった。
「――あッ、うん…ひぁんッッ」
壁をめくりながら、奥へと入り込んでくる男のものに、粘膜を絡ませながらせりあがってくる快楽に身体を溶けていく。
「やァ、あッ、ああ…ッいィ…」
マジックの動きに酔わされて、身体に力が入らす手では支えきれずに、ガクリと腕が崩れて、肘でももちこたえた。
その様子に、シンタローの身体を反転させてうつ伏せにすると、後ろから円を描くように挿入を繰り返す。
そして手を前にまわすと、エプロンの上から左右の乳首を摘んで、親指と人差し指で擦りあげた。
「あああぁぁぁっ――ん」
最奥を逞しいもので、擦りあげられ乳首への強い刺激に、シンタローの身体がガクガクと揺れる。
「イックぅぅぅぅ」
背を反らして、シンタローは絶頂へと向かった。
シンタローの放ったものが、キッチンに飛び散り、用意したカップへも白い迸りが散っている。
ぐったりと息あらく、半ば意識をやってしまいそうなシンタローのうなじに軽く口づける。
「ふふ…ミルクはいらないみたいだね。カップの中にもシンちゃんのミルクが入ってるよ」
クスリと笑みを受けべると、シンタローの腰を抱えなおす。
「まだまだ、足りないだろう? シンタローには私のミルクをお腹いっぱい食べさせてあげるからね」
時計はとっくに30分を過ぎていた。が…そんなことはこの二人にはもう関係のないことで。
この後のシンタローの服が無事戻るまでの、出来事は二人の秘密ということで。
その話はまた別の機会に…。
@End@
2000番キリリクのチキン☆キッチンさまリク。男の夢、裸エプロンです。
コスプレシリーズ第2弾です。
もう、パパン変態!!あんた変態だよ!!と思わずにはいられません。
って変態にしてるのは私ですねι
シンちゃんにエプロンをどうやって着せるか!?というのがすごく楽しかったです。
途中の蜂蜜プレイも(笑)
ありがとうございました。
幸央
■男情浪漫着■
突然ですが、オレ様ピンチ!!
「早く、早く、早くしないと、パパが着せちゃうよ~」
「うるせぇ~。着るからだまってろっっ」
なんで、こうなったのか…。白いレースの布着れを握り締め、パンツ一枚の姿でシンタローは佇んでいた。
そもそも、ごつい野郎の裸エプロンなんて見て何が嬉しいっていうんだ。
「早く、しないと時間制限30分から伸ばしちゃうよ~」
「着るって言ってんだろっっ。黙って見てろ」
「そう言って、もう5分経ってるよ」
「っ………」
図星を指摘され、シンタローは顔を余計に赤く染めて俯いた。
「じゃあ、10のカウントダウン終わるまでに、着なかったらお仕置き決定!!」
「おいっ……っっっくそ!!」
そういうと、追い詰められて渋々とその白いレースのエプロンを身につけはじめた。
「…3…2…1…終了っ」
「終わったっ」
マジックの言葉とほぼ同時に、シンタローが着終わった。が、
「お仕置き決定~vv」
「ふざけんなっ!!着ただろ」
納得がいかないと、噴気するシンタローの後ろに回りこむと、紐をきちんとリボン結びに結びなおした。
「結び方が雑だったからね~。ここまでしてから、着るっていうんだよ。だから…お仕置きvv」
「………おいっ」
これからの身の危険を感じて、青ざめるシンタローを尻目にマジックは鼻歌まじりの満面の笑みを浮べて言い放った。
「どりあえず、シンちゃんのおいしいコーヒーが飲みたいな」
なんでこうなったのか、事の始まりはマジックの思いつきから始まっていた。
「シ~ンちゃんvパパお願いがあるんだけど」
「何だよ?」
自室でゆっくりしている所へ、突然マジックが入ってきた。
「聞いてくれるかな?」
「だから何だよっ」
イライラと持っていた雑誌をシンタローは乱暴に投げ置いた。
「コレ着て欲しいんだけど」
背後に持っていた袋をシンタローへと差し出した。それを掴み、中をのぞくとそこには…。
「……てめえ、これを俺に着ろっていうのか、あぁ?」
「うんvvvシンちゃんならきっと似合うと思うなぁ」
中には白のレースのエプロン…新婚さんエプロンといえば分かりやすいだろうか、ヒラヒラとしたエプロンが入っていた。
シンタローは袋からそれを出さずに、ぐしゃぐしゃと丸めるとゴミ箱に投げ捨てた。
「あああぁ!!!!それ、高いんだよ!!特別にシルクで作らせたんだからっっっ」
「ばーか。くたばれ、くそ親父」
床に膝をついて、嘆くマジックを尻目に、フンっと鼻で笑うとソファに座りなおした。
「でもね…まだあるんだな~。これがvvv」
そう言うと、どこに隠し持ってきたのか、大量の新婚さんエプロンを取出してきた。
「着てくれるまで、パパぜぇ~ったい!!諦めないからね」
「そんなの、俺に着させて、どうしようってんだ、テメエっっっ」
シンタローはグッと拳を握ると、額に幾重にもタコ筋をつくり、眉をよせながら地の這うような声を出した。
「そりゃ~。ね~vvv裸エプロンでしょ!!男のロマンだよ~。そして……ぐっ」
シンタローは我慢の限界だとばかりに、眼魔砲をぶっ放してマジックの言葉を遮ると、部屋の外へ摘みだしてドアを固く閉ざした。
ドアの外には、息子にやられて少々痛々しい元総帥の姿が…。
「パパは絶対、諦めないんだからね。 フフ…フフ…フフフ」
鼻血を垂らしながら、ほくそ笑んでいた。
そんな出来事があって、しばらく経ったある日。シンタローをピンチへと招くことが起こる。
当のシンタローはすっかり、日常の出来事と忘れていたが、マジックはそうはいかない。
着々と計画を練っている。
いつものように、仕事が終わり。金曜日ということもあって、休日前に足取りも軽く帰ってきた。
そのまま軍服を脱ぎ捨てると、汗を流すべくバスルームへと向かい、さっぱりして戻ってきたところで、シンタローは異変に気付いた。
下着を身に着けて、バスローブを身にまとおうとしても、それがない。いくら探しても、一枚もバスローブが出てこない。
バスローブの代わりとばかりに置いてあるのは、いつぞや見た白いエプロン。新婚さん仕様だ。
おかしいなと首をかしげながら、じゃあTシャツでもと探しても、それもない。
やはりあるのは、新婚さんエプロン。フリフリのレースである。
「…まさか……な」
嫌な予感がする。
シャワーを浴びたばかりなのに、嫌な汗が体中からじんわりと出てくるようだ。
全てのタンス、クローゼットをあけてもあるのは、エプロン・エプロン・エプロンばかり…。
何の冗談か、色もピンクから青・黄色様々ある。
クローゼットの軍服までもが姿を消している。
意地でも俺にあれを着せようってのかよ。
頭がおかしくなりそうだ。呆然とその場に立ち竦んでいたシンタローだが、ハッとして動きだした。
脱いだものを着る趣味はないが、このままパンツ一枚でいるよりはましとばかりに、先ほど脱ぎ捨てた軍服の元へと歩を早めた。
が、…。それを手にしようとして、寸前で奪われる。
「おしいっvこれで、着るものはエプロンだけになっちゃったね」
苦々しく顔を上げれば、そこには自分の軍服を手元に抱いたマジックがニヤニヤとした笑みを浮べて立っているではないか。
「テメエ、俺の服をどこにやった!!」
マジックの胸倉に掴みかかると詰め寄ったが、マジックはそれを余裕の笑みで返し…。
「シンちゃんがエプソン姿を披露してくれたら、返してあげる」
などと言葉を続けた。
「ふざけんなっ!!だれがあんなもの着るもんかっっ。あんなの着るぐらいならパンツ一枚で過ごした方がましだっ」
「ふ~ん。じゃあ、その姿でお仕事するの?それにその姿を晒すってことは…パパに触って下さい。弄ってって言ってるようなものだよね~」
シンタローのその言葉を聞いて、意味深な笑みを口元に刻みながら、指先をあらわになっている乳首へと滑らせ、まだ立ち上がっていない突起物を爪先で軽く引っ掻いた。
「ア、ァ、っ…やめ」
慌ててシンタローが身を離そうとするのを、許さずに掴まれた腕を逆に掴むと引き寄せ抱き寄せた。
そして片足をシンタローの膝へと割り込ませると、膝で下着ごしに刺激する。もちろん空いた手で乳首を弄ぶことも忘れない。
「もう…シンちゃんの乳首、立ち上がってきたよ。いやらしいね」
それでも、直接的な刺激は与えず、わざとじれったいような愛撫をマジックは繰り返した。
「パパの一生のお願い。一回でいいからシンちゃんの裸エプロンみたいなぁ~」
「ふざ…け、ろ…よっ…」
「パパの一生のお願いって言ってもだめなんだね。じゃあ、このままパパと濃い一夜を過ごすか、コレを着るか…二つに一つだよ。どうする?」
「……ッ両方、却下っていうのは…」
マジックに片腕を捕らわれ、シンタローの足の間にはマジックの片足が…がっちりとシンタローの股間を捕らえている。
その足をそろそろと動かしながら、マジックはゆっくりとシンタローを追いつめる。
「あると思うかい?」
シンタローの肌を楽しむかのように、空いた手で胸元の突起を弄んでいた手が舐めるようにゆっくりと這っていくと、皮膚の薄い臍のあたりでビクリとシンタローの身体が強張った。
「ふふ…パパはどっちでもいんだよ~。ただ、着るものがないと…困るのは誰だろうねぇ」
耳元で暗示をかけるように、殊更ゆっくりと囁くと、掴んでいた手を離してシンタローの腰へと回す。
「んッ、ぁ…あッ…はな…」
特に強い刺激は与えられずに、肌の上を滑るいやらしい手の動きだけで、ビクビクっと細かい反応を繰り返した。
「そうだね~。1時間…いや、30分だけでいいんだけどなぁ。そしたら、洋服返してあげる」
「………っ、ぁぁ」
「それに、パパは優しいからね~。特別にパンツは身に着けてもいいよ。 悪い話だとは思わないけどな~」
どう?っとシンタローの臍のあたりを、指先で円を描きながら囁かくと、この生殺しのような愛撫よりかは、着た方がましとばかりに、シンタローが頷いた。
……そして、冒頭へと戻る。
「はぁ~…」
足元がスースーする。
なんで、こうなったのか…。シンタローはキッチンに立ちながら、時計を見ては何度目かになるため息をついた。
5分も経ってない…。
自分の姿を考えないようにはしていても、動くたびに布がヒラヒラと素肌に触れて、否応無しに自分の格好を認識させる。
だからといって動かないようにしても、後ろで結んだ布が風に揺れて意識してしまう。
おまけに、後ろからはマジックの張り付くような、ねっとりとした視線。
こんな格好するなら、まだ素っ裸でいるほうがマシかもしれない。ゴツイ身体に似合うはずが無い!!
想像するだけで吐き気がこみ上げてくるようだ。
「変な目でみんなよ…。テレビでもみてろ」
我慢できずに振り向けば、キッチンの後ろのカウンターにひじをついて座り、満面の笑みでマジックがシンタローの姿を見つめている。
「あ、コーヒーに蜂蜜いれてくれるかな?ミルクもね」
「…………」
何を言っても無駄だとばかりに無言で前をむくと、冷蔵庫から蜂蜜のボトルと牛乳を取出した。
牛乳を小鍋に移して、ガスをつける。すると。
座っていたマジックが、シンタローの傍へ寄ってきた。
「牛乳のがいいんだろ…?」
マジックの手がガスを止める。疑問に思う前にシンタローの腰はマジックの両手に抱き寄せられていた。
「…ちょ…おい親父っ…」
マジックの行動にシンタローの心臓が跳ねる。
背後から抱かれ、うなじに口付けられてシンタローはうろたえた。
「…だめだ」
「な、にが…」
一応口は開いたが、マジックの話す場所が場所なだけに、ますますうろたえてしまう。
吐息が首筋にかかるたびに、ぞくぞくする。
先ほど中途半端に煽られて放ておかれた熱が、尾てい骨のあたりから再び疼きを起こしている。
やばい。知った下半身の感覚に、シンタローはぎゅっとシンクに置いた手に力をこめた。
「シンちゃんの後ろ姿みてたら…変な気分になっちゃった」
「何いって…好きでこんなっ…ふっぁぁっ」
首筋をゆっくりと舐めあげられて、左手が腿をなぞり、思わず嬌声が漏れた。
「シンちゃんのエプロン姿があまりにも、可愛いから」
「どこが、可愛いいっていうんだ。気持ち悪いだけだろ」
「…確かに…可愛いじゃない。可愛くはないね」
うん。っと頷くマジックの様子に、一気に高ぶった熱が急激に冷めていくのが分かる。
「……っ!?…可愛…く、ない…?」
「ああ、可愛くはないね。間違ったよ」
自分で痛いほど分かっていても、マジックにいわれると辛い。別に可愛いと言われたいわけじゃない。…が。
勝手に無理矢理、脅して着せたくせに。好きできたんじゃない!!
羞恥心と緊張していたものが、プツリと音を立てて切れた。
「なんだよ!!勝手に着せやがってっ!?最初から分かってただろっ!!」
シンクを拳で殴ると、シンタローはマジックから離れようと暴れだす。
マジックはうっすらと目元を赤くしながら、暴れだすシンタローを押さえつけると、首筋から肩にかけてキスを繰り返す。
「違うよ。可愛いんじゃない。シンちゃんは綺麗なんだ」
ちゅ、ちゅっとワザと音を立てながら、背中にキスを降らしながら囁くとシンタローの動きがぴたりと止んだ。
「この滑らかな首筋から背骨へのライン。むしゃぶりつきたくなる背骨に、引き締まったお尻。そこから伸びるすらっとした長い脚。どこもかしこも綺麗だよ」
「そんなはずない……」
「似合ってるよ」
きっぱりと言い切ると、マジックが腰を押し付けてくる。
「パパの…もうこんなだよ」
すでに固くなったものを、下着ごしに双方の狭間に触れられて、シンタローの身体が再び熱くなる。
「なに言って…あぁ、んんっ」
腿を這っていた手が、前へとまわり下着の中へと手がすべりこんだ。
「シンちゃんも、その気なんだね。もう先っちょが、先走りの液で濡れてるよ」
「やん…あぅっ」
先端を指でぐりっと刺激されて、仰け反った。
そのままシンタローの身体をシンクの上へと押し倒した。
シンクの上に上半身をうつぶせに倒され、シンタローはマジックが何をするか見ることができない。
神経をそばだてていると、張り詰めた肌の上に…何か冷たい、ねっとりとしたものが肩口に落とされた。
「っ!?つめ…っ…何?」
次に首筋・背中となにかが垂らされて滴を作っているようだ。
その感触に、滴が出来る度にびくり、びくりとシンタローの身体が震えている。
「何かわかるかい?」
それを人差し指と中指に少量を垂らすと、シンタローの口の中へと差込んだ。
口腔へと差込まれた指を、舌を使って音を立てながら舐めとる。ねっとした、濃厚な甘い味…。鼻につく甘ったるい香り。
思い当たるものは一つしかない。
さきほど冷蔵庫から取りだしてきたものだ。
「…蜂蜜?」
「正解」
そういうと、特に念入りに神経の集中する背中では、滴をおおく垂らすと下着へと指を伸ばした。
「あぅっ…ん」
下着がおろされると、布がシンタローの先端をかすめ、それだけでも鼻にかかったような甘い声をもらした。
そして、背中から双方の尻の上にも蜂蜜を落とす。
滴をつくり終えると、マジックは満足気に笑い少し残った蜂蜜のボトルを傍らへ置いた。
「どうすると思う?」
訝しげに身体を起こそうとするシンタローの身体を、両肩をシンクに押し付けるような形で押し戻す。
そして、チュッと一番最初に滴を落とした肩口に唇を落とした。
マジックは蜂蜜の道筋をたどるように、ねっとしりとした、濃厚な蜂蜜をわざと時間をかけて綺麗に舐めとっていった。
「くすぐった…い…」
最初はクスクスと笑っていたシンタローも、マジックの舌が移動するたびに荒い吐息へと変化していった。
ただ舐め取るだけなら、どうにか我慢はできる。ただ舐め取るだけならば…。
まるで溶けかけたアイスクリームを舐め取るような、舐め方をしたかと思えば、急に舌で肌を弾かれる。
そして、唇が離れたあとで冷たい息を吹きかけられた。
その時間をかけた巧妙な舌技に、シンタローの身体も溶けだしてしまいそうだ。
「あ…ッ、や…やめ…」
直接的な刺激は何一つされていない。それにも関わらず、シンタローの前は立ち上がりエプロンの薄い生地を押しあげている。
じりじりと、身体の奥底から火とつけられるような愛撫に、耐え切れずシンタローが先に根を上げた。
「ン、も…だめ…耐えられない」
もぞもぞといやらしく、腰をふってねだるシンタローにマジックは薄く笑うだけだ。
どうやら、全部舐め取る気にいるらしい男の様子にシンタローは気が遠くなるような思いだ。
こんなのまるで拷問だ…。自身の熱をごまかすように、手の甲を噛んでやり過ごそうとしたがそれは叶わなかった。
「シンちゃんの、声がききたい。だめだよ、そんなことして…お行儀が悪い」
シンタローの手を口から外す。
「縛られたくなければ、齧っちゃだめだよ」
「でも………」
恨めしそうに、情欲に濡れる瞳をマジックに向けると、目を伏目がちにシンクへ落とした。
「でも…我慢できない?ってトコロかな」
「…分かってるだろ」
上目遣いに見上げてくるシンタローに、マジックは愛しいそうに目蓋にキスを降らした。
「どうしてこんなに可愛いんだろ。今日は特に甘ったれだね…ここも」
そういうと、布を押し上げて主張するシンタローを軽くなぞる。
「仕方が無い…。シンちゃんのおねだりに免じて、仕上げといこうか」
シンタロの身体をシンクに押し戻すと、片足をシンクの上へと乗せた。そうすると奥まった部分の陰唇が露になった。
そこへ傍らに置いてあった、蜂蜜のボトルを手にとると、尻の狭間と陰唇へと蜂蜜を垂らしていった。
「でも、我慢のきかない子にはペナルティーだよ」
入り口が尖っている、蜂蜜のボトルを陰唇へし当てると、ゆっくりと差込んだ。
「…はっ、んっあ…何…?…!!? やだっっ」
ねっとりした液体が、ドロドロと奥へと注ぎ込まれてくる。そのなんとも表現しがたい感覚にシンタローは身体を起こそうとしたが、余計にボトルを奥へと招き入れる結果となった。
「ぁん、やだっ…そんな、っいれ、な…。っっ…入っ くる」
「大丈夫、無害だからね。たっぷりと味わうといいよ」
ボトルの残りを全て、シンタローの中へと食べさせると、それを引き抜いた。
「おいしかった?…って聞くまでもなかったね」
指で陰唇をなぞるとピクピクと収縮を繰り返して、物足りないとマジックに訴えている。
「あ、あ…はぁ…っっ!!」
注ぎこまれて飲み込めなかったものが、トロリと腿をつたう。その感触にシンタローの背がしなった。
「もったいない…ちゃんと閉じてなさい…」
軽くシンタローの尻を叩くと、シンタローがその手を掴む。身体を起こすと、その手を自らの口元へ運び、マジックの指先に歯を立てた。
「も、も・・・だめ。欲し……ね」
「っつ………」
ゾクリとした、快感がマジックの背を駆け抜けた。
表情には一切ださないが、希にみる予想外のシンタローの姿に、一気に下半身が重くなるのを感じる。
本当に今日は予想外のことがよく起きる。
それもこれも、このエプロンのせいかな?
新婚エプロンとは言うけれど…シンちゃんの場合は初々しい奥さんというより、淫乱な小悪魔奥さんだね。
よく振り回されるというけど…私の方こそシンちゃんに振り回されてる気がするよ。
惚れた弱みってやつかな。
だから、本当に手放せない。このままどこか人目のつかないトコロへ、閉じ込められたらいいのにね。
「本当に今日は、甘ったれ屋さんだね~。ここ、シンちゃんの蜜と蜂蜜でトロトロだよ」
シンタローから流れ出た先走り液が、竿を伝い陰唇で蜂蜜と交じり合っている。
指で軽く入り口を弄ぶと、シンタローの手をシンクへと置いた。
「はっ、やく…父さんので…かき混ぜて」
自ら足をマジックの腰へと絡ませる。マジックはそのシンタローの片足を、肩へとかけると自身の昂ぶったものを押し当てた。
「悪い子だ。いつから、そんなにやらしい体になっちゃったのかな?」
いいながら、ゆるゆると陰唇から竿へと自身の肉棒で擦り上げる。触れる度に、クチュクチュと湿った音がキッチンに響く。
「親父のせいだろ… 責任とれよな」
そう言って、悪戯っぽく瞳を揺らすとマジックの唇を塞いだ。
歯列を割って、舌を滑り込ませると口腔を貪る。
お返しとばかりに、マジックの猛った肉棒がシンタローの中を割りは入っていくと、反動にシンタローの唇が離れ。
変わりにあられもない嬌声がキッチンに響きわたった。
「――あッ、うん…ひぁんッッ」
壁をめくりながら、奥へと入り込んでくる男のものに、粘膜を絡ませながらせりあがってくる快楽に身体を溶けていく。
「やァ、あッ、ああ…ッいィ…」
マジックの動きに酔わされて、身体に力が入らす手では支えきれずに、ガクリと腕が崩れて、肘でももちこたえた。
その様子に、シンタローの身体を反転させてうつ伏せにすると、後ろから円を描くように挿入を繰り返す。
そして手を前にまわすと、エプロンの上から左右の乳首を摘んで、親指と人差し指で擦りあげた。
「あああぁぁぁっ――ん」
最奥を逞しいもので、擦りあげられ乳首への強い刺激に、シンタローの身体がガクガクと揺れる。
「イックぅぅぅぅ」
背を反らして、シンタローは絶頂へと向かった。
シンタローの放ったものが、キッチンに飛び散り、用意したカップへも白い迸りが散っている。
ぐったりと息あらく、半ば意識をやってしまいそうなシンタローのうなじに軽く口づける。
「ふふ…ミルクはいらないみたいだね。カップの中にもシンちゃんのミルクが入ってるよ」
クスリと笑みを受けべると、シンタローの腰を抱えなおす。
「まだまだ、足りないだろう? シンタローには私のミルクをお腹いっぱい食べさせてあげるからね」
時計はとっくに30分を過ぎていた。が…そんなことはこの二人にはもう関係のないことで。
この後のシンタローの服が無事戻るまでの、出来事は二人の秘密ということで。
その話はまた別の機会に…。
@End@
2000番キリリクのチキン☆キッチンさまリク。男の夢、裸エプロンです。
コスプレシリーズ第2弾です。
もう、パパン変態!!あんた変態だよ!!と思わずにはいられません。
って変態にしてるのは私ですねι
シンちゃんにエプロンをどうやって着せるか!?というのがすごく楽しかったです。
途中の蜂蜜プレイも(笑)
ありがとうございました。
幸央
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■ラブ☆セクシャル■
ココは夜も煌びやかな、ネオン街
そんなところを不相応とも思える男が歩いていた。
見て、高そうなスーツだと分かる素材のものをビシっと着こなし、夜の妖しい店が立ち並ぶとおりを所在無さげに歩を進めながら、ため息を漏らした。
(しまったな・・・。急ぎの用があるからと、迎えの車を使わずに出てきたが・・・。)
いつの間にかこんな、道にでてしまった。
仕方が無い・・・車を呼ぶかと携帯に手をかけたところで、呼び止められた。
「そこのお兄さん。いい子いるよ~」
みるといかにも胡散臭い、今時ないだろうと思われる・・・ど派手な下品な赤い半天をきた男が立っている。
いかにもな呼び込みだ。
「・・・私のことかな?」
不快感をもろ顔に出しながら、物珍しげにその男の前で立ち止まった。
「今日入った、いい子がいるんだよね。それも高校生!!見ていかないかい?」
手にした写真入りのファイルを広げて、指で示している。
男の私に向かって、男の子を紹介するとは・・・この男どういう了見か・・・。
「どう?今日入った、ど素人だよ~。いかがですか?」
ど素人だからなんなんだ。
男の後をみると、どうやらイメクラのようだ。変なのにつかまったな・・・。
ため息をつくと、見るとも無しに視線を落とした先に、男の広げた写真があった。
だがその写真のなかで、気になる子をみつけた。到底、こんなところにいるような子には見えない。
黒髪の・・・黒い意思の強そうな瞳。
なぜだか、その子に会ってみたくて、気付くと頷いていた。
その時店内では、客待ちの控え室で青年が・・・座ったり立ったりと挙動不信な行動を繰り返していた。
「なにしてんだべ~シンタロー」
シンタローと呼ばれた青年、歳は17、18といったところだろうか。黒い髪を後ろで束ね、意志の強そうな黒い瞳を不安気に濡らしている。
自分に向けられたその言葉にソファに座り込むも、意を決したように立ち上がった。
「やっぱ、オレ帰る!!コスプレなんて、できっかよ!」
「おぃ、シンタロー?ただ、服着て触られるだけだべ」
「・・・簡単かなって思ったけど、俺は無理だ。 悪りぃな、ミヤギ。地道にコンビニあたりでバイトするわ」
すまんと両手を合わせると、ドアを開けようと手をのばした。ドアが開く前にドアが開き・・・・・・。
「シンタローくん、ご指名だよ」
その言葉に、今更辞めるなどとは言えなかった。
「あ、あの・・・」
連れていかれたのは個室ではなく、更衣室。
訳が分からなくて、戸惑っていると・・・ポンと荷物かなにか大きな袋を渡された。
重さはないから、衣装だろうか・・・。
それにしても、この店長らしい男…いやに機嫌がよくないか?さっきから、にやにやと下品な笑みを浮かべている。(シンタローにはそう見える)
「外でお客様がまってるから」
「外?」
外って・・・そんな説明はされていない。納得いかないというシンタローに店長と思しき男が説明する。
「お客様がね、君を気に入って。外に連れ出したいって、言っていうんだよ。普通じゃありえないけど・・・バイト代はずむからさ」
それだけいうと、シンタローが承諾するまえに、グイグイと店の外へ押し出された。
「・・・んだっていうんだよ」
あの様子じゃ、相当金もらってる!!金さえもらえればルールなんて無視かよ。
くそ、話が全然違うじゃねぇか。
こうなったら、このまま逃げ出してやる!!
