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ms
「なまえ」







「シンちゃーん。バドミントンしよう。」
「ヤだ。」

ばべーんと豪快に部屋の扉を開けて入ってきたのは、やはりマジック。
手には羽とラケット。

「えーっ、しようよシンちゃん!!この頃遊んでなかったし~」
「だからって何だよバドミントンて・・・、しかもアンタ歳のくせに」
「むっ。・・あれシンちゃん、携帯鳴ってるよ?」

ウ”ウ”・・と机の上で震えていた黒い携帯を指差す。
あぁ、と手に取るシンタロー。

「げ」
「ん?」
「・・ぁいや、ただの迷惑メール。」

ウゼぇ・・と眉間にしわを寄せるシンタロー。

「良くくるのかい?」
「ん・・この頃結構くるな。アドレス変えるか・・・」
「・・・教えてね?」
「は?」

がちゃ、とマジックが持ってきたラケットを近くに置いているシンタローに近づく。
むぅ・・と頬を膨らませながら呟く。

「だってシンちゃん、アドレス変えたら教えてくれないしぃ」
「・・・いいじゃねぇか別に。嫌って程ホンモノに会ってんだから・・」
「でもっ!緊急って事が・・・!!」
「キンタローが持ってっから。」

・・そうだよね・・いつも一緒だもんね・・・と勝手に部屋の隅で暗くなり始めたマジックにため息。
そろりと近づく。
「・・・ったく・・。わかったよ」
「え?」
「考えんのメンドイからよろしく。」
「・・・イイの?」
「・・・」

渡された携帯を眺めてキラキラと瞳を輝かせる。
ああ、と一言残して部屋を去る・・・、
が。

「アイラブvマジックって打っちゃおうかな~♪」

ばたーん

「止めろぉおっ!!」

ガバッと携帯を引ったくり。

「え~・・考えていいって言ったのに・・・」
「・・そーゆーのって案外悲しいんだぞ!?送られる方とか。」
「え?」
「ほら・・たまに名前変わってたりするだろ?」
「・・あぁ・・・・なるほど。」

うん、と一瞬シンタローの話に納得しかけた様に見えたが。
ぱっと顔を上げ。

「でも、シンちゃんは好きな人変わらないし、いいよねvv」
「ちょっと待てぇ―ッ!!」
「なに?・・ほかに好きな人いるの!?いないよね!うんいない!!!」
「いないけど・・って勝手に完結すんじゃねぇ!」

はぁっはぁっ・・ しばらく大声を出していたため、乱れた息を整える。

「頼むから・・。」
「え~~・・・。わかった、シンちゃんがそこまで言うなら・・。」

しぶしぶという感じのマジックにホッと息をつく。
そして思い出したように。

「ってか、親父・・・アンタこそ変えろ。アドレス。」
「なんで?」
「・・・!!勝手に俺の名前入れるんじゃねぇって言ってんだよっ」
「ああ。・・・いいだろう?これくらい・・」
「・・・・もういい・・・。」

は~・・

シンタローは長いため息を吐いた。


END,,,

************************************************

カロス様からいただいてしまいました。
マジシンのほのぼの小説です~~!!
そして話題がメールアドレス。
何かこういう日常的な会話って良いですよね~~v
ふとした仕草に自分の気持ちがぽろりって出ちゃうような。
マジックパパの場合はぽろり所か全面に押し出していますが。(笑)
でもって最終的にほだされている(むしろ負けた……?)シンちゃんも可愛かったり。

ちなみに、私のケータイアドレスは
www.******ne.jp@~~~~だったり。
メールソフトによっては、www.がついている所為でホームページアドレス扱いになってしまうとか。

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