【したい】
深夜にドンドン、と自室のドアを喧しく叩く音がするので
シンタローは何事かと起き上がり扉を開けた。
部屋のすぐ外にはグンマが疲れきった顔で立っていて
その後ろの方ではすっかり酒に酔っ払っているらしい父親が
壁を背にだらしなく凭れ掛かっていた。
お願い、後、よろしく!と事情説明もせずグンマはその場を走り去る。
シンタローはグンマに向かって声をかけようとしたが、
今が夜中だと言う事に気付き、自制した。
顔を赤くして瞼を閉じている父親に目を向ける。
どうやら眠っているらしい。
このまま廊下に置き去りにしてもう一度暖かい布団に戻ろうとも思ったが
やはり良心が痛み、仕方なくシンタローはマジックを自室に運ぶ事にした。
どんな言葉をかけてもうん、としか返事をしない。
やれやれ、とため息をうつとマジックの腕を自分の肩に回させ
それをしっかりと掴むと腰を抱き、部屋へ運んだ。
重い身体を何とかソファに座らせるとサイドテーブルに置いておいた
水の入ったペットボトルをとり手近にあったコップに中身を注ぐ。
飲めよと、渡そうとしても身動き一つとろとしない父に痺れを切らして
シンタローは自分の口に水を含ませ、マジックに口移しで飲ませた。
マジックが薄く目を開けてこちらを見る。
あぁ、シンちゃんだ。とシンタローの姿を確認すると再び目を閉じた。
こんなになるまで、一体どれくらい飲んだのだろう。
暫く眺めていると、マジックはまたシンタローの名前を呼んだ。
何だよ、と聞き返すと‘愛してる’と言われてしまった。
同じ台詞を、譫言のように何度も呟いてる。
前後不覚の状態で、自分を口説いてるその姿に
シンタローは不覚にもこの、二十以上年の離れたオヤジ相手に
・・・可愛い、と思ってしまった。
金色の前髪を少し掻き揚げて、口付けを交わす。
酒に酔っているせいか、いつもより拙い動きで
それでも
懸命にキスに応える様子が愛しくてたまらない。
スペシャルサービスだぜ、と
シンタローは上着を床に脱ぎ捨てた。
相手のズボンを下着ごとずり下ろして、出てきたものを大胆に口に含んだ。
普段されているように舌で先を擽り時折手を使って扱いたり。
生暖かい口内に包まれて、せわしなくマジックは吐息を吐き出した。
熱い舌が根元から先まで丁寧に愛撫し、腰が悶える。
シンタローが少しだけ口を離して気持良いかと尋ねても
マジックはうん、としか言わない。本当に意識がないのだろう。
まぁ、その方が良いのだが。
自分の下半身に手を伸ばすと、既にカウパー腺液で下着が濡れていて
それが可笑しくてシンタローは笑った。
穿いていたものを全て脱いでしまうとマジックの足元に跪き、
いつも自分の中を深く抉るそれをもう一度口に咥える。
己の双丘の間を探り、そこに指を差し入れてやるとン、と漏れる声に
自分の頬が熱くなったのを感じた。
指の本数を次第に増やして、中を、ぐちゃぐちゃに弄ってやる。
抜き差しする度に分泌液が指を伝って床を汚した。
内部を掻き回すと、たまらず、奉仕するのを中断する。
マジックの肩に手を置き、その腰へ自身の身体を乗り上げた。
「―――ッあ・・・、」
先を埋め込むと進入を喜ぶかのように自分の意志とは関係なく
中がそれを締め付ける。
完全に腰を落としきると指では届かなかった奥まで熱が届いて
目まぐるしい快感にシンタローの身体が悦がった。
身を反らして上下にがくがくと腰を揺さぶる。
繋がりあった部分が糸を引いて蜜がソファに滴り落ちる。
脳が麻痺するほど最高に気持ち良くて堪えきれずマジックの首に縋り付くと
腰を掴まれ角度を変えて突き上げられた。
「親父・・・ッ」
シンタローの喉が仰ぎ反る。
切ない嬌声を上げながら、それでも腰の動きは止まらない。
強く抱きしめて激しく、強引に中を擦り上げる。
「っぁ、ん・・・、ん・・・!」
生理的な涙で目が滲んで前がよく見えない。
こんなに近くにいるのに。
シンタローは相手を確かめるように激しいキスをした。
荒く息をつぎながらお互いの唾液を絡ませあう。
息継ぎが上手くできなくて苦しいのか、マジックが口を離そうとするので
シンタローはいやいやをするように首を振りしつこく接合を求めた。
マジックのものが奥まで当たり、切ない悲鳴が部屋中に木霊する。
熟れた先端から精液が弾けてはぁ、と息を零す。
少し遅れて熱い液体が自分の中に注ぎ込まれた。
「――――あ・・・」
流れるものに、ビクビクと敏感に身体が震える。
引き抜くと同時にマジックの出したものがシンタローの太腿の内側を伝った。
出しすぎなんだよ、と文句をつけると彼はバスルームへと向かったのだった。
翌日、
マジックは凄まじい二日酔いにより昨晩の事が全く思い出せず
あの夜の事はシンタローただ一人だけが覚えている。
深夜にドンドン、と自室のドアを喧しく叩く音がするので
