悪夢(青の一族+α)
==マジックの場合==
「シンちゃん?何処へ行くんだい?パパのところに帰っておいで」
「何言ってるんだよ?アンタはおれの親父なんかじゃないだろ?
アンタの息子はグンマとコタローじゃないか。」
「待って!シンちゃん!戻っておいで!シンちゃんもパパの息子だよ!」
「シンタロー!!」・・・・夢か・・・嫌な夢をみたものだ。
==ハーレムの場合==
「おい!くそ餓鬼!何処へ行こうってんだ?」
「ハーレムの目の届かないところだよ。
アンタはこの顔が気に入らないんだよな?だから消えてやるよ。」
「おい!てめぇ~!!ふざけたこと言ってんじゃねぇっ!!
さっさと戻って来い!!おら!!そっちに行くんじゃねぇ!!」
「シンタロー!!」・・・・チッ!くだらねー夢をみたもんだぜ。
==サービスの場合==
「シンタロー?何処へ行こうとしてるんだい?」
「叔父さんには、もうジャンの代わりは必要ないだろ?」
「何を言っているんだい?シンタローをジャンの代わりだなんて
一度も思ったことはないよ?だからこっちにおいで」
「シンタロー!!」・・・・フッ。つまらない夢をみてしまったな。
==グンマの場合==
「シンちゃん?何処へいっちゃうの?」
「本来のオマエの居場所に居座ったままじゃダメだろ?だから返すよ」
「何言ってるの?待ってよ!!シンちゃん!!」
「シンちゃん!!」・・・・はぁ~。嫌な夢をみちゃった。
==キンタローの場合==
「シンタロー。何処へ行こうというのだ?」
「本当のシンタローはオマエじゃないか。ニセモノは消えてやるよ。」
「何を言っている!俺はキンタローでシンタローはお前だ!!」
「シンタロー!!」・・・・夢か。夢だな。嫌な夢だ。
==コタローの場合==
「お兄ちゃん!何処へいくの?」
「コタロー、オマエのお兄ちゃんはグンマだけだよ。」
「シンタローお兄ちゃんも僕のお兄ちゃんだよ!!
待ってよ!!そっちに行かないで!!」
「お兄ちゃん!!」・・・・すっごく嫌な夢みちゃったよ。
==シンタローの場合==
「なあ!皆どこへ行くんだよ?」
「私は君のパパじゃないからね。本当の家族のところさ。」
「クソ餓鬼!てめぇ~のツラなんざぁ~見たくねぇ~んだよ!!」
「ジャンが戻ってきたからね。代わりはもういらないんだよ。」
「僕のお父さまとコタローちゃんを返してもらうよ!」
「ニセモノめ!よくも24年間も閉じ込めてくれたな!」
「僕のお兄ちゃんはグンマお兄ちゃんだけだよ!」
「「「「「「ここにはシンタローの居場所はないんだよ」」」」」」
『お前の居場所はここだ。だから戻って来―――――・・・・・・・。』
「「「「「「シン(タロー)(お兄)ちゃん」」」」」」
バタバタと、寝室になだれこんできた青の一族達の呼び声に覚醒し、
さっきまでのあれは夢だったのだと気付いた。それも嫌な夢。
だが、覚醒する瞬間に誰かの声を聞いたような気がする・・・。
あの声は・・・遠くのほうで何を言っていたのだろうか・・・。
必死に思い出そうとしているうちに眉間にシワがよっていたらしく
そこにいた全員が心配そうに俺の顔を覗き込んでいた。
そしてその全員の顔も心なしか沈んでいるように感じる。
「よし!さっさとメシにしようぜ!」
そう言って起き上がると皆がホッとしたように笑顔になった。
その笑顔をみて、俺もなぜかホッとした。
==醒めない悪夢==
「皆に変な夢をみせたのはお前だろ?アス。」
「・・・・・ジャン。」
「くだらね~ことしてんじゃね~よ。おかげでサービス達も落ち込んでたぞ。」
「たしかにくだらないな。どうせならもっと苦むようにすれば良かった。
あれくらいでは私の気持ちは収まらん。」
「また皆に何かしたら、今度は俺も黙っちゃいないぜ?・・・じゃ~な。」
青の一族など、苦しめても苦しめても私の気持ちが収まることはない。
あの一族が憎くて憎くてたまらない。
あの一族のせいで私は番人を解雇されたのだから。
・・・・などというのは、ただの建前にすぎない。
あの一族は私から「半身」を奪ったのだ。それも二度も。
それに比べれば番人を解雇されたことなど「くだらないこと」になるだろう。
半身の1つは私の対なる番人たる「ジャン」。
もう1つの半身は私の影たる「シンタロー」。
どちらも青の一族に奪われたまま。私のもとに戻ることはない。
これを悪夢と言わずして、いったい何を悪夢というのだろうか。
==マジックの場合==
「シンちゃん?何処へ行くんだい?パパのところに帰っておいで」
「何言ってるんだよ?アンタはおれの親父なんかじゃないだろ?
