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ドアを開けると、先ず眼に入るのが広い部屋の真中にちょこんと鎮座しているテーブルと2脚の椅子。
部屋の大きさに全くあっていないが、
この部屋に来るのは自分を除くとグンマ、たまにマジックが来るぐらいだからまあそれで当然なのかもしれない。
そこまでは、分かる。
が、何故その2脚しかない椅子に、人形が置いてあるのだろうか?

考えるのもおぞましいが、部屋の至る所に、
『シンちゃんがお仕事で毎日パパと会えなくても、これで寂しくないよねv
 でも、生身が一番だよ~~vv』
などど頭に年中花が咲いているバカ親父が持っている人形と同じものだ。
いや、コレはあのカンフー服ではない。
最近やっと馴染みつつある真っ赤でド派手な総裁服だ。
自分をかたどったものだから余計にそれを感じるのかもしれないが、
最低限の物しか置いていないこの部屋でソレは一際異彩を放っていた・・・

取り敢えず、目を瞑った。
思考。
この部屋の持ち主が、アレをどうしているのだろうか?
まさか、あの親父と同じように・・・。
いやいやそれはないだろう。
言ってみれば、まだ子供だ。
俺が子供の頃だって、男の子で人形遊びをしていた子も居た。
居たが。
立派な成人男子、しかも金髪碧眼、端整な顔の持ち主。
・・・・・。
それはそれで、とてつもなく恐ろしい。
だめだ、これ以上考えるな。
遮断。


俺は今、人として一番正しい事をしている。
アレを視界に入れないために瞑っていた目を開ける。
自然、俯いていた顔を上げる。
意味もなく、勢いをつけクルっと反転。
ドアを開く。
部屋を見ずに、後ろ手で閉めた。
後は、何事も無かったように、仕事に戻るだけだ。
キンタローの顔を見て、反応しないでいられるだろうか?
・・・無理かもしれない・・・
ごめんなさい。誰ともなしに心の中で謝ってしまう。
俺は人として正しい事を出来ないみたいだ。

H16.4.16

たぶんシン受けお題のどこかに続きます・・・
キンシンお題12へ。
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