【冬の醍醐味】
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遥か上空。
水蒸気は冷えて固まり 結晶となる。
シャッ
勢い良くカーテンを開ける。
目に飛び込んできたのは一面真っ白な世界。
「お―ッ、降った、降った!!キンタロー起きろっ」
「何だ、何が降った」
むくりとダルそうに起き上がる。
窓に近寄り、そして固まる。
「コレは・・ユキか?」
「そう、雪!見たことはあんだろ?」
な、と無邪気に笑う。
・・確かに、見たことは有る。何度も。
シンタローのなかで、彼の視点で見ていた白―
「な、外いこーぜ!」
「・・・コート取ってくる。」
「ぅあ―冷てぇ・・初雪~♪」
雪だまをつくりながらはしゃぐ。
ふとキンタローをみる。
「・・・・・」
ず、と手に乗せる。
手袋をしていない手に触れた雪は、じわりと解け・・やがて水へと姿を変えた。
「・・・冷たい・・・」
もう一度すくおうとした時―・・・・
ずんっ
「!!」
背中に感じる重み。
「なんだ?」
上を見ると、乗っかっていたシンタローと目が合う。
「雪だるま作ったぜ」
ほら、と後ろを指す。
そこには確かに雪だるま。
すのーまん。直訳すると雪男。(関係なし)
しかも結構でかかったりする。
「・・早いな・・いつの間に」
「キンタローが一人で遊んでっからだろ―」
ぷい、と横を向く。
幼い仕草に笑みがこぼれる。
・・・・この隙に・・。
ずしゃ。
「!?」
雪に何かが乗っかったような音に振り返る。
「ぶはっ!」
思わず吹き出す。
・・・そこにあったのは、なんとも形容しがたいモノ。
「んっだよソレ!!ダンゴ!?」
あはは、と腹を抱えて大笑い。
シンタローの目にはいって来たのは、ダンゴ。のような形のもの。
キンタローがシンタローの目を盗み、もう一つの雪だま(しかも結構でかい)をのっけたのだ。
三つになった物体は、倒れそうになりながらも何とか必死に耐えていた・・。
べっしゃ。
「ンぶッ!!」
雪だまがシンちゃんにクリーンヒット。
「笑うな。」
いつまでも笑っていたシンタローにいい加減腹がたってきたキンタローのささやかな仕返し。
「っのぉ・・・やったなコラァっ」
ぶん、と手近な雪だまを投げる。
が、しかしヒョイとかわされる。
「ふん、コントロールが甘いな」
フ、とわらう。
「むぅうう~~っ!」
「で、どーだった?」
「何がだ」
「雪の感想。」
ぬくぬくと冷え切った身体を温めつつ。
「・・・冷たくて、白くて、すぐ解けて、ダンゴ。」
「ダンゴはねーだろぉがよ・・」
プッ、とまた笑いながら言う。
「はぁ―あ・・・寒ぅっ」
ぶるぶると震える体を押えつつ。
「ぁーん?冬は寒いもんて決まってるだろうが。」
「そーだぜボーヤ」
「大体この程度で寒いなどと・・・」
口々に言う同僚&上司。
たった一言でこんな否定される自分て・・・とリキッドは今更ながらに落ち込んだ・・。
「・・・・よっしゃ、シンタローんとこ行くか。」
「えっ、何でッスか?」
いきなり、ポン、と手をつき提案したハーレムに質問。
「てめぇもシンタローも料理うめェだろ」
・・・・それは、つまり。
さきほどむりやり買って来させられたこの鍋の材料を使えと・・・・。
「わ―ぉ、鍋パーティかvv」
「・・・・・・・ふん。」
ぴんぽーん
「はーい、はいはい」
かちゃ、とドアを開ける。
「よぉ。来てやったぜv」
バタンとドアを閉める。
フー、とため息。
「おいコラ、何間髪いれずに閉めてやがる!!」
バキィ、と不吉な音が響き後ろを見てみれば・・。
そこにいたのは、やはり見間違いではなかった獅子舞と愉快な中間達(笑)
「何だ、騒がしい。」
「お、キンタロー様」
「・・・・・・・;」
「二人暮しなのかっ?」
ひょい、と姿を見せたキンタローに反応する、ハーレムにロッド、マーカー、そしてリッキー。
ずい、とロッドがシンタローに詰め寄る。
「何?何でさ二人暮し?二人っきり?何でもしほーだい?
