シンタローが目を覚ますと、そこはベッドの中だった。
いや、普通だったらそれが当然なのだ。
けれど、シンタローはおかしいと思う。
それもそのはず、シンタローが寝ていた場所は医務室だったのだ。
シンタローの記憶が正しければ、執務室に居たはずだったのだ。
だが、気が付いたら自分は医務室のベッドの中。
誰か説明してはくれないだろうかとまわりを見渡す。
あいにく、誰も見当たらない。
医務室に居るはずの、むしろ主といっても過言ではない人物が居ない。
「…出てって良いのかな?」
ボソリと呟いてとりあえずベッドから抜け出す。
地に足をついて立ち上がると軽いめまいでベッドに手をつく。
クラクラとする頭をおさえる。
力が抜けてベッドに座る。
もしかして倒れたのか?
めまいがひどかったので予想をしてみるシンタローだった。
ガラッ
扉が開いて誰かが入ってきた。
シンタローの目にはまだ誰かは分からない。
カツカツと足音が近づく。
「…高松」
シンタローの目に映ったのは医務室の主だった。
ほんの少しホッとした、シンタローが息を吐く。
キンタローだったらクドクドと説教される所だ。
高松はじっとシンタローを見ている。
「…シンタロー様」
静かな声で名を呼ばれる。
ハッとして高松を見る。
声はとても静かなのに顔はとても笑顔で。
あぁ、しまった。
キンタローを教育したのはコイツだった。
頭の隅にそんな事を考える。
普段見れないようなニコニコ顔でシンタローに近づいてくる。
はっきり言って、恐い。
引きつった笑みを浮かべたシンタローは、ベッドの隅に避難しながら、
「えっと…ごめん…?」
とりあえず謝ってみた。
高松は、
「謝るという事は怒られる事をしたんですね」
いや、わかんないけど。
と言う事もできず引きつった笑みを続けている。
「とにかく、ちゃんと横になってください」
ふぅと息を吐いた高松が言う。
仕事が、と言いかけて止める。
とんでもない眼力で睨まれた。
「はい…」
おとなしく返事をし、先程抜けた布団のなかに戻る。
横になると、掛け布団をかけられる。
ベッドの横に椅子をもってきて高松は座る。
「まぁ、あなたの事ですからどうして此処に居るのか分からないのでしょう?」
ずばり図星をさされ、シンタローはベッドの中で頷く。
はぁ、とこれ見よがしに高松がため息をつく。
なんだよぉ、と掛け布団を顔まであげる。
シンタローの様子に苦笑する。
コレが本当にガンマ団のトップなのだろうか。
まるっきり子供だ。
口にすれば子供のように拗ねるのだろうと思い、高松は言わずに置いた。
「執務中に倒れて、あわてた秘書達に連れてこられましたよ」
高松は言いながらシンタローの頭を撫でるように手を動かす。
子供扱いするなよぉ。
口を尖らせたシンタローは言う。
しかしその手を払ったりはしないし、顔は笑顔だ。
「まぁ、今日はゆっくりお休みなさい」
とことん怒ろうと思っていたのに怒れず、高松は苦笑をする。
こんな子供のような対応をされては、おとなしく寝ていてもらう以外言えない。
せっかくなんだから話でもしようぜ。
シンタローの発言に頭を押さえる。
休んでほしいのだ、高松は。
「話しでしたらいつでもお付き合いしますから、今は寝てください」
倒れるほど無理などしないでほしい。
えぇ~と不満声をあげるシンタロー。
あぁ、体調が崩れたせいで子供らしさがアップしている。
「ゆっくり休んでください。そして、もう倒れないでくださいよ」
じゃないと私が今度は心労で倒れます。
大きくため息を吐く。
シンタローは、わかったぁ。と笑う。
本当に分かっているのかと不安になる。
大きく、大きく息を吐く。
「とりあえず、今は寝なさい」
高松の手がシンタローの目を覆う。
視界が暗くなると人は眠くなる。
寝るまで目隠しになろう。
一人で勝手に高松が誓っていると、シンタローに呼ばれた。
なんですか?
高松も返事を返す。
シンタローは目の上に置かれた高松の手を取る。
少し照れたように笑い、
「目隠しは良いからさ、手、握っててよ」
瞬きを繰り返す。
ダメ?と赤い顔で尋ねてくる。
ダメなどといえるはずがない。
握った手と反対の手でシンタローの髪を梳く。
「良いですよ。起きるまで握っていてあげますよ」
ありがと。と照れるように笑ってシンタローが目を閉じる。
「おやすみなさい」
と高松が言うと、消え入りそうな声で、おやすみぃ。と返事があった。
シンタローが寝たのをみて、高松がため息を吐く。
呆れているとか、そんなんじゃなくて。
高松の顔は赤い。
こんなに信用しきった顔で眠られて。
子供みたいに甘えられて。
幸せだと思うのは、人として当然だろう。
「あなたには振り回されてばかりですよ」
ボソリと呟いて、笑った。
握られた手は、外れそうもなく。
もちろん高松には外す気はなかった。
約束ですしね。
照れたような顔で呟いた。
END
とあるサイトで本を購入しました。
その高シンが素敵で!
あぁ、高シン書きてぇ!!という思いだけで書きました。
私じゃ書ききれないのが残念です。
大好きです、高シン!
06.2/17
いや、普通だったらそれが当然なのだ。
けれど、シンタローはおかしいと思う。
それもそのはず、シンタローが寝ていた場所は医務室だったのだ。
シンタローの記憶が正しければ、執務室に居たはずだったのだ。
だが、気が付いたら自分は医務室のベッドの中。
誰か説明してはくれないだろうかとまわりを見渡す。
あいにく、誰も見当たらない。
医務室に居るはずの、むしろ主といっても過言ではない人物が居ない。
「…出てって良いのかな?」
ボソリと呟いてとりあえずベッドから抜け出す。
地に足をついて立ち上がると軽いめまいでベッドに手をつく。
クラクラとする頭をおさえる。
力が抜けてベッドに座る。
もしかして倒れたのか?
