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【欲望】

シンタローが遠征から帰ると、激しい高揚が胸を満たす。
彼が挨拶に来る度に離したくなくなる。
以前、堪えきれず彼を壁に押さえつけたまま行為に至った事があった。

久しぶりだと言うのに相変わらずの仏頂面で、それがたまらなく懐かしく愛しかった。
初めはキスをするだけで止めようと決めていたのにキスをしてしまったら止まらなくなって
愛したくてしょうがなかった。
シンタローの匂いと、肌の感触全てが、心を溶かしていくようだ。
嫌だ、と怒声を上げるが瞳はもう濡れていた。
この子はいつも拒絶する言葉しか吐かない。
・・・そんなに物欲しそうな顔をしているくせに。
それが余計に苛立たせる。
私にばかり言わせて、自分は愛されて当然なような態度がおもしろくない。
時々酷く傷つけてやりたくなる事がある。
ねぇ、シンタロー。頼むから言ってよ。
パパの事を好きだって、愛してるって。本当はずっとこうしたかったんだって。言って。
耳元で囁くと顔を紅くして私を突き放す。
自惚れるのも、大概にしろ!オレは、
その先の言葉を言わせないために強引に唇を奪った。
喉の奥の方まで舌を差し入れて口腔を蹂躙する。このまま脳まで犯せたら良いのに。

自惚れる?じゃあ、オマエは好きでも何でもない相手に、こんな風にキスをされて
胸を弄られて、それでそんな顔をしちゃうの?ヤラしい子だね、シンタロー。

わざと冷たく言い放ってやると、シンタローは眉を顰めて苦痛の表情をつくる。
シンちゃん、オマエが強情をはるから
だから今日はパパも、オマエに‘愛してる’なんて言ってやらない。
いつもキスをする度、オマエの中に入る度に告白する言葉。
その言葉を伝えるだけで オマエは、
頬を愉悦に染まらせて蕩けそうな顔をしているのを知っているかい?
それが可愛いから、何度でも言ってあげたくなる。でも今日は言わない。
酷い事をしているかな?でも、コレは、オマエがいつも私にしている事だよ。シンちゃん。
入口に指を添えて軽く押し当てる。
異物感に、シンタローの身体が疎んじた。
首にしがみ付きながら声を上げるのを必死に堪えている様子にますます嗜虐心が煽られる。
根元まで埋まる指を確認してから、もう一本の指を追加した。
狭いそこを広げて、襞を抉るように詮索する。身体が震えていた。
は、は・と短く息を吐いては唾液を垂らしている。
いいの?と問いかけても返事など返ってくるはずもなく、
返ってくるのは与えられる快感で跳ね上がる体の動きだけだ。
わざと音を立てて指を抜き差しする。
シンタローの腰が揺らめき出したのに気付いて、動かすのを止めると
彼はえ、と顔を上げた。
どうして欲しい?と聞いてもやはり、俯くばかりで返答はない。
それでも腰は、がくがくと震えていた。意地っ張りめ。
・・・そういう所が、可愛いんだけどね。
仕方なく返事を聞かずに自身を挿入する。
シンタローは押さえつけられていた壁に身体をずり上がらせて嬌声を上げた。
頭を抱かれて、丁度目の前に痛いほど突き立った乳首が映りそれに歯を立てる。
掠れた声で「父さん」と呼ばれた。
シンタローの腰の動きに合わせて、激しく中を掻き乱す。
深く突き入れて絡みついてくる内壁を強く擦り上げると、切ない吐息がひっきりなしに
シンタローの口から零れていた。

あぁ、シンタロー。

好きだよ。オマエの事が。

オマエが可愛くてたまらない。
好きだって、愛してるって、何度だってオマエに言いたい。
だから、お願いだから・・・オマエも、パパに言って。

悶えの止まらないシンタローの身体を押さえ付けて、自身を解放する。
狭い内部から熱い液が溢れたのがわかった。
彼も一際高い悲鳴を上げて、白濁した液体で私の服を汚した。
荒く息をつく身体を優しく抱き締める。
汗で額にへばり付いた前髪を掻き揚げてやるとそんな仕草にさえも感じるのか
敏感に身体が震えていて

言わないと、決めていたのに

・・・言って、キスをした。
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