だったらオレも入れて くれたグフゥっ!!」
ロッドの言葉は途中で切れた。
・・・・本人が倒されたのだから仕方が無い。
「・・さ、さんきゅ、マーカー・・・」
「・・・・煩いから黙らせただけだ」
とんとんとん
「くっそ、何でオレが」
ブツクサ言いながら具を切る。
「すんません・・言い出したら止まんないんスよ・・」
「わ―ってるけどよぉ・・」
「いてっ」
「ど、どしたんスか!?」
いきなり響いたシンタローの声に振り返る。
そこには小さな赤の雫。
「いってー、油断した・・」
ぴるぴるとてをふる。赤がとんだ。
「ちょちょちょ・・・」
「シンタロー」
「あ、キンタロー。どした?」
ちう ――と、血に濡れた指をすくい、口付ける。
「・・・止まったか。」
「ん―、さんきゅ」
に、と笑う。 リキッドは固まったまま。
「お前も手伝う?」
「・・・・ああ。」
そんな二人の様子に。
ぅわあ・・新婚夫婦だあ・・・、とリキッドは逃避に陥っていた・・・。
「おらっ」
でん、と鍋を置く。
「おー上手そうじゃねェか」
「当たり前。オレが作ったんだから。」
いつのまにやら持ち込んでいたボトルを空けていたハーレムにキッパリと言う。
「まぁオレも手伝ったがな」
「はいはい、ありがと―な。はいこれよろしく」
ぽん、と皿を一つ。
「・・・・なんだ」
「ツマミ。照り焼き。鳥の。ハーレム叔父様のご希望で―ぇす。」
ははん、と笑う。
「・・・・・ふう。」
キンタローはためいきをついた。
「はァ――・・あったまる・・・」
はぅ、と食べながら呟くリキッド。
「おっ、それ上手そ―」
「あ、てめロッド!!・・て、マーカーまでッ!!」
両はじからチャイニーズ&イタリアンに具を奪われ叫ぶ。
「・・・あつ。」
「―んだよマーカー。熱いうちに食わねぇと意味ねえだろ」
「・・・・・では貴様が燃えろ。」
ボゥッ
「ぅあっぢゃ―ッ!!!」
バタバタと走り回る。 すると、近場でツマミを食べていたハーレムが叫ぶ。
「るっせーぞ、ロッド!!落ち着いて酒も飲めやしねえ」
ピンポォン
「んっだ、また誰か来やが・・・・」
途中で言葉が切れる。
「おにーちゃん、遊びに来たよー」
明るく高い子供の声。
「こたろぉーっ!!」
ぴょーい、と燃え尽きる寸前のロッドを踏みつけドアに急ぐ。
「お前もきたのか、コタロー」
「寒かっただろ、大丈夫か?」
「うん、大丈夫。暇だしね、パプワくんと来ようと思って。」
「ぱぷわ?」
下を見る。
「久しぶりだな、シンタロー!」
「・・・ぁあ、だな・・。ま、上がれよ。」
「うむ。」
「・・・・・・・」
歩いていく二人を見て、黙っているコタローに気づく。
「・・どうした」
「ん・・やっぱり仲良いね。二人とも」
「パプワとシンタローか・・・。」
「うん。」
・・・・嫉妬でもしているのだろうか・・・・?
「・・くやしいのか?」
「まさか!僕、パプワくんもおにーちゃんも大好きだもん。
さっ、早くいこ!! おじさん連中に食べられちゃうよ」
ぐ、とキンタローの服を引っ張る。
ふ、と笑いキンタローは歩き出した。
「おらぁ、おせぇぞてめーら!!」
「食い終わっちまうぜーぇ」
ひらひらと酒ビンを振り回して叫ぶハーレム。+もう復活したロッド(早!!)
