笑いたい奴だけ笑え
愛とか、夢とか理想もあるけど、目の前の現実はそんなに甘くない。
【笑いたい奴だけ笑え】
私の息子シンタローはガンマ団総帥である。
私はマジック。元ガンマ団総帥でもある、シンタローや、グンマや、そして、今いないコタローの父親でもある。
今日はシンちゃんが遠征から帰還してくる日。
今日の晩御飯は何にしようか。そんなことを考えていた時・・・・
「コンコン」
突然、ドアをノックする音が聞こえた。
「マジック様、総帥が帰還されました。」
「ティラミスか、わかった。」
私はティラミスの知らせを聞いて、外の飛空艇へと出る。
「シンタロー総帥、ご到着です。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
しかし、シンちゃんの口から出た言葉がこれだ。
「おい、親父、コタローはどこだ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・
イキナリデスカイ・・・・・
「おい、親父、答えろ!!」
私はしばらく真っ青になった。
そうだった。シンちゃんはコタローを適愛していたんだった。
忘れていた。
「・・・シシシ・・・シンちゃん、落ち着いて聞いて、今コタローは行方不明なんだ・・・
おそらく、パプワ島にいると思うのだが・・・・」
「んだと!!」
シンタローは眼魔砲を構える・・・いや・・・「ため」の状態に入っていた。
「し・・・し・・・し・・・し・・・し・・・し・・・シンちゃん・・・落ち着いて話し合おうぢゃないか~~~~~~~~~~」
「ああん?まだいたのぉ親父ィ~~~」
ちゅどーーーーーーーーーーーーーーん
「やめろ、シンタロー。とりあえずパプワ島に行ってみるしかあるまい。おそらく、パプワ島にいるのではないか。
パプワ島でコタローの力が暴走したら大変なことになるからな。」
キンタローが口を挟む。
「ええ!!またいなくなっちゃうの!!??せっかく帰ってきたとおもえば、すぐにこれなんだから!!」
グンマが悲しそうな顔をして言う。
「まあ、最後に笑うのは誰か分からんがな。」
「キンタロー、それはどういうことなんだい?」
「おそらく、特戦部隊や、心戦組もパプワ島にいるのではないかと俺は推定している。
リキッドがそれをいち早く知っているのではないのだろうか。まあ、リキッドが笑うのか、シンタローが笑うのか分からんがな。」
zzzzzzzz
「お父様、お腹好いた・・・」
「どうした、なぜ叔父貴は寝ている。」
「いや、お前の話が長いからだろ。」
「グンマ、お腹好いた!!??」
キンタローが激しい突込みを入れる。
「こいつの腹ン中、これいれたろか。」
シンタローが言っているこれとは、なんと酸素がたっぷりのボムだった。
しいて言えば、酸素爆弾だった。
「眼魔砲」
キンタローが酸素爆弾を破壊した。
「いいか、シンタロー、酸素というのは空気より、少し重く、二酸化マンガンと薄い塩酸をまぜて発生させることができるんやで。
酸素は物を燃やす力があるんやからな。それを腹ン中入れると死んでしまうだろう!!」
「キンちゃん・・・関西弁・・・」
「ブユーデンブユーデンデンデデデンレッっゴー!!」
「キンちゃん、そんなギャグどこで覚えたの!!??」
「トイレどこですか?」
「ねえよ。」
キンタローがへんなギャグを言っていた。
私は目を覚ました。
「あれ、ココはどこだい?」
「「「だめだ・・・こいつ・・・完全におかしいで」」」
「こうしちゃいられねえ!!笑いてえ奴だけ笑え!!最後に笑うのは俺だからな!!」
「よく言ったぞ!!」
「シンちゃん、必ず無事で戻ってきてね」
「ああ」
私にはシンタローがみせた笑顔がなんとなく、印象に残った。
明日へ続く坂道の途中で、すれ違う大人たちは呟くのさ。
終わり
愛とか、夢とか理想もあるけど、目の前の現実はそんなに甘くない。