めまいがひどかったので予想をしてみるシンタローだった。
ガラッ
扉が開いて誰かが入ってきた。
シンタローの目にはまだ誰かは分からない。
カツカツと足音が近づく。
「…高松」
シンタローの目に映ったのは医務室の主だった。
ほんの少しホッとした、シンタローが息を吐く。
キンタローだったらクドクドと説教される所だ。
高松はじっとシンタローを見ている。
「…シンタロー様」
静かな声で名を呼ばれる。
ハッとして高松を見る。
声はとても静かなのに顔はとても笑顔で。
あぁ、しまった。
キンタローを教育したのはコイツだった。
頭の隅にそんな事を考える。
普段見れないようなニコニコ顔でシンタローに近づいてくる。
はっきり言って、恐い。
引きつった笑みを浮かべたシンタローは、ベッドの隅に避難しながら、
「えっと…ごめん…?」
とりあえず謝ってみた。
高松は、
「謝るという事は怒られる事をしたんですね」
いや、わかんないけど。
と言う事もできず引きつった笑みを続けている。
「とにかく、ちゃんと横になってください」
ふぅと息を吐いた高松が言う。
仕事が、と言いかけて止める。
とんでもない眼力で睨まれた。
「はい…」
おとなしく返事をし、先程抜けた布団のなかに戻る。
横になると、掛け布団をかけられる。
ベッドの横に椅子をもってきて高松は座る。
「まぁ、あなたの事ですからどうして此処に居るのか分からないのでしょう?」
ずばり図星をさされ、シンタローはベッドの中で頷く。
はぁ、とこれ見よがしに高松がため息をつく。
なんだよぉ、と掛け布団を顔まであげる。
シンタローの様子に苦笑する。
コレが本当にガンマ団のトップなのだろうか。
まるっきり子供だ。
口にすれば子供のように拗ねるのだろうと思い、高松は言わずに置いた。
「執務中に倒れて、あわてた秘書達に連れてこられましたよ」
高松は言いながらシンタローの頭を撫でるように手を動かす。
子供扱いするなよぉ。
口を尖らせたシンタローは言う。
しかしその手を払ったりはしないし、顔は笑顔だ。
「まぁ、今日はゆっくりお休みなさい」
とことん怒ろうと思っていたのに怒れず、高松は苦笑をする。
こんな子供のような対応をされては、おとなしく寝ていてもらう以外言えない。
せっかくなんだから話でもしようぜ。
シンタローの発言に頭を押さえる。
休んでほしいのだ、高松は。
「話しでしたらいつでもお付き合いしますから、今は寝てください」
倒れるほど無理などしないでほしい。
えぇ~と不満声をあげるシンタロー。
あぁ、体調が崩れたせいで子供らしさがアップしている。
「ゆっくり休んでください。そして、もう倒れないでくださいよ」
じゃないと私が今度は心労で倒れます。
大きくため息を吐く。
シンタローは、わかったぁ。と笑う。
本当に分かっているのかと不安になる。
大きく、大きく息を吐く。
「とりあえず、今は寝なさい」
高松の手がシンタローの目を覆う。
視界が暗くなると人は眠くなる。
寝るまで目隠しになろう。
一人で勝手に高松が誓っていると、シンタローに呼ばれた。
なんですか?
高松も返事を返す。
シンタローは目の上に置かれた高松の手を取る。
少し照れたように笑い、
「目隠しは良いからさ、手、握っててよ」
瞬きを繰り返す。
ダメ?と赤い顔で尋ねてくる。
ダメなどといえるはずがない。
握った手と反対の手でシンタローの髪を梳く。
「良いですよ。起きるまで握っていてあげますよ」
ありがと。と照れるように笑ってシンタローが目を閉じる。
「おやすみなさい」
と高松が言うと、消え入りそうな声で、おやすみぃ。と返事があった。
シンタローが寝たのをみて、高松がため息を吐く。
呆れているとか、そんなんじゃなくて。
高松の顔は赤い。
こんなに信用しきった顔で眠られて。
子供みたいに甘えられて。
幸せだと思うのは、人として当然だろう。
「あなたには振り回されてばかりですよ」
ボソリと呟いて、笑った。
握られた手は、外れそうもなく。
もちろん高松には外す気はなかった。
約束ですしね。
照れたような顔で呟いた。
END
とあるサイトで本を購入しました。
その高シンが素敵で!
あぁ、高シン書きてぇ!!という思いだけで書きました。
私じゃ書ききれないのが残念です。
大好きです、高シン!
06.2/17
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一昨年も、俺は貴方一色で。
去年も、俺は貴方に夢中で。
今年も勿論、俺は貴方の虜です。
いくら好きを言葉にしても足りなくて。
いくら愛を伝えても足りなくて。
何度も何度も惚れて。
何度でも貴方を好きになる。
すごくすごく好きな人。
とてもとても愛しい人。
「シンタロー様、かまってください」
目の前の愛しの恋人へそう声を掛けた。
俺は床に寝そべって、シンタロー様は床にじかに座って。
はぁ?と驚いたような声が返ってきた。
同じ台詞を繰り返す。
シンタロー様は俺を見て、眉を寄せている。
まぁ、そうかもしれないけど。
「だって、俺がここに居るのに。何で本を読んでるんですか?」
自分でも分かったが、頬が膨らんだ。
シンタロー様は頭を押さえるように手を当てる。
俺はソレをじっと見てる。
シンタロー様がチラリと俺に視線を向ける。
「かまってください」
シンタロー様の足に手を伸ばして。
ちょいちょいとズボンを引っ張る。
シンタロー様はその様子を見て苦笑。
「…お前は犬か」
シンタロー様が本をテーブルに置く。
その手が俺の手を握ってくれる。
それだけでも嬉しいのに。
よしよしと頭をなでられた。
ほえ?間抜けな声を出しながらその顔を見る。
やわらかく微笑むシンタロー様。
…俺、またやられた。
惚れた。
恋をした。
シンタロー様が相手だと何度でも恋ができる。
「シンタロー様v」
嬉しくって笑いながら。
シンタロー様の腰に抱きつく。
ロッド!とシンタロー様が俺の名前を呼びながらシャツの襟を掴んでくる。
引っ張られるけど絶対離さない。
「かまってくれんですよねv」
もう尋ねない。
断らせる気がないから。
絶対かまってもらう。
しょうがないなぁ・・・。とつぶやくシンタロー様。
「本当に、犬みたいだな、お前」
そうですか?と顔を上げる。
そうですよ。とシンタロー様は笑う。
その顔が本当に優しげで、暖かくて、可愛くて、綺麗で、えーっと、あとはぁ。