「また空けやがった・・この親父」
「全く・・・・。」
「じゃあね、おにーちゃん」
「また来るぞー!」
「ああ、風邪ひかないように気をつけてな。二人とも。」
ぅう、と鼻血を吹かないように耐えつつ見送る。
「ごっそーさん、また来るかんな。覚悟してろよー」
「生言ってんじゃねぇ獅子舞!!」
「・・・・・」
ケッ、とコタローへの笑顔はどこへやら、不機嫌そうな顔で言う。
「あ、リキッド置いてけ」
「ぁん?んだよ、何で・・・て、まぁいいか」
おらよ、と首根っこをつかんで猫のように渡す。
「え、え、何スかぁ?」
理由がわからず、去っていく獅子舞を見つめる。
「片付け、手伝え!!」
「お前が一番適任でな。」
かちゃ、と皿を重ねる。
そして、一言。
「か―っ!あンの獅子舞親父どもめ・・・」
食い散らかしやがって・・・、と文句をいう。
「酒ビンもかなりッスね・・・」
「・・・・・・・・オレの酒まで・・・・。」
ぼそりと呟くキンタロー。
どうやら結構ショックだったらしい・・・・。
「はー。リッキー、キンタローお疲れ。」
とん、と残った(助かった)酒をついだグラスを置く。
「あ、どうも。」
「オレの(強調)酒だ・・・」
「はーいはいはい」
こく、と飲む。
「・・・大丈夫か?」
「?」
「指だ。」
ひょい、とシンタローの手をとる。
ぁあ、とシンタロー。
「平気。あ、でも傷ひらいたか?」
「・・・・」
「だっから舐めんなって。痛いの。」
「・・・・・ぅわ―、うわ、うわーぁ」
再びのショッキング映像に思わず横を向く。
やっぱりフツーじゃねぇ・・・・
そう思ったリキッドだが、周りのモノがほとんどフツーじゃないため・・
思いを分かち合うことはできなかった―・・・。
END.... ..
************************************************
へんだ・・・。
湯河様のお話、本当に尊敬(ギャグなど色々)しておりますので、
尚お話を送る のをためらっていたんですが、ついに送ってしまいましたv
・・・・これからもなにか送ってもよろしいでしょうか・・・・?
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きゃぁぁああ! らぶらぶぅぅ!
そして賑やかですねぇ2人の愛の巣。
キンちゃんの小ボケ(ダンゴ)や
いじめられまくるリッキーや
ちょっとマーカーを辛かっただけなのにあっさり燃やされるロッドとか。
仲のいいパプシンとか(略すな)
終始萌えっぱなしでした。
これからも何か送っても~~何て尋ねられたら私は図々しいので
喜んで受け取っちゃいますよ!
本当にありがとうございました~~!
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遥か上空。
水蒸気は冷えて固まり 結晶となる。
シャッ
勢い良くカーテンを開ける。
目に飛び込んできたのは一面真っ白な世界。
「お―ッ、降った、降った!!キンタロー起きろっ」
「何だ、何が降った」
むくりとダルそうに起き上がる。
窓に近寄り、そして固まる。
「コレは・・ユキか?」
「そう、雪!見たことはあんだろ?」
な、と無邪気に笑う。
・・確かに、見たことは有る。何度も。
シンタローのなかで、彼の視点で見ていた白―
「な、外いこーぜ!」
「・・・コート取ってくる。」
「ぅあ―冷てぇ・・初雪~♪」
雪だまをつくりながらはしゃぐ。
ふとキンタローをみる。
「・・・・・」
ず、と手に乗せる。
手袋をしていない手に触れた雪は、じわりと解け・・やがて水へと姿を変えた。
「・・・冷たい・・・」
もう一度すくおうとした時―・・・・
ずんっ
「!!」
背中に感じる重み。
「なんだ?」
上を見ると、乗っかっていたシンタローと目が合う。
「雪だるま作ったぜ」
ほら、と後ろを指す。
そこには確かに雪だるま。
すのーまん。直訳すると雪男。(関係なし)
しかも結構でかかったりする。
「・・早いな・・いつの間に」
「キンタローが一人で遊んでっからだろ―」
ぷい、と横を向く。
幼い仕草に笑みがこぼれる。
・・・・この隙に・・。
ずしゃ。
「!?」
雪に何かが乗っかったような音に振り返る。
「ぶはっ!」
思わず吹き出す。
・・・そこにあったのは、なんとも形容しがたいモノ。
「んっだよソレ!!ダンゴ!?」
あはは、と腹を抱えて大笑い。
シンタローの目にはいって来たのは、ダンゴ。のような形のもの。
キンタローがシンタローの目を盗み、もう一つの雪だま(しかも結構でかい)をのっけたのだ。
三つになった物体は、倒れそうになりながらも何とか必死に耐えていた・・。
べっしゃ。
「ンぶッ!!」
雪だまがシンちゃんにクリーンヒット。