シンタローは何事かと起き上がり扉を開けた。
部屋のすぐ外にはグンマが疲れきった顔で立っていて
その後ろの方ではすっかり酒に酔っ払っているらしい父親が
壁を背にだらしなく凭れ掛かっていた。
お願い、後、よろしく!と事情説明もせずグンマはその場を走り去る。
シンタローはグンマに向かって声をかけようとしたが、
今が夜中だと言う事に気付き、自制した。
顔を赤くして瞼を閉じている父親に目を向ける。
どうやら眠っているらしい。
このまま廊下に置き去りにしてもう一度暖かい布団に戻ろうとも思ったが
やはり良心が痛み、仕方なくシンタローはマジックを自室に運ぶ事にした。
どんな言葉をかけてもうん、としか返事をしない。
やれやれ、とため息をうつとマジックの腕を自分の肩に回させ
それをしっかりと掴むと腰を抱き、部屋へ運んだ。
重い身体を何とかソファに座らせるとサイドテーブルに置いておいた
水の入ったペットボトルをとり手近にあったコップに中身を注ぐ。
飲めよと、渡そうとしても身動き一つとろとしない父に痺れを切らして
シンタローは自分の口に水を含ませ、マジックに口移しで飲ませた。
マジックが薄く目を開けてこちらを見る。
あぁ、シンちゃんだ。とシンタローの姿を確認すると再び目を閉じた。
こんなになるまで、一体どれくらい飲んだのだろう。
暫く眺めていると、マジックはまたシンタローの名前を呼んだ。
何だよ、と聞き返すと‘愛してる’と言われてしまった。
同じ台詞を、譫言のように何度も呟いてる。
前後不覚の状態で、自分を口説いてるその姿に
シンタローは不覚にもこの、二十以上年の離れたオヤジ相手に
・・・可愛い、と思ってしまった。
金色の前髪を少し掻き揚げて、口付けを交わす。
酒に酔っているせいか、いつもより拙い動きで
それでも
懸命にキスに応える様子が愛しくてたまらない。
スペシャルサービスだぜ、と
シンタローは上着を床に脱ぎ捨てた。
相手のズボンを下着ごとずり下ろして、出てきたものを大胆に口に含んだ。
普段されているように舌で先を擽り時折手を使って扱いたり。
生暖かい口内に包まれて、せわしなくマジックは吐息を吐き出した。
熱い舌が根元から先まで丁寧に愛撫し、腰が悶える。
シンタローが少しだけ口を離して気持良いかと尋ねても
マジックはうん、としか言わない。本当に意識がないのだろう。
まぁ、その方が良いのだが。
自分の下半身に手を伸ばすと、既にカウパー腺液で下着が濡れていて
それが可笑しくてシンタローは笑った。
穿いていたものを全て脱いでしまうとマジックの足元に跪き、
いつも自分の中を深く抉るそれをもう一度口に咥える。
己の双丘の間を探り、そこに指を差し入れてやるとン、と漏れる声に
自分の頬が熱くなったのを感じた。
指の本数を次第に増やして、中を、ぐちゃぐちゃに弄ってやる。
抜き差しする度に分泌液が指を伝って床を汚した。
内部を掻き回すと、たまらず、奉仕するのを中断する。
マジックの肩に手を置き、その腰へ自身の身体を乗り上げた。
「―――ッあ・・・、」
先を埋め込むと進入を喜ぶかのように自分の意志とは関係なく
中がそれを締め付ける。
完全に腰を落としきると指では届かなかった奥まで熱が届いて
目まぐるしい快感にシンタローの身体が悦がった。
身を反らして上下にがくがくと腰を揺さぶる。
繋がりあった部分が糸を引いて蜜がソファに滴り落ちる。
脳が麻痺するほど最高に気持ち良くて堪えきれずマジックの首に縋り付くと
腰を掴まれ角度を変えて突き上げられた。
「親父・・・ッ」
シンタローの喉が仰ぎ反る。
切ない嬌声を上げながら、それでも腰の動きは止まらない。
強く抱きしめて激しく、強引に中を擦り上げる。
「っぁ、ん・・・、ん・・・!」
生理的な涙で目が滲んで前がよく見えない。
こんなに近くにいるのに。
シンタローは相手を確かめるように激しいキスをした。
荒く息をつぎながらお互いの唾液を絡ませあう。
息継ぎが上手くできなくて苦しいのか、マジックが口を離そうとするので
シンタローはいやいやをするように首を振りしつこく接合を求めた。
マジックのものが奥まで当たり、切ない悲鳴が部屋中に木霊する。
熟れた先端から精液が弾けてはぁ、と息を零す。
少し遅れて熱い液体が自分の中に注ぎ込まれた。
「――――あ・・・」
流れるものに、ビクビクと敏感に身体が震える。
引き抜くと同時にマジックの出したものがシンタローの太腿の内側を伝った。
出しすぎなんだよ、と文句をつけると彼はバスルームへと向かったのだった。
翌日、
マジックは凄まじい二日酔いにより昨晩の事が全く思い出せず
あの夜の事はシンタローただ一人だけが覚えている。
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