ペシと顔を叩かれる。
「とりあえず、この体勢やめねぇ?」
苦笑を浮かべながらシンタロー様は言う。
その顔も大好きv
シンタロー様が好き。
笑うって一言で言ってもいろんな顔を見せてくれて。
その一つ一つが愛しくて。
一つ見るたびにまた惚れ直して。
もう貴方の事以外考えらんねぇっす。
「大好きです、シンタロー様v」
話の流れは完全に無視。
体勢をやめないかと言われた事は完璧に無視。
やめる気ないもん。
この体勢かなり良い。
シンタロー様近いし。
またほっとかれる恐れないし。
キョトンとしたシンタロー様が可愛い。
「…知ってるし」
今度は俺がキョトン顔。
シンタロー様が顔を赤くして、それでも俺を見て笑ってくれてる。
あぁ、もう、愛しいなぁ…。
あぁ、言葉にしたりない。
すげー、…ちゅーしたい。
「シンタロー様…」
ん?っと俺の髪に触れながらシンタロー様は首をかしげる。
よいしょ。と体を起こして、シンタロー様の後頭部に手を回して引き寄せる。
ちゅっと口付けて手を離す。
自由になったシンタロー様はかがみ気味な体勢のまま固まっている。
俺はしばらくその姿、っつーか、眼を見ていた。
黒くて、綺麗な瞳。
今は多少驚きで大きくなってる。
「愛してますよ、シンタロー様」
にぃぃこりと笑う。
赤い顔をしたシンタロー様が頭を叩いてくる。
ぺしぺしぺしぺし
何度か繰り返すシンタロー様に苦笑する。
痛いですよ。と手を掴む。
「…馬鹿、馬鹿、…エロ、エロロッド、エロッド」
エロッド!?
思わず驚いて声に出す。
シンタロー様が、微かに頬を染めたまま、にこりと笑う。
…だめだ。
俺、シンタロー様には…勝てないや。
顔を伏せて、シンタロー様の腰にぎゅっと抱きつく。
多分、俺の顔はすっごい笑顔。
嬉しくて嬉しくて。
愛しくて愛しくて。
シンタロー様の手が、俺の頭に触れる。
「ロッド、今年もよろしく」
そう、言ってくれた。
俺は顔を上げる。
優しく微笑むシンタロー様に、俺も最高の笑顔を浮かべて、
「俺のほうこそ。…離してなんて、あげないんですからね」
シンタロー様の事が、愛しくて愛しくて。
今年も俺は、シンタロー様を思ってばかりで。
きっと、今年もシンタロー様に恋をしっぱなしで。
何度でも、きっと恋に落ちて。
何度も、貴方に惚れるんだ。
一昨年よりも、去年よりも。
もっともっと、ずっとずっと。
今年の貴方が愛しくて。
俺は、ずっとずっと、貴方の虜で。
貴方が俺から離れていっても、俺はまた近づいて。
貴方から離れてなんてあげない。
貴方だけが愛しくて。
愛しの愛しの、シンタロー様v
END
はーい。
新年初めの掲載。
2006年初駄文は、ロドシンになりましたねぇ。
大好きですからね、ロドシン。
おちゃらけているロッドが好きなんです。
書けない傾向にあるんですけどね…(涙)。
コレは、書けてるんでしょうか…。
今年も『光の闇』よろしくお願いします。
06.1/1
去年も、俺は貴方に夢中で。
今年も勿論、俺は貴方の虜です。
いくら好きを言葉にしても足りなくて。
いくら愛を伝えても足りなくて。
何度も何度も惚れて。
何度でも貴方を好きになる。
すごくすごく好きな人。
とてもとても愛しい人。
「シンタロー様、かまってください」
目の前の愛しの恋人へそう声を掛けた。
俺は床に寝そべって、シンタロー様は床にじかに座って。
はぁ?と驚いたような声が返ってきた。
同じ台詞を繰り返す。
シンタロー様は俺を見て、眉を寄せている。
まぁ、そうかもしれないけど。
「だって、俺がここに居るのに。何で本を読んでるんですか?」
自分でも分かったが、頬が膨らんだ。
シンタロー様は頭を押さえるように手を当てる。
俺はソレをじっと見てる。
シンタロー様がチラリと俺に視線を向ける。
「かまってください」
シンタロー様の足に手を伸ばして。
ちょいちょいとズボンを引っ張る。
シンタロー様はその様子を見て苦笑。
「…お前は犬か」
シンタロー様が本をテーブルに置く。
その手が俺の手を握ってくれる。
それだけでも嬉しいのに。
よしよしと頭をなでられた。
ほえ?間抜けな声を出しながらその顔を見る。
やわらかく微笑むシンタロー様。
…俺、またやられた。
惚れた。
恋をした。
シンタロー様が相手だと何度でも恋ができる。
「シンタロー様v」
嬉しくって笑いながら。
シンタロー様の腰に抱きつく。
ロッド!とシンタロー様が俺の名前を呼びながらシャツの襟を掴んでくる。
引っ張られるけど絶対離さない。
「かまってくれんですよねv」
もう尋ねない。
断らせる気がないから。
絶対かまってもらう。
しょうがないなぁ・・・。とつぶやくシンタロー様。
「本当に、犬みたいだな、お前」
そうですか?と顔を上げる。
そうですよ。とシンタロー様は笑う。
その顔が本当に優しげで、暖かくて、可愛くて、綺麗で、えーっと、あとはぁ。
ペシと顔を叩かれる。
「とりあえず、この体勢やめねぇ?」
苦笑を浮かべながらシンタロー様は言う。
その顔も大好きv
シンタロー様が好き。
笑うって一言で言ってもいろんな顔を見せてくれて。
その一つ一つが愛しくて。
一つ見るたびにまた惚れ直して。
もう貴方の事以外考えらんねぇっす。
「大好きです、シンタロー様v」
話の流れは完全に無視。
体勢をやめないかと言われた事は完璧に無視。
やめる気ないもん。
この体勢かなり良い。
シンタロー様近いし。
またほっとかれる恐れないし。
キョトンとしたシンタロー様が可愛い。
「…知ってるし」
今度は俺がキョトン顔。
シンタロー様が顔を赤くして、それでも俺を見て笑ってくれてる。
あぁ、もう、愛しいなぁ…。
あぁ、言葉にしたりない。
すげー、…ちゅーしたい。
「シンタロー様…」
ん?っと俺の髪に触れながらシンタロー様は首をかしげる。
よいしょ。と体を起こして、シンタロー様の後頭部に手を回して引き寄せる。
ちゅっと口付けて手を離す。
自由になったシンタロー様はかがみ気味な体勢のまま固まっている。
俺はしばらくその姿、っつーか、眼を見ていた。
黒くて、綺麗な瞳。
今は多少驚きで大きくなってる。
「愛してますよ、シンタロー様」
にぃぃこりと笑う。
赤い顔をしたシンタロー様が頭を叩いてくる。
ぺしぺしぺしぺし
何度か繰り返すシンタロー様に苦笑する。
痛いですよ。と手を掴む。
「…馬鹿、馬鹿、…エロ、エロロッド、エロッド」
エロッド!?
