忍者ブログ
* admin *
[592]  [591]  [590]  [589]  [588]  [587]  [586]  [585]  [584]  [583]  [582
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

hs
今日を祝おう!
何でかって?
今日が生まれた日なんだよ!
誰よりも愛しいあの人が!
今日という日に生まれ落ちたんだ!
今日を祝おう!
誕生日おめでとう!
生まれてきてくれてありがとう!
出会った奇跡に感謝しよう!





「誕生日おめでとうございます☆」

バチンとウインクを飛ばして、ロッド。
綺麗な花をシンタローへ。
プレゼントが花…少々呆れながら、シンタローはその花を受け取った。
綺麗な花だ。

「…おめでとうございます」

小さなクマのヌイグルミ。
Gからクマを受け取る。
子供じゃないんだけどなぁ、なんて思いながら。
でも、そのクマを可愛いと思ったことも事実なのだ。
見かけによらず随分と手先が器用な男だと感心してしまうシンタローだった。

「誕生日おめでとうございます」

最後、マーカーからは特上の酒がプレゼントされた。
シンタローは、有り難く受け取った。
さすがマーカー、良い趣味をしている。
どんなツマミで食べよう。
あける前から想像だけで胸が膨らむ。
三つのプレゼントを受け取って、シンタローは、満面の笑顔。

「Thank you」

すべてのお礼を、この言葉と笑顔にこめた。





「シンちゃんハッピーバースデェー!」

にぎやかな声が響く。
グンマとマジックがやってきた。
にぎやかにパーンとクラッカーを鳴らす。
自分の事以上に嬉しそうな顔をされ、怒るに怒れないシンタロー。
嬉しい?
嬉しい?
とグンマがシンタローのまわりを跳ね回る。

「誕生日くらい仕事は休みにするべきだよ、シンちゃん」

マジックが苦笑しながら言った一言は、少し淋しそうだった。
シンタローが黙っていると、トントンと書類をまとめたキンタローが

「安心しろ、伯父貴。シンタローは昼から休みだ」

本当!?
親子の目が輝いた。





午後からパーティーだよ、キンちゃん、シンちゃん!
二人はウキウキと会場作りをするべく、去った。

「何で言ったんだよ」

めんどくさい事になる。
キンタローを半眼に睨みながらシンタローは文句をいう。
シンタローの睨みなど気にもせず

「良いだろ、少しくらい喜ばせてやれ」

涼しい顔で。
チェッと口を尖らせる。
シンタロー、と名を呼ばれ、すねたままの表情でキンタローを見る。
キンタローは、顔に微かな笑みを作り

「誕生日おめでとう」

数回瞬き。
すぐに、シンタローも笑みを見せる。

「お前もな。誕生日おめでとう」





「よっ」

夜遅く。
まだ、今日である時間。
パーティーを終わらせたシンタローが部屋に戻る。
扉の前に、ハーレムが立っていた。

「コンバンワ」

棒読みのシンタローに苦笑する。
随分遅くなったから、怒られても仕方ないとは思っていたらしい。

「そう怒んなよ、まだ当日だろ」

肩をすくめて笑う。
シンタローだって今の今まで皆と居たのだからそんなに怒ることではないと思うが、それは思考の違いだろう。

「…それより、言う事があるだろ」

早くいかないと、日にちが変わってしまう。
シンタローのせかす言葉にハーレムは笑う。
随分待たせてしまったらしい。

「Happy Birthday」

その一言に、シンタローは極上の笑みを見せた。
皆には申し訳ないけど、ハーレムからの一言が、何よりも嬉しかったシンタローだった。





今日を祝おう。
誰よりも愛しいものの誕生日を。
さぁ、限りない愛を、きみにプレゼント。


END


シンタロー誕生日おめでとー!
総受け風味の最終的にハレシン。
2006年シンタロー生誕祝い。


06.5/24
PR
BACK HOME NEXT
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新記事
as
(06/27)
p
(02/26)
pp
(02/26)
mm
(02/26)
s2
(02/26)
ブログ内検索
忍者ブログ // [PR]

template ゆきぱんだ  //  Copyright: ふらいんぐ All Rights Reserved