知ったこっちゃねぇ~。それに、辞めたいと思ったところだ、丁度いいじゃないか。
腹はたつが、そう思えば・・・だいぶ気が楽になった。
バックれてやるっと店に背を向けて歩き出そうとしたとき、肩を掴まれて声をかけられた。
そんなに人生甘くないか・・・。こうなったら、一発ぶん殴って、逃げ出すかと拳に力を入れると振り向いた。
「待ってたよ」
「あ・・・・・・」
どんな変態おやじかと睨みつければ、俺の肩と掴んだ男は、モデル並みの美形だった。
年は30そこそこのだろうか。
きちんと整えられた、金色かかった艶のある髪。
逞しい、がっしりした肩。その鍛えられた身体を包む、いかにも仕立てたような、上質のスーツ。
そして凛々しい眉の下の、切れ長の目。
・・・深い海の色ような、蒼い瞳。
なぜか目をそらすことが出来ずに、引き込まれるように、冷たい蒼い瞳を見つめていた。
到底、イメクラなどとは縁がなさそうな男だ。その思いが頭に浮かんで、ハッと我にかえった。
そうだ、こいつはイメクラ親父だ。いくら見てくれがいいからって油断するだ。
だいたいこういう奴にかぎって危ないんだ。どんな無理難題をふっかけられるか分かったもんなじゃい。
ぶるぶると頭の中の“かっこいいかも2っと思った自分の考えを打ち消した。かわりにギっと音がするほど、相手を睨みつける。
その男は、無言で上から下まで、威圧的に俺をみた。あるで、値踏みでもするようなそのぶしつけな眼差しに腹がたつ。
「あんたが、俺を指名したイメクラ親父か?」
ぶっきらぼうに、冷たく言い放っても相手は眉一つ動かずに俺を見つめている。
くそ、負けるもんか。
しばらく、道の往来で睨みあっていたが、それではらちがあかない。シンタローはふとこの能面のような男の表情を崩してやりたくなった。
そうだっ。どうせなら、言ってやれ!!俺は辞めるんだ!!『残念だったな、変態野郎。俺はたった今辞めた』って言ってやるんだ。
きっと料金を支払済みのはずだから、血相変えて店に乗り込むはずだ。 ほえ面かかせてやるっ!!っと口を開こうとしたところで、
「おいっ。残・・・うわッ・・・なッ・・・・・・・・・」
シンタローが言葉を発している最中にも関わらず、男はシンタローの腕を掴んだ。
「さあ、行こうか」
そして、強引に驚いているシンタローの肩を抱くと、タクシーの後部座席に押し込んだ。
「行ってくれ」
男が短く命令すると、車はゆっくりと走り出した。
そして、有無を言わさずに、タクシーに乗せられホテルへと向かう。
どうせラブホテルだと、たかをくくっていたが、都内の俺でも知ってい有名なホテルを指定した。
自分の場違いな姿に、心もとなくてぎゅっと抱えた荷物を抱きしめた。
シンタローの格好といえば、制服の学ラン。これは、衣装なんかじゃない、れっきとした学校の制服だ。
広々としたロービーに入ると、支配人と思しき男が、目の前の男に話しかけている。
そして、すぐさまカードキーを渡すのが見えた。
どうやら、この支配人の様子からして、男はこのホテルを頻繁に利用しているようだ。
格調と宿泊料金の高さで知られているホテルの、スイートルームに通されたが、シンタローはその室内を見る余裕などない。
男はシンタローの腕を掴み、まっすぐベットの前まで連れていくと。
「さすがだな、すぐ始められるように衣装を着てるってわけか」
「これはっ・・・・・・」
衣装なんかじゃない、制服なのだとはなぜか言い出せなかった。声が喉につまってうまく言葉にできない。
「だが、どうせなら変わった嗜好で楽しみたい。そうだな、セーラー服なんてのはどうかな」
「セーラー服?」
「そうだ。その袋の中に入ってるだろう」
男の言うとおり、袋の中にはセーラー服・・・それに紺のソックスとルーズソックスまではいっている。その他にもブレザーも入っているが、なぜかみんな女ものばかりだ。
「それを着ておいで」
「これをっ!?」
驚いてシンタローが、声を荒げると男は無言で返していたが、
「私はお客様だよ。お客様の言うことは絶対じゃないかな?私は君を時間で買ったんだから。早く着ておいで」
そう言われると、何も言い返せない。弱みをみせたくない、ましてやびびっているそぶりなど、この男に見せたくなかった。
グッと唇を噛むと、ぎゅうっと手の中のセラー服を掴んだ。そして、
「靴下は?・・・靴下はルーズソックスと紺のソックス・・・どっちが好みなんだよ」
極めて事務的に口を開いた。そんなシンタローの様子に、男は微笑を浮かべると紺のソックスを指名する。
「向こうに、浴室がある。そこでもどこでも、空いている部屋を使うといい」
シンタローは無言で男の前を通ると、寝室を後にした。
「やっぱり・・・断ればよかった・・・」
なんで、言えなかったんだろう。言う機会はいつでもあったはずだ・・・。少し面白そうだと思った。
黙っていても、言い寄ってくる奴は腐るほどいそうなのに・・・あんな店に通うなんて・・・。
完璧すぎる男のギャップに引かれて、弱みでも握って自分と同じ人間なのだとホッとしたかったのかもしれない。そんな興味半分でつい、ついてきてしまった。
が、まさか・・・セーラー服とは考えも及ばない。ましてや、自分は袋に何が入ってるかさえ知りえなかったのだ。
姿見の鏡に映る自分の姿にシンタローは、深々とため息をついた。
そりゃ体質的なのか、すね毛だって無くて足はツルツル。まだ身体が出来上がってないせいか、そんなにゴツいわけじゃない。
似合ってないことは・・・ない。と思う。 ・・・が、可笑しいことに違いはない。
こんな広々とした豪華な部屋の中での、自分の惨めな格好・・・不釣合いもいいところだ。
いっそ逃げてしまおうか。
ダメだ、鞄は寝室にある。あの中には学生証が入っているし、万が一通報でもされたら・・・。バイトは校則で禁止になっている。
だから、見つかりにくく、一回で高額なバイトをミヤギから紹介された時、・・・内容も聞かずにOKしたのだ。
それが・・・通報でもされて知れたら・・・停学は必死だ。
今時…珍しいほど厳しい校則の学校へシンタローは通っている。タバコが見つかったからと、1週間の停学をくらわせるのに・・・もし自分がみつかったらと、思うだけゾッとする。
本当のことを言えば、見逃してくれるだろうか・・・。そんな考えもチラリと浮かぶが・・・あの冷淡な顔を思い出して、甘い考えを打ち消した。
どちらにしても、自分には逃げ道がない・・・。やるしかないのだ。
大丈夫、大丈夫。ちょっと触られたりするだけだ。
我慢、我慢!! たった一時間じゃないか・・・、頑張れ俺!!
「よしっ!!」
と気合を入れると、男の待つ寝室へと向かった。
シンタローが寝室に向かうと、先ほどと同じようにベットの前へ立たされた。
「似合うもんだね」
男は椅子を引き摺って運ぶと、シンタローの真正面に陣取った。
椅子に深く腰掛けて腕組みし、爪先から頭の先までをじっくりとシンタローを観察する。
「名前は?」
マジックは目の前の青年を見つめ、問い掛けた。
ベットの前に立ち、格好の恥ずかしさに、動揺しているようだった。だが、マジックを見つめ、
「・・・・・・シンタロー」
と小さくそう答えた。
意志の強そうな切れ長の瞳が、動揺と緊張が入り混じったのを隠そうとしながらも、揺れている。
なんで、あの時シンタローを指名してしまったのか。くだらないと振り切ればいいだけのハズだ。いつもなら、こんな低俗なもに関わるはずがない。
なぜか今日に限って好奇心が働いた。この・・・シンタローの写真をみたからか。 いや、ただ道に迷っての気まぐれだ・・・遊びでしかない。
実物も悪くないな、とマジックは思った。均整の取れた、スポーツを通常こなしているような、引き締まった躯つき。
顔立ちも申し分なく整っている。潔癖さを漂わせるような、形のいい眉。その下の長い睫毛と切れ長の形のいい目、そしてなにより煌く漆黒の瞳。
セーラー服と自分で指名したものの、いかがなものかと思ったが、よく似合ってる。スカートから覗くスラリとした足。
男になる前の、少年のような儚さがなんとも、色香がっていい。
選んで間違いはなかったな。どうせ遊ぶなら、これくらい綺麗な相手のほうが良い。
どこか勝気そうで、生意気そうな性格を滲ませているところもいい。この手のタイプを苛めるのが一番いい、嬲りがいもある。
どうせこんなバイトをするような子だ。
「そうだね、ではシンタローくん・・・おっと今は女の子なわけだから『ちゃん』が正しいのか?・・・オナニーでも見せてもらおうかな」
マジックの要求に、シンタローはカッと顔を赤らめて戸惑いの表情を見せたが、
「さっきも言ったように、私は君とお喋りがしたいわけじゃない。シンタロー君、君は君の仕事をきっちりこなしてもらうよ」
高圧的に言われて、シンタローは悔しげに唇を噛み締めた。ベットの上にのると腰を降ろすし、スカートの中へ手を差し入れた。
「そうそう、とびきり・・・いやらしく頼むよ」
シンタローはおずおずとペニスを引き出すと、片手で根元を持ち、扱き始める。
スカートの中ということもあり、少しでも自分のペニスが男に晒されないことに安堵したが、それは長くは続かなかった。
「もっと、スカートの裾を上げて・・・足を開いて、よく私に見えるようにね」
命令に従いシンタローが両脚を開くのを、男は冷淡に眺めた。
もともと同性に興味はないから、興奮はしない。はずだった・・・。それなのに、なぜかプライドの高そうなこの子が時折見せる羞恥の色合いに、ゾクリと掻き立てられるものがある。
強く興味を引き立てられている自分がいることに気付いた。
「いつもそうやって、亀頭をいじってるの?」
シンタローの手の動きを、細かく解説しては、喉の奥で笑う。その刺すような視線が、脚の付け根にから、剥き出しの股間に容赦なく降り注いだ。
「見るな・・・・・・っ」
「なぜ?見せるためにやっているのだろう」
「ん、っぁ・・・・・・くぅ・・・」
とても正視などできるはずもなく、シンタローは肩口に顔を伏せるようにして目を背けた。
「若いのに、反応がないとは…不感症なのかな?」
消えて無くなりたいほどの羞恥に捕らわれ、身体の中は火照ている。それなのに、肝心のものといえば、
緊張のせいか萎縮して、シンタローがどんなに指で扱いても反応を見せない。
少しも反応を示さない、黙ったままのペニスに、シンタローが途方に暮れ・・・許しを請うようにマジックを見上げた。
そのシンタローの視線を受けたマジックは、さも呆れたように大袈裟に溜息をつき、顔を左右に振った。
「おやおや、困りものだね。そんなんじゃとてもじゃないが、料金は払えない」
「っ・・・。そ、そんな事言ったって・・・・・・。こんな状況じゃ、勃つもんも勃たねぇよ」
シンタローが悔しそうに顔を背ける。・・・今日からだと呼び込みの男が言っていたが、マジックは信じていなかった。
部屋に入り、着替えろといえば開き直ったように、着替えてきたからだ。それに、このぶっきらぼうな言い方・・・初めてだったらももっと、初々しい恥じらいがあってもいいのではないか。
だが、今の戸惑った様子を見るとあながち嘘というわけでも、無いのかもしれない。
「じゃあ、こんな状況じゃなければ、勃つというんだね。 それならば、私が手伝ってあげよう」
その言葉にシンタローは打たれたように、顔を上げた。そして、不安げな色を浮かべてマジックを見上げる。
「下着だけ脱ぎなさい」
どうしてもやらせる気だ・・・。
シンタローはグッと唇を噛むと、のろのろと身体を起こし、なるだけマジックの顔が見えないように下着を脱ぎ捨てた。
マジックはベットの上に乗り上げると、シンタローの膝を掴んで自分の方に引き寄せ、広げた両足の間に身体を置く。
「やめろ・・・・・・ッ!」
荒々しいマジックの動作にシンタローは抵抗の色を濃く示す。
「暴れるな。君が勃たないというから、わざわざ手伝ってあげようというんだよ」
膝の裏を掴むと、極限まで足を広げさせた。そうされると、自然と露になった股間が浮き上がる。
「やっ」
「恥ずかしい?そうだろうね、君の意気地の無い坊やも、蕾も丸見えだからね」
そういうと、シンタローのペニスには触らずに、ホテルに備え付けのボディーローションで指を濡らす。その指で蕾をなぞりあげた。、
「男の子のココには、一発で立たせられる前立腺があるというけど・・・。いい機会だから、試させてもらおうかな」
「ひっ!? やだ!!そんなところ触るなっ!!」
いやいやと顔を左右に振り、マジックの手を掴み、押しとどめようとするシンタローをマジックは冷ややかに見下ろした。
「私は手伝っているだけだよ。ほら、扱きなさい。いつもやってるようにね」
シンタローの腕を引き上がし、自身を握りこませた。
有無を言わさずに、マジックは閉ざされた蕾に容赦なく指を突き立てた。
その瞬間、シンタローの身体は跳ね上がり、シンタローは男を押し返すこともできずに、ペニスを握っていた手でスカートを強く握り締め苦痛に耐えた。
「いっ、痛っ・・・・・・!」
いくら、ローションを使ったとしても、初めて受け入れるソコはマジックの指を拒むように固く閉ざしている。
シンタローの悲痛な声を無視して、乱暴に奥へ奥へと指を押し進めていく。
「かなりきついな」
指が鬱血しそうなほどの、締め付けにマジックが呟いた。たが、それでも指を休める気はないらしく、奥に入れた指を中で回転させた。
シンタローの顔をみれば、苦痛に顔を歪めて歯をくい縛っている。
「息を詰めずに、吐き出しなさい」
シンタローはどうにかこの苦痛・・・身体の掻き混ぜられる異物感、気持ち悪さから逃げだしたくて、言われるままに浅くだが呼吸を繰り返す。
シンタローが息を吐くのを見計らって、男の指が更に奥へと進む。ある場所に指が触れた途端、
「あっ・・・やっ・・・やだ、よせっ!!」
突然、大声をあげて、身体が大きく仰け反った。
今まで味わったようのない快感が、シンタローの身体の中で弾けて押し寄せてくる。
「ココ?ここがいいところか」
見つけた、奥のコリコリとした小さい豆のような突起を刺激すると。
「や、ダメ、ダメっだって! そこ、やだっっ・・・・・・」
いつの間にか触ってもない、ペニスは勃ち上がり、先端からはぷくりと液体が溢れはじめた。
「見てごらん、さっきまで駄々をこねてた君の坊やが、今度は泣き出し始めてる」
男が執拗に一箇所だけクリクリとこね回すたびに、ペニスは大きくなり、反り返って涙を流している。
「いやぁぁぁぁ・・・・・・」
「スカートに染みができてるね…。その歳で粗相とは、いけない子だ」
「ふっ・・・あっいい・・・そこ・・・・・・」
完全にペニスが立ち上がり、スカートの生地を押し返そうとするのを確認すると指を引き抜き、スカートを掴んでいた手をペニスへと誘導する。
「さあ、今ならオナニーできるね」
マジックにそう言われて、もう抵抗する力もないのか、快感の嵐にさらわれたれ逆らえなくなったのか、涙で濡れ蒸気した顔で蜜を流すソコを扱き始めた。
「やればできるじゃないか。ご褒美に手伝ってあげよう」
シンタローの片膝の裏を掴んで自身の肩にかける。露わになった蕾に、指を増やして突きたてる。
中で『の』の字を描くようにして、抜き差ししてやると、シンタローは嬌声をあげて頭を打ち振るい、ペニスを扱く手の動きを早めていった。
「ん、んっ、あ、ぅんん・・・・・・
呼吸も荒く、時折鼻に掛かった喘ぎを漏らして、男に蕾を弄られながら自慰に耽るセーラー服姿の青年は、マジックが今だ見たことが無いほど、卑猥で扇情的だった。
マジックは、足元から興奮がせりあがってくるのを感じた。堪らない・・・興奮でクラクラ眩暈がする。
適当に嬲れば、気が済むと思っていたのだが、それだけでは物足りなくなってきていた。
「さっきは、ピクリともしなかったのに、今はこんなにいやらしい汁を垂れ流して・・・恥ずかしくないのか」
「っん、あぁ・・・いや、恥ずかしい、・・・いわないでぇ・・・」
快感に流されながらも、恥じるように弱々しく首を振るシンタローを、とことん追い詰めたくなる。
「恥ずかしい?恥ずかしいって言ってるわりには・・・こんなトコロに指を2本も入れられて、オナニーに夢中になってるじゃないか」
「あっ、や、嫌、あぁっ、あああっ・・・・・・イクっ」
爪で強く前立腺を押し当て、小刻みに擦ってやると、シンタローの身体がガクガクと波打った。
その刺激でシンタローのペニスがブルリと震え、今にも達しようとしているのにマジックは気付いた。射精を邪魔するよに、指を抜き去さると根元をぎゅっと掴む。
「嫌!、どうして・・・・・・っ」
達する瞬間に、押しと留められたことが不服で、シンタローはマジックの指を振りほどこうとやっきになる。
「誰がイッていいといった?私はオナニーしろとは言ったが、放っていいとは言ってない」
どうにかして、指を離させようとマジックの手の甲に爪を立てても、逆にぎゅうっと強く根元を束縛されるだけだった。
「私はお客さまだよ。君ばかり気持ちよくなるのは、不公平だと思わないかい?」
意地悪く唇をなぞると、マジックはベットの上に膝立ちになり、ズボンのチャックを下ろした。
「舐めなさい。フェラぐらいできるだろう…ん?」
「そ・・・んな・・・・・・俺っ」
シンタローの口元に、ワザとそそり立つ赤黒いペニスを擦り付けた。
「君に拒否権は無いんだよ。私は君を買ったんだから。それに、あれだけ乱れておいて、今更恥ずかしくはないだろう?私のものをしゃぶってイカせればいいだけの話しだ」
自分のものとは、大きさも色も違う…男のモノにシンタローは、顔を逸らそうとしたがそれは適わなかった。
「簡単だろう」
顎を捕らえられ、顔をマジックと目線があうように引き上げられる。
「出来ない?」
「したこと・・・ない・・・・・・」
伏目がちに、弱々しい声でシンタローが呟いた。
したことが無いのが、嘘か本当かは置いておいて。
人間したことがないと、やりたくなる。マジックは是が非でも、この青年が自分のものを咥えて苦痛に歪む姿が見たくなった。
「そう・・・それなら仕方がない。 出来ないというなら、君に突っ込むしかないね」
言うなり、シンタローの両膝を抱えると猛々しくそそり立つペニスを蕾に押し付けた。すると、
「嫌だ! する!ちゃんとしゃぶるからッ・・・・・・ッ」
先ほど見た、指とは大きさも長さも全く違うものが、体内に入るかと思うと背筋が凍るような思いだ。
シンタローは身を竦ませながらも、必死に言い募った。
マジックが身体を離し、膝立ちのままでいるのを見ると、シンタローは身体を起こしマジックの前へ跪いた。
しかし、やったこともなければ、やられた経験もない。あるのは、ビデオでAV男優に奉仕する女の姿だけ・・・。
必死でビデオの様子を、思い出すと、ビデオでやっていたように、おずおずと顔を傾けて、チロリと猛ったモノを舐めた。
首を上下に動かしてながら、唇と舌でペニスの先端から根へ、また根から先端へとの往復を繰り返した。
両側、まんべんなく嘗め回すと、裏筋へも同じ愛撫を繰り返す。
「なかなか、上手だよ。やったことがないなんて、そういえばしゃぶらなくてすむとでも、思った?」
与えられる拙い刺激に、微かに眉をひそめながら、マジックはシンタローの耳をくすぐると、シンタローはくぐもった声を漏らしながら、フルフルと顔を左右に振った。
「そうかな?ペニスを舐めて、君のも大きくなっているようだけど・・・」
男の少し息遣いが、シンタローを昂ぶらせた。澄ました、冷淡なこの男が自分の愛撫で息をあげているという、事実が興奮を呼び起こす。
「まったく、いやらしい子だ」
そう吐き捨てるように告げると、容赦なくシンタローの髪を掴んで、顔を引き起こすとその口許にペニスを押しいれた。
「んぐっ、んんッ、ぐっ・・・・・・」
男のものが大きすぎて、シンタローの口の中をいっぱいにしてもおさまりきらない。
それでも、男に喉まで突き上げられて、シンタローが苦しげに咽た。涙を零して苦しさから逃れようとするも、許されず、
「ほら、舌を使いなさい」
両手で髪を掴まれ、前後に上下に腰を使って揺さぶられる。
伏せた睫毛を涙で濡らしながら、シンタローは必死で吸いつき、舌を亀頭に絡める。
くぐもった呻き声を溢しながら、自分に奉仕を繰り返す、シンタローの姿は健気だった。そんな姿にマジックは目を細めた。
拙すぎるその愛撫に普通ならば、到底イクことは出来ない。が、プライドの高そうな青年がセーラー服に身をまとい、涙ながらに必死に奉仕する姿は・・・視覚的にも・・・
自分を追い上げるのには十分だった。
「そろそろ時間かな?私をイカせたら終わりにしよう。君も出していいよ。ほら、さっきみたいに自分でしなさい。私のを咥えながらね」
心なしか声が上擦っている。そろそろ限界が近そうだ。
シンタローは視線を上げてマジックを見つめると、右手を下半身に伸ばした。
「ん、くっ・・・・・・ん、んっふぅ」
漏れる呻きはすぐに甘い喘ぎかわったことから、シンタローが十分に感じていることがわかる。
シンタローは無意識に、右手を扱き喘ぐたびに臀部をくねらせた。それが何とも挑発的で、マジックは誘われるように指を伸ばすと、シンタローの蕾へ指を突きいれた。
「あ、ぁぁっん・・・んッ・・・んぐ、んぐ・・・!!」
予期せぬマジックの行動に、シンタローは一瞬口を離して、声をあげたが、すぐにマジックに頭を押さえられ咥え込まされる。
「誰が離していいと言った」
「んんんッッ・・・ッ!あぁぁッー!」
お仕置きだというように、中にいれた指の爪を立てて、前立腺を乱暴に捏ね回した。その刺激にシンタローは背筋を逸らし、右手で扱きながら精をほとぼらせた。
「っ・・・・・・・・・チッ」
シンタローの恍惚とした表情を見ると、カァっと熱が急激に高まるのを感じた。
そんな計算外の出来事に、マジックは小さく舌を打つとシンタローの口から自身を抜き取り、解き放ったもので、シンタローの顔を汚した。
「あ・・・・・・・・・。ッ」
シンタローは顔に手を当てて、自分の顔にかかったものの正体を知ると、小さく呟く。そして、すぐに目に涙をためてしゃくりあげた。
ショックだったのと、今まで緊張していた糸がプツリと切れた。
突然しゃくりあげる、シンタローの姿にマジックは驚きとともに唖然とした。あまりに幼い仕草と、何故泣き出したか分からない。
「君・・・。シンタロー君?」
そっと、頬に手を置こうとして、思い切り手を叩かれた。そして、何かを耐えるように、シーツを指が白くなるほど掴むと、シンタローは嗚咽を洩らした。
これが、今まで恍惚とした表情で自分に奉仕してきた青年だろうか?