思わず驚いて声に出す。
シンタロー様が、微かに頬を染めたまま、にこりと笑う。
…だめだ。
俺、シンタロー様には…勝てないや。
顔を伏せて、シンタロー様の腰にぎゅっと抱きつく。
多分、俺の顔はすっごい笑顔。
嬉しくて嬉しくて。
愛しくて愛しくて。
シンタロー様の手が、俺の頭に触れる。
「ロッド、今年もよろしく」
そう、言ってくれた。
俺は顔を上げる。
優しく微笑むシンタロー様に、俺も最高の笑顔を浮かべて、
「俺のほうこそ。…離してなんて、あげないんですからね」
シンタロー様の事が、愛しくて愛しくて。
今年も俺は、シンタロー様を思ってばかりで。
きっと、今年もシンタロー様に恋をしっぱなしで。
何度でも、きっと恋に落ちて。
何度も、貴方に惚れるんだ。
一昨年よりも、去年よりも。
もっともっと、ずっとずっと。
今年の貴方が愛しくて。
俺は、ずっとずっと、貴方の虜で。
貴方が俺から離れていっても、俺はまた近づいて。
貴方から離れてなんてあげない。
貴方だけが愛しくて。
愛しの愛しの、シンタロー様v
END
はーい。
新年初めの掲載。
2006年初駄文は、ロドシンになりましたねぇ。
大好きですからね、ロドシン。
おちゃらけているロッドが好きなんです。
書けない傾向にあるんですけどね…(涙)。
コレは、書けてるんでしょうか…。
今年も『光の闇』よろしくお願いします。
06.1/1
「すみませんでした」
彼が目の前にいたとき、私の口は勝手にそう言っていた。
私が、あなたの人生を変えてしまった。
あの時、私があなたの人生を変えてしまった。
私が、あなたを不幸にしてしまった。
許される事のない、深い罪を犯した。
「すみませんでした」
口からこぼれた謝罪を聞いて、目の前の方は目を瞬かせた。
何を言われたのか分からないと言った顔で。
私が、あなたにその重みを背負わせた。
重い重い荷物を、持たせてしまった。
深い深い穴に、あなたを突き落とした。
「…何が?」
訳が分からない。
何謝ってんの、お前?
彼の黒い瞳が、不思議そうに私を見ている。
「…本当に、すみませんでした」
その言葉以外、思い浮かばなくて。
目の前の人は、不思議そうに首をかしげている。
それでも私は、謝る以外言葉が思い浮かばなかった。
困ったような笑みを浮かべて、目の前の方は近づいてきた。
動くにつれて、長い黒髪が揺れる。
自分の黒髪とは、まったく違う美しい黒髪。
「気にするな」
彼はそう言って、私の頭を撫でるように触れた。
驚いている私を尻目に、彼は笑っていた。
「何に対して謝ってんのかはさ、さっぱりだけど」
気にするなよ。
彼はそう言って笑う。
あなたに重みを与えてしまった私に。
暖かく受け入れてくれる人。
あなたから、全てを奪った私に。
「本当に、申し訳が」
あなたの人生を狂わせてしまった。
あなたの肩に、重い荷物を背負わせた。
全て、全て。
私のせいなのに。
「ドクター」
彼はそう言って、私の頬に手を添える。
私の目を、その黒い瞳は真っ直ぐに見る。
逸らす事ができない、その瞳。
「俺は、あんたに謝られる覚えない」
俺が、あんたにお礼を言うことならあるけれど。
彼はそう言って困ったように笑う。
あなたを、苦しめる原因を作ってしまった私に。
あなたの笑みは輝いて見える。
「いいえ、私が、あなたの人生を壊した」
本当ならば、あなたはその服を着ていないはずだった。
両の肩に、何万、いや、それ以上の命を感じることはなかったのに。
あの、一つの出来事が、あなたにそれを与えてしまった。
「俺の人生は、壊れてねぇ」
あなたはきっぱりそういう。
あなたは前を見て、窓から下を見下ろす。
それはまるで、下界を見下ろすかのように高い。
ガラスに映るあなたの瞳は、ただただ透明で澄んでいる。
「俺は、後悔なんてしてない」
真っ直ぐな黒い瞳は、ただただ真っ直ぐで。
あなたのその言葉が、私の心を癒すなど。
きっとあなたは知らないだろう。
「グンマを、育ててくれてさ。それに、あいつに団をまとめるのは無理だ」
まぁ、育ち方によって違うのかもしれないけど。
彼はそう言って笑う。
そうして、また彼は外を見る。
あなたのその言葉が、私の心を溶かす。
罪悪感に固められていた心が。
気づけば、あなたを後ろから抱きしめたいた。
うお!?
