厄日(パプワファミリー・ウマ子※微妙にリキ→シン)
どうしてこんなことになったのだろう・・・。
ことの始まりは、いつものウマ子の襲撃によって幕を開けた。
今朝は俺が起きると、すでにシンタローさんが朝食の用意をしていた。
「こいつもタダ飯ばかりくわさんと、働かせねばな!」
なんて口では言っているパプワだが、その本心といえば
ただシンタローさんの料理が食べたかったにすぎない。
(俺としてはちょっぴり切なくも感じるが・・・・)
それでも俺もシンタローさんの激ウマ料理を食べられることに
心の中でパプワに感謝したことは誰にも内緒だ。
そしていざ、頂こうとしているときにウマ子がやってきたのだ。
シンタローさんの料理が目の前に並んでいたので上機嫌なパプワが
ウマ子にも一緒に食べるように勧めたのだった。
最初は渋っていたウマ子だったが、パプワやシンタローさんに勧められ
おとなしく食卓につき、味噌汁を手にしていた。
その時に俺は嫌な事を思い出したのだ!!
ウマ子は俺が作った味噌汁にでさえ「結婚」の二文字を口にしたこと。
そして現在のような状態に至っている事を。
そんなウマ子がシンタローさんの激ウマ味噌汁なんかを食べた日にゃ~
「夜明けの熱い味噌汁を向かい合って飲もうペアのストローさして」
なんてことになりかねん!!!
危険だ!!シンタローさんの身が果てしなく危険だ!!
そんなことを考えながら、ハッとしてウマ子を見ると、
今まさに味噌汁に口をつけようとしている瞬間だった。
「それを飲んじゃイカ~~ン!!!」バッシ~~ン!バシャーン!!
「・・・・ふう・・危なかっガブリ
んぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~っ!!!
「危ないのはお前だ!いきなりプラズマを出すんじゃない!
見ろ!お前のプラズマでせっかくの料理がめちゃくちゃになったぞ!」
「わう!!」
パプワの言葉に強く同意を示しているチャッピーの後から
もっと危ないオーラを秘めたお姑さんの手にエネルギーが集中していた。
「てんめぇ~~!!何が危ないと言うんだ?ああ~ん?
俺が味噌汁に一服盛ったとでも言いたいのか?ああ~?」
お姑さんの顔はすでに鬼姑と化していたのは言うまでもない。
チャッピーに噛まれたところから大量に出血していることに構わず
俺は必死に弁解を試みた・・・が、出る言葉は「あの・・その・・」だけ。
お姑さんの手に集まった光が俺に向かって放たれる!そう思ったとき、
「リッちゃんは悪くない!・・・ワシのせいなんじゃ~!!」
ウマ子の一言でシンタローさんは眼魔砲を撃つことなく手がおろされた。
俺を救ってくれたことに、今回だけは感謝しながらウマ子を見て固まった。
ウマ子の横で不機嫌そうなパプワの秘石眼が妖しくきらめいていたからだ。
「リッちゃんは、ウマ子が自分以外の男がつくった料理を
食べるのが嫌だったんじゃな!リッちゃんにやきもちを焼かせて
ウマ子は罪深い乙女じゃ!!」そういいながらモジモジしている。
パプワが「ウマ子は愛されているんだな!」といってバッと扇子を広げた。
その時、パプワが俺を見てニヤリと笑ったのを見逃したかった。
それを聞いたウマ子は頬を紅く染め、俺に容赦ない熱き抱擁をしてきた。
ギュ~~~ンムムム・・・メシメシ・・ボキ・・・ペキ・・・
嫌な音を気にも留めないシンタローさんは「それなら仕方ねぇ~な」と呟くと
散らばったお皿や料理を片付け始め、フと振り返って言った。
「んじゃあ~、これからはお前1人で料理しろよ!俺はもうつくらねぇ~。」
その一言に対してパプワの機嫌はさらに急降下したことだろう。
骨の軋む俺に容赦なく突き刺さる視線の痛みが増した。
もう眼を合わせることができない・・・。やめて・・秘石眼・・・。
どうしてこんなことになったのだろう・・・・。
せっかくのシンタローさんの料理を食べ損ねただけでなく
パプワの機嫌も激しく損ね、さらに家事を押し付けられ
未だにウマ子の熱い抱擁からは開放されない。
ああ・・・今日は・・・というか、今日もついていない。
どうしてこんなことになったのだろう・・・。
ことの始まりは、いつものウマ子の襲撃によって幕を開けた。
今朝は俺が起きると、すでにシンタローさんが朝食の用意をしていた。
「こいつもタダ飯ばかりくわさんと、働かせねばな!」
なんて口では言っているパプワだが、その本心といえば
ただシンタローさんの料理が食べたかったにすぎない。
(俺としてはちょっぴり切なくも感じるが・・・・)
それでも俺もシンタローさんの激ウマ料理を食べられることに
心の中でパプワに感謝したことは誰にも内緒だ。
そしていざ、頂こうとしているときにウマ子がやってきたのだ。
シンタローさんの料理が目の前に並んでいたので上機嫌なパプワが
ウマ子にも一緒に食べるように勧めたのだった。
最初は渋っていたウマ子だったが、パプワやシンタローさんに勧められ
おとなしく食卓につき、味噌汁を手にしていた。
その時に俺は嫌な事を思い出したのだ!!