最初にぶしつけな言葉を投げかけたのも、セーラー服をすんなり着たのも・・・プライドの高さからの強がりか・・・。
初日というのを、どうせ店側の客寄せのリップサービスかと思い、シンタローの発言には耳をかそうとはしなかった。
だが・・・そう思えば、あの拙過ぎる愛撫にも納得がいく。
「はじめてだったのか・・・」
ポツリと呟いた、マジックの言葉に突然シンタローが顔をあげ、声を荒げた。
「だから、最初から初めてだって言ったじゃねぇかっ!だいたい、俺はバイト辞めるつもりだったのに…あんたが俺を指名したから・・・こんな・・・っ・・・こんな」
思い出すと余程、恥ずかしいのか顔を伏せるとシーツを掴んで、怒りにぶるぶると身体を震わせている。
八つ当たりだということは、自分が一番分かっている。バイトを承諾したのも、着いてきたのも自分の意思だ。だが、今までの人生の中で、一番強烈でショックだった。
男なのに、男にいいようにされて、指を突っ込まれてよがって・・・イッテしまうなんて…。消えてしまいたいほど恥ずかしい・・・。
突然、シンタローはグッと拳に力を入れて立ち上がり、マジックを押し退けた。そのまま、男が自分の名前を呼ぶのに、耳も貸さずに鞄を引っつかむと寝室を飛び出した。
「待ちなさいッ」
静止するのも聞かずに、押し退けて行ってしまった・・・。
彼の言っていた言葉も気にかかる。シンタローの突然の行動に呆気に取られて、うっかり出て行かれてしまった。今追えば間に合うだろう。
あの、格好では困るだろうし…。どうしたものかと、立ち上がりながらため息をつくと、床に何かが落ちているのに気付いた。
「これは・・・!?」
その物を拾い上げると。無意識に口元を緩めた。
「また会えそうだね・・・。ガンマ高校、2年C組のシンタロー君」
焦ることは無い。これがあれば、そのうち彼に会えるだろう・・・。幸い、住所も記入してある。これから楽しくなりそうだ。
一人微笑むと、シンタローの学生証を大事そうに、胸元にしまいこんだ。
・・・・・・かたやシンタローといえば、部屋を飛び出した後で自分の格好に気付いた。
幸いすぐ近くに、寝具の部屋があったので、そこで着替えた。男のいる場所から一刻も早く立ち去りたくとも、ガクガクと身体が震えていうことを効いてくれない。
仕方なく、床に腰を降ろした。
「俺・・・なんてこと・・・」
少しでもかっこいいと思った俺がバカだった!!やっぱりあういう奴が一番たちが悪い!! くそッ!!変態野郎ッ親父・・・むっつり野郎。スケコマシ・・・摘まんで捨てろっ!!
手も足も出ずに、いいように振り回され、どんでもないことをされてしまった。
「忘れよう・・・忘れるに限る!!」
バイトも今日で終わりだ。バイト料もらって、明日からすっきり、さっぱり新たしい日のスタートだ。こんなの犬に噛まれたと思って忘れるに限る!!
バイト代がはいったら、学食をうどんセット290円からデラックス定食550円に格上げして、ビンテージのジーンズ買ってパ・・・ーッと豪遊して、忘れてやるっ!!
シンタローは新たに拳をにぎると寝具室の天井にむかって高々と拳を振り上げた
どうにも、豪遊といっていいのか、内容がいまいちせこいが・・・。
飛び出す際に、鞄の中の学生証が落ちたなど露にも思っていない。
早く忘れてやるっ!!と拳を振るシンタローがそのことに、気付くのは数日たって・・・マジックが学校の校門に現れてからの事であった。
まだまだ、縁は切れそうにない。今後どうなるかは、二人が出会ってからということで・・・。
@おわり@
ナオさま5000番キリリク。初のパラレル、コスプレシンちゃんでっす。シンちゃんイメクラ譲になる??の巻でした。
初のパラレルで反応が気になっていましたが、意外や意外。
反響の多さにびっくりとすごく嬉しかったという記憶があります。
続きを・・・という声も頂きました☆私自身も、これはゆっくりでも続きを是非書いていきたいと思ってます。
う~ん、いつになるかは未定ですが、是非!!
さてさて、ここからキリリクはコスプレシリーズへと突入します。
コズプレ祭です。ワッショイ・ワッショイ(笑)
次は裸エプロン!!男の夢!!管理人の夢でもあります。
ありがとうございました。
幸央
ココは夜も煌びやかな、ネオン街
そんなところを不相応とも思える男が歩いていた。
見て、高そうなスーツだと分かる素材のものをビシっと着こなし、夜の妖しい店が立ち並ぶとおりを所在無さげに歩を進めながら、ため息を漏らした。
(しまったな・・・。急ぎの用があるからと、迎えの車を使わずに出てきたが・・・。)
いつの間にかこんな、道にでてしまった。
仕方が無い・・・車を呼ぶかと携帯に手をかけたところで、呼び止められた。
「そこのお兄さん。いい子いるよ~」
みるといかにも胡散臭い、今時ないだろうと思われる・・・ど派手な下品な赤い半天をきた男が立っている。
いかにもな呼び込みだ。
「・・・私のことかな?」
不快感をもろ顔に出しながら、物珍しげにその男の前で立ち止まった。
「今日入った、いい子がいるんだよね。それも高校生!!見ていかないかい?」
手にした写真入りのファイルを広げて、指で示している。
男の私に向かって、男の子を紹介するとは・・・この男どういう了見か・・・。
「どう?今日入った、ど素人だよ~。いかがですか?」
ど素人だからなんなんだ。
男の後をみると、どうやらイメクラのようだ。変なのにつかまったな・・・。
ため息をつくと、見るとも無しに視線を落とした先に、男の広げた写真があった。
だがその写真のなかで、気になる子をみつけた。到底、こんなところにいるような子には見えない。
黒髪の・・・黒い意思の強そうな瞳。
なぜだか、その子に会ってみたくて、気付くと頷いていた。
その時店内では、客待ちの控え室で青年が・・・座ったり立ったりと挙動不信な行動を繰り返していた。
「なにしてんだべ~シンタロー」
シンタローと呼ばれた青年、歳は17、18といったところだろうか。黒い髪を後ろで束ね、意志の強そうな黒い瞳を不安気に濡らしている。
自分に向けられたその言葉にソファに座り込むも、意を決したように立ち上がった。
「やっぱ、オレ帰る!!コスプレなんて、できっかよ!」
「おぃ、シンタロー?ただ、服着て触られるだけだべ」
「・・・簡単かなって思ったけど、俺は無理だ。 悪りぃな、ミヤギ。地道にコンビニあたりでバイトするわ」
すまんと両手を合わせると、ドアを開けようと手をのばした。ドアが開く前にドアが開き・・・・・・。
「シンタローくん、ご指名だよ」
その言葉に、今更辞めるなどとは言えなかった。
「あ、あの・・・」
連れていかれたのは個室ではなく、更衣室。
訳が分からなくて、戸惑っていると・・・ポンと荷物かなにか大きな袋を渡された。
重さはないから、衣装だろうか・・・。
それにしても、この店長らしい男…いやに機嫌がよくないか?さっきから、にやにやと下品な笑みを浮かべている。(シンタローにはそう見える)
「外でお客様がまってるから」
「外?」
外って・・・そんな説明はされていない。納得いかないというシンタローに店長と思しき男が説明する。
「お客様がね、君を気に入って。外に連れ出したいって、言っていうんだよ。普通じゃありえないけど・・・バイト代はずむからさ」
それだけいうと、シンタローが承諾するまえに、グイグイと店の外へ押し出された。
「・・・んだっていうんだよ」
あの様子じゃ、相当金もらってる!!金さえもらえればルールなんて無視かよ。
くそ、話が全然違うじゃねぇか。
こうなったら、このまま逃げ出してやる!!
知ったこっちゃねぇ~。それに、辞めたいと思ったところだ、丁度いいじゃないか。
腹はたつが、そう思えば・・・だいぶ気が楽になった。
バックれてやるっと店に背を向けて歩き出そうとしたとき、肩を掴まれて声をかけられた。
そんなに人生甘くないか・・・。こうなったら、一発ぶん殴って、逃げ出すかと拳に力を入れると振り向いた。
「待ってたよ」
「あ・・・・・・」
どんな変態おやじかと睨みつければ、俺の肩と掴んだ男は、モデル並みの美形だった。
年は30そこそこのだろうか。
きちんと整えられた、金色かかった艶のある髪。
逞しい、がっしりした肩。その鍛えられた身体を包む、いかにも仕立てたような、上質のスーツ。
そして凛々しい眉の下の、切れ長の目。
・・・深い海の色ような、蒼い瞳。
なぜか目をそらすことが出来ずに、引き込まれるように、冷たい蒼い瞳を見つめていた。
到底、イメクラなどとは縁がなさそうな男だ。その思いが頭に浮かんで、ハッと我にかえった。
そうだ、こいつはイメクラ親父だ。いくら見てくれがいいからって油断するだ。
だいたいこういう奴にかぎって危ないんだ。どんな無理難題をふっかけられるか分かったもんなじゃい。
ぶるぶると頭の中の“かっこいいかも2っと思った自分の考えを打ち消した。かわりにギっと音がするほど、相手を睨みつける。
その男は、無言で上から下まで、威圧的に俺をみた。あるで、値踏みでもするようなそのぶしつけな眼差しに腹がたつ。
「あんたが、俺を指名したイメクラ親父か?」
ぶっきらぼうに、冷たく言い放っても相手は眉一つ動かずに俺を見つめている。
くそ、負けるもんか。
しばらく、道の往来で睨みあっていたが、それではらちがあかない。シンタローはふとこの能面のような男の表情を崩してやりたくなった。
そうだっ。どうせなら、言ってやれ!!俺は辞めるんだ!!『残念だったな、変態野郎。俺はたった今辞めた』って言ってやるんだ。
きっと料金を支払済みのはずだから、血相変えて店に乗り込むはずだ。 ほえ面かかせてやるっ!!っと口を開こうとしたところで、
「おいっ。残・・・うわッ・・・なッ・・・・・・・・・」
シンタローが言葉を発している最中にも関わらず、男はシンタローの腕を掴んだ。
「さあ、行こうか」
そして、強引に驚いているシンタローの肩を抱くと、タクシーの後部座席に押し込んだ。
「行ってくれ」
男が短く命令すると、車はゆっくりと走り出した。
そして、有無を言わさずに、タクシーに乗せられホテルへと向かう。
どうせラブホテルだと、たかをくくっていたが、都内の俺でも知ってい有名なホテルを指定した。
自分の場違いな姿に、心もとなくてぎゅっと抱えた荷物を抱きしめた。
シンタローの格好といえば、制服の学ラン。これは、衣装なんかじゃない、れっきとした学校の制服だ。
広々としたロービーに入ると、支配人と思しき男が、目の前の男に話しかけている。
そして、すぐさまカードキーを渡すのが見えた。
どうやら、この支配人の様子からして、男はこのホテルを頻繁に利用しているようだ。
格調と宿泊料金の高さで知られているホテルの、スイートルームに通されたが、シンタローはその室内を見る余裕などない。
男はシンタローの腕を掴み、まっすぐベットの前まで連れていくと。
「さすがだな、すぐ始められるように衣装を着てるってわけか」
「これはっ・・・・・・」
衣装なんかじゃない、制服なのだとはなぜか言い出せなかった。声が喉につまってうまく言葉にできない。
「だが、どうせなら変わった嗜好で楽しみたい。そうだな、セーラー服なんてのはどうかな」
「セーラー服?」
「そうだ。その袋の中に入ってるだろう」
男の言うとおり、袋の中にはセーラー服・・・それに紺のソックスとルーズソックスまではいっている。その他にもブレザーも入っているが、なぜかみんな女ものばかりだ。
「それを着ておいで」
「これをっ!?」
驚いてシンタローが、声を荒げると男は無言で返していたが、
「私はお客様だよ。お客様の言うことは絶対じゃないかな?私は君を時間で買ったんだから。早く着ておいで」
そう言われると、何も言い返せない。弱みをみせたくない、ましてやびびっているそぶりなど、この男に見せたくなかった。
グッと唇を噛むと、ぎゅうっと手の中のセラー服を掴んだ。そして、
「靴下は?・・・靴下はルーズソックスと紺のソックス・・・どっちが好みなんだよ」
極めて事務的に口を開いた。そんなシンタローの様子に、男は微笑を浮かべると紺のソックスを指名する。
「向こうに、浴室がある。そこでもどこでも、空いている部屋を使うといい」
シンタローは無言で男の前を通ると、寝室を後にした。
「やっぱり・・・断ればよかった・・・」
なんで、言えなかったんだろう。言う機会はいつでもあったはずだ・・・。少し面白そうだと思った。
黙っていても、言い寄ってくる奴は腐るほどいそうなのに・・・あんな店に通うなんて・・・。
完璧すぎる男のギャップに引かれて、弱みでも握って自分と同じ人間なのだとホッとしたかったのかもしれない。そんな興味半分でつい、ついてきてしまった。
が、まさか・・・セーラー服とは考えも及ばない。ましてや、自分は袋に何が入ってるかさえ知りえなかったのだ。
姿見の鏡に映る自分の姿にシンタローは、深々とため息をついた。
そりゃ体質的なのか、すね毛だって無くて足はツルツル。まだ身体が出来上がってないせいか、そんなにゴツいわけじゃない。
似合ってないことは・・・ない。と思う。 ・・・が、可笑しいことに違いはない。
こんな広々とした豪華な部屋の中での、自分の惨めな格好・・・不釣合いもいいところだ。
いっそ逃げてしまおうか。
ダメだ、鞄は寝室にある。あの中には学生証が入っているし、万が一通報でもされたら・・・。バイトは校則で禁止になっている。
だから、見つかりにくく、一回で高額なバイトをミヤギから紹介された時、・・・内容も聞かずにOKしたのだ。
それが・・・通報でもされて知れたら・・・停学は必死だ。
今時…珍しいほど厳しい校則の学校へシンタローは通っている。タバコが見つかったからと、1週間の停学をくらわせるのに・・・もし自分がみつかったらと、思うだけゾッとする。
本当のことを言えば、見逃してくれるだろうか・・・。そんな考えもチラリと浮かぶが・・・あの冷淡な顔を思い出して、甘い考えを打ち消した。
どちらにしても、自分には逃げ道がない・・・。やるしかないのだ。
大丈夫、大丈夫。ちょっと触られたりするだけだ。
我慢、我慢!! たった一時間じゃないか・・・、頑張れ俺!!
「よしっ!!」
と気合を入れると、男の待つ寝室へと向かった。
シンタローが寝室に向かうと、先ほどと同じようにベットの前へ立たされた。
「似合うもんだね」
男は椅子を引き摺って運ぶと、シンタローの真正面に陣取った。
椅子に深く腰掛けて腕組みし、爪先から頭の先までをじっくりとシンタローを観察する。
「名前は?」
マジックは目の前の青年を見つめ、問い掛けた。
ベットの前に立ち、格好の恥ずかしさに、動揺しているようだった。だが、マジックを見つめ、
「・・・・・・シンタロー」
と小さくそう答えた。
意志の強そうな切れ長の瞳が、動揺と緊張が入り混じったのを隠そうとしながらも、揺れている。
なんで、あの時シンタローを指名してしまったのか。くだらないと振り切ればいいだけのハズだ。いつもなら、こんな低俗なもに関わるはずがない。
なぜか今日に限って好奇心が働いた。この・・・シンタローの写真をみたからか。 いや、ただ道に迷っての気まぐれだ・・・遊びでしかない。
実物も悪くないな、とマジックは思った。均整の取れた、スポーツを通常こなしているような、引き締まった躯つき。
顔立ちも申し分なく整っている。潔癖さを漂わせるような、形のいい眉。その下の長い睫毛と切れ長の形のいい目、そしてなにより煌く漆黒の瞳。
セーラー服と自分で指名したものの、いかがなものかと思ったが、よく似合ってる。スカートから覗くスラリとした足。
男になる前の、少年のような儚さがなんとも、色香がっていい。
選んで間違いはなかったな。どうせ遊ぶなら、これくらい綺麗な相手のほうが良い。
どこか勝気そうで、生意気そうな性格を滲ませているところもいい。この手のタイプを苛めるのが一番いい、嬲りがいもある。
どうせこんなバイトをするような子だ。
「そうだね、ではシンタローくん・・・おっと今は女の子なわけだから『ちゃん』が正しいのか?・・・オナニーでも見せてもらおうかな」
マジックの要求に、シンタローはカッと顔を赤らめて戸惑いの表情を見せたが、
「さっきも言ったように、私は君とお喋りがしたいわけじゃない。シンタロー君、君は君の仕事をきっちりこなしてもらうよ」
高圧的に言われて、シンタローは悔しげに唇を噛み締めた。ベットの上にのると腰を降ろすし、スカートの中へ手を差し入れた。
「そうそう、とびきり・・・いやらしく頼むよ」
シンタローはおずおずとペニスを引き出すと、片手で根元を持ち、扱き始める。
スカートの中ということもあり、少しでも自分のペニスが男に晒されないことに安堵したが、それは長くは続かなかった。
「もっと、スカートの裾を上げて・・・足を開いて、よく私に見えるようにね」
命令に従いシンタローが両脚を開くのを、男は冷淡に眺めた。
もともと同性に興味はないから、興奮はしない。はずだった・・・。それなのに、なぜかプライドの高そうなこの子が時折見せる羞恥の色合いに、ゾクリと掻き立てられるものがある。
強く興味を引き立てられている自分がいることに気付いた。
「いつもそうやって、亀頭をいじってるの?」
シンタローの手の動きを、細かく解説しては、喉の奥で笑う。その刺すような視線が、脚の付け根にから、剥き出しの股間に容赦なく降り注いだ。
「見るな・・・・・・っ」
「なぜ?見せるためにやっているのだろう」
「ん、っぁ・・・・・・くぅ・・・」
とても正視などできるはずもなく、シンタローは肩口に顔を伏せるようにして目を背けた。
「若いのに、反応がないとは…不感症なのかな?」
消えて無くなりたいほどの羞恥に捕らわれ、身体の中は火照ている。それなのに、肝心のものといえば、
緊張のせいか萎縮して、シンタローがどんなに指で扱いても反応を見せない。
少しも反応を示さない、黙ったままのペニスに、シンタローが途方に暮れ・・・許しを請うようにマジックを見上げた。
そのシンタローの視線を受けたマジックは、さも呆れたように大袈裟に溜息をつき、顔を左右に振った。
「おやおや、困りものだね。そんなんじゃとてもじゃないが、料金は払えない」
「っ・・・。そ、そんな事言ったって・・・・・・。こんな状況じゃ、勃つもんも勃たねぇよ」
シンタローが悔しそうに顔を背ける。・・・今日からだと呼び込みの男が言っていたが、マジックは信じていなかった。
部屋に入り、着替えろといえば開き直ったように、着替えてきたからだ。それに、このぶっきらぼうな言い方・・・初めてだったらももっと、初々しい恥じらいがあってもいいのではないか。
だが、今の戸惑った様子を見るとあながち嘘というわけでも、無いのかもしれない。
「じゃあ、こんな状況じゃなければ、勃つというんだね。 それならば、私が手伝ってあげよう」
その言葉にシンタローは打たれたように、顔を上げた。そして、不安げな色を浮かべてマジックを見上げる。
「下着だけ脱ぎなさい」
どうしてもやらせる気だ・・・。
シンタローはグッと唇を噛むと、のろのろと身体を起こし、なるだけマジックの顔が見えないように下着を脱ぎ捨てた。
マジックはベットの上に乗り上げると、シンタローの膝を掴んで自分の方に引き寄せ、広げた両足の間に身体を置く。
「やめろ・・・・・・ッ!」
荒々しいマジックの動作にシンタローは抵抗の色を濃く示す。
「暴れるな。君が勃たないというから、わざわざ手伝ってあげようというんだよ」
膝の裏を掴むと、極限まで足を広げさせた。そうされると、自然と露になった股間が浮き上がる。
「やっ」
「恥ずかしい?そうだろうね、君の意気地の無い坊やも、蕾も丸見えだからね」
そういうと、シンタローのペニスには触らずに、ホテルに備え付けのボディーローションで指を濡らす。その指で蕾をなぞりあげた。、
「男の子のココには、一発で立たせられる前立腺があるというけど・・・。いい機会だから、試させてもらおうかな」
「ひっ!? やだ!!そんなところ触るなっ!!」
いやいやと顔を左右に振り、マジックの手を掴み、押しとどめようとするシンタローをマジックは冷ややかに見下ろした。
「私は手伝っているだけだよ。ほら、扱きなさい。いつもやってるようにね」
シンタローの腕を引き上がし、自身を握りこませた。
有無を言わさずに、マジックは閉ざされた蕾に容赦なく指を突き立てた。
その瞬間、シンタローの身体は跳ね上がり、シンタローは男を押し返すこともできずに、ペニスを握っていた手でスカートを強く握り締め苦痛に耐えた。
「いっ、痛っ・・・・・・!」
いくら、ローションを使ったとしても、初めて受け入れるソコはマジックの指を拒むように固く閉ざしている。
シンタローの悲痛な声を無視して、乱暴に奥へ奥へと指を押し進めていく。
「かなりきついな」
指が鬱血しそうなほどの、締め付けにマジックが呟いた。たが、それでも指を休める気はないらしく、奥に入れた指を中で回転させた。
シンタローの顔をみれば、苦痛に顔を歪めて歯をくい縛っている。
「息を詰めずに、吐き出しなさい」
シンタローはどうにかこの苦痛・・・身体の掻き混ぜられる異物感、気持ち悪さから逃げだしたくて、言われるままに浅くだが呼吸を繰り返す。
シンタローが息を吐くのを見計らって、男の指が更に奥へと進む。ある場所に指が触れた途端、
「あっ・・・やっ・・・やだ、よせっ!!」
突然、大声をあげて、身体が大きく仰け反った。
今まで味わったようのない快感が、シンタローの身体の中で弾けて押し寄せてくる。
「ココ?ここがいいところか」
見つけた、奥のコリコリとした小さい豆のような突起を刺激すると。
「や、ダメ、ダメっだって! そこ、やだっっ・・・・・・」
いつの間にか触ってもない、ペニスは勃ち上がり、先端からはぷくりと液体が溢れはじめた。
「見てごらん、さっきまで駄々をこねてた君の坊やが、今度は泣き出し始めてる」
男が執拗に一箇所だけクリクリとこね回すたびに、ペニスは大きくなり、反り返って涙を流している。
「いやぁぁぁぁ・・・・・・」
「スカートに染みができてるね…。その歳で粗相とは、いけない子だ」
「ふっ・・・あっいい・・・そこ・・・・・・」
完全にペニスが立ち上がり、スカートの生地を押し返そうとするのを確認すると指を引き抜き、スカートを掴んでいた手をペニスへと誘導する。
「さあ、今ならオナニーできるね」
マジックにそう言われて、もう抵抗する力もないのか、快感の嵐にさらわれたれ逆らえなくなったのか、涙で濡れ蒸気した顔で蜜を流すソコを扱き始めた。
「やればできるじゃないか。ご褒美に手伝ってあげよう」
シンタローの片膝の裏を掴んで自身の肩にかける。露わになった蕾に、指を増やして突きたてる。
中で『の』の字を描くようにして、抜き差ししてやると、シンタローは嬌声をあげて頭を打ち振るい、ペニスを扱く手の動きを早めていった。
「ん、んっ、あ、ぅんん・・・・・・
呼吸も荒く、時折鼻に掛かった喘ぎを漏らして、男に蕾を弄られながら自慰に耽るセーラー服姿の青年は、マジックが今だ見たことが無いほど、卑猥で扇情的だった。
マジックは、足元から興奮がせりあがってくるのを感じた。堪らない・・・興奮でクラクラ眩暈がする。
適当に嬲れば、気が済むと思っていたのだが、それだけでは物足りなくなってきていた。
「さっきは、ピクリともしなかったのに、今はこんなにいやらしい汁を垂れ流して・・・恥ずかしくないのか」
「っん、あぁ・・・いや、恥ずかしい、・・・いわないでぇ・・・」
快感に流されながらも、恥じるように弱々しく首を振るシンタローを、とことん追い詰めたくなる。
「恥ずかしい?恥ずかしいって言ってるわりには・・・こんなトコロに指を2本も入れられて、オナニーに夢中になってるじゃないか」
「あっ、や、嫌、あぁっ、あああっ・・・・・・イクっ」
爪で強く前立腺を押し当て、小刻みに擦ってやると、シンタローの身体がガクガクと波打った。
その刺激でシンタローのペニスがブルリと震え、今にも達しようとしているのにマジックは気付いた。射精を邪魔するよに、指を抜き去さると根元をぎゅっと掴む。
「嫌!、どうして・・・・・・っ」
達する瞬間に、押しと留められたことが不服で、シンタローはマジックの指を振りほどこうとやっきになる。
「誰がイッていいといった?私はオナニーしろとは言ったが、放っていいとは言ってない」
どうにかして、指を離させようとマジックの手の甲に爪を立てても、逆にぎゅうっと強く根元を束縛されるだけだった。
「私はお客さまだよ。君ばかり気持ちよくなるのは、不公平だと思わないかい?」
意地悪く唇をなぞると、マジックはベットの上に膝立ちになり、ズボンのチャックを下ろした。
「舐めなさい。フェラぐらいできるだろう…ん?」
「そ・・・んな・・・・・・俺っ」
シンタローの口元に、ワザとそそり立つ赤黒いペニスを擦り付けた。
「君に拒否権は無いんだよ。私は君を買ったんだから。それに、あれだけ乱れておいて、今更恥ずかしくはないだろう?私のものをしゃぶってイカせればいいだけの話しだ」
自分のものとは、大きさも色も違う…男のモノにシンタローは、顔を逸らそうとしたがそれは適わなかった。
「簡単だろう」
顎を捕らえられ、顔をマジックと目線があうように引き上げられる。
「出来ない?」
「したこと・・・ない・・・・・・」
伏目がちに、弱々しい声でシンタローが呟いた。
したことが無いのが、嘘か本当かは置いておいて。
人間したことがないと、やりたくなる。マジックは是が非でも、この青年が自分のものを咥えて苦痛に歪む姿が見たくなった。
「そう・・・それなら仕方がない。 出来ないというなら、君に突っ込むしかないね」
言うなり、シンタローの両膝を抱えると猛々しくそそり立つペニスを蕾に押し付けた。すると、
「嫌だ! する!ちゃんとしゃぶるからッ・・・・・・ッ」
先ほど見た、指とは大きさも長さも全く違うものが、体内に入るかと思うと背筋が凍るような思いだ。
シンタローは身を竦ませながらも、必死に言い募った。
マジックが身体を離し、膝立ちのままでいるのを見ると、シンタローは身体を起こしマジックの前へ跪いた。
しかし、やったこともなければ、やられた経験もない。あるのは、ビデオでAV男優に奉仕する女の姿だけ・・・。
必死でビデオの様子を、思い出すと、ビデオでやっていたように、おずおずと顔を傾けて、チロリと猛ったモノを舐めた。
首を上下に動かしてながら、唇と舌でペニスの先端から根へ、また根から先端へとの往復を繰り返した。
両側、まんべんなく嘗め回すと、裏筋へも同じ愛撫を繰り返す。
「なかなか、上手だよ。やったことがないなんて、そういえばしゃぶらなくてすむとでも、思った?」
与えられる拙い刺激に、微かに眉をひそめながら、マジックはシンタローの耳をくすぐると、シンタローはくぐもった声を漏らしながら、フルフルと顔を左右に振った。
「そうかな?ペニスを舐めて、君のも大きくなっているようだけど・・・」
男の少し息遣いが、シンタローを昂ぶらせた。澄ました、冷淡なこの男が自分の愛撫で息をあげているという、事実が興奮を呼び起こす。
「まったく、いやらしい子だ」
そう吐き捨てるように告げると、容赦なくシンタローの髪を掴んで、顔を引き起こすとその口許にペニスを押しいれた。
「んぐっ、んんッ、ぐっ・・・・・・」
男のものが大きすぎて、シンタローの口の中をいっぱいにしてもおさまりきらない。
それでも、男に喉まで突き上げられて、シンタローが苦しげに咽た。涙を零して苦しさから逃れようとするも、許されず、
「ほら、舌を使いなさい」
両手で髪を掴まれ、前後に上下に腰を使って揺さぶられる。
伏せた睫毛を涙で濡らしながら、シンタローは必死で吸いつき、舌を亀頭に絡める。
くぐもった呻き声を溢しながら、自分に奉仕を繰り返す、シンタローの姿は健気だった。そんな姿にマジックは目を細めた。
拙すぎるその愛撫に普通ならば、到底イクことは出来ない。が、プライドの高そうな青年がセーラー服に身をまとい、涙ながらに必死に奉仕する姿は・・・視覚的にも・・・
自分を追い上げるのには十分だった。
「そろそろ時間かな?私をイカせたら終わりにしよう。君も出していいよ。ほら、さっきみたいに自分でしなさい。私のを咥えながらね」
心なしか声が上擦っている。そろそろ限界が近そうだ。
シンタローは視線を上げてマジックを見つめると、右手を下半身に伸ばした。
「ん、くっ・・・・・・ん、んっふぅ」
漏れる呻きはすぐに甘い喘ぎかわったことから、シンタローが十分に感じていることがわかる。
シンタローは無意識に、右手を扱き喘ぐたびに臀部をくねらせた。それが何とも挑発的で、マジックは誘われるように指を伸ばすと、シンタローの蕾へ指を突きいれた。
「あ、ぁぁっん・・・んッ・・・んぐ、んぐ・・・!!」
予期せぬマジックの行動に、シンタローは一瞬口を離して、声をあげたが、すぐにマジックに頭を押さえられ咥え込まされる。
「誰が離していいと言った」
「んんんッッ・・・ッ!あぁぁッー!」
お仕置きだというように、中にいれた指の爪を立てて、前立腺を乱暴に捏ね回した。その刺激にシンタローは背筋を逸らし、右手で扱きながら精をほとぼらせた。
「っ・・・・・・・・・チッ」
シンタローの恍惚とした表情を見ると、カァっと熱が急激に高まるのを感じた。
そんな計算外の出来事に、マジックは小さく舌を打つとシンタローの口から自身を抜き取り、解き放ったもので、シンタローの顔を汚した。
「あ・・・・・・・・・。ッ」
シンタローは顔に手を当てて、自分の顔にかかったものの正体を知ると、小さく呟く。そして、すぐに目に涙をためてしゃくりあげた。
ショックだったのと、今まで緊張していた糸がプツリと切れた。
突然しゃくりあげる、シンタローの姿にマジックは驚きとともに唖然とした。あまりに幼い仕草と、何故泣き出したか分からない。
「君・・・。シンタロー君?」
そっと、頬に手を置こうとして、思い切り手を叩かれた。そして、何かを耐えるように、シーツを指が白くなるほど掴むと、シンタローは嗚咽を洩らした。
これが、今まで恍惚とした表情で自分に奉仕してきた青年だろうか?