あなたは驚く声を聞きながら、その肩に顔を埋める。
「…少しだけ、こうさせてください」
本当に、あと少しでかまいませんから。
そういうと、彼の笑った気配がした。
そして、彼の手が私の頭に触れる。
「かまわねぇよ、少し疲れてんだろ」
ナーバスになってるんだ。
ぽんぽんと、彼の手が私の頭に触れる。
どうして、そんなに、あなたは暖かいのか。
どうして、そんなに、あなたは優しいのか。
許されることのない罪を、許してくれる。
許されることのない罪を、洗い流してくれる。
許されることのない罪を、受け止めてくれる。
「ありがとうございます…シンタロー様」
おう、感謝しろ。
彼はそう言って笑ったようだった。
あの時、私があなたから全てを奪った。
あの時、私があなたの人生を壊した。
あの時、私は許されない罪を犯した。
けれど。
あなたはその事を受け止めて、全てを受け入れる。
許される事のない、『あの時』の私の罪も。
あなたは全てを許して、救ってくれる。
全て受けいれて、そして笑ってくれるのだ。
あなたが、私にくれるものは多い。
あなたが、私に与えてくれるものは数え切れない。
あの時、あなたから全てを奪った私を。
決して許される事のない罪を。
あなたは許し、温かく迎えてくれる。
あなたは受け入れてくれる。
そして、暖かな温もりをくれるのだ。
END
高松×シンタローor高松→シンタロー
高松弱いなぁ。
シンタロー、大好きです。
あなたから全てを奪った私を。でも、奪ったのは秘石であって、高松じゃないよね?
全部秘石が悪いんじゃない?なんて、思ってみたり…。
05.12/24
彼が目の前にいたとき、私の口は勝手にそう言っていた。
私が、あなたの人生を変えてしまった。
あの時、私があなたの人生を変えてしまった。
私が、あなたを不幸にしてしまった。
許される事のない、深い罪を犯した。
「すみませんでした」
口からこぼれた謝罪を聞いて、目の前の方は目を瞬かせた。
何を言われたのか分からないと言った顔で。
私が、あなたにその重みを背負わせた。
重い重い荷物を、持たせてしまった。
深い深い穴に、あなたを突き落とした。
「…何が?」
訳が分からない。
何謝ってんの、お前?
彼の黒い瞳が、不思議そうに私を見ている。
「…本当に、すみませんでした」
その言葉以外、思い浮かばなくて。
目の前の人は、不思議そうに首をかしげている。
それでも私は、謝る以外言葉が思い浮かばなかった。
困ったような笑みを浮かべて、目の前の方は近づいてきた。
動くにつれて、長い黒髪が揺れる。
自分の黒髪とは、まったく違う美しい黒髪。
「気にするな」
彼はそう言って、私の頭を撫でるように触れた。
驚いている私を尻目に、彼は笑っていた。
「何に対して謝ってんのかはさ、さっぱりだけど」
気にするなよ。
彼はそう言って笑う。
あなたに重みを与えてしまった私に。
暖かく受け入れてくれる人。
あなたから、全てを奪った私に。
「本当に、申し訳が」
あなたの人生を狂わせてしまった。
あなたの肩に、重い荷物を背負わせた。
全て、全て。
私のせいなのに。
「ドクター」
彼はそう言って、私の頬に手を添える。
私の目を、その黒い瞳は真っ直ぐに見る。
逸らす事ができない、その瞳。
「俺は、あんたに謝られる覚えない」
俺が、あんたにお礼を言うことならあるけれど。
彼はそう言って困ったように笑う。
あなたを、苦しめる原因を作ってしまった私に。
あなたの笑みは輝いて見える。
「いいえ、私が、あなたの人生を壊した」
本当ならば、あなたはその服を着ていないはずだった。
両の肩に、何万、いや、それ以上の命を感じることはなかったのに。
あの、一つの出来事が、あなたにそれを与えてしまった。
「俺の人生は、壊れてねぇ」
あなたはきっぱりそういう。
あなたは前を見て、窓から下を見下ろす。
それはまるで、下界を見下ろすかのように高い。
ガラスに映るあなたの瞳は、ただただ透明で澄んでいる。
「俺は、後悔なんてしてない」
真っ直ぐな黒い瞳は、ただただ真っ直ぐで。
あなたのその言葉が、私の心を癒すなど。
きっとあなたは知らないだろう。
「グンマを、育ててくれてさ。それに、あいつに団をまとめるのは無理だ」
まぁ、育ち方によって違うのかもしれないけど。
彼はそう言って笑う。
そうして、また彼は外を見る。
あなたのその言葉が、私の心を溶かす。
罪悪感に固められていた心が。
気づけば、あなたを後ろから抱きしめたいた。
うお!?
あなたは驚く声を聞きながら、その肩に顔を埋める。
「…少しだけ、こうさせてください」
本当に、あと少しでかまいませんから。
そういうと、彼の笑った気配がした。
そして、彼の手が私の頭に触れる。
「かまわねぇよ、少し疲れてんだろ」
ナーバスになってるんだ。
ぽんぽんと、彼の手が私の頭に触れる。
どうして、そんなに、あなたは暖かいのか。
どうして、そんなに、あなたは優しいのか。
許されることのない罪を、許してくれる。
許されることのない罪を、洗い流してくれる。
許されることのない罪を、受け止めてくれる。
「ありがとうございます…シンタロー様」
おう、感謝しろ。
彼はそう言って笑ったようだった。
あの時、私があなたから全てを奪った。
あの時、私があなたの人生を壊した。
あの時、私は許されない罪を犯した。
けれど。
あなたはその事を受け止めて、全てを受け入れる。
許される事のない、『あの時』の私の罪も。
あなたは全てを許して、救ってくれる。
全て受けいれて、そして笑ってくれるのだ。
あなたが、私にくれるものは多い。
あなたが、私に与えてくれるものは数え切れない。
あの時、あなたから全てを奪った私を。
決して許される事のない罪を。
あなたは許し、温かく迎えてくれる。
あなたは受け入れてくれる。
そして、暖かな温もりをくれるのだ。
END
高松×シンタローor高松→シンタロー
高松弱いなぁ。
シンタロー、大好きです。
あなたから全てを奪った私を。でも、奪ったのは秘石であって、高松じゃないよね?
全部秘石が悪いんじゃない?なんて、思ってみたり…。
05.12/24
一緒に泣いたり笑ったり。
ずっとずっとそうしたいって。
僕はずっと前から思ってたんだ。
でも、僕だけだったのかな。
だって、僕は見てない。
だって、シンちゃんは見せてくれない。
シンちゃんの泣き顔。
僕は見てない。
シンちゃんが泣いた顔なんて。
本当に小さい時に見ただけ。
「どうかしたのか?グンマ」
「…キンちゃん」
ある日突然出来た僕の従兄弟。
あんなに攻撃的だった瞳は、今はとても優しい。
見る人によっては冷たく見えるみたいだけど、僕やシンちゃんには優しく見える。
アラシヤマ君が相手だとこの上なく冷たい。
「シンちゃんの泣き顔」
見た事ある?