ウマ子は俺が作った味噌汁にでさえ「結婚」の二文字を口にしたこと。
そして現在のような状態に至っている事を。
そんなウマ子がシンタローさんの激ウマ味噌汁なんかを食べた日にゃ~
「夜明けの熱い味噌汁を向かい合って飲もうペアのストローさして」
なんてことになりかねん!!!
危険だ!!シンタローさんの身が果てしなく危険だ!!
そんなことを考えながら、ハッとしてウマ子を見ると、
今まさに味噌汁に口をつけようとしている瞬間だった。
「それを飲んじゃイカ~~ン!!!」バッシ~~ン!バシャーン!!
「・・・・ふう・・危なかっガブリ
んぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~っ!!!
「危ないのはお前だ!いきなりプラズマを出すんじゃない!
見ろ!お前のプラズマでせっかくの料理がめちゃくちゃになったぞ!」
「わう!!」
パプワの言葉に強く同意を示しているチャッピーの後から
もっと危ないオーラを秘めたお姑さんの手にエネルギーが集中していた。
「てんめぇ~~!!何が危ないと言うんだ?ああ~ん?
俺が味噌汁に一服盛ったとでも言いたいのか?ああ~?」
お姑さんの顔はすでに鬼姑と化していたのは言うまでもない。
チャッピーに噛まれたところから大量に出血していることに構わず
俺は必死に弁解を試みた・・・が、出る言葉は「あの・・その・・」だけ。
お姑さんの手に集まった光が俺に向かって放たれる!そう思ったとき、
「リッちゃんは悪くない!・・・ワシのせいなんじゃ~!!」
ウマ子の一言でシンタローさんは眼魔砲を撃つことなく手がおろされた。
俺を救ってくれたことに、今回だけは感謝しながらウマ子を見て固まった。
ウマ子の横で不機嫌そうなパプワの秘石眼が妖しくきらめいていたからだ。
「リッちゃんは、ウマ子が自分以外の男がつくった料理を
食べるのが嫌だったんじゃな!リッちゃんにやきもちを焼かせて
ウマ子は罪深い乙女じゃ!!」そういいながらモジモジしている。
パプワが「ウマ子は愛されているんだな!」といってバッと扇子を広げた。
その時、パプワが俺を見てニヤリと笑ったのを見逃したかった。
それを聞いたウマ子は頬を紅く染め、俺に容赦ない熱き抱擁をしてきた。
ギュ~~~ンムムム・・・メシメシ・・ボキ・・・ペキ・・・
嫌な音を気にも留めないシンタローさんは「それなら仕方ねぇ~な」と呟くと
散らばったお皿や料理を片付け始め、フと振り返って言った。
「んじゃあ~、これからはお前1人で料理しろよ!俺はもうつくらねぇ~。」
その一言に対してパプワの機嫌はさらに急降下したことだろう。
骨の軋む俺に容赦なく突き刺さる視線の痛みが増した。
もう眼を合わせることができない・・・。やめて・・秘石眼・・・。
どうしてこんなことになったのだろう・・・・。
せっかくのシンタローさんの料理を食べ損ねただけでなく
パプワの機嫌も激しく損ね、さらに家事を押し付けられ
未だにウマ子の熱い抱擁からは開放されない。
ああ・・・今日は・・・というか、今日もついていない。
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