「笑うな。」
いつまでも笑っていたシンタローにいい加減腹がたってきたキンタローのささやかな仕返し。
「っのぉ・・・やったなコラァっ」
ぶん、と手近な雪だまを投げる。
が、しかしヒョイとかわされる。
「ふん、コントロールが甘いな」
フ、とわらう。
「むぅうう~~っ!」
「で、どーだった?」
「何がだ」
「雪の感想。」
ぬくぬくと冷え切った身体を温めつつ。
「・・・冷たくて、白くて、すぐ解けて、ダンゴ。」
「ダンゴはねーだろぉがよ・・」
プッ、とまた笑いながら言う。
「はぁ―あ・・・寒ぅっ」
ぶるぶると震える体を押えつつ。
「ぁーん?冬は寒いもんて決まってるだろうが。」
「そーだぜボーヤ」
「大体この程度で寒いなどと・・・」
口々に言う同僚&上司。
たった一言でこんな否定される自分て・・・とリキッドは今更ながらに落ち込んだ・・。
「・・・・よっしゃ、シンタローんとこ行くか。」
「えっ、何でッスか?」
いきなり、ポン、と手をつき提案したハーレムに質問。
「てめぇもシンタローも料理うめェだろ」
・・・・それは、つまり。
さきほどむりやり買って来させられたこの鍋の材料を使えと・・・・。
「わ―ぉ、鍋パーティかvv」
「・・・・・・・ふん。」
ぴんぽーん
「はーい、はいはい」
かちゃ、とドアを開ける。
「よぉ。来てやったぜv」
バタンとドアを閉める。
フー、とため息。
「おいコラ、何間髪いれずに閉めてやがる!!」
バキィ、と不吉な音が響き後ろを見てみれば・・。
そこにいたのは、やはり見間違いではなかった獅子舞と愉快な中間達(笑)
「何だ、騒がしい。」
「お、キンタロー様」
「・・・・・・・;」
「二人暮しなのかっ?」
ひょい、と姿を見せたキンタローに反応する、ハーレムにロッド、マーカー、そしてリッキー。
ずい、とロッドがシンタローに詰め寄る。
「何?何でさ二人暮し?二人っきり?何でもしほーだい?
だったらオレも入れて くれたグフゥっ!!」
ロッドの言葉は途中で切れた。
・・・・本人が倒されたのだから仕方が無い。
「・・さ、さんきゅ、マーカー・・・」
「・・・・煩いから黙らせただけだ」
とんとんとん
「くっそ、何でオレが」
ブツクサ言いながら具を切る。
「すんません・・言い出したら止まんないんスよ・・」
「わ―ってるけどよぉ・・」
「いてっ」
「ど、どしたんスか!?」
いきなり響いたシンタローの声に振り返る。
そこには小さな赤の雫。
「いってー、油断した・・」
ぴるぴるとてをふる。赤がとんだ。
「ちょちょちょ・・・」
「シンタロー」
「あ、キンタロー。どした?」
ちう ――と、血に濡れた指をすくい、口付ける。
「・・・止まったか。」
「ん―、さんきゅ」
に、と笑う。 リキッドは固まったまま。
「お前も手伝う?」
「・・・・ああ。」
そんな二人の様子に。
ぅわあ・・新婚夫婦だあ・・・、とリキッドは逃避に陥っていた・・・。
「おらっ」
でん、と鍋を置く。
「おー上手そうじゃねェか」
「当たり前。オレが作ったんだから。」
いつのまにやら持ち込んでいたボトルを空けていたハーレムにキッパリと言う。
「まぁオレも手伝ったがな」
「はいはい、ありがと―な。はいこれよろしく」
ぽん、と皿を一つ。
「・・・・なんだ」
「ツマミ。照り焼き。鳥の。ハーレム叔父様のご希望で―ぇす。」
ははん、と笑う。
「・・・・・ふう。」
キンタローはためいきをついた。
「はァ――・・あったまる・・・」
はぅ、と食べながら呟くリキッド。
「おっ、それ上手そ―」
「あ、てめロッド!!・・て、マーカーまでッ!!」
両はじからチャイニーズ&イタリアンに具を奪われ叫ぶ。
「・・・あつ。」
「―んだよマーカー。熱いうちに食わねぇと意味ねえだろ」
「・・・・・では貴様が燃えろ。」
ボゥッ
「ぅあっぢゃ―ッ!!!」
バタバタと走り回る。 すると、近場でツマミを食べていたハーレムが叫ぶ。
「るっせーぞ、ロッド!!落ち着いて酒も飲めやしねえ」
ピンポォン
「んっだ、また誰か来やが・・・・」
途中で言葉が切れる。
「おにーちゃん、遊びに来たよー」
明るく高い子供の声。
「こたろぉーっ!!」
ぴょーい、と燃え尽きる寸前のロッドを踏みつけドアに急ぐ。
「お前もきたのか、コタロー」
「寒かっただろ、大丈夫か?」
「うん、大丈夫。暇だしね、パプワくんと来ようと思って。」
「ぱぷわ?」
下を見る。
「久しぶりだな、シンタロー!」
「・・・ぁあ、だな・・。ま、上がれよ。」
「うむ。」
「・・・・・・・」
歩いていく二人を見て、黙っているコタローに気づく。
「・・どうした」
「ん・・やっぱり仲良いね。二人とも」
「パプワとシンタローか・・・。」
「うん。」
・・・・嫉妬でもしているのだろうか・・・・?