アンタの息子はグンマとコタローじゃないか。」
「待って!シンちゃん!戻っておいで!シンちゃんもパパの息子だよ!」
「シンタロー!!」・・・・夢か・・・嫌な夢をみたものだ。
==ハーレムの場合==
「おい!くそ餓鬼!何処へ行こうってんだ?」
「ハーレムの目の届かないところだよ。
アンタはこの顔が気に入らないんだよな?だから消えてやるよ。」
「おい!てめぇ~!!ふざけたこと言ってんじゃねぇっ!!
さっさと戻って来い!!おら!!そっちに行くんじゃねぇ!!」
「シンタロー!!」・・・・チッ!くだらねー夢をみたもんだぜ。
==サービスの場合==
「シンタロー?何処へ行こうとしてるんだい?」
「叔父さんには、もうジャンの代わりは必要ないだろ?」
「何を言っているんだい?シンタローをジャンの代わりだなんて
一度も思ったことはないよ?だからこっちにおいで」
「シンタロー!!」・・・・フッ。つまらない夢をみてしまったな。
==グンマの場合==
「シンちゃん?何処へいっちゃうの?」
「本来のオマエの居場所に居座ったままじゃダメだろ?だから返すよ」
「何言ってるの?待ってよ!!シンちゃん!!」
「シンちゃん!!」・・・・はぁ~。嫌な夢をみちゃった。
==キンタローの場合==
「シンタロー。何処へ行こうというのだ?」
「本当のシンタローはオマエじゃないか。ニセモノは消えてやるよ。」
「何を言っている!俺はキンタローでシンタローはお前だ!!」
「シンタロー!!」・・・・夢か。夢だな。嫌な夢だ。
==コタローの場合==
「お兄ちゃん!何処へいくの?」
「コタロー、オマエのお兄ちゃんはグンマだけだよ。」
「シンタローお兄ちゃんも僕のお兄ちゃんだよ!!
待ってよ!!そっちに行かないで!!」
「お兄ちゃん!!」・・・・すっごく嫌な夢みちゃったよ。
==シンタローの場合==
「なあ!皆どこへ行くんだよ?」
「私は君のパパじゃないからね。本当の家族のところさ。」
「クソ餓鬼!てめぇ~のツラなんざぁ~見たくねぇ~んだよ!!」
「ジャンが戻ってきたからね。代わりはもういらないんだよ。」
「僕のお父さまとコタローちゃんを返してもらうよ!」
「ニセモノめ!よくも24年間も閉じ込めてくれたな!」
「僕のお兄ちゃんはグンマお兄ちゃんだけだよ!」
「「「「「「ここにはシンタローの居場所はないんだよ」」」」」」
『お前の居場所はここだ。だから戻って来―――――・・・・・・・。』
「「「「「「シン(タロー)(お兄)ちゃん」」」」」」
バタバタと、寝室になだれこんできた青の一族達の呼び声に覚醒し、
さっきまでのあれは夢だったのだと気付いた。それも嫌な夢。
だが、覚醒する瞬間に誰かの声を聞いたような気がする・・・。
あの声は・・・遠くのほうで何を言っていたのだろうか・・・。
必死に思い出そうとしているうちに眉間にシワがよっていたらしく
そこにいた全員が心配そうに俺の顔を覗き込んでいた。
そしてその全員の顔も心なしか沈んでいるように感じる。
「よし!さっさとメシにしようぜ!」
そう言って起き上がると皆がホッとしたように笑顔になった。
その笑顔をみて、俺もなぜかホッとした。
==醒めない悪夢==
「皆に変な夢をみせたのはお前だろ?アス。」
「・・・・・ジャン。」
「くだらね~ことしてんじゃね~よ。おかげでサービス達も落ち込んでたぞ。」
「たしかにくだらないな。どうせならもっと苦むようにすれば良かった。
あれくらいでは私の気持ちは収まらん。」
「また皆に何かしたら、今度は俺も黙っちゃいないぜ?・・・じゃ~な。」
青の一族など、苦しめても苦しめても私の気持ちが収まることはない。
あの一族が憎くて憎くてたまらない。
あの一族のせいで私は番人を解雇されたのだから。
・・・・などというのは、ただの建前にすぎない。
あの一族は私から「半身」を奪ったのだ。それも二度も。
それに比べれば番人を解雇されたことなど「くだらないこと」になるだろう。
半身の1つは私の対なる番人たる「ジャン」。
もう1つの半身は私の影たる「シンタロー」。
どちらも青の一族に奪われたまま。私のもとに戻ることはない。
これを悪夢と言わずして、いったい何を悪夢というのだろうか。
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