最初にぶしつけな言葉を投げかけたのも、セーラー服をすんなり着たのも・・・プライドの高さからの強がりか・・・。
初日というのを、どうせ店側の客寄せのリップサービスかと思い、シンタローの発言には耳をかそうとはしなかった。
だが・・・そう思えば、あの拙過ぎる愛撫にも納得がいく。
「はじめてだったのか・・・」
ポツリと呟いた、マジックの言葉に突然シンタローが顔をあげ、声を荒げた。
「だから、最初から初めてだって言ったじゃねぇかっ!だいたい、俺はバイト辞めるつもりだったのに…あんたが俺を指名したから・・・こんな・・・っ・・・こんな」
思い出すと余程、恥ずかしいのか顔を伏せるとシーツを掴んで、怒りにぶるぶると身体を震わせている。
八つ当たりだということは、自分が一番分かっている。バイトを承諾したのも、着いてきたのも自分の意思だ。だが、今までの人生の中で、一番強烈でショックだった。
男なのに、男にいいようにされて、指を突っ込まれてよがって・・・イッテしまうなんて…。消えてしまいたいほど恥ずかしい・・・。
突然、シンタローはグッと拳に力を入れて立ち上がり、マジックを押し退けた。そのまま、男が自分の名前を呼ぶのに、耳も貸さずに鞄を引っつかむと寝室を飛び出した。
「待ちなさいッ」
静止するのも聞かずに、押し退けて行ってしまった・・・。
彼の言っていた言葉も気にかかる。シンタローの突然の行動に呆気に取られて、うっかり出て行かれてしまった。今追えば間に合うだろう。
あの、格好では困るだろうし…。どうしたものかと、立ち上がりながらため息をつくと、床に何かが落ちているのに気付いた。
「これは・・・!?」
その物を拾い上げると。無意識に口元を緩めた。
「また会えそうだね・・・。ガンマ高校、2年C組のシンタロー君」
焦ることは無い。これがあれば、そのうち彼に会えるだろう・・・。幸い、住所も記入してある。これから楽しくなりそうだ。
一人微笑むと、シンタローの学生証を大事そうに、胸元にしまいこんだ。
・・・・・・かたやシンタローといえば、部屋を飛び出した後で自分の格好に気付いた。
幸いすぐ近くに、寝具の部屋があったので、そこで着替えた。男のいる場所から一刻も早く立ち去りたくとも、ガクガクと身体が震えていうことを効いてくれない。
仕方なく、床に腰を降ろした。
「俺・・・なんてこと・・・」
少しでもかっこいいと思った俺がバカだった!!やっぱりあういう奴が一番たちが悪い!! くそッ!!変態野郎ッ親父・・・むっつり野郎。スケコマシ・・・摘まんで捨てろっ!!
手も足も出ずに、いいように振り回され、どんでもないことをされてしまった。
「忘れよう・・・忘れるに限る!!」
バイトも今日で終わりだ。バイト料もらって、明日からすっきり、さっぱり新たしい日のスタートだ。こんなの犬に噛まれたと思って忘れるに限る!!
バイト代がはいったら、学食をうどんセット290円からデラックス定食550円に格上げして、ビンテージのジーンズ買ってパ・・・ーッと豪遊して、忘れてやるっ!!
シンタローは新たに拳をにぎると寝具室の天井にむかって高々と拳を振り上げた
どうにも、豪遊といっていいのか、内容がいまいちせこいが・・・。
飛び出す際に、鞄の中の学生証が落ちたなど露にも思っていない。
早く忘れてやるっ!!と拳を振るシンタローがそのことに、気付くのは数日たって・・・マジックが学校の校門に現れてからの事であった。
まだまだ、縁は切れそうにない。今後どうなるかは、二人が出会ってからということで・・・。
@おわり@
ナオさま5000番キリリク。初のパラレル、コスプレシンちゃんでっす。シンちゃんイメクラ譲になる??の巻でした。
初のパラレルで反応が気になっていましたが、意外や意外。
反響の多さにびっくりとすごく嬉しかったという記憶があります。
続きを・・・という声も頂きました☆私自身も、これはゆっくりでも続きを是非書いていきたいと思ってます。
う~ん、いつになるかは未定ですが、是非!!
さてさて、ここからキリリクはコスプレシリーズへと突入します。
コズプレ祭です。ワッショイ・ワッショイ(笑)
次は裸エプロン!!男の夢!!管理人の夢でもあります。
ありがとうございました。
幸央
■love affair■
あんたはいつも、自分だけがオレのこと好きだというけど、オレだって・・・・・・。
でも、この気持ちはオレだけの秘密。絶対言葉にしない。
うすうすバレてるんだろうけどさ、いつも振り回されてるんだから、それぐらいは、いいだろ・・・。
たまにはあんたにオレと同じぐらいの、甘い傷跡を残してやりたいと思うのは・・・・・・・・・
うだるような暑さの…このおかしな気候のせいかもな。
いつまでも、されてばっかりじゃ~なんだぜ。
足元すくわれないように、気をつけな。
************************
『ンっ・・・ぁ・・・・・・っ』
あん・・・もう・・・も、だめっ!!!
・・・オヤジ、早く・・・っ!!早くッ・・・
っ!!父さ、んっ!!!!
「・・・・・・・・・・・・夢?・・・か・・・・・・ッ///」
ベットから起き上がると…下半身に気だるい感覚。
すごく昔に味わったことがあるような、ないような・・・。
「うそ・・・・・・だろっ」
オレって若いな。とは思うほどまだ人間ができちゃーいない。
もうそんな歳じゃないだろ・・・っていうかオヤジで抜いちゃったよ・・・それも夢精ってどうよ。
そんなに欲求不満なわけ!!? ま…欲求不満だけどさ・・・。
本部出てから2ヶ月か・・・今回は随分長かったな・・・。
その遠征も今日で終り、あとは帰るだけだっていうのに・・・・・・。
そりゃ、いるときはしつこいぐらいにオヤジにやられて、溜るわけもないけど…いくらなんでもこれはないだろ…。
女が抱けないわけじゃない…。オヤジと寝てたって、それとこれは別…。
でも・・・オヤジじゃなきゃ・・・・・・ダメ・・・なんだ。
オレの隙間を埋められるのは…悔しいけれどアイツだけ。
コンプレックスの根源なのに…アイツじゃなきゃ…満たされないオレの心。
馴らされたオレの心と身体。
勝手につくり変えやがって…。
まだ薄暗いベットの中で、膝を抱えると顔を埋め、思わず呟いた。
オヤジは・・・。
「オヤジは平気なのか・・・」
ふとそんな疑問が浮んだ。
オレだけこんな思いをするのは性に合わない。
クスリと自嘲気味に笑うと面白い考えが頭に浮んだ。
******************************
俺は親父の部屋のセキュリティーを解除すると、ゆっくりと一歩足を踏み入れた。
とたんに・・・ムスクの香りが鼻腔をくすぐる。
2ヵ月ぶりの香りに、胸が高鳴った。いや・・・匂いのせいじゃない、部屋を出た時からすでに鼓動が早い。
今からすることを考えるだけで、呼吸が乱れ心臓の音がドクドクとやけに大きく聞こえてくる。
一つ深呼吸をすると月明かりだけを頼りに、ゆっくりと目的の部屋へと向かう。
こんな風にマジックの部屋に忍び込むのは、いつぶりだろうか・・・子供の頃、脅かそうと忍び込んだっけな。
あの時もすごくドキドキしたっけ。
昔とは違うのは・・・今日は親父を驚かすだけじゃない。
今までの仕返しもあるんだ。今まで俺がされたこと・・・今度は親父にしてもらうぜ。
ニヤリと笑みを溢し、音を立てずに足を運ぶと・・・。
ここだ・・・・・・。
ゴクリと唾を飲みこんだ。
心臓がどきどきする。
寝室の前で、呼吸を整えると心の中で気合を一発。よしっと重い扉に手をかけた。
本部には明日帰る予定だと連絡をいれてある。
内密に緊急の予定だからと俺と極少数のものだけ帰ってきた。
大部分は明日の予定。いくら親父といえども…俺がすでに帰っていることなど分かるはずもない。
扉を開くと、ベットに膨らみがみえる。
口元が自然と緩む。
そろそろと足音を立てないように歩くと、肌に身につけているバスローブの擦れる音が響いているような錯覚に、軽く手で足元の生地を押さえた。
ベットサイドにたどり着いて、親父の顔を覗き込むとすやすやと規則正しい寝息が聞こえる。
冷たい蒼い瞳が閉じられていると、だいぶ印象がかわるな…。
そういえば、親父の寝顔って見たことあったかな。寝顔は見られていても、見ることってないからな。
年のわりには本当若いよな・・・なんかしてんのか?? 変な薬飲んでんじゃねぇの。
・・・て、こらしっかりしろ、親父の顔に見入って場合か!? いつ気付かれるか分からないんだぞ。
俺はゆっくりとマジックの上に体重をかけないように膝立ちで跨い、着ているバスローブのタオル生地のベルトを外すし片手で握った。
ベルトを握ったまま、手を左右の枕の横に手をつくと、顔を親父の唇へよせた。
しっとりとした感触が心地よい。舌先で下唇をゆるゆるとなぞると、少し親父の唇がひらく。
「んっ・・・ふっ、んぁ」
面白い・・・ちゃんと反応するんだ。深く舌を絡ませながら、空いた手で親父の両手を縛った。
よし・・・。
ぴちゃぴちゃと音をさせながらさらに深く、口内を侵したその時…意識の無いはずの親父が、俺の舌に吸付いて軽く歯を立てた。
「んっ!!」
飛び上がらんばかりにびっくりして、思わず唇を離した。その拍子に親父の上に腰をおろしてしまった。
信じられない面持ちで、親父をみると、うっすらと瞳があけられて・・・俺を捕らえた。
「シンちゃん・・・おかえり」
穏やかに見つめられて、俺はわかったね。こいつ起きてたんだ。
いつからかは分からないが・・・たぶん俺が乗っかった時には起きてたんだ。
ちぇっと舌を出すと、頬を膨らます俺に親父はクスリと微笑を溢した。
「パパが恋しくて早く帰ってきちゃった? シンちゃんの匂いだってすぐわかったよ」
俺の疑問を打ち消すかのように、先手を打ってくる。
いつも俺の一歩先を行くんだ。本当に意地が悪いったら・・・。
でも・・・この後のことはさすがに読めてないよ・・・ね。
ここで起きられたのは計算外だったけど・・・だまって縛られたのはまずいんじゃねぇの。
俺は先ほど縛った、親父の両手を持ち上げるとベットヘッドにひっかけた。さすがに親父も怪訝そうな表情で俺を見上げてる。
「どうすると思う?」
いつも親父がやるように唇の端を吊り上げて、笑いを含んで言った。
「どうするのかな?」
縛られているのに、全然余裕な表情で・・・本当食えないやつ。
でも、その余裕もいつまでつづくのかな。
俺はその言葉を無視して、俺と親父とを隔てる布団を剥ぎ取ると親父の上に覆いかぶさった。
親父の首筋に顔を寄せると、浮き上がる鎖骨に歯を立てた。跡後がつくほど吸い上げると、鮮やかな赤い色が浮かび上がった。
面白い・・・。
俺はおもちゃを与えられた子供のように、親父の肌に跡をつけた。たまにきつく噛み付くと、ビクっと身体が震えるのがよくわかる。
調子に乗って手を鍛えられた腹筋に這わせた。
相変わらずいい体、羨ましいぐらいに逞しい筋肉を確かめるように手を動かすと指先が何かに触れた。
これは・・・。
全然自分とは違う・・・弄られると、男でも乳首はでかくなるものなのか?
いつも親父にされるように乳首を咥えると、今まで好きなようにさせていた親父が口を開いた。
「シンタロー」
「なに?」
咥えながらしゃべると、嫌なのか少し身を捩る親父が面白い。
「どういうつもりなのかな」
「さあね。たまには俺がしてもいいんじゃない」
いいながら、手をそろそろと下へしのばせると親父のペニスを握りこむ。
「なんだ、少しは感じてくれてるんだ」
互いの唇が触れるか触れないかぐらいまで、顔をよせるとゆっくりとできるだけ厭らしく囁いた。
「親父の息子が…硬くなり始めた」
やばい・・・親父を追い詰めるつもりなのに・・・すごい興奮して下半身が重い。やけに唇が乾いて何度も舌で唇を湿らせた。
そんな俺の様子にまた親父の立派な息子が主張しはじめた。
「どうして欲しい?」
いいながらゆっくりと親父の肉塊を撫で回した。
「いつも俺のこと言葉で煽るよね?いったらしてあげる」
「じゃあ、シンちゃんその厭らしい口でしゃぶってもらおうかな」
うっすらと額に汗を浮かべて、熱い蒼い瞳が俺を捉えて離さない。ゾクリとしたものが背筋を貫いた。
本当はもっと言葉で苛めるつもりだったのに…。俺の身体がもたないみたい。
「OK。じゃあ、口でいかせてあげるよ。パパ」
俺はうざったい髪を掻きあげると、身体を親父の下半身へと移動させ・・・そっと昂ぶりの先端にキスをした。
反射的に親父の身体が揺れたのが楽しくて、俺は親父の熱く昂ぶったものに舌を這わせる。根元までいっては裏筋を舐めるのを何度も繰り返す。
気持ち良さそうな吐息が親父の口から漏れている。
俺は感じ始めたのを確認すると、大きくなってきた肉棒を口に含んだ。
「ん・・・・・・ぅ」
顔をあげて親父の顔を覗き込むと、気持ちよさそうに瞳をとじて身を委ねている。堪らないって感じかな?
いつもは顔なんか見るようなことが無いから、すごく新鮮。
新鮮っていったらこれまでの全てがだけどね。
俺は親父の表情が嬉しくて、もっと感じさせてやりたくて、いつもされていることを思い浮かべながら、舌を動かしたり先端を吸い上げたり、亀頭に舌を這わせて刺激していった。
「うまいだろ・・・俺・・・・・・」
顔をあげると眉をよせ俺を睨み上げる、親父の顔が見えた。
まさか、俺が誰かで試してると思ってる?
そうだよな、親父にしてやったことなんて…数える程度、片手に余る程だもんな。
「勘違いすんなよ・・・俺がこんなこと誰にでもすると思ってるワケ?」
思わず笑ってしまった・・・。それが気に入らないのかピクリと親父の眉が上がる。
「勝手に勘違いしてな・・・」
フッと鼻で笑うと俺は、親父を口に含み直し前後に動かして親父を追い上げた。
「・・・・・・っつ・・・くっぅ・・・・・」
親父のペニスがピクピクと振るえてる。そろそろかな…。
「いきたいだろ?」
「・・・・・・・・・・いかせてくれないのかい?」
親父がニヤリと意地悪く唇を吊り上げる。少しぐらいは慌てろよな。
「イカせない。今日のは今までの仕返しなんだぜ?」
「仕返し? シンちゃんは本当懲りないね・・・・・・」
苦しのだろうに眉を歪めながら、やれやれとため息をついた。
そのため息が癇に障る。なんだよ・・・。そのため息・・・。
「親父のせいで・・・俺は・・・」
そうだ、親父がいけないんだ。
こいつのせいで俺は…不安になったりして…最低なことに夢精まですることになったんだ。
「シンちゃん?」
「ふざけろよ・・・あんたが勝手に・・・・・・だけだなんて、症にあわない・・・俺だけ・・・」
「何がシンちゃんだけなの?」
「この俺が、あんたと離れて、寂しいと思うなんて・・・肌寂しいと感じるなんて」
こんなこと言うつもりじゃなかった…。気付いた思わず呟いていて…ハッとして口を噤んだ時は既に時遅かった。
きっとバカ面下げた親父が、俺をひやかすんだ。
・・・いつもあんたが・・・俺の気持ちを言う前に、好きだの、愛してるのだというから・・・。
俺は自分の気持ちを押し込むしかないんじゃねぇか。
「シンタロー・・・・・・」
「っだよ」
俺は顔をあげることが出来なかった。ぎゅっと自分のバスローブの端を握り締めた。
「シンタロー」
やんわりとした声に、少しほっとしたが・・・恥ずかしくて親父の顔がみれない・・・どうせ目じりがだらしなく下がってる。
「だから何だよ」
「顔をあげてくれないのかい?」
「・・・・・・・・・」
「久々に会うんだ、顔をよく見せて」
「・・・・・・・・・」
俺にも意地がある…フイっと顔を背けると、前から声を押し殺したような笑い声がする。
その笑い声に思わず、俺も笑いを含んだような声がでて、親父の顔をみた。
「んっだよ」
「・・・やっとこっち向いたね」
やっぱり・・・見るべきじゃなかったかな?
と頭の隅で思ったけど、そう言った親父の顔があんまりにも穏やかで、優しかったから・・・目線を外すことができなかった。
そんな俺にゆっくりと、諭すように親父が言葉を続ける。
「おかえり、シンタロー・・・。私も寂しかったよ。逢いにいこうかと思ったほどだよ」
「・・・・・・どうだか」
「おや?おかしなことをいうね・・・。私がどんなにお前のことを思ってるか、今更分からないなんて事いわないよね」
「どうせ、俺がいなくても・・・他の誰かを抱くんだろ」
こんな、女々しい・・・まるで女みたいな。
なじってるみたいじゃないか・・・。そんなことを言うために忍び込んだのか・・・。
違うだろ・・・親父を驚かしてやるんだ。
俺にこんな思いをさせるようにした、親父に復讐してやるって決めたんだから。
親父が何か口をひらこうとするのを、黙らせるように唇を重ねた。
舌を絡ませ、飲み込めない唾液が喉を伝うのを追うように、唇を落とし跡を残していく。
広い胸板を手で滑らせると、そのまま先ほどまでしゃぶっていた、親父のペニスを掴み上下に強弱をつけながらしごきあげる。
既に準備万端で、ヌルヌルとした粘っこい液体が俺の興奮を煽った。
「・・・・・・・・・んッ」
喉の引きつったような音がするが、それがまた俺を高みへと誘うような。
「やべ・・・、すっげぇ興奮してる・・・」
我慢できずに、親父の上に跨り見せ付けるように、バスローブを脱ぐと床に放りなげた。
俺のそこも、親父同様・・・ペニスは堅く勃ち上がっていて、表面が先走りの液でテラついていた。
それを見ただけよけいにテンションがあがる…。
親父を攻めるという、いつもなら考えられないシチュエーションが、俺を酷く興奮させていた。
「突っ込んでやりたいかも」
「私にかい?」
そんなこと、お前にできるのか?とのような態度がえみえみで、余計に頭にくる。
興奮はしているが、親父に突っ込むなどしようとも思わない。
いくら普段の復讐とはいえ、自分よりも体格のいい親父に…もともと男好きじゃないし…それは出来ない。
でも、なんとか一泡ふかせたい。
ともなれば・・・。・・・あ、そうだ!!