「シンタローの?」
うん。
キンちゃんは暫く考え込む。
「…アイツの中にいた頃なら何度か」
…僕の知らない所で、泣いてたんだね。
僕はよくシンちゃんの前で泣いて、怒られた。
でも、シンちゃんは僕が泣き止むまで側にいてくれた。
それが凄く嬉しかったんだよね。
「シンタローの泣き顔が見たいのか?」
キンちゃんに聞かれて、
「…そう、かな?一緒に泣いたり笑ったりしたいんだ。でもシンちゃん僕の前で泣いてくれないから」
「シンタローは弱い自分をさらけ出す事が嫌いだからな」
それは、仕方ないな。
うん、その上意地っぱりだし。
「俺は、見たくないがな」
「え?」
「俺はシンタローの泣き顔は見たくない」
苦笑混じりの顔。
「俺はシンタローの笑顔が見れればそれで良い」
あぁ、そっか。
僕もシンちゃんの笑顔を望んでたんだ。
シンちゃんが笑ってくれてたら、他には何も望まないって。
そう思ってた。
小さい頃はシンちゃんも僕の前で泣いてた。
でも、シンちゃんが泣くと僕まで悲しくなっちゃって。
いつのまにか僕まで泣いちゃってた。
だから、シンちゃんは泣かなくなったのかも知れない。
シンちゃんは優しいから。
「そう、だね」
キンちゃんが不思議そうな顔をする。
僕は、にっこり笑って、
「僕も、シンちゃんの笑い顔が見れれば、それで良いや」
シンちゃんが笑ってくれてたら、僕も笑えるから。
「笑顔が見れれば、それで良いよね」
「…あぁ」
二人で笑い合う。
僕はにっこりと。
キンちゃんは微笑。
僕達はシンちゃんが大好きなんだ。
シンちゃんの事が大好き。
昔は困らせたくなくて。
泣いて欲しくなくて。
それなのに、いつの間にか僕は欲張りになってたみたい。
笑ってくれてたら、他には何も望まないって、思ってたのに。
シンちゃん、泣かないで。
でも、泣きたくなったら、泣いても良いよ。
でも、でもね。
一人で泣いたりしないでね。
僕は、シンちゃんに笑ってて欲しいんだ。
だからこそ、シンちゃんが嬉しいときも辛いときも一緒にいたいんだよ。
一緒に泣いたり笑ったり。
僕だけじゃなくて、キンちゃんだって、シンちゃんが頼ってくれたら嬉しいんだからね。
「…二人で、何してんだよ」
少しすねたようなシンちゃんの声。
僕とキンちゃんはまた笑い合う。
普段忙しくて構ってくれないくせに、仲間はずれにするとすねるんだもん。
「僕達はシンちゃんが大好きって話してたの。ね、キンちゃん♪」
「あぁ、そうだな」
「…あぁ、そうかよ」
シンちゃんがちょと赤い顔で僕等の前の椅子に座る。
シンちゃんの笑顔が。
シンちゃんが。
「だ~いすき★」
コレだけは間違いないよ。
END
まとまりがない、ごめんなさい。
泣き顔はもう良いの?って感じ。
シンちゃん出せないかと思いました。
05.12/5
ずっとずっとそうしたいって。
僕はずっと前から思ってたんだ。
でも、僕だけだったのかな。
だって、僕は見てない。
だって、シンちゃんは見せてくれない。
シンちゃんの泣き顔。
僕は見てない。
シンちゃんが泣いた顔なんて。
本当に小さい時に見ただけ。
「どうかしたのか?グンマ」
「…キンちゃん」
ある日突然出来た僕の従兄弟。
あんなに攻撃的だった瞳は、今はとても優しい。
見る人によっては冷たく見えるみたいだけど、僕やシンちゃんには優しく見える。
アラシヤマ君が相手だとこの上なく冷たい。
「シンちゃんの泣き顔」
見た事ある?
「シンタローの?」
うん。
キンちゃんは暫く考え込む。
「…アイツの中にいた頃なら何度か」
…僕の知らない所で、泣いてたんだね。
僕はよくシンちゃんの前で泣いて、怒られた。
でも、シンちゃんは僕が泣き止むまで側にいてくれた。
それが凄く嬉しかったんだよね。
「シンタローの泣き顔が見たいのか?」
キンちゃんに聞かれて、
「…そう、かな?一緒に泣いたり笑ったりしたいんだ。でもシンちゃん僕の前で泣いてくれないから」
「シンタローは弱い自分をさらけ出す事が嫌いだからな」
それは、仕方ないな。
うん、その上意地っぱりだし。
「俺は、見たくないがな」
「え?」
「俺はシンタローの泣き顔は見たくない」
苦笑混じりの顔。
「俺はシンタローの笑顔が見れればそれで良い」
あぁ、そっか。
僕もシンちゃんの笑顔を望んでたんだ。
シンちゃんが笑ってくれてたら、他には何も望まないって。
そう思ってた。
小さい頃はシンちゃんも僕の前で泣いてた。
でも、シンちゃんが泣くと僕まで悲しくなっちゃって。
いつのまにか僕まで泣いちゃってた。
だから、シンちゃんは泣かなくなったのかも知れない。
シンちゃんは優しいから。
「そう、だね」
キンちゃんが不思議そうな顔をする。
僕は、にっこり笑って、
「僕も、シンちゃんの笑い顔が見れれば、それで良いや」
シンちゃんが笑ってくれてたら、僕も笑えるから。
「笑顔が見れれば、それで良いよね」
「…あぁ」
二人で笑い合う。
僕はにっこりと。
キンちゃんは微笑。
僕達はシンちゃんが大好きなんだ。
シンちゃんの事が大好き。
昔は困らせたくなくて。
泣いて欲しくなくて。
それなのに、いつの間にか僕は欲張りになってたみたい。
笑ってくれてたら、他には何も望まないって、思ってたのに。
シンちゃん、泣かないで。
でも、泣きたくなったら、泣いても良いよ。
でも、でもね。
一人で泣いたりしないでね。
僕は、シンちゃんに笑ってて欲しいんだ。
だからこそ、シンちゃんが嬉しいときも辛いときも一緒にいたいんだよ。
一緒に泣いたり笑ったり。
僕だけじゃなくて、キンちゃんだって、シンちゃんが頼ってくれたら嬉しいんだからね。
「…二人で、何してんだよ」
少しすねたようなシンちゃんの声。
僕とキンちゃんはまた笑い合う。
普段忙しくて構ってくれないくせに、仲間はずれにするとすねるんだもん。
「僕達はシンちゃんが大好きって話してたの。ね、キンちゃん♪」
「あぁ、そうだな」