「・・くやしいのか?」
「まさか!僕、パプワくんもおにーちゃんも大好きだもん。
さっ、早くいこ!! おじさん連中に食べられちゃうよ」
ぐ、とキンタローの服を引っ張る。
ふ、と笑いキンタローは歩き出した。
「おらぁ、おせぇぞてめーら!!」
「食い終わっちまうぜーぇ」
ひらひらと酒ビンを振り回して叫ぶハーレム。+もう復活したロッド(早!!)
「また空けやがった・・この親父」
「全く・・・・。」
「じゃあね、おにーちゃん」
「また来るぞー!」
「ああ、風邪ひかないように気をつけてな。二人とも。」
ぅう、と鼻血を吹かないように耐えつつ見送る。
「ごっそーさん、また来るかんな。覚悟してろよー」
「生言ってんじゃねぇ獅子舞!!」
「・・・・・」
ケッ、とコタローへの笑顔はどこへやら、不機嫌そうな顔で言う。
「あ、リキッド置いてけ」
「ぁん?んだよ、何で・・・て、まぁいいか」
おらよ、と首根っこをつかんで猫のように渡す。
「え、え、何スかぁ?」
理由がわからず、去っていく獅子舞を見つめる。
「片付け、手伝え!!」
「お前が一番適任でな。」
かちゃ、と皿を重ねる。
そして、一言。
「か―っ!あンの獅子舞親父どもめ・・・」
食い散らかしやがって・・・、と文句をいう。
「酒ビンもかなりッスね・・・」
「・・・・・・・・オレの酒まで・・・・。」
ぼそりと呟くキンタロー。
どうやら結構ショックだったらしい・・・・。
「はー。リッキー、キンタローお疲れ。」
とん、と残った(助かった)酒をついだグラスを置く。
「あ、どうも。」
「オレの(強調)酒だ・・・」
「はーいはいはい」
こく、と飲む。
「・・・大丈夫か?」
「?」
「指だ。」
ひょい、とシンタローの手をとる。
ぁあ、とシンタロー。
「平気。あ、でも傷ひらいたか?」
「・・・・」
「だっから舐めんなって。痛いの。」
「・・・・・ぅわ―、うわ、うわーぁ」
再びのショッキング映像に思わず横を向く。
やっぱりフツーじゃねぇ・・・・
そう思ったリキッドだが、周りのモノがほとんどフツーじゃないため・・
思いを分かち合うことはできなかった―・・・。
END.... ..
************************************************
へんだ・・・。
湯河様のお話、本当に尊敬(ギャグなど色々)しておりますので、
尚お話を送る のをためらっていたんですが、ついに送ってしまいましたv
・・・・これからもなにか送ってもよろしいでしょうか・・・・?
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きゃぁぁああ! らぶらぶぅぅ!
そして賑やかですねぇ2人の愛の巣。
キンちゃんの小ボケ(ダンゴ)や
いじめられまくるリッキーや
ちょっとマーカーを辛かっただけなのにあっさり燃やされるロッドとか。
仲のいいパプシンとか(略すな)
終始萌えっぱなしでした。
これからも何か送っても~~何て尋ねられたら私は図々しいので
喜んで受け取っちゃいますよ!
本当にありがとうございました~~!
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