「俺にはできないって思ってる?」
フンっと鼻で笑うと、用意していた潤滑クリームを取出して見せ付けるように、親父の目の前でクリームを指にたっぷりとのせる。
「これどうすると思う?」
少しだけ親父の顔色が変わるのを確認すると、改めて、親父の上にのしかかり薄く開いた唇を舌でなぞり、下唇に軽く歯を立てては舐めるといった行為を繰り返した。
うっすらと開いた唇に、舌を滑り込ませると口腔を蹂躙しながら、先ほど手に取ったクリームを自分の後ろへと手を伸ばした。
「・・・あ、・・・んぅ・・・・・・っ」
舌を絡ませながら、もてあます熱をぶつけるように、親父は荒々しいキスを返してくる。
そのキスに応えながら、指を後ろにあてがうと割とすんなり、1本中に入り込んだ。
すぐに2本目を差込むと中で指をグチュグチュと掻き混ぜた。
中に挿れたいという、逸る気持ちを抑えながら、ヌルヌルとする指で溶かし、次への段階へ進むべくそこを慣らしていった。
「んっ、ぁ・・・・・・ん・・・」
準備が整い、ゆっくりと口腔を蹂躙していた唇を離すると、手を親父の膝にかけた。
「入れるよ」
膝を軽く立たせ、腰を起こすと・・・
「シンちゃん・・・」
どこか少し焦った声が聞こえる、いい気味だ。その顔を見ながら、親父の上に跨って片手で親父のペニスを掴み支えると、その場所に昂ぶりを擦り付け、そして…
「あっ、あ、あぁぁ・・・・・・っっ」
一気に腰を降ろした。
ズブズブと中に入っていく…。あまりの圧迫感に身体の毛穴という毛穴から汗が吹き出たような気がする。ゆっくりと深呼吸と繰り返すとようやく全てを飲み込むことが出来た。
「俺にいれられると思っただろ?」
ニヤリと意地悪く笑うと、縛られたままの親父にお返しとばかりに、下肢を上へと突き上げられた。
「ぁあっ・・・っ動くなよ・・・」
入り込んできたものの大きさに、俺は眉をひそめた。
何度も小さく呼吸を繰り返して、身体を力を抜くと、複雑な顔をした親父が目に入った。
「親父は動いたら、ダメだからな」
親父に釘をさして短く息を吐くと、親父の逞しい腹に両手をついて、身体を持ち上げた。
「っ・・・、んぁ・・・・・・くっ・・・」
まだ慣らし足りていなかったからか、久々に親父を咥え込んだからなのか、内臓が引きづられるような圧迫感に息をつめた。
それでも、火のついた身体は疼きっぱなしで、動けと催促してくる。
手に力をこめると、身体を浮かし何度も上下に腰をおろすと、ある一点を擦られて体が後ろに仰け反った。
「あぁッ」
「・・・シンちゃん・・・これ外してくれないかな」
「ダーメっ、・・・ぁん・・・俺が満足、するまでは、・・・はぁ…さないっ」
内部を擦られて気持ちよくて、言葉が喘ぎ声にしかならない。
いつもなら、我慢するのに、今日は親父を犯してるみたいで・・・敏感になってるのか。
声を我慢することが出来ない。
「どうしても外さないっていうんだね」
「ダメだって言っ・・・あぁッ やっ」
下から動ける範囲で親父が腰を打ち付けてきた。奥まで突かれて、腹で支えている腕が萎えそうになるのを必死でつなぎとめた。
「動くなってっ、あぁ・・・いい・・・・・・いぃ」
遠征で禁欲生活だった身体には刺激が強すぎた。それにいつになく興奮していて、夢中で上下左右に動かして快感を貪った。
「あ、もっ・・・だめ」
一気に熱が昂ぶってくる。絶頂に向かって、動きに激しさが増す。
「シンちゃん。外しなさい・・・後で酷いよ・・・ッ」
「あ、も・・・出る・・・・・・っ」
そんな親父の言葉さえも耳にはいらなくて、俺は貪欲に親父の肉棒に絡みついて、最奥をついた。
「あぁぁぁ――っ」
嬌声とともに、親父の腹に精液をぶちまけて、俺はぐったりと胸に崩れ落ちた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
荒い息を吐きながら、ゆっくりと身体を起こした。そしてゆっくりと親父のモノを抜き取って復讐は完了だ。
男にとっていけないほど、苦しいものはない。ヤッて、いけないならなおさらだ。今夜は一人悶々とするがいいさ。
明日あたりには解いてやろうかな。
腕に力を入れて、モノを抜きとろうとしたその瞬間に、腰を強く掴まれた。
「あぅ・・・ッ!?・・・お、親父ッッ!!」
再度、腰に打ち付けられて顔をあげれば、腕の縛りはなくなり額に汗を浮かべた残忍な表情をした親父の顔があった。
いつの間に外しやがった!?
そんな俺の狼狽を嘲笑うように、鼻で笑う。
「まさか、これで終わりだなんて思ってないよね」
「やだ・・・離せ・・・・・・っ」
荒々しく、上に乗っかっていた俺を抱え込んで、反転すると俺をベットに押さえ込んだ。
「これが自然な体勢だよね」
足を抱えなおし、片方を自分の肩にかけさせると、いっきに突き入れた。
「アァ・・・っ・・・・・・」
繋がった腰を立て続けに揺すぶられて、抵抗するにも力がはいらない。
「さっき、外しておけば、一回で終わらせてあげようかと思ったけど…」
「っあ、ん・・・・・・っ、・・・けど・・・?」
自分で動いたせいもあって、身体に力が入るはずもなく、なけなしの力で親父の背中に爪を立てた。
「パパが誰も抱いていないって分かるほど、注ぎこんであげるからね」
「や、やだぁ・・・あ、あ、あぁ」
俺の拒絶とも嬌声ともいえる声に、親父はぐっと腰を引き寄せて、奥まで掻き回してくる。
「ずっと、シンちゃんの妖艶な姿見せつけて、一人勝手にイっておしまい。はないよね」
やっぱり間違いだ…。寂しくて会いたいなんて思うなんて、間違ってる
そもそも、この関係事態からして――。
後悔したって、熱に浮かされた頭じゃまともに考えることもできやしねぇ。
「一つ、言っておくけど…」
「・・・うる・・・せ・・・・ぇ」
グイグイ腰を押し付けて、掻き回しながら、何を言うっていんだよ!!
ぴたりと動きを止めると、上から俺の顔をまっすぐに見つめてくる。
なんだか恥ずかしくて、視線を外そうとするとそれを見計らったように親父が口を開いた。
「パパも不安だよ。シンちゃんはどんどん魅力的になっていくのに、パパは年とるし。いつよそ見されるか考えると、気が気じゃない」
「何言いって・・・・・・・・・」
「パパはシンちゃんしか欲しくない。それだけは覚えておいてね」
何いってんだよ。あんたがそんなたまか!?信じられるわけないのに…苛立った気持ちが抜けていくのがわかる。
それを認めるのも嫌で、勝手にしろ。とだけ呟くのが精一杯だった。
そんな俺に、満足そうに微笑むと、
「さて、2か月分埋めようね」
なんて言いながら、再び腰をゆるゆると動かしやがったっ。
――やっぱり、俺が間違ってた!!
「お前なんて、大ッ嫌いだぁ――!!」
★End★
300番を踏んでいただいた。まりあ様のリク☆マジシン、シンちゃん誘い受けです。
最初、ちょっとポエム?ひとり言を入れてみました。・・・これが恥ずかしくて仕方ないです。
なので、ちょっとメルマガで配信したのから変更しました。恥ずかしかったのでιι
誘い受けというのはなかなか、思いつかなかったのですごく新鮮でした!!
シンちゃん同様、ドキドキしながら毎回書かせて頂きました。
ちょっと子供っぽいシンちゃんです。なんとなく、そんな気がします。
それにしても、うちのシンちゃんは快感に弱いというか…本誌の男前っぷりが
すっかりなりを潜めてます。・・・がっくし。
ありがとうございました。
幸央
あんたはいつも、自分だけがオレのこと好きだというけど、オレだって・・・・・・。
でも、この気持ちはオレだけの秘密。絶対言葉にしない。
うすうすバレてるんだろうけどさ、いつも振り回されてるんだから、それぐらいは、いいだろ・・・。
たまにはあんたにオレと同じぐらいの、甘い傷跡を残してやりたいと思うのは・・・・・・・・・
うだるような暑さの…このおかしな気候のせいかもな。
いつまでも、されてばっかりじゃ~なんだぜ。
足元すくわれないように、気をつけな。
************************
『ンっ・・・ぁ・・・・・・っ』
あん・・・もう・・・も、だめっ!!!
・・・オヤジ、早く・・・っ!!早くッ・・・
っ!!父さ、んっ!!!!
「・・・・・・・・・・・・夢?・・・か・・・・・・ッ///」
ベットから起き上がると…下半身に気だるい感覚。
すごく昔に味わったことがあるような、ないような・・・。
「うそ・・・・・・だろっ」
オレって若いな。とは思うほどまだ人間ができちゃーいない。
もうそんな歳じゃないだろ・・・っていうかオヤジで抜いちゃったよ・・・それも夢精ってどうよ。
そんなに欲求不満なわけ!!? ま…欲求不満だけどさ・・・。
本部出てから2ヶ月か・・・今回は随分長かったな・・・。
その遠征も今日で終り、あとは帰るだけだっていうのに・・・・・・。
そりゃ、いるときはしつこいぐらいにオヤジにやられて、溜るわけもないけど…いくらなんでもこれはないだろ…。
女が抱けないわけじゃない…。オヤジと寝てたって、それとこれは別…。
でも・・・オヤジじゃなきゃ・・・・・・ダメ・・・なんだ。
オレの隙間を埋められるのは…悔しいけれどアイツだけ。
コンプレックスの根源なのに…アイツじゃなきゃ…満たされないオレの心。
馴らされたオレの心と身体。
勝手につくり変えやがって…。
まだ薄暗いベットの中で、膝を抱えると顔を埋め、思わず呟いた。
オヤジは・・・。
「オヤジは平気なのか・・・」
ふとそんな疑問が浮んだ。
オレだけこんな思いをするのは性に合わない。
クスリと自嘲気味に笑うと面白い考えが頭に浮んだ。
******************************
俺は親父の部屋のセキュリティーを解除すると、ゆっくりと一歩足を踏み入れた。
とたんに・・・ムスクの香りが鼻腔をくすぐる。
2ヵ月ぶりの香りに、胸が高鳴った。いや・・・匂いのせいじゃない、部屋を出た時からすでに鼓動が早い。
今からすることを考えるだけで、呼吸が乱れ心臓の音がドクドクとやけに大きく聞こえてくる。
一つ深呼吸をすると月明かりだけを頼りに、ゆっくりと目的の部屋へと向かう。
こんな風にマジックの部屋に忍び込むのは、いつぶりだろうか・・・子供の頃、脅かそうと忍び込んだっけな。
あの時もすごくドキドキしたっけ。
昔とは違うのは・・・今日は親父を驚かすだけじゃない。
今までの仕返しもあるんだ。今まで俺がされたこと・・・今度は親父にしてもらうぜ。
ニヤリと笑みを溢し、音を立てずに足を運ぶと・・・。
ここだ・・・・・・。
ゴクリと唾を飲みこんだ。
心臓がどきどきする。
寝室の前で、呼吸を整えると心の中で気合を一発。よしっと重い扉に手をかけた。
本部には明日帰る予定だと連絡をいれてある。
内密に緊急の予定だからと俺と極少数のものだけ帰ってきた。
大部分は明日の予定。いくら親父といえども…俺がすでに帰っていることなど分かるはずもない。
扉を開くと、ベットに膨らみがみえる。
口元が自然と緩む。
そろそろと足音を立てないように歩くと、肌に身につけているバスローブの擦れる音が響いているような錯覚に、軽く手で足元の生地を押さえた。
ベットサイドにたどり着いて、親父の顔を覗き込むとすやすやと規則正しい寝息が聞こえる。
冷たい蒼い瞳が閉じられていると、だいぶ印象がかわるな…。
そういえば、親父の寝顔って見たことあったかな。寝顔は見られていても、見ることってないからな。
年のわりには本当若いよな・・・なんかしてんのか?? 変な薬飲んでんじゃねぇの。
・・・て、こらしっかりしろ、親父の顔に見入って場合か!? いつ気付かれるか分からないんだぞ。
俺はゆっくりとマジックの上に体重をかけないように膝立ちで跨い、着ているバスローブのタオル生地のベルトを外すし片手で握った。
ベルトを握ったまま、手を左右の枕の横に手をつくと、顔を親父の唇へよせた。
しっとりとした感触が心地よい。舌先で下唇をゆるゆるとなぞると、少し親父の唇がひらく。
「んっ・・・ふっ、んぁ」
面白い・・・ちゃんと反応するんだ。深く舌を絡ませながら、空いた手で親父の両手を縛った。
よし・・・。
ぴちゃぴちゃと音をさせながらさらに深く、口内を侵したその時…意識の無いはずの親父が、俺の舌に吸付いて軽く歯を立てた。
「んっ!!」
飛び上がらんばかりにびっくりして、思わず唇を離した。その拍子に親父の上に腰をおろしてしまった。
信じられない面持ちで、親父をみると、うっすらと瞳があけられて・・・俺を捕らえた。
「シンちゃん・・・おかえり」
穏やかに見つめられて、俺はわかったね。こいつ起きてたんだ。
いつからかは分からないが・・・たぶん俺が乗っかった時には起きてたんだ。
ちぇっと舌を出すと、頬を膨らます俺に親父はクスリと微笑を溢した。
「パパが恋しくて早く帰ってきちゃった? シンちゃんの匂いだってすぐわかったよ」
俺の疑問を打ち消すかのように、先手を打ってくる。
いつも俺の一歩先を行くんだ。本当に意地が悪いったら・・・。
でも・・・この後のことはさすがに読めてないよ・・・ね。
ここで起きられたのは計算外だったけど・・・だまって縛られたのはまずいんじゃねぇの。
俺は先ほど縛った、親父の両手を持ち上げるとベットヘッドにひっかけた。さすがに親父も怪訝そうな表情で俺を見上げてる。
「どうすると思う?」
いつも親父がやるように唇の端を吊り上げて、笑いを含んで言った。
「どうするのかな?」
縛られているのに、全然余裕な表情で・・・本当食えないやつ。
でも、その余裕もいつまでつづくのかな。
俺はその言葉を無視して、俺と親父とを隔てる布団を剥ぎ取ると親父の上に覆いかぶさった。
親父の首筋に顔を寄せると、浮き上がる鎖骨に歯を立てた。跡後がつくほど吸い上げると、鮮やかな赤い色が浮かび上がった。
面白い・・・。
俺はおもちゃを与えられた子供のように、親父の肌に跡をつけた。たまにきつく噛み付くと、ビクっと身体が震えるのがよくわかる。
調子に乗って手を鍛えられた腹筋に這わせた。
相変わらずいい体、羨ましいぐらいに逞しい筋肉を確かめるように手を動かすと指先が何かに触れた。
これは・・・。
全然自分とは違う・・・弄られると、男でも乳首はでかくなるものなのか?
いつも親父にされるように乳首を咥えると、今まで好きなようにさせていた親父が口を開いた。
「シンタロー」
「なに?」
咥えながらしゃべると、嫌なのか少し身を捩る親父が面白い。
「どういうつもりなのかな」
「さあね。たまには俺がしてもいいんじゃない」
いいながら、手をそろそろと下へしのばせると親父のペニスを握りこむ。
「なんだ、少しは感じてくれてるんだ」
互いの唇が触れるか触れないかぐらいまで、顔をよせるとゆっくりとできるだけ厭らしく囁いた。
「親父の息子が…硬くなり始めた」
やばい・・・親父を追い詰めるつもりなのに・・・すごい興奮して下半身が重い。やけに唇が乾いて何度も舌で唇を湿らせた。
そんな俺の様子にまた親父の立派な息子が主張しはじめた。
「どうして欲しい?」
いいながらゆっくりと親父の肉塊を撫で回した。
「いつも俺のこと言葉で煽るよね?いったらしてあげる」
「じゃあ、シンちゃんその厭らしい口でしゃぶってもらおうかな」
うっすらと額に汗を浮かべて、熱い蒼い瞳が俺を捉えて離さない。ゾクリとしたものが背筋を貫いた。
本当はもっと言葉で苛めるつもりだったのに…。俺の身体がもたないみたい。
「OK。じゃあ、口でいかせてあげるよ。パパ」
俺はうざったい髪を掻きあげると、身体を親父の下半身へと移動させ・・・そっと昂ぶりの先端にキスをした。
反射的に親父の身体が揺れたのが楽しくて、俺は親父の熱く昂ぶったものに舌を這わせる。根元までいっては裏筋を舐めるのを何度も繰り返す。
気持ち良さそうな吐息が親父の口から漏れている。
俺は感じ始めたのを確認すると、大きくなってきた肉棒を口に含んだ。
「ん・・・・・・ぅ」
顔をあげて親父の顔を覗き込むと、気持ちよさそうに瞳をとじて身を委ねている。堪らないって感じかな?
いつもは顔なんか見るようなことが無いから、すごく新鮮。
新鮮っていったらこれまでの全てがだけどね。
俺は親父の表情が嬉しくて、もっと感じさせてやりたくて、いつもされていることを思い浮かべながら、舌を動かしたり先端を吸い上げたり、亀頭に舌を這わせて刺激していった。
「うまいだろ・・・俺・・・・・・」
顔をあげると眉をよせ俺を睨み上げる、親父の顔が見えた。
まさか、俺が誰かで試してると思ってる?
そうだよな、親父にしてやったことなんて…数える程度、片手に余る程だもんな。
「勘違いすんなよ・・・俺がこんなこと誰にでもすると思ってるワケ?」
思わず笑ってしまった・・・。それが気に入らないのかピクリと親父の眉が上がる。
「勝手に勘違いしてな・・・」
フッと鼻で笑うと俺は、親父を口に含み直し前後に動かして親父を追い上げた。
「・・・・・・っつ・・・くっぅ・・・・・」
親父のペニスがピクピクと振るえてる。そろそろかな…。
「いきたいだろ?」
「・・・・・・・・・・いかせてくれないのかい?」
親父がニヤリと意地悪く唇を吊り上げる。少しぐらいは慌てろよな。
「イカせない。今日のは今までの仕返しなんだぜ?」
「仕返し? シンちゃんは本当懲りないね・・・・・・」
苦しのだろうに眉を歪めながら、やれやれとため息をついた。
そのため息が癇に障る。なんだよ・・・。そのため息・・・。
「親父のせいで・・・俺は・・・」
そうだ、親父がいけないんだ。
こいつのせいで俺は…不安になったりして…最低なことに夢精まですることになったんだ。
「シンちゃん?」
「ふざけろよ・・・あんたが勝手に・・・・・・だけだなんて、症にあわない・・・俺だけ・・・」
「何がシンちゃんだけなの?」
「この俺が、あんたと離れて、寂しいと思うなんて・・・肌寂しいと感じるなんて」
こんなこと言うつもりじゃなかった…。気付いた思わず呟いていて…ハッとして口を噤んだ時は既に時遅かった。
きっとバカ面下げた親父が、俺をひやかすんだ。
・・・いつもあんたが・・・俺の気持ちを言う前に、好きだの、愛してるのだというから・・・。
俺は自分の気持ちを押し込むしかないんじゃねぇか。
「シンタロー・・・・・・」
「っだよ」
俺は顔をあげることが出来なかった。ぎゅっと自分のバスローブの端を握り締めた。
「シンタロー」
やんわりとした声に、少しほっとしたが・・・恥ずかしくて親父の顔がみれない・・・どうせ目じりがだらしなく下がってる。
「だから何だよ」
「顔をあげてくれないのかい?」
「・・・・・・・・・」
「久々に会うんだ、顔をよく見せて」
「・・・・・・・・・」
俺にも意地がある…フイっと顔を背けると、前から声を押し殺したような笑い声がする。
その笑い声に思わず、俺も笑いを含んだような声がでて、親父の顔をみた。
「んっだよ」
「・・・やっとこっち向いたね」
やっぱり・・・見るべきじゃなかったかな?
と頭の隅で思ったけど、そう言った親父の顔があんまりにも穏やかで、優しかったから・・・目線を外すことができなかった。
そんな俺にゆっくりと、諭すように親父が言葉を続ける。
「おかえり、シンタロー・・・。私も寂しかったよ。逢いにいこうかと思ったほどだよ」
「・・・・・・どうだか」
「おや?おかしなことをいうね・・・。私がどんなにお前のことを思ってるか、今更分からないなんて事いわないよね」
「どうせ、俺がいなくても・・・他の誰かを抱くんだろ」
こんな、女々しい・・・まるで女みたいな。
なじってるみたいじゃないか・・・。そんなことを言うために忍び込んだのか・・・。
違うだろ・・・親父を驚かしてやるんだ。
俺にこんな思いをさせるようにした、親父に復讐してやるって決めたんだから。
親父が何か口をひらこうとするのを、黙らせるように唇を重ねた。
舌を絡ませ、飲み込めない唾液が喉を伝うのを追うように、唇を落とし跡を残していく。
広い胸板を手で滑らせると、そのまま先ほどまでしゃぶっていた、親父のペニスを掴み上下に強弱をつけながらしごきあげる。
既に準備万端で、ヌルヌルとした粘っこい液体が俺の興奮を煽った。
「・・・・・・・・・んッ」
喉の引きつったような音がするが、それがまた俺を高みへと誘うような。
「やべ・・・、すっげぇ興奮してる・・・」
我慢できずに、親父の上に跨り見せ付けるように、バスローブを脱ぐと床に放りなげた。
俺のそこも、親父同様・・・ペニスは堅く勃ち上がっていて、表面が先走りの液でテラついていた。
それを見ただけよけいにテンションがあがる…。
親父を攻めるという、いつもなら考えられないシチュエーションが、俺を酷く興奮させていた。
「突っ込んでやりたいかも」
「私にかい?」
そんなこと、お前にできるのか?とのような態度がえみえみで、余計に頭にくる。
興奮はしているが、親父に突っ込むなどしようとも思わない。
いくら普段の復讐とはいえ、自分よりも体格のいい親父に…もともと男好きじゃないし…それは出来ない。
でも、なんとか一泡ふかせたい。
ともなれば・・・。・・・あ、そうだ!!
