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(小ネタ*パパとシンちゃんと、おにーチャンと:1)



「若い頃の自分と息子と一緒に御対面~~って何だかドラマみたいだねぇ!」


「同一人物とはとても思えねぇけどな・・・
アンタこのまんまで育ってくれりゃあ良かったのに。」


「シンタローは未来の僕の息子なのか?」


「色々と面倒くせェ事情があるんだが、
それは省くとして・・・そう、オレはお前の未来の息子だよ。」


「・・・・。」


「どうした?」


「あ・いや、残念だなぁと・・・。
もしシンタローが他人だったらきっと僕は好きになっていたのに。」


「・・・・・・。」


「?ごめんなさい。
まだ日本語を完璧にはマスターしていないから
もしかしたらおかしな事を言っている?
シンタロー、気を悪くした?」


「シンちゃん。言っとくけどパパって男は昔っから黒髪の日本人に弱かったから
このまま成長しても絶対パパ、シンちゃんに手ェ出してると思うよ?」


「そこは自慢げに言う所じゃねぇ・・・!」




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(小ネタ*パパとシンちゃんと、おにーチャンと:2)



「しかし見事に良い所のお坊ちゃん~って感じだな。」


「実際良い所のお坊ちゃんだからね。
それよりもどう!?若い頃のパパは!
シンちゃん好みの金髪美少年だろう?」


「こっちの方が良いなオレ。」


「本当?!シンタロー」


「いや、本当?!シンタローじゃなくてさ!

何で何で何でー!?
こんな人生の酸いも甘いも知らないような
子供よりテクニシャンでお金持ちでたくまし~い
パパの方がシンちゃんを満足させてあげられるよ!?」


「汚れきったオッサンよりも穢れを知らない美少年を
大事にすべきだとオレは思う。」


「シンタロー、有難う!凄く嬉しいよ!」


「じ・・・自分に嫉妬するって何かヤだなぁ・・・」


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(小ネタ*パパとシンちゃんと、おにーチャンと:3)



「じゃあ、親父の事はいつも通り‘親父’って呼ぶことにして
お前の事は何て呼びゃー良いんだろうな・・・」


「僕の名前、マジックって言うんだ。」


「 うんソレは知ってるんですけどね?

・・・やっぱ無難に‘マジック君’、か・・・」


「今パパ心臓キュンってなったよ・・・。
もう1回言ってシンちゃん。」


「お前じゃなくてマジック君に言ってんだよ。」


「利くなァコレ!
シンちゃんパパの事これからそう呼ぶ?」


「あ、それなら僕の事はパパって呼んでくれて良いよ?シンタロー」


「もー何が何だか。」


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(小ネタ*パパとシンちゃんと、おにーチャンと:4)



「未来の僕は、シンタローに手を出してるのか・・・。

親子なのに?」


「親子なのに?

ほら、言われてるぜ。
何か言ってみたらどーだ?」


「愛し合う二人には年齢だとか血縁だとかそんな物は何の障害にもならないんだ。
わかったかな?」


「愛し合ってるのか・・・」


「そう愛し合ってる。
身も心もそれは深く愛し合って
お互いの背中のホクロの位置まで覚えちゃう程に。」


「アンタ背中にホクロなんかねぇだろうがッツ!!?
ガキに何て事吹き込んでやがる!」


「今私がどーゆー事言ってるか意味解かった?」


「え?え?えぇっと・・・??
二人は一緒にお風呂に入ってるって事??」


「ん~~~~~~
それもたまにしてるけどニュアンスがちょーっと違うかな。」


「おーまーえーなぁ・・・ッ」


「え、どーゆー事??教えて、シンタロー」


「おし・・・教えられるか馬鹿ッツ!!!」


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(小ネタ*パパとシンちゃんと、おにーチャンと:5)



「じゃあそろそろ私達は未来に帰るとゆー事で・・・
あーっと。そこの過去の私。」


「?何だ。」


「ベッドの下にエロ本隠すと後々面倒な事になるから
隠すなら本棚の裏だ。くれぐれも注意するんだよ。」


「・・・面倒な事になったのか・・・。」


「ルーザーが引っ張り出して来てね。
今の私にとっちゃあ可愛い思い出なんだけど
当時の私は泣くほど恥ずかしかった記憶がある。」


「エロ本なんて読まないよ僕は。」


『それはない。』


「今は読まなくとも将来必ず読むんだ。
良いかい?これは過去の私のために言ってるんだ。
アドバイスなんだよ。
隠すんだったらベッドの下以外にするんだ。」


「そうだぞ?
お前自分はそんな事しないなんて甘い甘い。
ぜってー抑えられなくなるって。
そして見つかった時の屈辱感ってのは相当なもんだ。
とにかくだ、」


『ベッドの下は絶対見つかる。』


「二人とも初めて息が合ったね・・・・。」





**おしまい**


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web拍手ログ。
いつもは残さず消してしまうのですがマジシンシリーズだけ残す事にしました。
マジシンもおにーチャンも、とっても大好きです。

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