【笑いたい奴だけ笑え】
私の息子シンタローはガンマ団総帥である。
私はマジック。元ガンマ団総帥でもある、シンタローや、グンマや、そして、今いないコタローの父親でもある。
今日はシンちゃんが遠征から帰還してくる日。
今日の晩御飯は何にしようか。そんなことを考えていた時・・・・
「コンコン」
突然、ドアをノックする音が聞こえた。
「マジック様、総帥が帰還されました。」
「ティラミスか、わかった。」
私はティラミスの知らせを聞いて、外の飛空艇へと出る。
「シンタロー総帥、ご到着です。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
しかし、シンちゃんの口から出た言葉がこれだ。
「おい、親父、コタローはどこだ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・
イキナリデスカイ・・・・・
「おい、親父、答えろ!!」
私はしばらく真っ青になった。
そうだった。シンちゃんはコタローを適愛していたんだった。
忘れていた。
「・・・シシシ・・・シンちゃん、落ち着いて聞いて、今コタローは行方不明なんだ・・・
おそらく、パプワ島にいると思うのだが・・・・」
「んだと!!」
シンタローは眼魔砲を構える・・・いや・・・「ため」の状態に入っていた。
「し・・・し・・・し・・・し・・・し・・・し・・・シンちゃん・・・落ち着いて話し合おうぢゃないか~~~~~~~~~~」
「ああん?まだいたのぉ親父ィ~~~」
ちゅどーーーーーーーーーーーーーーん
「やめろ、シンタロー。とりあえずパプワ島に行ってみるしかあるまい。おそらく、パプワ島にいるのではないか。
パプワ島でコタローの力が暴走したら大変なことになるからな。」
キンタローが口を挟む。
「ええ!!またいなくなっちゃうの!!??せっかく帰ってきたとおもえば、すぐにこれなんだから!!」
グンマが悲しそうな顔をして言う。
「まあ、最後に笑うのは誰か分からんがな。」
「キンタロー、それはどういうことなんだい?」
「おそらく、特戦部隊や、心戦組もパプワ島にいるのではないかと俺は推定している。
リキッドがそれをいち早く知っているのではないのだろうか。まあ、リキッドが笑うのか、シンタローが笑うのか分からんがな。」
zzzzzzzz
「お父様、お腹好いた・・・」
「どうした、なぜ叔父貴は寝ている。」
「いや、お前の話が長いからだろ。」
「グンマ、お腹好いた!!??」
キンタローが激しい突込みを入れる。
「こいつの腹ン中、これいれたろか。」
シンタローが言っているこれとは、なんと酸素がたっぷりのボムだった。
しいて言えば、酸素爆弾だった。
「眼魔砲」
キンタローが酸素爆弾を破壊した。
「いいか、シンタロー、酸素というのは空気より、少し重く、二酸化マンガンと薄い塩酸をまぜて発生させることができるんやで。
酸素は物を燃やす力があるんやからな。それを腹ン中入れると死んでしまうだろう!!」
「キンちゃん・・・関西弁・・・」
「ブユーデンブユーデンデンデデデンレッっゴー!!」
「キンちゃん、そんなギャグどこで覚えたの!!??」
「トイレどこですか?」
「ねえよ。」
キンタローがへんなギャグを言っていた。
私は目を覚ました。
「あれ、ココはどこだい?」
「「「だめだ・・・こいつ・・・完全におかしいで」」」
「こうしちゃいられねえ!!笑いてえ奴だけ笑え!!最後に笑うのは俺だからな!!」
「よく言ったぞ!!」
「シンちゃん、必ず無事で戻ってきてね」
「ああ」
私にはシンタローがみせた笑顔がなんとなく、印象に残った。
明日へ続く坂道の途中で、すれ違う大人たちは呟くのさ。
終わり
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