「俺にはできないって思ってる?」
フンっと鼻で笑うと、用意していた潤滑クリームを取出して見せ付けるように、親父の目の前でクリームを指にたっぷりとのせる。
「これどうすると思う?」
少しだけ親父の顔色が変わるのを確認すると、改めて、親父の上にのしかかり薄く開いた唇を舌でなぞり、下唇に軽く歯を立てては舐めるといった行為を繰り返した。
うっすらと開いた唇に、舌を滑り込ませると口腔を蹂躙しながら、先ほど手に取ったクリームを自分の後ろへと手を伸ばした。
「・・・あ、・・・んぅ・・・・・・っ」
舌を絡ませながら、もてあます熱をぶつけるように、親父は荒々しいキスを返してくる。
そのキスに応えながら、指を後ろにあてがうと割とすんなり、1本中に入り込んだ。
すぐに2本目を差込むと中で指をグチュグチュと掻き混ぜた。
中に挿れたいという、逸る気持ちを抑えながら、ヌルヌルとする指で溶かし、次への段階へ進むべくそこを慣らしていった。
「んっ、ぁ・・・・・・ん・・・」
準備が整い、ゆっくりと口腔を蹂躙していた唇を離すると、手を親父の膝にかけた。
「入れるよ」
膝を軽く立たせ、腰を起こすと・・・
「シンちゃん・・・」
どこか少し焦った声が聞こえる、いい気味だ。その顔を見ながら、親父の上に跨って片手で親父のペニスを掴み支えると、その場所に昂ぶりを擦り付け、そして…
「あっ、あ、あぁぁ・・・・・・っっ」
一気に腰を降ろした。
ズブズブと中に入っていく…。あまりの圧迫感に身体の毛穴という毛穴から汗が吹き出たような気がする。ゆっくりと深呼吸と繰り返すとようやく全てを飲み込むことが出来た。
「俺にいれられると思っただろ?」
ニヤリと意地悪く笑うと、縛られたままの親父にお返しとばかりに、下肢を上へと突き上げられた。
「ぁあっ・・・っ動くなよ・・・」
入り込んできたものの大きさに、俺は眉をひそめた。
何度も小さく呼吸を繰り返して、身体を力を抜くと、複雑な顔をした親父が目に入った。
「親父は動いたら、ダメだからな」
親父に釘をさして短く息を吐くと、親父の逞しい腹に両手をついて、身体を持ち上げた。
「っ・・・、んぁ・・・・・・くっ・・・」
まだ慣らし足りていなかったからか、久々に親父を咥え込んだからなのか、内臓が引きづられるような圧迫感に息をつめた。
それでも、火のついた身体は疼きっぱなしで、動けと催促してくる。
手に力をこめると、身体を浮かし何度も上下に腰をおろすと、ある一点を擦られて体が後ろに仰け反った。
「あぁッ」
「・・・シンちゃん・・・これ外してくれないかな」
「ダーメっ、・・・ぁん・・・俺が満足、するまでは、・・・はぁ…さないっ」
内部を擦られて気持ちよくて、言葉が喘ぎ声にしかならない。
いつもなら、我慢するのに、今日は親父を犯してるみたいで・・・敏感になってるのか。
声を我慢することが出来ない。
「どうしても外さないっていうんだね」
「ダメだって言っ・・・あぁッ やっ」
下から動ける範囲で親父が腰を打ち付けてきた。奥まで突かれて、腹で支えている腕が萎えそうになるのを必死でつなぎとめた。
「動くなってっ、あぁ・・・いい・・・・・・いぃ」
遠征で禁欲生活だった身体には刺激が強すぎた。それにいつになく興奮していて、夢中で上下左右に動かして快感を貪った。
「あ、もっ・・・だめ」
一気に熱が昂ぶってくる。絶頂に向かって、動きに激しさが増す。
「シンちゃん。外しなさい・・・後で酷いよ・・・ッ」
「あ、も・・・出る・・・・・・っ」
そんな親父の言葉さえも耳にはいらなくて、俺は貪欲に親父の肉棒に絡みついて、最奥をついた。
「あぁぁぁ――っ」
嬌声とともに、親父の腹に精液をぶちまけて、俺はぐったりと胸に崩れ落ちた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
荒い息を吐きながら、ゆっくりと身体を起こした。そしてゆっくりと親父のモノを抜き取って復讐は完了だ。
男にとっていけないほど、苦しいものはない。ヤッて、いけないならなおさらだ。今夜は一人悶々とするがいいさ。
明日あたりには解いてやろうかな。
腕に力を入れて、モノを抜きとろうとしたその瞬間に、腰を強く掴まれた。
「あぅ・・・ッ!?・・・お、親父ッッ!!」
再度、腰に打ち付けられて顔をあげれば、腕の縛りはなくなり額に汗を浮かべた残忍な表情をした親父の顔があった。
いつの間に外しやがった!?
そんな俺の狼狽を嘲笑うように、鼻で笑う。
「まさか、これで終わりだなんて思ってないよね」
「やだ・・・離せ・・・・・・っ」
荒々しく、上に乗っかっていた俺を抱え込んで、反転すると俺をベットに押さえ込んだ。
「これが自然な体勢だよね」
足を抱えなおし、片方を自分の肩にかけさせると、いっきに突き入れた。
「アァ・・・っ・・・・・・」
繋がった腰を立て続けに揺すぶられて、抵抗するにも力がはいらない。
「さっき、外しておけば、一回で終わらせてあげようかと思ったけど…」
「っあ、ん・・・・・・っ、・・・けど・・・?」
自分で動いたせいもあって、身体に力が入るはずもなく、なけなしの力で親父の背中に爪を立てた。
「パパが誰も抱いていないって分かるほど、注ぎこんであげるからね」
「や、やだぁ・・・あ、あ、あぁ」
俺の拒絶とも嬌声ともいえる声に、親父はぐっと腰を引き寄せて、奥まで掻き回してくる。
「ずっと、シンちゃんの妖艶な姿見せつけて、一人勝手にイっておしまい。はないよね」
やっぱり間違いだ…。寂しくて会いたいなんて思うなんて、間違ってる
そもそも、この関係事態からして――。
後悔したって、熱に浮かされた頭じゃまともに考えることもできやしねぇ。
「一つ、言っておくけど…」
「・・・うる・・・せ・・・・ぇ」
グイグイ腰を押し付けて、掻き回しながら、何を言うっていんだよ!!
ぴたりと動きを止めると、上から俺の顔をまっすぐに見つめてくる。
なんだか恥ずかしくて、視線を外そうとするとそれを見計らったように親父が口を開いた。
「パパも不安だよ。シンちゃんはどんどん魅力的になっていくのに、パパは年とるし。いつよそ見されるか考えると、気が気じゃない」
「何言いって・・・・・・・・・」
「パパはシンちゃんしか欲しくない。それだけは覚えておいてね」
何いってんだよ。あんたがそんなたまか!?信じられるわけないのに…苛立った気持ちが抜けていくのがわかる。
それを認めるのも嫌で、勝手にしろ。とだけ呟くのが精一杯だった。
そんな俺に、満足そうに微笑むと、
「さて、2か月分埋めようね」
なんて言いながら、再び腰をゆるゆると動かしやがったっ。
――やっぱり、俺が間違ってた!!
「お前なんて、大ッ嫌いだぁ――!!」
★End★
300番を踏んでいただいた。まりあ様のリク☆マジシン、シンちゃん誘い受けです。
最初、ちょっとポエム?ひとり言を入れてみました。・・・これが恥ずかしくて仕方ないです。
なので、ちょっとメルマガで配信したのから変更しました。恥ずかしかったのでιι
誘い受けというのはなかなか、思いつかなかったのですごく新鮮でした!!
シンちゃん同様、ドキドキしながら毎回書かせて頂きました。
ちょっと子供っぽいシンちゃんです。なんとなく、そんな気がします。
それにしても、うちのシンちゃんは快感に弱いというか…本誌の男前っぷりが
すっかりなりを潜めてます。・・・がっくし。
ありがとうございました。
幸央
font-size L M D S
■医務室であいましょう■
てぇ~やっちまった…。不覚。情けない…。
練習中に、うっかり不注意で足を捻ってしまった。痛みは我慢できる程度でほっとこうかと思ったが…周りが医務室にいけとせっつくので、しぶしぶシンタローは医務室のドアをあけた。
「おーい。ドクター湿布くれ~」
ん?高松??
乱暴にカーテンに手をかけると、イスに座っている白衣を着た男の後姿が見える。
金色の髪の毛、ふてぶてしい雰囲気…高松とは違うと人目で分かる。
嫌~な予感がする…。
息を深く吸い込んで、呼吸を整えるとその偽高松に声をかけた。
「やぁ、シンちゃん。いらっしゃいv」
クルっと丸イスを回転させると、その男が振り向いた。赤い総帥服の上から白い白衣を身にまとい、聴診器を下げている。
(やっぱり…∑!!)
「オヤジぃ~。何してんだよ」
ぐったりと力なく、近くの棚に手をおいた。
「何って?見て分からない?ドクターの変わりだよ」
「そんな事きいてんじゃねぇよ。なんで、あんたがここにいるかって聞いてるんだ」
「だから~。ドクターが研修で不在だから私がドクターの変わりなんだよ。シンちゃん専属のねv」
…おい…このアーパー親父。
構ってられるか…湿布なんかしなくたって、自然に治る!!
無言で踵を返すと医務室から出るべくドアへ向かった。
「おっと、患者さんどこか具合が悪いんだろ?私に見せてみなさい」
シンタローの腕を掴むと引き寄せる。不意に捕まれたため、バランスを崩しシンタローはマジックの膝へお座りするような態勢になった。
「おい!!…あんな専門知識ないだろ??!」
「まあまあ、これでも多少は心得があるのだよ。私にまかせなさい。」
「…まかせなさいって…あんた自分の仕事は?」
「今日は、1日お医者さんだよ~」
どっかの1日警察官みたいな事いいやがって…。
マジックは腕を前に回しシンタローを抱え込むと、自分の顎をのせた。スリスリと顔をすりよせてくる。
き、きもい…。
ぞわわ…とみみずが這い上がるような、寒気が背筋を駆け上がる。
「きしょいぞッ。 離せよ!!医者なら医者らしいことしろよっ!!セクハラで訴えるぞ」
後に肘鉄をかますと、緩んだ隙に体を前にして足で踏ん張ろうとして…。
「ッ!!!!!……ッッッ」
誤って痛む足で踏ん張ってしまい、
シンタローは突き抜けるような痛みに悶絶し倒れそうになるところを、支えられた。
「ほらほら、暴れるからそうなるんだよ」
誰のせいだ…誰の!!
なんで、医務室にきて足が悪化させられるんだよ…ありえねぇ~。
くぅ…っと痛みに耐えながら、生理的に滲んだ涙を拭い、精一杯の力でマジックを睨めつける。
「じゃあ、よーく診てあげるから、こっちこようね~」
医務室にはベットが5つほど備えられ個別にカーテンのようなもので仕切られている。
そのうちの一番奥のカーテンを開けると、ベットにシンタローを横たえた。
「…おい…一応聞かせてもらうけど…この状況はどういうこと?」
「なにが?」
「おれ、足痛いんだけど…」
「うん、分かってるよ」
「なら、なんで押し倒されなきゃいけないわけ?」
「怪我してるからでしょ」
なにを聞いているんだい?と不思議そうに首を傾げつつも、すでにマジックの手はシンタローのシャツを胸まで捲りあげている。
「だからっ!オレは足を怪我してるわけ!湿布だけ寄こせばいいんだよ」
冷静に、冷静に、声を荒げたら負けだとは思いつつも、いつものように根負けし声を荒げた。
「おや?顔が赤いよ。もしかしたら足のせいで熱が出てきてるのかも」
心配だなぁっなんていいながら、顔を寄せるとマジックはシンタローの額に額をくっつけ熱をはかった。
…ッッッくぅぅぅッ!!!なんと言葉にだせばいいのか。あまりの腹立たしさと、もどかしでおかしくなりそうだ。
これは、頭にきて興奮してるからだろ!!誰のせいだっていうんだっ!!
「あんたが離れれば、平気なのっ!!わかる??」
「熱のせいかな…わけ分からないことを口走ってるね」
ふむ。といいながら、持参していた診断表にカリカリと書き始めた。
「おい!!人の話聞けってばっ」
覆いかぶさっている男を押し退けようと手を突っぱねるが、たやすく一まとめに掴まれると、用意していた包帯で一括りにして、ベットヘッドへ結びつけた。
「痛みと熱で暴れる患者さんには、大人しくしてもわないとね…あいにくと人手不足で助手がいないから、縛るけど我慢してね」
我慢なんてできるかよっ!!
どっと汗が体中から噴きでる。そんなシンタローを尻目に、マジックはもったいつけるようにゴム手袋とはめた。
「さぁ、診断を始めようか」
マジックは軽く乱れた、衣服を整えるとベットの横に立ち、上からシンタローを覗き込んだ。
「まずは…聴診と触診だよ」
聴診器をシンタローの胸の飾りに押し付けた。
機械の冷たさにシンタローの身体がビクリと強張らせた。
「おっと、冷たかったかな。我慢できるよね~?」
胸に当てた聴診器で、左胸の飾りをクニクニと押しつぶしたり、撫で回す。と、その動きに答えるように、小さなそれがプクリと主張しはじめた。
「感度良好と…おや?可愛いさくらんぼが立ち上がってるね」
言いながら、マジックが診断表に書き込むものだから、シンタローはたまったものじゃない。
「足と関係…ないだろ」
羞恥心から、うっすらと頬を蒸気させ男をにらみつけた。
「これは、診断だよ。私は医師の立場から行っているんだから、大人しくしなさい」
いいながらも聴診器で、苛めることを止めない。空いた手の指先で硬くなりつつある右の飾りをゴムで覆われた手で掴み、小刻みに捻りあげと途端にシンタローの口から甘い吐息が漏れた。
「ひゃぁ…あ…っ」
「おや…どうかしたかな」
ニヤニヤと口を歪めながら、執拗に指先に摘み上げた飾りをコロコロと転がす。
「あぁ…んっ…やだっ」
さして経験の無い若いシンタローの身体は、その些細な愛撫にさえ反応を示し始めた。
下半身に集まる知った熱の昂ぶりと、その愛撫にイヤイヤと顔を左右に振ると誤魔化すように足をバタつかせた。
「何がいやなんだい?…ああ、下も見て欲しいんだね」
もぞもぞと膝をあわせるようなシンタローの仕草に溜飲を下げると、指先で胸元を弄ることは忘れずに聴診器をそろそろと胸元から臍へと這わせながら下がっていく。
「ん、んん…やだ!!やっ」
下がっていく器具が布ごしに自身にあてられて、シンタローは思わず息を飲んだ。
「おや?ここも熱だしてるのかな?ドクドクいってるよ」
「や、変なとこ触るなっ」
顔を真っ赤に染めて怒る仕草に、ふっと鼻で笑うと、ズボンに手をかけた。
「シンちゃんのペニスは変なの?先生がちゃんと診断してあげよう」
カチャカチャとベルトが外される音に、シンタローは本格的に焦り暴れだした。手を縛られているとはいえ、さすがのマジックも足を振り上げて暴れられると、脱がせることもままならない。
「元気な患者さんだねι元気なことはいいことだけど…ここは保健室だからね。少しは大人しくしてもらわないとね」
フフっと楽しげに笑うと、暴れるシンタローの左足首を掴みベットの端に縛りつけた。ぎょっとして、一瞬大人しくなったのを見計らって、右足も同じように縛りつけた。
足を広げた形で縛られ、手も頭上で縛られてしまっているため、シンタローから自由が一切消え去った。
「いい眺めだね…これからどうすると思う?」
保健室に通常あるとは思えないが、そこはドクターの保健室だ。何があってもおかしくない。
懐からメスと取出すと、シンタローに見えるようにチラつかせた。
微かに怯えを含ませたシンタローの顔に、満足気に微笑むとゆっくりとメスをズボンにあてた。
「動かない方が賢明だよ。これはよく切れるからね~。誤ってシンちゃんの可愛い足まで切っちゃうかもしれないよ」
恐ろしさに、身を竦ませるシンタローをよそに、楽しそうに蒼い瞳を輝かせてズボンが脱がせられるように切り刻んだ。
既に見る影のなくなった、ズボンをベットの下に落とす。
はだけたシャツとトランクス一枚の姿になったシンタローを楽しそうに見下ろすマジックとは対照的に、シンタローは屈辱に唇と噛んで怒りに、震わせてた。
「いい顔だ…もっと追い詰めたくなる…おっと、もっと患者さんの不安を取り除きたくなるかな」
お楽しみにはここからだよ。っと言わんばかりに口角を上げて笑みを浮かべると、メスをトランクスの左側の腰あたりのゴムに手を添えて当てる、一気に引き裂いた。
「かわいいペニスのお目見えだよ」
同じように右側も切り裂くと、役目を失った布切れを投げ捨てた。
「見るなっっ!!」
なんとも情けない格好に泣けてくる。顔を背けてぎゅっと目を閉じた。
「見るなといっても、診るのが仕事だからね…それに、これはどうしたのかな」
恐怖心でも萎えずに、天を向いているシンタローの息子の鈴口をメスの背でつっついた。
「っつ………ゃぁあっ」
下半身を震わせて、どうにか逃げようとしても、それはマジックを煽るだけしかならない。
「おや、蜜がでてきたね…ちゃんと機能してるか、調べないとね」
メスを傍らに置くと、潤滑ゼリーを手袋に伸ばした。
「足だけ…見れば、いい…ぁん…あっ」
縛られた状態だというのに、抗議の言葉を吐こうとして口を開いたが、マジックに潤滑ゼリーをたっぷりとしたたらせた、手袋でペニスを上下にしごき上げられ、途中から嬌声に変わる。
「足だけ?せっかくの機会だから、すみずみまで触診してあげるよ。シンちゃんの成長の確認も含めて…ねvvv」
「や…気持ち悪…ぁ、ん…んぁぁっ」
ゼリーで濡れたゴムの手袋で扱かれ、ヌルヌルとした体験したこのない滑りにシンタローは最初、不快感を露に眉をよせていたが…先端を指の腹でぐりぐりと押さえつけられ、双方の玉まで揉みしだかれると、途切れ途切れに高い声を漏らした。
「拭っても、拭っても、シンちゃんの蜜があふれ出て来るよ…」
ギチュギチュとわざと音を立たせ、シンタローの羞恥を煽ると、手の中の質量が増し一層大きくなった。
追い討ちをかけるように、先端の入り口を引っかくと
「あああぁっっ!!…」
足の指先を突っ張らせ、背を仰け反らせると精を吐き出、自身の腹へと飛び散らせた。
「ふふ。元気だね…正常に機能しているし…。ただ、ちょっと敏感すぎるかな」
シンタローに見せつけるように、白濁した液とゼリーが混じったものをちらつかせると、顔を真っ赤にしてシンタローが睨みつける。
「お腹にまで、飛び散らせて…シーツも汚れちゃったのに…そんな顔するのかい?」
意地悪く、自身の液で汚れた箇所をなぞると、だんだんと下がっていき、指先で吐き出したばかりの敏感な入口をこね回した。
「っつ!!…いた…くぅ、ぅ…んぁ」
「出したばかりで、痛いかな?…でも感じてるよ」
マジックの言うように、敏感な箇所を捏ね繰りまわされて痛いのに…若いペニスは裏切るように、立ち上がりを見せている。
「恥ずかしいことじゃない…若いんだから当たり前だよ。パパも若い頃は天井まで飛んだもんだよ…。 こんなに早くはなかったけどね」
クスリと笑うと、指先を裏筋から下へと伝っていき…すでにシンタロー自身の液で塗れた下の口で指をとめた。
「ここも、熱くなってる。やっぱり熱があるかもしれない。確かめないと…」
その言葉に指先をあてがった口が、ピクリと縮小する。
「身体も欲しているようだしね」
そういうと、指先を離しカーテンの向こうへと、マジックは姿を消した。
折角、マジックがカーテンの向こうへといったというのに、手足を縛られては、逃げることはおろか、身を隠すこともできない。
そうこうしていると、お目当てのものが見つかったからなのか、これからすることで嬉しいのか、ニヤニヤと顔を崩しながら帰ってきた。
「さあ~熱を計ろうね」
ベッドの端と端に結んでいたのを一旦解くと、シンタローの腰の下に枕をしき、膝を立たせてM字開脚にすると再び結びつけた。
「力を抜いて下さいね~」
子どもに接するような、猫撫で声を発しながら手は持ってきたソレをシンタローの下の口へとあてがった。
「ヒッ」
あてがわれたソレにシンタローは引きつった、声を出した。指とは違う冷たく硬いものを、奥まった場所に感じたからだ。
「体温計だよ」
マジックはあやすように言いいながら、あてがったモノをシンタローに見せた。
「ガラス製だからね…動いたらどうなるか、分かるよね」
含ませた言い方が、シンタローに恐怖心を植えつける…もしなかで割れたりしたら…そう思うと身体が固まった。
体温計をツプリと中へ差込まれても、固まって動くことが出来ない。
「んん…っ…くぅ」
いくら細いとは言っても異物感は拭えるものでない。
シンタローは苦しそうに息を吐くと異物感から逃れたくて、身体を動かしたいが…不用意に動いて割ってしまったら…と思うと満足に抵抗もできない。
そんなシンタローを尻目に、体温計を奥へ奥へと入り込ませると、中で大きく円を描くようにかき混ぜた。
「い…んんんっ…ぁん!」
体温計の先が、シンタローの一点を掠め、思わず身体が体温計を奥へと引き込んだ。
「体温計で感じるなんて、いけない患者さんだね。熱を測ってるだけなんだよ」
いいながらも、何度も体温計の出ている部分を指ではじきシンタローの嬌声を楽しんでいる。
「あっあん…や……だめ…そこっ」
体温計を突っ込まれ、おぞましいと思うのに中で動かされると、もどかしさでどうにかなってしまいそうだった。
じれったくて、身体をくねらせれば上からからかうような声が振ってくる。
「ここかい?ここがたまらないだろう」
執拗に一箇所だけをクリクリと突っつくと、大きく抜き差しを繰り返す。
「あふっ…いいぃ…いい」
「すごい…ぐいぐいと奥へ引き込まれる。割られちゃいそうなぐらいの締め付けだね」
細いものを締め付け、身体の最奥までソレで犯されると味わったことのない、快感に襲われ…でもじれったくて、もどかしくて…縛られて自由がきかない中で腰を突き出した。
その時、雰囲気を打ち消すような、電子音が部屋に響いた。音の出所を目で追えば、測定時間を知らせる小さい黄色い時計から、音が響き渡っている。
「時間だね。どれ…熱はなんどかな??」
中に差込んでいた体温計を引き抜くと、滑りと一緒に体温計が姿を見せた。
「すごい…ヌルヌルしてる…。なんでかな??」
テラテラと光る体温計をかざすと、温度を確認する。
「やっぱり熱あるみたいだね。重症だよ」
そう呟くと、手を顎に唸りながら考えこむ。
「今日は湿布をだしておくよ…それと注射が必要だね」
ニヤリと口角を上げると、白衣はそのままに前だけくつろげる。
ギシリと音を立てながらベットにあがると、縛りはそのままに手で腿を抱え上げながら、昂ぶった熱い注射をあてがった。
「最初はチクリとするけど…我慢してね~」
さして慣らしもしていない場所に、マジックのものが一気に押し入ってきた。
「いやぁ、やだぁああああ…いた…っ…」
いくら初めてではないとしても、大きすぎるマジックのものがすんなりと入るはずがない。
引き裂かれそうなほどの痛みに、声を殺すことも忘れて泣き叫んだ。
それでも、マジックの力は止むことなく押し入ってくる。全部をおさめると動きを止める。
「全部はいったよ…これからたっぷりとシンちゃんのなかに注ぎこんであげるからね」
動きを再開し、めちゃくちゃに突かれ、苦痛にゆがみ涙で視界が霞みながら、だんだんとシンタローは意識と飛ばしていった。
ベットで…治療というなの、性行為に励む医務室の前には…研修から帰った高松が、使用中とかかれたドアの前で微動だにせず固まっていた。
困りましたね…。マジック総帥には…。おっと…今日はドクターマジックでしたね。
★エンド★
医務室での必須アイテムは●聴診器●注射器●包帯●体温計ということで。
よっすぃさま。2222キリリクで医務室ネタのマジシンです。
医務室でパパにいたずらされちゃう、若かりし頃のシンちゃんです。
ほとんどPAPUWAの総帥シンちゃんが多いなかでの、南国時代です。
どちらも好きですね~。隙がある分、南国シンちゃんのがヤリやすい?
でも両思いじゃありません。なので、ちょっと痛い思いをさせてしまいました。
管理人的にはPAPUWAは両思いモードです。あたた、夢見すぎですね。
実はメルマガ限定でバスルームであいましょう。というのを短編送りました。
リクが医務室かお風呂でとの二ついただいたので、オマケです。
ありがとうございました。
幸央
■医務室であいましょう■
てぇ~やっちまった…。不覚。情けない…。
練習中に、うっかり不注意で足を捻ってしまった。痛みは我慢できる程度でほっとこうかと思ったが…周りが医務室にいけとせっつくので、しぶしぶシンタローは医務室のドアをあけた。
「おーい。ドクター湿布くれ~」
ん?高松??
乱暴にカーテンに手をかけると、イスに座っている白衣を着た男の後姿が見える。
金色の髪の毛、ふてぶてしい雰囲気…高松とは違うと人目で分かる。
嫌~な予感がする…。
息を深く吸い込んで、呼吸を整えるとその偽高松に声をかけた。
「やぁ、シンちゃん。いらっしゃいv」
クルっと丸イスを回転させると、その男が振り向いた。赤い総帥服の上から白い白衣を身にまとい、聴診器を下げている。
(やっぱり…∑!!)
「オヤジぃ~。何してんだよ」
ぐったりと力なく、近くの棚に手をおいた。
「何って?見て分からない?ドクターの変わりだよ」
「そんな事きいてんじゃねぇよ。なんで、あんたがここにいるかって聞いてるんだ」
「だから~。ドクターが研修で不在だから私がドクターの変わりなんだよ。シンちゃん専属のねv」
…おい…このアーパー親父。
構ってられるか…湿布なんかしなくたって、自然に治る!!