「…あぁ、そうかよ」
シンちゃんがちょと赤い顔で僕等の前の椅子に座る。
シンちゃんの笑顔が。
シンちゃんが。
「だ~いすき★」
コレだけは間違いないよ。
END
まとまりがない、ごめんなさい。
泣き顔はもう良いの?って感じ。
シンちゃん出せないかと思いました。
05.12/5
ハジシン
「シンタロー!」
「…お前さぁ、頭大丈夫?」
「失礼だなぁ、お前」
「って言うかさぁ」
「ん?」
「俺とお前は敵同士。分かる?」
「おぉ、勿論」
「何でそんなにフレンドリー?」
「んー、愛してるから?」
「…」
「オイオイ、何で早足?」
「煩い、離れろ」
「良いじゃ~ん。I LOVE YOU~v」
「…抱きつくな。殴るぞ」
「殴れば?ソレで抱きついてて良いなら」
「…斎藤、お前って」
「ハジメ」
「は?」
「ハジメって呼ばなきゃ返事しねぇよ」
「…ハジメって」
「はいはい?」
「マゾ?」
「どっちかって言うとサド?」
「…」
「イッテェ!!マジに殴るかッ!?」
「煩い」
「まァ、いっか。じゃあ抱きついてよ~」
「…(はぁ」
-------------------------------------------
ススシン
「シンタローさん」
「…何?」
「2日後位に心戦組から物が届くので捨てて下さい」
「は?」
「山南さんが個人的に送った物なので」
「…アイツか」
「スミマセン、非常識な人で」
「ところで山崎」
「はい」
「ソレだけの為に侵入したのか?」
「そうです」
「バカ?」
「山南さんの意思が心戦組の意思ではイヤですから」
「あ、そ」
「と言うか」
「ん?」
「頭カラカラメガネがシンタローさんに呪い染みた物とは言え物を送る事が、僕には許せない行為です」
「…上司だろ、一応」
「良いんです。そんな訳なので届いたら直に焼却処分して下さい」
「はいはい、分かった」
「では帰ります。コレは僕からです」
「…Thank you」
----------------------------------------
リキシン
「シンタローさん!」
「何だ、ヤンキー」
「彼女とか、います?」
「俺に彼女がいたら世界規模で大騒ぎだ」
「ですよねv」
「つぅか何で?」
「や、その…」
「…そっか」
「な、何です?」
「お前彼女いるしな」
「…は?」
「ウマ子ちゃんと付き合ってんだろ?良いじゃん一途な彼女で」
「ち、違いますッ!」
「照れんなよ。少し逞し過ぎるけど、良い子だろ」
「違うんです!!」
「いやぁ、俺ヤンキーとか嫌い何だけどウマ子ちゃんがこんなに好いてんなら、お前は少しマシに
思えんな」
「え…v」
「仲良くしろよ。必ず幸せにしてやれ」
「…否、だからっ」
「しっかり働けよ、ヤンキー」
「違うんですって!シンタローさん!」
---------------------------------------
コーシン
「シンタロー」
「ん?お、コージ」
「久しぶりじゃな」
「あぁ、俺もお前も忙しいしな」
「大変な仕事ばかりおんしが回しよるから」
「信用してるからだろ」
「頼りにされるんは悪くないがのぉ」
「はは。コージは意外にも真面目だしな」
「意外とは失礼じゃなぁ」
「意外だろ。ほんと、助かってるんだぜ」
「おんしに必要にされるよう必死じゃし」
「はァ?何でだよ」
「シンタローが前に進む為に必要な人材でおる事がわしの目標じゃ」
「…なら、もう目標達成だろ」
「ん?」
「とっくに必要だし」
「…ほんなら、嬉しいのぉ。なら目標は、取り合ず側におる事かのぉ」
「…勝手にどうぞ」
「おぉ」
----------------------------------------
マカシン
「おや、シンタロー様」
「…よ、マーカー」
「どうなさいました?」
「おっさんは?」
「隊長は『次こそ来る!』等と言って出ていきましたが」
「…あのアル中」
「何か問題でも?」
「…書類の方が色々な」
「…帰ってきたら私の方からお伝えしますよ」
「悪いな」
「いいえ。ところで、もうお帰りですか?」
「ん?あァ、仕事溜ってるし」
「そうですか、ソレは残念。お茶はまた今度お誘いしましょう」
「あァ、悪いな」
「いいえ。あ、シンタロー様」
「ん?」
「ウオ ヘン シーホアン ニー」
「ウオ…?何?」
「何でもありませんよ」
「??まァ、んじゃ、よろしくな」
「えェ、お任せを」
ウオ ヘン シーホアン ニー
私は貴方が大好きです
------------------------------------------------
Gシン
「…シンタロー様」
「何、G」
「…少し、離れてもらえますか?」
「え~」
「近くて緊張します」
現在、Gの腕に触れるギリギリの所で読書中のシンタロー。
「しょうがなぇなぁ」
「すみません」
「G、この位?」
大人一人分離れる。
「少し、遠すぎです」
「じゃあ、ココ?」
赤子一人分離れた所。
「…そこらで」
「ん、了解」
「すみません」
「気にするな。でもさ」
「何です?」
「あんま離れると寒いじゃん?」
「…そう、ですね」
「だからさァ」
「…??」
「膝、貸して?」
「…はい?」
「膝。腿かな?」
「何の、為に?」
「膝枕♪」
「近すぎると緊張」
「すれば良いじゃん、緊張」
「…」
結局、根負けのG
-------------------------------------------
あとがき
ハジシン
マイナー好きですみません。大好きです、ハジシン。
ハジメちゃんが変な子になっちゃてますが、どんまい。
ススシン
大好きマイナー。山南の扱い(出てないけど)が酷いですね。
リキシン
一番接点が多い筈なのに書きにくいです。私、ウマ子ちゃん大好きなんですよねェ。
コジシン
伊達集の中で一番好きです。一番お兄さんって感じのコージが大好き。
マカシン
弟子より師匠が好きなんですもの。中国語漢字で出したかったんですけど、無理でした。
