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以下は18禁となっております。
18歳以上の方のみ自己責任で閲覧ください。
「…見られるのは好きなのか?」
耳に押し当てられた口から発せられた言葉はじんわりとシンタローを侵していく。閉じていた目を開き、前方の鏡越しにハーレムを見やれば、あの顔で意地悪く笑うのが映る。
「……さっさ、と…」
しやがれ。末尾はきっと音になっていないだろう。ギリギリで止められるでもなく、ただ微弱な愛撫を繰り返されるだけの数分間がこんなにも長い。服から性器だけをとりだされ、指先だけで触れる。なぞる。つつく。性的な快楽を与える行為ではなく、壊れ物を扱うような手付き。そのはずなのに、シンタローのそれは、やがて与えられるであろう快楽への期待に反応を示している。
「…兄貴にはどんなふうにされてるんだ?」
目を見開くシンタローにハーレムは続ける。
「気付いてないと思ってたのか?こんなもんまで見せといて」
そう言ってハーレムは性器をいじっていた手でシンタローのへその辺りに触れる。何度も吸われたその部分は赤くなり、治ることも忘れてしまったようだった。
「…ちゃんと服で隠れる所にだけしてんのは、さすが、抜け目ないな」
舌打ちし、その部分を人指し指で強く弾く。痛みに跳ねるシンタローの体はもう、限界を訴えている。早く、早く。
「・・・も、・・・う」
呼吸は浅く、速い。息継ぎの合間に発せられた言葉は吐息に近い。ハーレムは、左手でシンタローの頭を自分の顔に引き寄せ、途切れてしまった言葉の先を促す。
「”もう”・・・なんだ?」
ハーレムが喋るたび動く唇の刺激は、今のシンタローには大きすぎた。きっと、もう全身が性感帯になってしまったのだ。
「・・・はや、く・・・ッ・・・」
うっすらと涙を浮かべた目がハーレムを捉え、図らずもハーレムはその目に映る自身に、限界を迎えていたのはシンタローだけではないのだと気付かされる。

追いつめられていたのは、どちらなのか。


マジシン前提のハレシン
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