無言で踵を返すと医務室から出るべくドアへ向かった。
「おっと、患者さんどこか具合が悪いんだろ?私に見せてみなさい」
シンタローの腕を掴むと引き寄せる。不意に捕まれたため、バランスを崩しシンタローはマジックの膝へお座りするような態勢になった。
「おい!!…あんな専門知識ないだろ??!」
「まあまあ、これでも多少は心得があるのだよ。私にまかせなさい。」
「…まかせなさいって…あんた自分の仕事は?」
「今日は、1日お医者さんだよ~」
どっかの1日警察官みたいな事いいやがって…。
マジックは腕を前に回しシンタローを抱え込むと、自分の顎をのせた。スリスリと顔をすりよせてくる。
き、きもい…。
ぞわわ…とみみずが這い上がるような、寒気が背筋を駆け上がる。
「きしょいぞッ。 離せよ!!医者なら医者らしいことしろよっ!!セクハラで訴えるぞ」
後に肘鉄をかますと、緩んだ隙に体を前にして足で踏ん張ろうとして…。
「ッ!!!!!……ッッッ」
誤って痛む足で踏ん張ってしまい、
シンタローは突き抜けるような痛みに悶絶し倒れそうになるところを、支えられた。
「ほらほら、暴れるからそうなるんだよ」
誰のせいだ…誰の!!
なんで、医務室にきて足が悪化させられるんだよ…ありえねぇ~。
くぅ…っと痛みに耐えながら、生理的に滲んだ涙を拭い、精一杯の力でマジックを睨めつける。
「じゃあ、よーく診てあげるから、こっちこようね~」
医務室にはベットが5つほど備えられ個別にカーテンのようなもので仕切られている。
そのうちの一番奥のカーテンを開けると、ベットにシンタローを横たえた。
「…おい…一応聞かせてもらうけど…この状況はどういうこと?」
「なにが?」
「おれ、足痛いんだけど…」
「うん、分かってるよ」
「なら、なんで押し倒されなきゃいけないわけ?」
「怪我してるからでしょ」
なにを聞いているんだい?と不思議そうに首を傾げつつも、すでにマジックの手はシンタローのシャツを胸まで捲りあげている。
「だからっ!オレは足を怪我してるわけ!湿布だけ寄こせばいいんだよ」
冷静に、冷静に、声を荒げたら負けだとは思いつつも、いつものように根負けし声を荒げた。
「おや?顔が赤いよ。もしかしたら足のせいで熱が出てきてるのかも」
心配だなぁっなんていいながら、顔を寄せるとマジックはシンタローの額に額をくっつけ熱をはかった。
…ッッッくぅぅぅッ!!!なんと言葉にだせばいいのか。あまりの腹立たしさと、もどかしでおかしくなりそうだ。
これは、頭にきて興奮してるからだろ!!誰のせいだっていうんだっ!!
「あんたが離れれば、平気なのっ!!わかる??」
「熱のせいかな…わけ分からないことを口走ってるね」
ふむ。といいながら、持参していた診断表にカリカリと書き始めた。
「おい!!人の話聞けってばっ」
覆いかぶさっている男を押し退けようと手を突っぱねるが、たやすく一まとめに掴まれると、用意していた包帯で一括りにして、ベットヘッドへ結びつけた。
「痛みと熱で暴れる患者さんには、大人しくしてもわないとね…あいにくと人手不足で助手がいないから、縛るけど我慢してね」
我慢なんてできるかよっ!!
どっと汗が体中から噴きでる。そんなシンタローを尻目に、マジックはもったいつけるようにゴム手袋とはめた。
「さぁ、診断を始めようか」
マジックは軽く乱れた、衣服を整えるとベットの横に立ち、上からシンタローを覗き込んだ。
「まずは…聴診と触診だよ」
聴診器をシンタローの胸の飾りに押し付けた。
機械の冷たさにシンタローの身体がビクリと強張らせた。
「おっと、冷たかったかな。我慢できるよね~?」
胸に当てた聴診器で、左胸の飾りをクニクニと押しつぶしたり、撫で回す。と、その動きに答えるように、小さなそれがプクリと主張しはじめた。
「感度良好と…おや?可愛いさくらんぼが立ち上がってるね」
言いながら、マジックが診断表に書き込むものだから、シンタローはたまったものじゃない。
「足と関係…ないだろ」
羞恥心から、うっすらと頬を蒸気させ男をにらみつけた。
「これは、診断だよ。私は医師の立場から行っているんだから、大人しくしなさい」
いいながらも聴診器で、苛めることを止めない。空いた手の指先で硬くなりつつある右の飾りをゴムで覆われた手で掴み、小刻みに捻りあげと途端にシンタローの口から甘い吐息が漏れた。
「ひゃぁ…あ…っ」
「おや…どうかしたかな」
ニヤニヤと口を歪めながら、執拗に指先に摘み上げた飾りをコロコロと転がす。
「あぁ…んっ…やだっ」
さして経験の無い若いシンタローの身体は、その些細な愛撫にさえ反応を示し始めた。
下半身に集まる知った熱の昂ぶりと、その愛撫にイヤイヤと顔を左右に振ると誤魔化すように足をバタつかせた。
「何がいやなんだい?…ああ、下も見て欲しいんだね」
もぞもぞと膝をあわせるようなシンタローの仕草に溜飲を下げると、指先で胸元を弄ることは忘れずに聴診器をそろそろと胸元から臍へと這わせながら下がっていく。
「ん、んん…やだ!!やっ」
下がっていく器具が布ごしに自身にあてられて、シンタローは思わず息を飲んだ。
「おや?ここも熱だしてるのかな?ドクドクいってるよ」
「や、変なとこ触るなっ」
顔を真っ赤に染めて怒る仕草に、ふっと鼻で笑うと、ズボンに手をかけた。
「シンちゃんのペニスは変なの?先生がちゃんと診断してあげよう」
カチャカチャとベルトが外される音に、シンタローは本格的に焦り暴れだした。手を縛られているとはいえ、さすがのマジックも足を振り上げて暴れられると、脱がせることもままならない。
「元気な患者さんだねι元気なことはいいことだけど…ここは保健室だからね。少しは大人しくしてもらわないとね」
フフっと楽しげに笑うと、暴れるシンタローの左足首を掴みベットの端に縛りつけた。ぎょっとして、一瞬大人しくなったのを見計らって、右足も同じように縛りつけた。
足を広げた形で縛られ、手も頭上で縛られてしまっているため、シンタローから自由が一切消え去った。
「いい眺めだね…これからどうすると思う?」
保健室に通常あるとは思えないが、そこはドクターの保健室だ。何があってもおかしくない。
懐からメスと取出すと、シンタローに見えるようにチラつかせた。
微かに怯えを含ませたシンタローの顔に、満足気に微笑むとゆっくりとメスをズボンにあてた。
「動かない方が賢明だよ。これはよく切れるからね~。誤ってシンちゃんの可愛い足まで切っちゃうかもしれないよ」
恐ろしさに、身を竦ませるシンタローをよそに、楽しそうに蒼い瞳を輝かせてズボンが脱がせられるように切り刻んだ。
既に見る影のなくなった、ズボンをベットの下に落とす。
はだけたシャツとトランクス一枚の姿になったシンタローを楽しそうに見下ろすマジックとは対照的に、シンタローは屈辱に唇と噛んで怒りに、震わせてた。
「いい顔だ…もっと追い詰めたくなる…おっと、もっと患者さんの不安を取り除きたくなるかな」
お楽しみにはここからだよ。っと言わんばかりに口角を上げて笑みを浮かべると、メスをトランクスの左側の腰あたりのゴムに手を添えて当てる、一気に引き裂いた。
「かわいいペニスのお目見えだよ」
同じように右側も切り裂くと、役目を失った布切れを投げ捨てた。
「見るなっっ!!」
なんとも情けない格好に泣けてくる。顔を背けてぎゅっと目を閉じた。
「見るなといっても、診るのが仕事だからね…それに、これはどうしたのかな」
恐怖心でも萎えずに、天を向いているシンタローの息子の鈴口をメスの背でつっついた。
「っつ………ゃぁあっ」
下半身を震わせて、どうにか逃げようとしても、それはマジックを煽るだけしかならない。
「おや、蜜がでてきたね…ちゃんと機能してるか、調べないとね」
メスを傍らに置くと、潤滑ゼリーを手袋に伸ばした。
「足だけ…見れば、いい…ぁん…あっ」
縛られた状態だというのに、抗議の言葉を吐こうとして口を開いたが、マジックに潤滑ゼリーをたっぷりとしたたらせた、手袋でペニスを上下にしごき上げられ、途中から嬌声に変わる。
「足だけ?せっかくの機会だから、すみずみまで触診してあげるよ。シンちゃんの成長の確認も含めて…ねvvv」
「や…気持ち悪…ぁ、ん…んぁぁっ」
ゼリーで濡れたゴムの手袋で扱かれ、ヌルヌルとした体験したこのない滑りにシンタローは最初、不快感を露に眉をよせていたが…先端を指の腹でぐりぐりと押さえつけられ、双方の玉まで揉みしだかれると、途切れ途切れに高い声を漏らした。
「拭っても、拭っても、シンちゃんの蜜があふれ出て来るよ…」
ギチュギチュとわざと音を立たせ、シンタローの羞恥を煽ると、手の中の質量が増し一層大きくなった。
追い討ちをかけるように、先端の入り口を引っかくと
「あああぁっっ!!…」
足の指先を突っ張らせ、背を仰け反らせると精を吐き出、自身の腹へと飛び散らせた。
「ふふ。元気だね…正常に機能しているし…。ただ、ちょっと敏感すぎるかな」
シンタローに見せつけるように、白濁した液とゼリーが混じったものをちらつかせると、顔を真っ赤にしてシンタローが睨みつける。
「お腹にまで、飛び散らせて…シーツも汚れちゃったのに…そんな顔するのかい?」
意地悪く、自身の液で汚れた箇所をなぞると、だんだんと下がっていき、指先で吐き出したばかりの敏感な入口をこね回した。
「っつ!!…いた…くぅ、ぅ…んぁ」
「出したばかりで、痛いかな?…でも感じてるよ」
マジックの言うように、敏感な箇所を捏ね繰りまわされて痛いのに…若いペニスは裏切るように、立ち上がりを見せている。
「恥ずかしいことじゃない…若いんだから当たり前だよ。パパも若い頃は天井まで飛んだもんだよ…。 こんなに早くはなかったけどね」
クスリと笑うと、指先を裏筋から下へと伝っていき…すでにシンタロー自身の液で塗れた下の口で指をとめた。
「ここも、熱くなってる。やっぱり熱があるかもしれない。確かめないと…」
その言葉に指先をあてがった口が、ピクリと縮小する。
「身体も欲しているようだしね」
そういうと、指先を離しカーテンの向こうへと、マジックは姿を消した。
折角、マジックがカーテンの向こうへといったというのに、手足を縛られては、逃げることはおろか、身を隠すこともできない。
そうこうしていると、お目当てのものが見つかったからなのか、これからすることで嬉しいのか、ニヤニヤと顔を崩しながら帰ってきた。
「さあ~熱を計ろうね」
ベッドの端と端に結んでいたのを一旦解くと、シンタローの腰の下に枕をしき、膝を立たせてM字開脚にすると再び結びつけた。
「力を抜いて下さいね~」
子どもに接するような、猫撫で声を発しながら手は持ってきたソレをシンタローの下の口へとあてがった。
「ヒッ」
あてがわれたソレにシンタローは引きつった、声を出した。指とは違う冷たく硬いものを、奥まった場所に感じたからだ。
「体温計だよ」
マジックはあやすように言いいながら、あてがったモノをシンタローに見せた。
「ガラス製だからね…動いたらどうなるか、分かるよね」
含ませた言い方が、シンタローに恐怖心を植えつける…もしなかで割れたりしたら…そう思うと身体が固まった。
体温計をツプリと中へ差込まれても、固まって動くことが出来ない。
「んん…っ…くぅ」
いくら細いとは言っても異物感は拭えるものでない。
シンタローは苦しそうに息を吐くと異物感から逃れたくて、身体を動かしたいが…不用意に動いて割ってしまったら…と思うと満足に抵抗もできない。
そんなシンタローを尻目に、体温計を奥へ奥へと入り込ませると、中で大きく円を描くようにかき混ぜた。
「い…んんんっ…ぁん!」
体温計の先が、シンタローの一点を掠め、思わず身体が体温計を奥へと引き込んだ。
「体温計で感じるなんて、いけない患者さんだね。熱を測ってるだけなんだよ」
いいながらも、何度も体温計の出ている部分を指ではじきシンタローの嬌声を楽しんでいる。
「あっあん…や……だめ…そこっ」
体温計を突っ込まれ、おぞましいと思うのに中で動かされると、もどかしさでどうにかなってしまいそうだった。
じれったくて、身体をくねらせれば上からからかうような声が振ってくる。
「ここかい?ここがたまらないだろう」
執拗に一箇所だけをクリクリと突っつくと、大きく抜き差しを繰り返す。
「あふっ…いいぃ…いい」
「すごい…ぐいぐいと奥へ引き込まれる。割られちゃいそうなぐらいの締め付けだね」
細いものを締め付け、身体の最奥までソレで犯されると味わったことのない、快感に襲われ…でもじれったくて、もどかしくて…縛られて自由がきかない中で腰を突き出した。
その時、雰囲気を打ち消すような、電子音が部屋に響いた。音の出所を目で追えば、測定時間を知らせる小さい黄色い時計から、音が響き渡っている。
「時間だね。どれ…熱はなんどかな??」
中に差込んでいた体温計を引き抜くと、滑りと一緒に体温計が姿を見せた。
「すごい…ヌルヌルしてる…。なんでかな??」
テラテラと光る体温計をかざすと、温度を確認する。
「やっぱり熱あるみたいだね。重症だよ」
そう呟くと、手を顎に唸りながら考えこむ。
「今日は湿布をだしておくよ…それと注射が必要だね」
ニヤリと口角を上げると、白衣はそのままに前だけくつろげる。
ギシリと音を立てながらベットにあがると、縛りはそのままに手で腿を抱え上げながら、昂ぶった熱い注射をあてがった。
「最初はチクリとするけど…我慢してね~」
さして慣らしもしていない場所に、マジックのものが一気に押し入ってきた。
「いやぁ、やだぁああああ…いた…っ…」
いくら初めてではないとしても、大きすぎるマジックのものがすんなりと入るはずがない。
引き裂かれそうなほどの痛みに、声を殺すことも忘れて泣き叫んだ。
それでも、マジックの力は止むことなく押し入ってくる。全部をおさめると動きを止める。
「全部はいったよ…これからたっぷりとシンちゃんのなかに注ぎこんであげるからね」
動きを再開し、めちゃくちゃに突かれ、苦痛にゆがみ涙で視界が霞みながら、だんだんとシンタローは意識と飛ばしていった。
ベットで…治療というなの、性行為に励む医務室の前には…研修から帰った高松が、使用中とかかれたドアの前で微動だにせず固まっていた。
困りましたね…。マジック総帥には…。おっと…今日はドクターマジックでしたね。
★エンド★
医務室での必須アイテムは●聴診器●注射器●包帯●体温計ということで。
よっすぃさま。2222キリリクで医務室ネタのマジシンです。
医務室でパパにいたずらされちゃう、若かりし頃のシンちゃんです。
ほとんどPAPUWAの総帥シンちゃんが多いなかでの、南国時代です。
どちらも好きですね~。隙がある分、南国シンちゃんのがヤリやすい?
でも両思いじゃありません。なので、ちょっと痛い思いをさせてしまいました。
管理人的にはPAPUWAは両思いモードです。あたた、夢見すぎですね。
実はメルマガ限定でバスルームであいましょう。というのを短編送りました。
リクが医務室かお風呂でとの二ついただいたので、オマケです。
ありがとうございました。
幸央
■エレベ-タ-ボ-イ■
場所はカ゛ンマ団本部。慌ただしく人が行き来している中、シンタローがエレヘ゛ーターに向かって歩い
てきた。シンタローの後ろにはいつもいるハス゛の2人の姿が今日はない。
一人で本部中を歩く総帥の姿に一同騒然となってしまう。否応なく目立つその姿は嫌でも目を引くが、本
人そんなこたぁしったこっちゃ~ない。
「うい~疲れたぁ~」
首を回すと伸びをした。
「あいつら、いっつもぴったりいるからなぁ~。たまには一人になりたいよなぁ」
あいつらとは、ティラミスとチョコレートロマンスのことだろう。
始終一緒にいては息が詰る。たまには一人で昼食をとりたいし♪、っと一人で昼食をとり、持ち帰りのコ
ーヒー片手にエレヘ゛ーターへ向かった。
いつもは、総帥専用のエレヘ゛ータを使用するが、2人に見つかるとうるさい事を言われる。おまけに、引
退して暇を持て余したやつが出てくるかもしれない。
そう考え直して、シンタローは踵を返し、一般的に使用するエレヘ゛ーターに乗りこんだ・・・。
幸い、エレヘ゛ーター内には誰もいなく、シンタロー1人だった。
最上階へのホ゛タンを押すと、ト゛アがしまる瞬間何かが挟まったようなにぶい音が響いた。
「んなっ・・・・な、なんだぁ!??」
ぎょっとして、ト゛アをみればト゛アとト゛アの間に足が見えた。
視線を上げれば、手がト゛アをこじあけようとしている様子だ。
「・・・・・!!??」
とっさに眼魔砲の構えをとったシンタローは凍りついた。
「シンちゃ~ん、ハ゜ハ゜だよぉぉvv」
手てト゛アを抉じ開けてエレヘ゛ーター内に入り込むと、自分に向かって抱き着こうとする父親の姿があ
った。
「・・・・・・・∑」
言葉もないとはこの事だ。
そこまでするぅぅぅ~。
その根性に脱帽・・・全身から力が抜けて、うなだれるしかない・・・。
「いやぁ~。シンちゃんの姿が見えたから、思わず追いかけちゃった♪」
テヘっ。なんて可愛く首を傾げたって誤魔化される問題じゃない。
第一、歳を考えろ、首なんか傾けてウィンクしたって可愛かねぇぇんだよ。
「いつからついてきた?」
脱力しきった顔をなんとかあげると、キ゛ロっと睨みつけた。
「えぇ~さっきだよぉ、お昼行ったならハ゜ハ゜も誘ってくれたらよかったのにィ~」
「おっ・・・・・!」
「ほらほら、迷惑だからト゛アを閉めようねぇ~」
シンタローの言葉を切るように、ト゛アを閉めるとシンタローの横にぴったりとくっついた。
「離れろよ!うざいっ!!」
しっしっと犬でも追い払うかのように、手の甲をふってマシ゛ックを追い払う。
が、そんな事で臆するようなマシ゛ックじゃ~ない。
ぴったりと身体を寄せ、右手をそろそろとシンタローのお尻あたりにもっていったかと思うと撫で上げた
。
びくっと反射的に身体が反応してしまう。
「触るんじゃねぇ~っ」
そんな言葉も耳にははいらないのか、図に乗ってサワサワと身体を撫でくりまわし、指がシンタローの秘
部にあたる部分を服の上から、ク゛リク゛リとなぞりあげた。
ぞくりっとした快感に、膝が震える。
相変わらず感度良好vvだねシンちゃんは♪
マシ゛ックは細やかに指先を動かし、シンタローの弱い部分を撫でていく。
ス゛ホ゛ンの上からのもどかしさもあいまって、シンタローは思わず腰を揺らめかせた。
「ふっ・・・・んん」
はやくどうにかしないと、やばいことになりそうだった。
このままなし崩しなんて、午後の仕事にさしつかえる・・・。なんとかしなきゃっ!
っとシンタローの葛藤を知ってか知らずが、行為を進行していく親父。
「離れろぉぉぉってば!!」
片手にコーヒーを持っている為、大した抵抗もできない・・・
「この、・・・」
なんとか引き剥がそうと、手首を掴み、引っ張ったり、つねっても、まるでヒトテ゛の
ようにヘ゜ッタリと張り付いて離れない。
それでもなんとか引き剥がそうとやっきになっていると、
ちーん-------
室内に小気味よく響く音とともに、エレヘ゛ーターが止った。
えっ!っ
なんで止まるのかと思って目を向けると同時に、反射的に親父を突き飛ばした。
壁にぶつかったのか、ト゛コ゛ッ!!と鈍い音が耳にはいるが気にしちゃいれらない。
・・・セーフ、セーフ。
やっっべぇ、一般用だからか。
総帥専用となれば、おいそれと乗り込むこは無くても、ここは一般用だ誰が乗り込んでくるか分からない
。
軽い考えで、一般用にのったことを後悔しつつ、人がくればもうしないだろう。
と一握りの希望もある!(一般的な常識を備えていればの話しだが・・・)
なんとかしてくれぇ~と心で叫びながら、ト゛アに目をむければ、なんで総帥と元総帥
がいるか分からないっといった感じの、硬直する団員1人。
だめかぁ~。
この様子じゃ乗ってこねぇだろうなぁ~。つっ~か変だよなぁ~。めったに無いことだもんなぁ。
どうしたものかと、思案してると・・・もう回復したのか額からでたらしい血をぬぐって、爽やかなエセ
笑顔で親父が話しだした。
「そんな所で無いで、入ったらどうだい?」
「え・・いや・・・」
「ほら、気にしない気にしないv」
しどろもどろになる、団員を押し切りエレヘ゛ーターに招きいれた。
おどおどと入ってきたかと思うと、下を向きヒ゜クリとも動こうとしない。
そりゃ~びびるだろうよ。めったに顔を見る事ないんだから。
ましてやこんな所にいて、びびらないほうがおかしい。
ま、これで俺の身の安全も保たれたわけだv
親父にも一般常識があったとは思わなかったなぁ~。睨み付けて追い出すかと思ったぜ。
・・・・・・・・・っ!?
なんて考えたオレがハ゛カだった・・・。
そうだよ、誰でも無い、こいつは常軌を逸したアーハ゜ー親父だ。
オレが一番身を持って知ってるハス゛なのに・・・オレのハ゛カハ゛カハ゛カハ゛カァ!!!!
頭がいかれてるとしか、言いようがないぜ変態痴漢野郎!!
人前だっていうのに、またもやひっついてきやがった。
オレの油断をついて、ス゛ホ゛ンの中に手までいれて。
マシ゛ックはシンタローの左側に身体をよせると、シンタローの隙をついて右手をすばやくス゛ホ゛ンの
中に滑り込ませた。
ト゛アの前で硬直して立っている団員には、後ろのおれたちが何をしてるかは、見えない。
でも、こんなに身体を密着させていたら怪しいにきまってる。
オレのイメーシ゛がぁ・・・この痴漢野郎のせいで、イメーシ゛がタ゛メーシ゛だ。
「・・・・・・・・・っふっっ!」
思わずでた声に、あわてて手で口を塞いだ。
中に入れたが手が、シンタローの蕾をかすめるように、刺激する。
先ほどの行為で熱を持ち始めていた身体には・・・その焦らすような刺激が耐えられ
ない。
焦らすような動きに絶えられず、腰が揺らめいき始めると、マシ゛ックはゆっくりと指を中に挿しいれた
。
「・・・くっ・・んん!」
どんなに噛み殺したって、声は漏れる、エレヘ゛ーター内に響いてしまったのではない
かと、冷や汗が背中を伝う。
「あの・・・大丈夫ですか?」
団員が恐る恐るといった形で振り向いた。
「少し、具合が悪いようなんで、私が介添えをしているんだよ」
シレっとそんなことまで吐きやがる。お前がこんな事しなきゃ、オレはいたって健康体なんだ。
声に出してやりたいが、そんな事をすれば喘ぎ声が漏れてしまう。
「ね、大丈夫だよね。部屋まで辛抱できるよね?」
ほらっとシンタローを急かすように、中で指をくの字に折り曲げる。
「・・・・問題ない。・・・っ!大丈夫だから・・・・んっ」
しゃべるたびに、嫌でも中の指を意識させられ、締め付けてしまうのが分かる。
その締め付けを楽しむかのように、指がぐるっと旋回しかき乱された。
がくっと膝が折れ、マシ゛ックにしがみついた。
「あの・・・・・・」
心配気な団員をよそに、マシ゛ックはシンタローからコーヒーの紙袋を奪うと団員に押し付けた。
「これ、買ったけどシンちゃん飲めそうもないから、あげるよ」
明らかに狼狽が隠せない、団員にそれを押し付ける。
「いらなかったら処分していいから、ね」
「い、いえ、処分だなんて!ありがとうございます。」
深々と頭を下げる団員をよそに、マシ゛ックは指を1本から2本に増やした。
「あっ・・・くっ・・・ん」
「ほら、しっかり立てるよね。タ゛メだよそんな心配させてしまうような態度をとっちゃ」
わざとシンタローの耳元に顔を寄せると甘く低い声で、諭すように話しける。
誰のせいだ、誰の!