Gシン
カッコ以外が出ちゃいました。シンがちょっとわがままな子に。
05.11/20
「シンタロー!」
「…お前さぁ、頭大丈夫?」
「失礼だなぁ、お前」
「って言うかさぁ」
「ん?」
「俺とお前は敵同士。分かる?」
「おぉ、勿論」
「何でそんなにフレンドリー?」
「んー、愛してるから?」
「…」
「オイオイ、何で早足?」
「煩い、離れろ」
「良いじゃ~ん。I LOVE YOU~v」
「…抱きつくな。殴るぞ」
「殴れば?ソレで抱きついてて良いなら」
「…斎藤、お前って」
「ハジメ」
「は?」
「ハジメって呼ばなきゃ返事しねぇよ」
「…ハジメって」
「はいはい?」
「マゾ?」
「どっちかって言うとサド?」
「…」
「イッテェ!!マジに殴るかッ!?」
「煩い」
「まァ、いっか。じゃあ抱きついてよ~」
「…(はぁ」
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ススシン
「シンタローさん」
「…何?」
「2日後位に心戦組から物が届くので捨てて下さい」
「は?」
「山南さんが個人的に送った物なので」
「…アイツか」
「スミマセン、非常識な人で」
「ところで山崎」
「はい」
「ソレだけの為に侵入したのか?」
「そうです」
「バカ?」
「山南さんの意思が心戦組の意思ではイヤですから」
「あ、そ」
「と言うか」
「ん?」
「頭カラカラメガネがシンタローさんに呪い染みた物とは言え物を送る事が、僕には許せない行為です」
「…上司だろ、一応」
「良いんです。そんな訳なので届いたら直に焼却処分して下さい」
「はいはい、分かった」
「では帰ります。コレは僕からです」
「…Thank you」
----------------------------------------
リキシン
「シンタローさん!」
「何だ、ヤンキー」
「彼女とか、います?」
「俺に彼女がいたら世界規模で大騒ぎだ」
「ですよねv」
「つぅか何で?」
「や、その…」
「…そっか」
「な、何です?」
「お前彼女いるしな」
「…は?」
「ウマ子ちゃんと付き合ってんだろ?良いじゃん一途な彼女で」
「ち、違いますッ!」
「照れんなよ。少し逞し過ぎるけど、良い子だろ」
「違うんです!!」
「いやぁ、俺ヤンキーとか嫌い何だけどウマ子ちゃんがこんなに好いてんなら、お前は少しマシに
思えんな」
「え…v」
「仲良くしろよ。必ず幸せにしてやれ」
「…否、だからっ」
「しっかり働けよ、ヤンキー」
「違うんですって!シンタローさん!」
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コーシン
「シンタロー」
「ん?お、コージ」
「久しぶりじゃな」
「あぁ、俺もお前も忙しいしな」
「大変な仕事ばかりおんしが回しよるから」
「信用してるからだろ」
「頼りにされるんは悪くないがのぉ」
「はは。コージは意外にも真面目だしな」
「意外とは失礼じゃなぁ」
「意外だろ。ほんと、助かってるんだぜ」
「おんしに必要にされるよう必死じゃし」
「はァ?何でだよ」
「シンタローが前に進む為に必要な人材でおる事がわしの目標じゃ」
「…なら、もう目標達成だろ」
「ん?」
「とっくに必要だし」
「…ほんなら、嬉しいのぉ。なら目標は、取り合ず側におる事かのぉ」
「…勝手にどうぞ」
「おぉ」
----------------------------------------
マカシン
「おや、シンタロー様」
「…よ、マーカー」
「どうなさいました?」
「おっさんは?」
「隊長は『次こそ来る!』等と言って出ていきましたが」
「…あのアル中」
「何か問題でも?」
「…書類の方が色々な」
「…帰ってきたら私の方からお伝えしますよ」
「悪いな」
「いいえ。ところで、もうお帰りですか?」
「ん?あァ、仕事溜ってるし」
「そうですか、ソレは残念。お茶はまた今度お誘いしましょう」
「あァ、悪いな」
「いいえ。あ、シンタロー様」
「ん?」
「ウオ ヘン シーホアン ニー」
「ウオ…?何?」
「何でもありませんよ」
「??まァ、んじゃ、よろしくな」
「えェ、お任せを」
ウオ ヘン シーホアン ニー
私は貴方が大好きです
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Gシン
「…シンタロー様」
「何、G」
「…少し、離れてもらえますか?」
「え~」
「近くて緊張します」
現在、Gの腕に触れるギリギリの所で読書中のシンタロー。
「しょうがなぇなぁ」
「すみません」
「G、この位?」
大人一人分離れる。
「少し、遠すぎです」
「じゃあ、ココ?」
赤子一人分離れた所。
「…そこらで」
「ん、了解」
「すみません」
「気にするな。でもさ」
「何です?」
「あんま離れると寒いじゃん?」
「…そう、ですね」
「だからさァ」
「…??」
「膝、貸して?」
「…はい?」
「膝。腿かな?」
「何の、為に?」
「膝枕♪」
「近すぎると緊張」
「すれば良いじゃん、緊張」
「…」
結局、根負けのG
-------------------------------------------
あとがき
ハジシン
マイナー好きですみません。大好きです、ハジシン。
ハジメちゃんが変な子になっちゃてますが、どんまい。
ススシン
大好きマイナー。山南の扱い(出てないけど)が酷いですね。
リキシン
一番接点が多い筈なのに書きにくいです。私、ウマ子ちゃん大好きなんですよねェ。
コジシン
伊達集の中で一番好きです。一番お兄さんって感じのコージが大好き。
マカシン
弟子より師匠が好きなんですもの。中国語漢字で出したかったんですけど、無理でした。
Gシン
カッコ以外が出ちゃいました。シンがちょっとわがままな子に。
05.11/20