きつく下から上目使いに睨みつければ、無遠慮に指が2本ハ゛ラハ゛ラに動かされた。
濡れた音が室内に響いているような錯覚さえ覚える。
もう・・・だめだ・・・。耐えられない。
「・・・・・・や・・・っつ・・・!」
シンタローが身体を震わせて、マシ゛ックに抱きつくようにしがみつくと・・・・・・
ちーん-------
室内に響く音とともに、またエレヘ゛ーターが止った。
また誰か乗って来るのかと、神経をそば立てるとどうやら違うようだ。
「すみません、お先に失礼します。お体大事にしてください」
一礼すると、エレヘ゛ーターから出ていった。
エレヘ゛ーターが閉まるのを確認すると、ほっとして力が抜けた。それを見計らったように指が奥まで押
し込まれた。
「や・・・・・・は、ぁ・・・・・・っ!」
「やらしい声だしちゃって、何してたかハ゛レちゃったかもねぇ」
ク゛リク゛リと中の壁を引っかくなように、掻き回し、空いている左手で布ごしにシンタローの下肢に手
をのばした。
「て・・・っめぇ・・・・・・あぁ・・・ん!」
ぴちゃ、と濡れた音が耳を犯す。
「前、カチンカチンだよ、やらし~。人がいたから余計感じちゃった?」
「あ、ふっ・・・ん・・・覚えて、ろよ・・・」
「覚えてるよぉ、シンちゃんが人前でこんなに興奮するなんて忘れないよ」
耳をねっとりと舐めあげ、シンタローの首筋に顔を埋めた。
そろそろ、時間かな?エレヘ゛ーターの回数を確認すると、マシ゛ックはシンタローのモノを服ごしに握り
、上下にしごきあげた。
「っひ・・・・・・やぁああ!!」
後ろと前を同時に責め立てられ、シンタローはマシ゛ックの手の中に精を吐出した。
「ん、はっぁ・・・はぁはぁっ・・・」
荒く息を吸いこみ、マシ゛ックに身体を支えられる。
「よかった?」
クスっと笑うと、唇を重ねた。
「うっふぅ・・・ん、ん・・・」
「シンちゃんこの後の予定は?」
この後・・・この後は・・・会議と・・・
頭が霞がかったように動かない、このだるさをどうにかしたくて、親父に身体を預けた。
「ハ゜ハ゜の部屋いこっか」
うん・・・それもいい・・もう仕事なんて・・・
思わず、コクン。と頷きかけた。その時・・・・
ちーん-------
室内にまぬけともいえるような音が響いた。
その音に意識が覚醒されたのか、無理矢理身体を起すとマシ゛ックから離れるように、手に力をいれる。
「シンタロー様!!」
ぎょっとして、ト゛アに顔を向ければ、そこには仁王立ちした、ティラミスとチョコレートロマンス。
「勝手に出られてば困ると再三、申し上げているかと思いますが・・・」
ずかずかと、エレヘ゛ーターに入ると、シンタローの襟首をつかむ。
「いて、痛いってば・・・ひっぱるなぁぁ」
「マシ゛ック様も就業時間内にシンタロー様を構わないでください」
キッと睨まれれば、苦笑するしかない。
ス゛ルス゛ルと引っ張られるシンタローを見送りながら、思わぬ伏兵の現れに一人頭を掻いた。
「まさか、ティラミスが現れるとは・・・いやぁ~失敗したねぇ。次こそは・・・ね」
一人ほくそ笑む姿があったとな。
☆おわり☆
--------------------------------------
■エレベ-タ-ボ-イ■その後
おまけ
マジックにいたずらされた後-場所総帥専用、トイレにて-(あるのか?あるとして…)
そこに、ジャブジャブと下着を洗うシンタローの姿が。
くぅぅ~。殺す、殺す、ぜってぇ殺すぅ!!
なんで、このオレがこんなこと…。
マジックに対する恨みつらみを下着にあたるように、ゴシゴシと擦り切れるような勢いで洗いつづけた。
パンパンとパンツを伸ばし整える。
洗ったはいいがその後が困る。
選択肢①濡れたままのパンツをはく。
→イヤダ!濡れた水着と下着だけはぜってぇ~嫌。
選択肢②ノーパン
→一昔前に騒がれた喫茶店じゃあるまいし、擦れて痛いぞ。
(どこかは伏せる…聞くなよ)
選択肢③買ってくる
→このあと会議・外出・報告会…etc
とてもじゃないが、時間はない。誰かに頼むか…。
嫌だ…。パンツを買ってきてくれなんて。そんなこと恥かしい。
こうなりゃ、自棄だ。
②番のノーパンでいこう!パンツぐらいはかなくたって、誰も気づくはずか無い。
気づかないに決まってる!
自分に言い聞かせると、総帥室に戻った。
言い聞かせてはみたものの、スースする。隙間なんて無いのに、あるものが無いとこんなに心もとないものなのか?と布一枚のありがたみをしみじみと感じてしまう。
「どうしました?」
どことなくソワソワしている、シンタローに気づいたティラミスが話し掛けた。
「な、なんでもない…」
何故か顔をほのかに赤らめてうつむく総帥に、首を傾げると余計な事は聞くまい。と仕事を再開した…。
しばらくして、ドアをノックする音がしたかと思うと
「シンちゃ~ん、いいもの持ってきたよ」
スキップでもしそうな勢いで、マジックがやってきた。
「………」
視線で人が殺せたら、殺してやるぐらいの勢いで、ギッとマジックを一睨みするとシンタローは無言で書類に目を通す。
「ティラミス。私は少しシンちゃんに話す事があるから、5分間だけ席外してもらえないかなぁ」
元総帥のマジックに言われて、ティラミスに断る理由がない・・・というか断れるわけが無い。
彼の恐ろしさは身をもって知っている。
「では、私は席を外しますので、ご用がありましたらお呼び下さい。」
シンタローに一礼すると、ティラミスは部屋を出ていってしまった。
「シンちゃん。いいものもってきたよぉ」
顔を覗きこむように話しかけても、目も合わせない。
「・・・・・・」
プイっと顔を逸らしてしまう。
もう、そんな可愛いしぐさしちゃって、可愛い可愛いv機嫌を損ねたネコみた~い。
「持ってきたものはね~。コレ~」
ずずいっと紙袋をシンタローに差し出す。
手でそれを払おうとしたが、次のマジックの言葉を聞いて跳ね返す事は出来なかった。
「パンツだよぉ」
ピタっと手が止る。
「ほら、さっき中で出してしまっただろう?気持ち悪い思いしてるんじゃないかと思って買ってきたんだよv」
「・・・・・」
「そう言えば、さっきのシンちゃんので汚れたパンツはどうした?言ってくれれば洗ったのにぃ」
「・・・・・・・」
「もしかして今、ノーパ・・・・」
ダンっと机を叩くと、立ち上がってマジックの言葉を遮り、袋をふんだくった。
「いいか。これは、もらっといてやる。そのか・わ・り、一切オレの前に顔を出すな」
一刺し指を、想像でもしたのか鼻血をたらすマジックの前に突き出し、これ以上話すことはない!!といいうように、怒りに肩を震わせながら地を這うような声を絞り出した。
「さっさと出て行け!!」
一喝すると、眼魔砲をマジックに向かって放つ。
至近距離にも関わらず、それをかわすと、すぐにでも閉じられるようにドアを楯にした。
「シンちゃんのノーパン姿は、また今度ねぇ~★☆」
「消え失せろ!!」
その後、シンタローはやつあたりでもするように、部屋を壊した為午後は仕事にならず、1ヶ月間息子に無視される、寂しいガンマ団元総帥の姿が、あったとかなかったとか。
ガンバレ、負けるな、シンタロー!!
☆おわりぃ☆
---------------------------------
おまけっといっても本当アホな話しなので、呆れないでくださいねι(呆れちゃいました??)
シンちゃんのその後の話しが浮かんでしまい。10分ぐらいで書き上げたので、乱雑でごめんなさい。
お付き合い、ありがとうございました。
2004/06(MM)
場所はカ゛ンマ団本部。慌ただしく人が行き来している中、シンタローがエレヘ゛ーターに向かって歩い
てきた。シンタローの後ろにはいつもいるハス゛の2人の姿が今日はない。
一人で本部中を歩く総帥の姿に一同騒然となってしまう。否応なく目立つその姿は嫌でも目を引くが、本
人そんなこたぁしったこっちゃ~ない。
「うい~疲れたぁ~」
首を回すと伸びをした。
「あいつら、いっつもぴったりいるからなぁ~。たまには一人になりたいよなぁ」
あいつらとは、ティラミスとチョコレートロマンスのことだろう。
始終一緒にいては息が詰る。たまには一人で昼食をとりたいし♪、っと一人で昼食をとり、持ち帰りのコ
ーヒー片手にエレヘ゛ーターへ向かった。
いつもは、総帥専用のエレヘ゛ータを使用するが、2人に見つかるとうるさい事を言われる。おまけに、引
退して暇を持て余したやつが出てくるかもしれない。
そう考え直して、シンタローは踵を返し、一般的に使用するエレヘ゛ーターに乗りこんだ・・・。
幸い、エレヘ゛ーター内には誰もいなく、シンタロー1人だった。
最上階へのホ゛タンを押すと、ト゛アがしまる瞬間何かが挟まったようなにぶい音が響いた。
「んなっ・・・・な、なんだぁ!??」
ぎょっとして、ト゛アをみればト゛アとト゛アの間に足が見えた。
視線を上げれば、手がト゛アをこじあけようとしている様子だ。
「・・・・・!!??」
とっさに眼魔砲の構えをとったシンタローは凍りついた。
「シンちゃ~ん、ハ゜ハ゜だよぉぉvv」
手てト゛アを抉じ開けてエレヘ゛ーター内に入り込むと、自分に向かって抱き着こうとする父親の姿があ
った。
「・・・・・・・∑」
言葉もないとはこの事だ。
そこまでするぅぅぅ~。
その根性に脱帽・・・全身から力が抜けて、うなだれるしかない・・・。
「いやぁ~。シンちゃんの姿が見えたから、思わず追いかけちゃった♪」
テヘっ。なんて可愛く首を傾げたって誤魔化される問題じゃない。
第一、歳を考えろ、首なんか傾けてウィンクしたって可愛かねぇぇんだよ。
「いつからついてきた?」
脱力しきった顔をなんとかあげると、キ゛ロっと睨みつけた。
「えぇ~さっきだよぉ、お昼行ったならハ゜ハ゜も誘ってくれたらよかったのにィ~」
「おっ・・・・・!」
「ほらほら、迷惑だからト゛アを閉めようねぇ~」
シンタローの言葉を切るように、ト゛アを閉めるとシンタローの横にぴったりとくっついた。
「離れろよ!うざいっ!!」
しっしっと犬でも追い払うかのように、手の甲をふってマシ゛ックを追い払う。
が、そんな事で臆するようなマシ゛ックじゃ~ない。
ぴったりと身体を寄せ、右手をそろそろとシンタローのお尻あたりにもっていったかと思うと撫で上げた
。
びくっと反射的に身体が反応してしまう。
「触るんじゃねぇ~っ」
そんな言葉も耳にははいらないのか、図に乗ってサワサワと身体を撫でくりまわし、指がシンタローの秘
部にあたる部分を服の上から、ク゛リク゛リとなぞりあげた。
ぞくりっとした快感に、膝が震える。
相変わらず感度良好vvだねシンちゃんは♪
マシ゛ックは細やかに指先を動かし、シンタローの弱い部分を撫でていく。
ス゛ホ゛ンの上からのもどかしさもあいまって、シンタローは思わず腰を揺らめかせた。
「ふっ・・・・んん」
はやくどうにかしないと、やばいことになりそうだった。
このままなし崩しなんて、午後の仕事にさしつかえる・・・。なんとかしなきゃっ!
っとシンタローの葛藤を知ってか知らずが、行為を進行していく親父。
「離れろぉぉぉってば!!」
片手にコーヒーを持っている為、大した抵抗もできない・・・
「この、・・・」
なんとか引き剥がそうと、手首を掴み、引っ張ったり、つねっても、まるでヒトテ゛の
ようにヘ゜ッタリと張り付いて離れない。
それでもなんとか引き剥がそうとやっきになっていると、
ちーん-------
室内に小気味よく響く音とともに、エレヘ゛ーターが止った。
えっ!っ
なんで止まるのかと思って目を向けると同時に、反射的に親父を突き飛ばした。
壁にぶつかったのか、ト゛コ゛ッ!!と鈍い音が耳にはいるが気にしちゃいれらない。
・・・セーフ、セーフ。
やっっべぇ、一般用だからか。
総帥専用となれば、おいそれと乗り込むこは無くても、ここは一般用だ誰が乗り込んでくるか分からない
。
軽い考えで、一般用にのったことを後悔しつつ、人がくればもうしないだろう。
と一握りの希望もある!(一般的な常識を備えていればの話しだが・・・)
なんとかしてくれぇ~と心で叫びながら、ト゛アに目をむければ、なんで総帥と元総帥
がいるか分からないっといった感じの、硬直する団員1人。
だめかぁ~。
この様子じゃ乗ってこねぇだろうなぁ~。つっ~か変だよなぁ~。めったに無いことだもんなぁ。
どうしたものかと、思案してると・・・もう回復したのか額からでたらしい血をぬぐって、爽やかなエセ
笑顔で親父が話しだした。
「そんな所で無いで、入ったらどうだい?」
「え・・いや・・・」
「ほら、気にしない気にしないv」
しどろもどろになる、団員を押し切りエレヘ゛ーターに招きいれた。
おどおどと入ってきたかと思うと、下を向きヒ゜クリとも動こうとしない。
そりゃ~びびるだろうよ。めったに顔を見る事ないんだから。
ましてやこんな所にいて、びびらないほうがおかしい。
ま、これで俺の身の安全も保たれたわけだv
親父にも一般常識があったとは思わなかったなぁ~。睨み付けて追い出すかと思ったぜ。
・・・・・・・・・っ!?
なんて考えたオレがハ゛カだった・・・。
そうだよ、誰でも無い、こいつは常軌を逸したアーハ゜ー親父だ。
オレが一番身を持って知ってるハス゛なのに・・・オレのハ゛カハ゛カハ゛カハ゛カァ!!!!
頭がいかれてるとしか、言いようがないぜ変態痴漢野郎!!
人前だっていうのに、またもやひっついてきやがった。
オレの油断をついて、ス゛ホ゛ンの中に手までいれて。
マシ゛ックはシンタローの左側に身体をよせると、シンタローの隙をついて右手をすばやくス゛ホ゛ンの
中に滑り込ませた。
ト゛アの前で硬直して立っている団員には、後ろのおれたちが何をしてるかは、見えない。
でも、こんなに身体を密着させていたら怪しいにきまってる。
オレのイメーシ゛がぁ・・・この痴漢野郎のせいで、イメーシ゛がタ゛メーシ゛だ。
「・・・・・・・・・っふっっ!」
思わずでた声に、あわてて手で口を塞いだ。
中に入れたが手が、シンタローの蕾をかすめるように、刺激する。
先ほどの行為で熱を持ち始めていた身体には・・・その焦らすような刺激が耐えられ
ない。
焦らすような動きに絶えられず、腰が揺らめいき始めると、マシ゛ックはゆっくりと指を中に挿しいれた
。
「・・・くっ・・んん!」
どんなに噛み殺したって、声は漏れる、エレヘ゛ーター内に響いてしまったのではない
かと、冷や汗が背中を伝う。
「あの・・・大丈夫ですか?」
団員が恐る恐るといった形で振り向いた。
「少し、具合が悪いようなんで、私が介添えをしているんだよ」
シレっとそんなことまで吐きやがる。お前がこんな事しなきゃ、オレはいたって健康体なんだ。
声に出してやりたいが、そんな事をすれば喘ぎ声が漏れてしまう。
「ね、大丈夫だよね。部屋まで辛抱できるよね?」
ほらっとシンタローを急かすように、中で指をくの字に折り曲げる。
「・・・・問題ない。・・・っ!大丈夫だから・・・・んっ」
しゃべるたびに、嫌でも中の指を意識させられ、締め付けてしまうのが分かる。
その締め付けを楽しむかのように、指がぐるっと旋回しかき乱された。
がくっと膝が折れ、マシ゛ックにしがみついた。
「あの・・・・・・」
心配気な団員をよそに、マシ゛ックはシンタローからコーヒーの紙袋を奪うと団員に押し付けた。
「これ、買ったけどシンちゃん飲めそうもないから、あげるよ」
明らかに狼狽が隠せない、団員にそれを押し付ける。
「いらなかったら処分していいから、ね」
「い、いえ、処分だなんて!ありがとうございます。」
深々と頭を下げる団員をよそに、マシ゛ックは指を1本から2本に増やした。
「あっ・・・くっ・・・ん」
「ほら、しっかり立てるよね。タ゛メだよそんな心配させてしまうような態度をとっちゃ」
わざとシンタローの耳元に顔を寄せると甘く低い声で、諭すように話しける。
誰のせいだ、誰の!
きつく下から上目使いに睨みつければ、無遠慮に指が2本ハ゛ラハ゛ラに動かされた。
濡れた音が室内に響いているような錯覚さえ覚える。
もう・・・だめだ・・・。耐えられない。
「・・・・・・や・・・っつ・・・!」
シンタローが身体を震わせて、マシ゛ックに抱きつくようにしがみつくと・・・・・・
ちーん-------
室内に響く音とともに、またエレヘ゛ーターが止った。
また誰か乗って来るのかと、神経をそば立てるとどうやら違うようだ。
「すみません、お先に失礼します。お体大事にしてください」
一礼すると、エレヘ゛ーターから出ていった。
エレヘ゛ーターが閉まるのを確認すると、ほっとして力が抜けた。それを見計らったように指が奥まで押
し込まれた。
「や・・・・・・は、ぁ・・・・・・っ!」
「やらしい声だしちゃって、何してたかハ゛レちゃったかもねぇ」
ク゛リク゛リと中の壁を引っかくなように、掻き回し、空いている左手で布ごしにシンタローの下肢に手
をのばした。
「て・・・っめぇ・・・・・・あぁ・・・ん!」
ぴちゃ、と濡れた音が耳を犯す。
「前、カチンカチンだよ、やらし~。人がいたから余計感じちゃった?」
「あ、ふっ・・・ん・・・覚えて、ろよ・・・」
「覚えてるよぉ、シンちゃんが人前でこんなに興奮するなんて忘れないよ」
耳をねっとりと舐めあげ、シンタローの首筋に顔を埋めた。
そろそろ、時間かな?エレヘ゛ーターの回数を確認すると、マシ゛ックはシンタローのモノを服ごしに握り
、上下にしごきあげた。
「っひ・・・・・・やぁああ!!」
後ろと前を同時に責め立てられ、シンタローはマシ゛ックの手の中に精を吐出した。
「ん、はっぁ・・・はぁはぁっ・・・」
荒く息を吸いこみ、マシ゛ックに身体を支えられる。
「よかった?」
クスっと笑うと、唇を重ねた。
「うっふぅ・・・ん、ん・・・」
「シンちゃんこの後の予定は?」
この後・・・この後は・・・会議と・・・
頭が霞がかったように動かない、このだるさをどうにかしたくて、親父に身体を預けた。
「ハ゜ハ゜の部屋いこっか」
うん・・・それもいい・・もう仕事なんて・・・
思わず、コクン。と頷きかけた。その時・・・・
ちーん-------
室内にまぬけともいえるような音が響いた。
その音に意識が覚醒されたのか、無理矢理身体を起すとマシ゛ックから離れるように、手に力をいれる。
「シンタロー様!!」
ぎょっとして、ト゛アに顔を向ければ、そこには仁王立ちした、ティラミスとチョコレートロマンス。
「勝手に出られてば困ると再三、申し上げているかと思いますが・・・」
ずかずかと、エレヘ゛ーターに入ると、シンタローの襟首をつかむ。
「いて、痛いってば・・・ひっぱるなぁぁ」
「マシ゛ック様も就業時間内にシンタロー様を構わないでください」
キッと睨まれれば、苦笑するしかない。
ス゛ルス゛ルと引っ張られるシンタローを見送りながら、思わぬ伏兵の現れに一人頭を掻いた。
「まさか、ティラミスが現れるとは・・・いやぁ~失敗したねぇ。次こそは・・・ね」
一人ほくそ笑む姿があったとな。
☆おわり☆
--------------------------------------
■エレベ-タ-ボ-イ■その後
おまけ
マジックにいたずらされた後-場所総帥専用、トイレにて-(あるのか?あるとして…)
そこに、ジャブジャブと下着を洗うシンタローの姿が。
くぅぅ~。殺す、殺す、ぜってぇ殺すぅ!!
なんで、このオレがこんなこと…。
マジックに対する恨みつらみを下着にあたるように、ゴシゴシと擦り切れるような勢いで洗いつづけた。
パンパンとパンツを伸ばし整える。
洗ったはいいがその後が困る。
選択肢①濡れたままのパンツをはく。
→イヤダ!濡れた水着と下着だけはぜってぇ~嫌。
選択肢②ノーパン
→一昔前に騒がれた喫茶店じゃあるまいし、擦れて痛いぞ。
(どこかは伏せる…聞くなよ)
選択肢③買ってくる
→このあと会議・外出・報告会…etc
とてもじゃないが、時間はない。誰かに頼むか…。
嫌だ…。パンツを買ってきてくれなんて。そんなこと恥かしい。
こうなりゃ、自棄だ。
②番のノーパンでいこう!パンツぐらいはかなくたって、誰も気づくはずか無い。
気づかないに決まってる!
自分に言い聞かせると、総帥室に戻った。
言い聞かせてはみたものの、スースする。隙間なんて無いのに、あるものが無いとこんなに心もとないものなのか?と布一枚のありがたみをしみじみと感じてしまう。
「どうしました?」
どことなくソワソワしている、シンタローに気づいたティラミスが話し掛けた。
「な、なんでもない…」
何故か顔をほのかに赤らめてうつむく総帥に、首を傾げると余計な事は聞くまい。と仕事を再開した…。
しばらくして、ドアをノックする音がしたかと思うと
「シンちゃ~ん、いいもの持ってきたよ」
スキップでもしそうな勢いで、マジックがやってきた。
「………」
視線で人が殺せたら、殺してやるぐらいの勢いで、ギッとマジックを一睨みするとシンタローは無言で書類に目を通す。
「ティラミス。私は少しシンちゃんに話す事があるから、5分間だけ席外してもらえないかなぁ」
元総帥のマジックに言われて、ティラミスに断る理由がない・・・というか断れるわけが無い。
彼の恐ろしさは身をもって知っている。
「では、私は席を外しますので、ご用がありましたらお呼び下さい。」
シンタローに一礼すると、ティラミスは部屋を出ていってしまった。
「シンちゃん。いいものもってきたよぉ」
顔を覗きこむように話しかけても、目も合わせない。
「・・・・・・」
プイっと顔を逸らしてしまう。
もう、そんな可愛いしぐさしちゃって、可愛い可愛いv機嫌を損ねたネコみた~い。
「持ってきたものはね~。コレ~」
ずずいっと紙袋をシンタローに差し出す。
手でそれを払おうとしたが、次のマジックの言葉を聞いて跳ね返す事は出来なかった。
「パンツだよぉ」
ピタっと手が止る。
「ほら、さっき中で出してしまっただろう?気持ち悪い思いしてるんじゃないかと思って買ってきたんだよv」
「・・・・・」
「そう言えば、さっきのシンちゃんので汚れたパンツはどうした?言ってくれれば洗ったのにぃ」
「・・・・・・・」
「もしかして今、ノーパ・・・・」
ダンっと机を叩くと、立ち上がってマジックの言葉を遮り、袋をふんだくった。
「いいか。これは、もらっといてやる。そのか・わ・り、一切オレの前に顔を出すな」
一刺し指を、想像でもしたのか鼻血をたらすマジックの前に突き出し、これ以上話すことはない!!といいうように、怒りに肩を震わせながら地を這うような声を絞り出した。
「さっさと出て行け!!」
一喝すると、眼魔砲をマジックに向かって放つ。
至近距離にも関わらず、それをかわすと、すぐにでも閉じられるようにドアを楯にした。
「シンちゃんのノーパン姿は、また今度ねぇ~★☆」
「消え失せろ!!」
その後、シンタローはやつあたりでもするように、部屋を壊した為午後は仕事にならず、1ヶ月間息子に無視される、寂しいガンマ団元総帥の姿が、あったとかなかったとか。
ガンバレ、負けるな、シンタロー!!
☆おわりぃ☆
---------------------------------
おまけっといっても本当アホな話しなので、呆れないでくださいねι(呆れちゃいました??)
シンちゃんのその後の話しが浮かんでしまい。10分ぐらいで書き上げたので、乱雑でごめんなさい。
お付き合い、ありがとうございました。
2004/06(MM)